28. 山里は 冬ぞ淋しさ まさりける
人めも草も かれぬと思へば
源宗千朝臣(ミナモトノムネユキアソン)(?~939)
「山里はいつも淋しいが、冬になればなおのこと淋しさが身にしみる、訪れる人もなく草も枯れ果ててしまうと思うと、淋しいですねえ」
と詠う宗千は、第15番の作者光孝天皇の孫にあたり、36歌仙の一人ですが、あまり出世はしなかったようです。
28. 奈留島は シケぞ淋しさ まさりける
パンも新聞も かれぬと思へば
は・ぞ淋しさ・まさりける・も・も・かれぬと思へば 21字 同じ
海が荒れて定期船や貨物船が欠航すると、一日で店の棚から商品がなくなります。
特にパン売り場の棚は、このようにスケスケになることが多いですし、新聞が来ないのは淋しい限りです。
私は長崎新聞と土日の競馬の時だけ九スモ謔チていますが、長崎新聞には明日のテレビ欄もあってシケの時は便利です。
大型台風が近づいて来る予報があると、島の人々は痛い目にあった経験があるのか、早くから家の周りを片付け、窓や戸を塞いで万全の体制をとります。
したがって、風が強くなってから急いで屋根に上がってけがをしたりする、日本本土ではよく起こっているような事故は起こらず、台風中に外来患者が来たりすることもありません。
返事
花水木さん:ブログでも、基本的にはあたり障りの無い文にしようと思ってしまう、
私も大雑把な奴と言われていますが、これでも同じく小心者です。
喜珍さん:腐りにくい水という噂は、
昔の船乗りにとっては、大事なことだったんでしょうね。