15. 君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪はふりつつ
光孝天皇(830~887)
百人一首13番「筑波嶺の~」の作者第57代陽成天皇が17歳で退位させられ、次の天皇はその祖父にあたる文徳天皇の弟である、この歌の作者第58代光孝天皇までさかのぼってしまいました。
仕鰍ッ人はやはりあの藤原基経ですし、光孝天皇は55歳で即位し、わずか4年で亡くなった後は、臣籍に下っていた光孝天皇の息子源定省(サダミ)を親王に復帰させ、第59代宇多天皇にしています。
光孝天皇はこのように流れで天皇になった人で、政治にはあまり関心はなかったようですが、質素でこの歌のように優しい人柄だったようです。
15. 君がため 春の畑で キャベツつむ
わが左手は 黒くなりつつ
君がため・春の・つむ・わが・手・りつつ 16字同じ
こちらも春らしい歌になりましたが、キャベツは和名でなんて言うのですかね?
上手く当てはまったら、片仮名より和名がよいのですが。
奈留島には、今は田んぼは一反もありませんので、米は出来ません。
広い畑もないですが、各家は小さな畑をそれぞれ持っていて、家で消費する以上の野菜を作っています。
丁度春、病院の看護師さんの畑で、春キャベツを初めて自分で包丁で切って収穫しました。
「君がため」ではなく、「自分のため」にです。
これが又美味い!!
返事
花水木さん:私も雉の雄のようにしたいと思うのですが、
いつも鳴く前に撃たれています。
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