お気に入りの名画座パルシネマで「永遠の0(ゼロ)」と「WOOD JOB!(ウッジョブ)」を観てきました。
ロードショー館でロングラン上映されていた映画と、比較的早く終わってしまった映画^^の組み合わせです。
私のお目当ては早く終わってしまった「ウッジョブ!」のほう。
映画の原作となった三浦しをんさんの、「神去なあなあ日常」と「神去なあなあ夜話」がとっても面白かったからです。
さまざまな意見があって、「この映画を観たことを忘れてしまいたい」とまで言った著名人もいた「永遠の0」。
私はこの映画が特攻を容認し、戦争を礼賛しているとはとりませんでした。
確かに原作者の言動には同調できないことが多々あります。でも、探偵ナイトスクープの放送作家としての百田尚樹さんは、おもろいおっちゃんとして、尊敬に値します。
それに観ないままなんだかんだ言うよりも、観て考えたほうがいいと思いました。
家族を守る、国を衛るためだったら、何をしてもいい、兵士が犠牲になることは仕方がない、といった考えは絶対にいけないことです。
特攻隊員として亡くなった祖父の足跡を追っている健太郎が、友人の言った「特攻は自爆テロじゃないのか」との言葉に、気色ばんで、「戦意のある相手にぶつかって行くことと、無差別に対象を殺すことは全く違う」というような反論をしましたが、私は死に方はどちらも同じように野蛮だと思いました。
ていねいにつくられた映画だと感じました。