
58. 有馬山 猪名のささ原 風ふけば
いでそよ人を 忘れやはする
大弐三位(ダイニノサンミ)(999?~1077?)
「有馬山近くの猪名のささ原に秋風が吹くと、ささの葉はそよそよと音を立てます、そのように、あなたの方から風が吹けば、私はそよそよとうなずきます、どうして私があなたを忘れたりするでしょうか。」
可憐に詠う大弐三位 藤原賢子(フジワラノカタコ)は前の作者紫式部の娘で、正三位・太宰大弐(ショウサンミ・ダザイノダイニ)の高階成章(タカシナノナリアキラ)と結婚した為こう呼ばれています。
12番の天津乙女でも言いましたが、昔は百人一首からの喧シの多かった宝塚歌劇団、宝塚出身の女優 有馬稲子さんの喧シはこの歌からとられています。

58. 城岳の 展望台で 夕陽浴び
しんどい今を 忘れようとする
夕方六時前、夕陽を浴びて最後のフェリーオーシャンが奈留島に帰ってきます。
その向こうには、わずかに繫がっているトンボロも少し見えています。
仕事が終わって、城岳の展望台にフークと登ると、こんな景色も見られます。
(本当は1ヶ月毎に東京などから来てくれる研修医の案内も兼ねているのですが。)

まだまだ明るい時は、はるか上五島も眼下に望めます。
特にもうなんの望みもありませんが、景色を眺めながら、時にはどうして生きよう、どのように死のう、と世間のことを考える時もあり、少しは人生を悩んだりする時も有ります。

秋の夕陽はつるべ落とし、六時過ぎにはもう隣の久賀島に沈みます。
長い麻雀で一人が「しんどい」と言うと、仲間は皆口を揃えて「皆しんどいんや」、と言うのが私たちの麻雀の慣わしです。
今年は京都にあまり帰れず、その麻雀もしていません。
人生いつもしんどいけど、こんな景色も見られるから、楽しく生きていこうといつも思います。
城岳の展望台から中継でおおくりしました。
返事
福山市さん:干満時の潮の流れがトンボロではどうなのか、
考えても見ませんでした。
花水木さん:友人が117クーペに乗っていましたが、
その頃の私の感性は、このデザインについていけない程度でした。
福沢幸雄さんも私以上に知ってもらっていて、嬉しいです。
福沢諭吉のひ孫?とは知っていましたが、小川知子との恋愛ははっきり記憶にないので、
ミーハー度は花水木さんに負けてます。
大雪男さん:トンボロは、中学地理でも学んでるはずですが、
ここに来るまで、私もまったく記憶残ってませんでした。
緑のスーツを着てダンパにも行っていた全共闘なので、
学生時代から私の人生はどっち付かずの、コウモリ人生です。
喜珍さん:チョット年の差を感じてしまいました。
アグリ前の中島悟は、たぶん判りますよね。