70代も半ばになって、終活を考えることはあても、就活にはまるで縁がないし、今就活中の近しい知り合いはいません。
それでも、浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』はミステリーとして、面白い読み物でした。
2022年の本屋大賞にノミネート(5位受賞)されたり、ブランチBOOK大賞(2021年)を受賞した話題作です。
KADOKAWAのHPにあるこの作品のあらすじはこうです。
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
最終選考に残った6人は、重箱の隅をつついたら誰にでもあるような不利な過去を持っていました。その不利な要素が誤解から生じた就活生もいました。
6人が自分以外の5人を思いやる気持ちを持った優秀な大学生だったと知って、ホッとする結末がうれしいです。
この不安タップリな時代に小舟でこぎ出す就活生にエールを送りたいです。
今夜(6/21)の阪神タイガース、断続的に雨の降るマツダスタジアムで3ー5で広島に負けました。
今季広島に引き分け1を挟んで8連敗です。
いくらなんでも1勝ぐらいしてほしいのですが、広島は5連敗中でそろそろ勝つだろうという巡り合わせの日でした。
今夜は雨天中止を願ってたのですが、雨の中試合は始まってしまいました。
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