島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首62

2013-11-28 | 奈留島百人一首
 
 62. 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも
            よにあふ坂の 関はゆるさじ

                                清少納言(966?~1025)
 「夜の明けない深夜に鶏の鳴き声を真似して通ろうとしても、決して逢坂の関は通れません、そのように私もあなたに逢うことは許しません。」
と、意地悪な貴公子藤原行成(ユキナリ)を拒絶した歌のようですが、もひとつ分った様な分らないような歌なのは、私が清少納言ほど頭が良くない性なのか・・・?
 清少納言の曽祖父は36番作者の清原深養父ですし、父親は42番作者の清原元輔です。
清少納言が966年生まれなら、父元輔が58歳の時の子になるんですが、これでいいのでしょうか?
  
 62. 餌さがす 烏の鳴き声に まさるとも
            大串もんの 声はうるさい
 
                            の・音・るとも・の  6字 同じ
 ゴジラの出る?土手で有名な?大串地区、奈留島の西北にある地区で、名所のビーチロックからは縄文時代の土器片も発掘されていて、「奈留は大串から開ける」と言われていますし、大串地区は奈留島の他の地区とは又違う人々が住んでいたようです。
昔は道路も発達していず、他地区との交流も少なく、狭い奈留島でも地区地区で住む人の気性が微妙に違うそうですが、最近はそれも薄まってきているようです。
 
 奈留島の他地区の人のみならず、自分達からもすすんで自分のことを「大串もん」と呼んでいる大串人は、声がなんせ大きく、自分のことしか言わないわがままな人が多いですが、付き合ってみると根は正直で裏表がなく、外科の外来診察にも来てくれる人が多く、私はそれなりに「大串もん」を気に入ってます。
 「鳥」と「烏」や「はかるとも」を「まさるとも」に替えられただけの、たいした歌にはなりませんでしたが、奈留島の情景だけでなく、その気性にも触れた一首となりました。

     返事
花水木さん:なんとなくサヤエンドウと、思いついた名前を書いたみたいで、
     インゲンが正解と思います。
喜珍さん:懐かしい!小林旭でしたね。
大雪男さん:西行が見た桜と、我々が見る染井吉野も別物ですかね。
和さん:本当に収穫や田植えの業者さんがいるんですね。
コメント (5)
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