島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首 2

2012-11-15 | 奈留島百人一首
  
2. 春すぎて 夏来にけらし 白妙の
            衣ほすてふ 天の香具山
                          持統天皇(645~702)
 「春が過ぎていつの間にか夏が来たらしい、白い衣を干すという天の香具山あたりに」
 この歌、なんとなくぼんやりと気持ちの良い風景の感じはするが、ピンと来ません。
一首目が天智天皇、二首目がその娘の持統天皇でなければ、定家はいけなかったのでしょうね。
 持統天皇は、自分の同母姉の大田皇女が嫁いでいた、自分の父天智天皇の同母弟の天武天皇(叔父です)に13歳で嫁ぎ(まあこれは親の命令でしょうね)、天智の死後自分の異母弟弘文天皇と夫の天武天皇の政権争いでは、夫について異母弟を滅ぼし、夫の天武天皇が死ぬと自分が天皇になり、夫と同母姉大田皇女との立派な息子大津皇子を謀殺し、自分の子草壁皇子を同母妹の元明天皇と結婚させたが、草壁が早くに死んだので、孫の文武を天皇にした、すごい女性です。
 又、定家が小倉百人一首を編纂したのは1236年頃らしいですが、1235年に持統天皇陵が盗掘される事件が起こっているのも持統天皇を二首目に置いた理由でしょうか?
  
2. 春すぎて 夏でも蹴らし 白球(シロタマ)の
          衣はためく 天(アマ)の校庭
 
   春すぎて・夏・蹴らし・白た・の・衣・天の  20字同じ
「春でも夏でも一年中、この校庭には生徒達の歓声が聞こえて、子供達の服は風に揺れて元気にはためいています。奈留島では天に近い高台に校庭があるので、そこから海の煌めきも見えるのですよ。」
 本当はサッカーボールを蹴っている写真であればピッタリなのですが・・・。
「けらし」が上手く「蹴らし」になっているし、20字も同じですので秀作ですね!
 早くも2作目にして素晴らしい写真と歌が生まれているでしょう!!今後が楽しみでしょう!
  素晴らしいと思われたら、素直に褒めてくださいね。
       甘めに評価お願いします!
 
 合同体育祭で天の校庭を行進する子供達の向こう、左側が新しく出来た小中学校の校舎と、白い渡り廊下で繫がる右側、耐震工事の終わった高校の校舎です。
 奈留小・中・高校は、公立校では日本で始めてぐらいの小中高一貫教育で、奈留島では比較的高い海抜43mぐらいの所に建っています。

   返事
花水木さん:下から目線の「お奉行さま~」と、人にすがるのは得意です。
喜珍さん:奈留島っぽい感じではなく、奈留島そのものを歌い上げようと思っていましたが、
     一首目でこけていますな。
商家の嫁さん:光重君のように、百首全て終わった時に、
    奈留島の人気者の君になっていれば良いのですが。
コメント (1)
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