
47. 八重むぐら しげれる宿の さびしきに
人こそ見えね 秋は来にけり
恵慶法師(エギョウホウシ)(平安時代中期)
思い出して下さい、14番の作者河原左大臣源融の時の話を。(2013年3月30日の奈留島百人一首14参照) フランシーヌの場合は~

あれから百年経ち、贅を尽くして建てられた河原院は荒れ果てていましたが、恵慶法師の親友で融から4代目か6代目の安法法師(アンポウホウシ)が住んでいたので、ここを訪ねた時の歌のようです。
ですから「宿」は「河原院」のこと、「人は誰も訪ねてこないが、しかし秋だけはいつもと変わらずやって来る」の「人こそ見えね秋は来にけり」の旋律が心地よいですね。
奈留島、台風が過ぎ去り、誰の目にも秋が来たことが見えてきています。

47. あこうの木 しげれる島の 美しきに
人こそ見に来い この立派な木
奈留島の阿古木地区の海岸にあるアコウの大木、国の天然記念物に指定されている奈良尾のアコウに、大きさでは負けそうですが、海岸に有る立地条件とその綺麗な姿では、奈留のアコウのほうが勝ってると思います。

この立派な木を見上げた時の素直な気持ちを詠いあげた、奈留島讃歌です!

ヌード姿の奈留島のアコウの木、たぶん冬の写真です。
奈留島百人一首では、このように奈留島の全てを、裸にして見せております。
返事
大雪男さん:根気は私の辞書にはない言葉ですが、
そうですね、50首で1年ぐらいかかりましたね。
喜珍さん:芋を生活の足しにしていた人がいたんですね。
花水木さん:「まさ」で「尹」は変換できませんでした。
難解漢字は変換できないので面唐ナすが、上等な名前のようですね。