HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

お友達

2005-07-21 20:56:41 | ペット

私の楽しみの一つは、ころっけとの散歩。

いろんな犬やその飼い主さんとの触れ合いが楽しい。

元来、人嫌いな性分の私なのだが、犬は人を変えるようだ。

例えば、中野孝次。


独文学の権威であり、警世の著で知られる作家である。


柴犬ハラスとの交情を描いた「ハラスのいた日々」は、

この狷介な作家の印象を少なからず変えた。DVC00043


ハラスの前に立つと、作家は無防備なほど、感情を露わにするのである。


これも犬の「力」なんだろうな。


そして私も楽しんでいる。例えば同じE・コッカーのサンデー。

ころっけとは正反対のシャイでノーブルな彼である。



少しずつ心を許してくれ始めたような気がして、それはそれで嬉しい。

それから、コウ君。DVC00003

いつも元気はつらつのコーギーだ。



ころっけとは気が合うようで、「族」のように走り回っている。






犬に興味のない人、あるいは犬嫌いな人にはまったく理解できない感情だろうが、


よその犬でも確実に情は移る。

可愛くなってくる。


「ハンドバッグ、買うちゃろうか」ってなもんである。


さて中野孝次に戻ると、

彼はハラスが13才で死んだ時、

その墓前で、「私たちの40代から50代にかけての13年間がここに葬られた」と呟いた。


ころっけ、私にとってどんな存在になっていくのだろうか。