こいつは誰だ？

おすましして座っているのが愛犬ころっけである。

彼女はイングリッシュ・コッカー。二歳。

性格は極めて明るく、無駄に人懐こい。

むち打ち症のわけではなく、たれ耳が汚れるのを避けているのだ。

多少、健康に不安がある私は、彼女との深夜の散歩が日課である。

ただ最近は、散歩の途中にお気に入りのＣＡＦＥに寄ってしまうこともしばしば。

ついビールなどを飲んでしまい、ウオーキングも台無しである。

そんなご主人の性向を知る彼女。

ＣＡＦＥの前まで来ると、歩みを止め、

今日も当たり前のように先導してくれるのである 。

映画三昧

なぜか毎日、ほぼ自由に映画を観ることができる私。

ヘンなリーマンである。
そんな私は今週、５本の映画を観た。

「電車男」に「宇宙戦争」、「マラソン」に「バットマン・ビギンズ」。止めは「スター・ウォーズ」である。

「スター・ウォーズ」以外は平日に独りでのんびりと。
そんな私が何より衝撃を受けたのは、「バットマン」だった。

広い劇場内に、たった一人だったのである。
少し怖かったのである。

広島に於けるシネコンの将来を危ぶむとともに、

あまりにゆるい自らの生き方をも省みる二時間少々であった。

のん気な四十男の日常を垣間見る、ほのぼのとしたエピソードと言えよう。