「子宝」とはよく言ったものだ。
先日、友人が出産した。
会った事も呑んだこともないその子だけど、
幸せになってほしいと思う。
元来、私はそんなことを言うタイプではなかったのだが、そこは加齢のせいか。
冷静に考えると、どう楽観的に見ても子どもは私たちを裏切る。
かつて、われわれがそうだったように。
ある年代を迎えたら、私たちを一顧だにしなくなるであろう。
そしてそれは当たり前である。それぞれの人生がある。
だからこそ、子どもの柔らかさや温かみを肌で感じられる「今」を大切にしたい。
我が家の場合、そんな時代はすでに終焉を迎えつつある。
淋しいけど、喜んで送り出してやらなければならないのだろう。
あーあ。