( 春は 黄色がよく似合う・・ と思い 載せてみました・・。 )
『 故郷 』とは 生まれ育った土地 私たちの生活があり なじんだ場所を指します。
私のようにコロコロ生活の場を変えた者にとっては 生まれた京都も 生活の長かった
東京も 今居る高知も故郷で 総じて言えば日本が故郷です。私は若くして海外へ出て
ジョン万次郎のように? 世界をまわりましたが 自分が日本人だと忘れたことはあり
ません。たとえ外国に1年居ても 故郷の日本に戻れるという安心がいつもありました・・。
『こころ旅』という番組があります。主役は高齢者の火野正平さん。手紙の投稿者も高齢者が
多い。訪ねて行く所も 昔居た故郷のケースが多い・・。故郷+高齢者で出来上がっている
番組です。結構視聴率は高いようで 突然の出会いでも 『自転車の正平さん』を知っている
人が多いので驚きます。 これからこういう組み合わせの番組が増えるかも知れません。
東日本大震災で 故郷を追われた方 今なお故郷に帰れない人が多い。今南海トラフ地震の
危険が強く叫ばれています。福島、東北の人々が襲った喪失感が 私たちにも来る危険が
あります。ただ防潮堤を高くするだけでなく 海も陸地もその境界である海辺も守っていく、
生活の場を守っていくことが必要です。地震の前に人口減少 若者 働き手の喪失の問題が
あります。地方議員のなり手さえいなくなっています。地域で真剣に 地域造りをしてこそ
私たちの故郷を未来に渡すことが出来ます。高知県は秋田県などと共に人口減少 少子化が
激しいところです。人が住まなくなって 空き家が増え 人の通らないシャッター通りの
目立つ地域が多くあります。20世紀に1億超えした人口も 21世紀半ばには再び1億に
戻ります。ただ年齢構成は大きく変わり 高齢者が若者に代わって 地域作り 街作りの
中心にならざるを得ない現実があります。
『いのちのふるさと 海と生きる』という本 先日お会いしたピースポートの知人から
頂いた。その中にフィリピンのルソンでの漁師の調査で 9割が幸せだと答え 生活で
最も大切なものはの質問に『家族』と答えていました。 フィリピンは今年人口が1億に
達し 経済成長を後押ししているという。今生活は貧しくても 大家族の中で生活している
人は多く 将来に希望がある・・。 翻って日本の高齢者はどうだろう?
豊かな国日本の幸福度は66%(内閣府』調べ)という数字がある。65才以上が人口の
45%で その内単身・夫婦2人だけの所帯が56%なので 家族が大切という人の割合も
少ない・・? 別の調査では 日本人が生活で一番大切にしているのは 健康(84%)
次いで カネ(60%)そして子供・孫の順(57% 複数回答)である。 ついでに
言えばパートナーが55% 仕事23% 社会貢献は10%である。夢・志は15%で
美容の方が上回っている・・。 これだけで全てとはいかないが 以前話題になった
ブータンの幸福度は97%であった。
故郷を失い 仮の地で 仮の建物で 言葉も自由にならず 孤立して生きるのは 大変寂しい
ことです。幸福度の中に 故郷の占める割合についても考えてみたいところである。特に
高齢者にとっては故郷への愛着は高いものがあると思われるから・・。
バラのように咲く 椿の赤。 まだまだ元気 !
写りが悪いですが 石楠花
ネモフイラ。 群れで咲き 一面をおおうよう・・。
春一番にさきだした オオイヌのふぐり。
庭石菖(にわせきしょう) 今年初めてですね・・。
色々な花と共に咲く ポピー。
姫シャジン ? の白 ?
アヤメの白 ?
満開の浪花茨(なにわいばら)
先日見た 大手毬。(おおでまり)
純白で本当にきれい・・。
春を感じさせる1枚。
新緑は山にも来ています。 白っぽく見えるのは かしなどドングリの花。 )
先日行った奈半利町にある奈半利川。 故郷というと 川や山のイメージがあります・・。