HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

広島と私

2005-07-26 20:43:25 | インポート

サンルートホテルの「ヴィアーレ」でランチ。DVC00003

美しい光景が眼下に広がる。

一緒に食事をした同僚も漏らしていたが、

広島って、つくづく川と橋の街だなあって思う。

そんな美しい広島だが、私は特に愛着はない。

かれこれ25年間住んでいるのだが、好きにも嫌いにもならない。

この街で長く過ごしながら、自分自身、よそ者って感じがする。

何故?と自問した時、

「小学校の大半を福山ですごした」とか、

「中学、高校は、一時間以上かけてよそに通っていた」とか、

「一番楽しい大学生活を東京で過ごした」などの理由付けがそこかしこに。

どれも当たっているようだが、さりとて決定的とも思えない。

いろいろと考える中で、「これかな?」と思えるのが一つある。

それは、私の中の「帰属意識」の薄さである。

例えば出身校への愛情が皆無な私。連帯感のかけらもない。

20年勤める今の会社も、「食い扶持」という以外に、

別にそう大切な存在ではない。DVC00004

結局、私にとって大切なのは、仲間内のごく数人なのだろう。

それ以上の事は手におえないし、手を出そうとも思わない。

即物的なものにしか価値を見出せない、そんなキャパの小さな人間なんだろうなあ。

まあそれでも最近は、そんな「仲間内」が増加傾向にあるような気もするが…。

なぞと、ふにゃふにゃ心をめぐらせながら食べたヴィアーレのイタメシ。

それはそれで、やっぱりおいしゅうございました(岸朝子風)。