ダッチオーブンを買って、早や一年。
数多の研鑽を積み、幾多の修羅場をくぐった私である。
とゆーことで、もういいだろう、と。
そう、ついに挑戦である。
ダッチの王道、ローストチキン。
それも当然、一羽丸ごとでありますな。
雄雄しく立ち上がったのはいいのですが、
あいにくチビは風邪気味。
アウトドアでのBBQは困難でした。
しかも、「僕、明後日が試験だから勉強もしたいし…」
なんとゆー正しい野郎だ。
とゆーことで、遠く奈良からやってきたブランド鶏の「大和肉鶏」様は、
物悲しくもインドアで、台所で、ローストチキンを目指すのである。
興味津々のころっけをよそにお勉強してるチビ。
少しは反応してほしい…
とゆーことで、ゴングは鳴った!
まずは、クレージーソルトやらブラックペッパーやらを塗り塗り。
お腹には、ニンニクやらセロリやらを詰め込みました。
1・5キロの小ぶりな鶏だから、ピラフ詰め込みは止めたのさ。
まあ、ダッチオーブンと言っても、正確には10インチのコンボクッカー。
でっかい鶏は入らないんだよね。
で、ジャガイモやニンジン、タマネギは洗うだけ。
そのままダッチに投入なのだ。
肉汁が逃げないように、背中とお腹に焼き目を入れました。
あっ、そうそう。
お肉にはレモンを振りかけたんだ。臭みを防ぐためね。
で、イタリアンドレッシングに二時間ほど漬け込んで、競馬を見てました。
振り返ると、なかなか小技を効かせてますな。
で、ここで難題が持ち上がりました。
「ぢゃ、上火はどーするのよ?」と。
そう、ローストチキンですから、やはり皮パリパリがいいよね。
アウトドアだったら上にも炭を乗っけるんだけど、何せ台所。
しかし、アタシは止まりませんね。
奥さんの目を掠めて、炭を焼き始めました(笑)
で、これまた奥さんの大事なケーキ用の調理道具を持ち出し、
コンボクッカーの上にセット。
見事、上火の出来上がりなのだ。
こんな具合に、火を入れることおよそ1時間半。
一酸化炭素中毒の危険もなんのそのである。
で、その出来栄えはとゆーと…
じゃーん! これである。
なかなかのもんである。
で、奥さんのつくったブイヤベースなどとともに食卓に。
ワインをきこしめしながら、ゴキゲンの晩餐である。
ダッチがエライのか、もともと素材が上等なのか、
肉はジューシーで、美味いのなんの。
野菜のエキスと赤ワインを煮詰めてつくったソースも絶品。
掛けて食べると、いやあ、極楽でした。
で、手前に映ってる野菜がまたうまいんだよねえ。
大成功のローストチキン。
ころっけもいつも以上にはしゃいでました。
ああ、美味しかった。ご馳走さま!