25. 名にしおはば 逢坂山の さねかづら
人に知られで くるよしもがな 三条右大臣(サンジョウノウダイジン)(873~932)
三条右大臣は藤原定方(サダカタ)のことで、和歌や音楽に優れた上流貴族です。
邸宅が三条にあったので、こう呼ばれたそうで、息子の朝忠(アサタダ)の歌も44番目に出てきます。
「逢坂山のさねかづらが、会って寝るという名を持っているなら、さねかづらをたぐるように、誰にも知られずに会いに行く方法が有ったら良いのになあ」
訳してみてももひとつ訳が下手なのか、上と下の関係が理解できませんでした。
25. 奈留瀬戸ば 小田河原鼻 展望台
人に尋ねて くるもよしかな
な・ば・人に・て・くる・も・よし・かな 13字 同じ
奈留島と久賀島の間の狭い海峡は奈留瀬戸と言われ、潮の流れも速く、奈留から福江に向かう高速船のニュータイヨウがこの奈留瀬戸の出口あたりを横切りますが、風も浪もない時でもここではいつも船底を浪が叩くのがよく分るぐらいの瀬戸です。
以前はありませんでしたが、奈留島に今回帰ってから訪ねると、丁度奈留島のヘリメ[トの近くに、九州自然歩道の世界遺産教会群巡礼コースとして整備された小田河原鼻展望台が出来ていました。
ここからは久賀島と奈留瀬戸が一望できます。
写真中央をよく見てください、風もないのに白波が立っているのが分りますか?
最後順番を並び替えただけで「来るも良しかな」とうまくまとめた、光景が目に浮かぶような(写真があるからでしょー!!)一首でした。
返事
花水木さん:私もカラオケは苦手です。
歌は下手で唄えないし、下手な人が知らない歌を唄うのを聞いていると、我慢できない時があります。
喜珍さん:漁協の前の家には、電気自動車でないアイミーブが停まっていますね。
大雪男さん:早くも2位に落ちましたね。
それでもいいんです、いいんですよ! 上出来です!