自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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ツミデミック(光文社)~一穂ミチ

2024-07-18 | 

『ツミデミック』(光文社)は一穂ミチさんの著作。
昨年の暮れに見た新聞広告のキャッチフレーズは、

稀代のストーリーテラーが放つ
鮮烈なる犯罪小説集、心震える全6話

稀代のストーリーテラーはそのとおりだと思い、鮮烈なる犯罪小説集・・・は
少し違和感あり、でした。

 

原因不明で治療方法が確立されていない感染症、予想もつかない自然災害、格差社会、ネット犯罪・・・、事実は小説よりも奇なり、は言い古された言葉だけれど、実際、最近の「事実」は普通の人間には想像もつかないし、闇は深いと思う。
その事実を小説として数段上に仕上げたのが『ツミデミック』。

読後にそれでこそ人間と、ホッとした感^^があることに救われます。


一穂ミチさんの『ツミデミック』は昨日、第171回直木賞を受賞しました。

 

 


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2 コメント

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小説 (takan32)
2024-07-19 09:00:33
自遊空間さんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。
直木賞を受賞した本を読まれたんですね。
関西もそろそろ梅雨明けです。きょうの朝の番組で紫外線を長年、多く浴びた人は白内障のなりやすい、と言っていました。いろいろ調査、研究している方がいらっしゃるんですね。
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★カンサンさま (emarch)
2024-07-20 00:24:24
こんばんは。

直木賞受賞作品、本屋大賞受賞作品はハズレがないですね。
ツミデミックの6編の短編の主人公は若者が多いのだけれど、高齢の
私が読んでもとても面白かったです。
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