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E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

ある勇気の記録…の巻

2016-07-04 11:48:44 | 日記・エッセイ・コラム
「ある勇気の記録」という本がある。

地方新聞の記者たちが、街に巣食う暴力団の実態を暴く…

およそ半世紀前の、そんなノンフィクションだ。





https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%8B%E5%8B%87%E6%B0%97%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%E2%80%95%E5%87%B6%E5%99%A8%E3%81%AE%E4%B8%8B%E3%81%AE%E5%8F%96%E6%9D%90%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%95%99%E9%A4%8A%E6%96%87%E5%BA%AB%E2%80%95%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%96%B0%E8%81%9E%E7%A4%BE%E5%A0%B1%E9%81%93%E9%83%A8/dp/4390115243


実録である以上、格好のよい話であるはずもない。

恐怖と使命感の狭間で、記者たちは震え、時に失禁さえしながら、自らのペンを信じるわけだ。


10代で「ある勇気」を手に取った私はおよそ30年後、驚くことにその部を預かることになる。

そしてついこの春まで、「泥臭く、あえぎながら進むその前に、実は『何か』が待っているんだよ」と、一線の記者たちと杯を傾けていたのである。


で、翻って今、傾いたのは杯ではなく、自身の「命」でございましたw

二度目の心筋梗塞で死にかけた小生、今や安全運転の極みでございます。きゃはは。


ただ、この週末、感じ入ることがあったのさ。


さあ、ここからが本題です。

日曜日、宮島パワートライアスロンの応援に行ってきました。


過去、幾多の艱難辛苦をともにした脳みそ筋肉ブラザースの「弟」、ガチオ君が走ります。

http://blog.goo.ne.jp/19960408/e/93c657e758773e57b650be480e001ffc


頼まれてもいませんが、兄としては行かざるを得ない。

「義姉」にあたる奥さんも一緒ですw


で、こーゆーときにはこの方たちももちろん!




さあ、みんなでレッツゴー!


ガサか?ってぐらいの早朝から、女子はテンションMAX!

お迎えの車の中は、大騒ぎでごんすw


さあ、上陸地点ですよ。




で、いい位置を確保し、皆さんのスイムアップをお待ち申し上げるわしら。

可愛いのもいました。





で、おっ!


ボクの知り合いの中で、最も自転車が速い人、あるいは乗るのが上手な人が来た!




そう、キング「たろん」さんである。

昨年のバイクパートでベストラップをたたき出した彼。


前の年の自分に勝つことを目指し、毎年勝負している。

率直にすげえなって思う。


「たろーーん!」と叫ぶわし。

思わず呼び捨てでごめんなさい。


お知り合いが次々に駆け抜ける中、おっ! キターーーーーーーーーー!




ガチオである。

「ガチオっ!」。喚くわし。

ああ、よかった、無事通過した。


で、わしゃもう、心配しとったんよ。

もともと金槌にも近かったやつ。スイムが一番苦手だったわけね。

万が一があるんじゃないかと、おばあちゃんのごとくやきもき。


実はこの時、お隣にガチオ君のご母堂もいらっしゃって、二人で心を揺らしておりました。


ガチオ君が通過した瞬間、叫ぶオンナありけり。

「よっしゃ、次、行くぞ!」


ノダカナである。


わしの「ウエポン」の一人である彼女、コースを入念にロケハン。

撮影ポイント決めまくりである。


わしの盟友魔神KOOをドライバーとしてあごで使うノダカナ。


「これ、可愛いでしょ? 凄いでしょ? 用意してる自分が神に思える!」

車内では、自分の雨具を自慢しまくりなのである。





ノダカナポイント2に移動。

しかしまあ、皆凄いね。

坂道をぶんぶん駆け上ってくる。


ダダジャージのさとなおさん、トラスマの長崎さん、お知り合いが軽やかに、しかし必死な形相で。

熱いよね。


そしてたろん!



サドルの上の貴方は、文句なく最高だ!

本気でそう思う。


若干シオシオでやせ衰えたワシは、拍手を送るのみである。



しかし、腕はムダに太いなw


さあ、ノダカナポイント3へ向かう中、車中からコースを伺うと。

おっ、変態長だ!





たろんさんからたすきを受け取ったKさん、軽やかに歩を進めているではないか。


どこにでも自走でやってくることからの「変態長」。

この方も偉人の一人だ。


おそらくは加齢に抗し、自分を追い詰め、前に進もうとしている一人だ。

なんだかいろんなことを考え始めた自分がいました。


さあ、ガチオがやってきた。

軽やかにハイタッチ!




よっしゃ、頑張れ!

ゴールで待ってるぞ!


そんなゴールはド雨です orz




ずぶ濡れになりながら撮影ポイントを離れない女子ありけり。



あれほど自慢した雨具を肝心なときに持っていない彼女だが、もちろん「現場」は離れません


不肖アタクシ、そう教えてきたwww



そしてヤツは来た。





笑顔で俺たちの前を通り過ぎていった。






まあ、こいつだって、いろいろあったわけさ。

でも、それを乗り越え、ベストパフォーマンスを出すべく取り組んできた。


声かけできなかったけど、アニキもあいちゃんも、すべからくこの大会に参加した方々はそうなんだろう。

それは、日常の中で自分を超えようとする、「勇気」とでも表現すべきものだと思う。


仕事でもいいし、趣味でもいいし、生活者としてでもいいし、何かに一生懸命になるべきなんだろうな。

たった一度の人生だからね。





この後、帰宅して、奥さんは言いました。

「お父さん、またブルベ出たら?」って。


さすがである。

俺様の心を見透かしてるね。



そして10分後、申し込んだ人がいる(笑)




これまでのようにムチャとノリで出走するんじゃなく、できうる限りちゃんと準備しましょう。

「弟」にとって「介護の旅」にならないようにねwww

それはきっと、いろんな面で自身に再点火するきっかけにもなることでしょう。



あらためて思いました。

別にスポーツ方面でなくてもいいんだけど、やはり前に進む、進もうとすることが大事だって。

そんな当たり前なことに気付かせてくれました。

皆さん、ありがとう。


そしてころっけ、留守番、ご苦労さんでした。




寝てるし…


追記


確認したら、ガチオ君、目標達成!

念願の二桁順位でした。

しかもギリってとこがネタとしても素晴らしい。


お前は最後までエライ!www