( 記念館の屋上から見た 太平洋。 手前が黒潮ライン。)
昨日は1日雨でした。自然や農家の方には 慈雨となったことでしょう。
昼間少し歩いて 鏡川へ出ました。曇った水面をツバメが飛んでいました。
素早い動きで 虫を取っていました。 もうそんな季節なのですね・・。
最近ツバメの巣を見る事も少なくなりましたが きっとどこかにあるの
でしょう。カエルも鳴いていました。梅雨の風情?ですが 色々な生き物の
営みをかんじるのが この季節ですね・・。
先日リニューアルオープンした 『龍馬記念館』を見て来ました。 桂浜の
近くにあります。お蔭で高齢者は無料です ! 龍馬の書いた多くの手紙を通して
維新前夜の日本の様子が分かるように展示されています。 ジョン万次郎の
部屋も設けられ 県もいつか大河ドラマの主役になることを願っているのだと
感じました。鎖国時代に アメリカのみならずヨーロッパ アフリカ 7つの
海を回った万次郎は 内向きになっている日本に 勇気を与える人物です。
私も屋上に出て 太平洋を眺めました。海はいつも雄大で 何かを語りかけて
くれます。私はいつも水の循環を意識していますが 海と陸(森)を結ぶ
水の循環の中で 生命が誕生し 今も多くの生き物が育まれていることを
感じます。高知県は 森が日本一豊かな県で そこから 四万十川 仁淀川
奈半利川 そして鏡川などにより 森の栄養が太平洋に運ばれています。森が
海の生き物を育てています。 そして私たちも 海の恵みを受けています。
最近日本近海で 漁獲量が減っていて問題になっています。クロマグロ ニホン
ウナギ そしてアサリやハマグリも大きく減少し 絶滅さえ心配されています。
GWに潮干狩りを楽しもうとされている方には 心配になるニュースです・・。
海には分かっているだけで 23万種 実際はその10倍もの生き物が住んで
いるそうですが 私たちの知らないところで死滅している生き物も多いのでは
と思っています。 海の生き物の危機は 陸の生き物の危機でもあるのです。
そんな危機に多くの人が気付いていない。海を壊していることに気付いていない、
先日行った室戸の方でも見るのは 防潮堤や避難タワーです。南海トラフ地震から
人間を守る手段ですが 海の生き物は そして海そのものは守られているのでしょうか?
砂浜・干潟が急速に減少しています。日本の海岸線の44%は人工海岸だと言われます。
江戸時代から始まった開拓 埋め立ては高度成長期に大規模に行われ 日本列島を改造
していきました。 国土の有効利用に名を借りて 自然はどんどん破壊されていきます。
海の生態系の破壊で 水産資源の利用もままならない状況が進んでいます・・。
つい話しは 自然破壊の方へ向かっていきます。これは改めてお話出来ればと思います。
リニューアルオープンした 県立坂本龍馬記念館。
この茶色っぽい建物が新館です。
この記念館を訪れた人々が龍馬宛に書いた手紙。
仲々皆さん 腕達者ですね・・。
私が気に入った展示。 坂本龍馬が暗殺された宿屋 『 近江屋 』の龍馬、慎太郎の居た部屋。
海はやはり 広く 大きい ! この地から 左の方に 桂浜があります。
近くの公園に 戦国時代土佐を支配した 長宗我部元親の銅像があります。
途中 春野辺りで見た 野生の藤の花。
私の家紋の関係 ? で どうしても藤の花が多くなります・・?
山も美しい新緑でおおわれています。
色鮮やかな 一初(イチハツ)。 アヤメ属の中で 一番早く咲くのでこの名があるそうです。
もう花の季節は過ぎようとしていますが・・。 著莪(しゃが)です。
今年初めての あまどころ(甘野老)。 2個ずつ花が付きます。 名の通り 甘い・・?
野アザミ。 やはり好きな花の一つ。