
59. やすらはで 寝なましものを さ夜更けて
かたぶくまでの 月を見しかな
赤染衛門(アカゾメエモン)(平安時代中期)
赤染衛門は56番和泉式部や57番紫式部、58番大弐三位・60番小式部内侍と同じく、第66代一条天皇の后、藤原道長の娘彰子に仕えた女官です。
「やすらはで」→ためらわずに
「来ないと分っていれば、ためらわずに寝てしまったのに、来るかもしれないと待っているうちに夜が明ける頃になり、西の空に傾く月を見るまでになってしまいましたよ。」
演歌の世界のように、待つ女をしみじみと詠うこの歌、53番右大将道綱母の歌と同じく、詠った人が美人に見えてくるから不思議です。

59. やすらかに 寝なましものを 起こされて
中天のぼる 月を見しかな
やすら・寝なましものを・て・月を見しかな 18字 同じ
官舎の玄関から病院の玄関までは20mほど。
当直の冬の真夜中に病院から呼ばれて薄い服で出かけても、ここ奈留島は京都のように凍えるような底冷えはありませんので、まだ楽です。
ふと夜空を見上げると、官舎の上に満月が・・・・・。

まあこんな綺麗な月を見られるのも起こされたおかげ、
「笑顔で笑顔で」と、病院に向かう私でした。
返事
喜珍さん:魂をこめて?校正を重ねた?文章と、
選びに選び抜いた?写真とでおおくりしているブログですので、
土日の出来事を書くのが遅くなっています、申しわけありません。
大雪男さん:11月後半の当直は12・15・18・20・26・28・30日です。
16日か23日の土曜日がいいかも。 日曜日は前島便は運休する週あります。
喜珍さん2:三人の誰が年長かは、知りませんが、Sさんですかね?
花水木さん:この人が眼鏡をかけていたかどうかも思い出せないときがありますが、
これは又別の次元の話ですかね。
hisakajimaさん:いつも読んでいます。
久賀島の写真にはゴミがなく、すっきりでいいですよ。