小川さんの地図は綺麗でよくわかるので、また利用させてもらっています。
青線の東海道はいよいよ難所と言われてた日ノ岡峠に差しかかりました。
今は地下鉄東西線と同じ線路を通り、地下に潜った京阪電車京津線も、この東海道に沿って路面電車のように走っていたので(つい最近までです)、この峠を降りる時はキーキー言っていたような気がしてます。
峠の九条山には、京津線の九条山駅も有りましたが、その付近にあったのが粟田口刑場です。
今はこんな看板以外何もありませんが、この地で1万五千人の人が処刑されましたし、明智光秀の遺体もここにさらされたようです。
このまま旧東海道とは違いますが、三条通を山科側に下って行くと左側に(滋賀に行く時に信号で止まるといつも見てます)、京津国道改良工事の紀念碑(昭和8年)が建っています。
その土台の溝が入った石は、車石の転用です。
又その横の粟田口刑場で亡くなった人達の供養の為に建てられた大名号碑は、元々は峠の粟田口刑場にあったのですが、明治の廃仏毀釈で切断放置されていたのを、ここに再建したそうで、南無阿弥陀仏の弥で切断されていたのを再接合した跡が、はっきりわかります。