田崎史郎氏の講演会が、地元法人会の主催で行われましたので聴講に行って来ました。
時事通信社の解説委員であり、テレビにもよく出ている方です。
今回の演題は、”どうなる日本!”というもので主たるテーマは三つです。
①イスラム国による日本人人質殺害事件
②昨年の総選挙による今後の政局への影響は?
③中国・韓国とのこれからの付き合い方
というものです。
安倍首相、菅官房長の話を主体に紹介していました。
①について
日本はヨルダンには大変世話になった。日本人人質・後藤氏についても、自国の拘留
されているパイロットと全く同一に扱って、真摯に対応してくれた。
しかし、この事件への対応で、政府は政治的には10日間の空白が生まれてしまった。
②について
イ)この選挙の大勝により、原発再稼働、集団的自衛権の法制化が国民に信任されたと
自民党は考えている
ロ)安倍政権は強気になっており、政策推進力は、大きくアップした
ハ)安倍政権は、2018年9月までの2期6年の任期を全うするだろう。その間、株価は上昇
することはあっても大きくこけることは無い筈だ(アベノミクス基調が続く)
ニ)今年は、改革断行の1年になるだろう ・農協改革など
③について
イ)中国とは、昨年末のAPEC時の中国主席との会談時をボトムとして関係改善に向かう
ロ)韓国に対しては、日本から首脳会談提案など関係改善に積極的に動く気はない
簡単に言えば概ね上記のような講演内容でした。
日頃は報道されない政治家の裏話や人間性まで紹介してくれて、示唆に富んだなかなか
面白い講演でした。