所用ができ、奥の故郷である福島県・郡山へ行ってきました。
随分久しぶりに革靴を履きました。
(退職後は専らスニーカーかウォーキングシューズを愛用でしたので)
雪のシーズンなので、新幹線を利用したのですが、東海道新幹線の車内でふと
足元の床を見ると手の平大の変な黒いものが転げています。
周りには黒い粉状のものも。自分が履いている靴を何気なく見ると右足の踵が
無くなっているではありませんか。
ギョエーッ!!!!
新しく買ってから、恐らく10年以上経った革靴で、しかもここ6年くらいは
殆ど履いてなかったので、経年劣化が進み踵が捥げてしまったもののようです。
実は、昨年9月に熊野古道を歩きに行ったときに、奥のトレッキングシューズ
が、爪先がパックリ割れて(しかも両足)大笑いしたことがあるのですが、革靴
でも劣化するのですねえ。驚きです。
歩き難いのを我慢しながら、東京駅で東北新幹線へ乗り換えて車内で再び足元
を見たら今度は左足の踵が見事に捥げて転がっています。
これでバランスよく左右とも踵が無くなったわけです。
踵が全くない靴というのは、バランスは採れていてもやはり歩き難いものだという
ことを知りました。
(屋内用スリッパで外を歩いているような感じです。って経験はありませんけど)
郡山の駅前でタクシーに乗り、運転手さんに目的地までの間に靴屋さんが
あったら止めて下さいとお願いしておきました。
案内された靴屋さんは目的地からも近かったので、後は歩いて行くということで
タクシーから降ろしてもらいます。
このお店で靴を買ったのですが、東北で売っている靴は靴底に少しギザギザ模様
がついていて若干滑り止め仕様になっています。
先日の雪が歩道には少し残っていて、日陰ではアイスバーンになっていたので
助かりました。
新しい靴を履いて、踵がもげた靴を処分してくれるようにお店の方に頼んだら、
”200円で下取りしておきますね”と言ってくれました。
どう考えても再販価値があるような代物ではないので、ユーモアでしょうが、
嬉しくなってしまいました。
ちなみに、靴屋さんはこちらの”東京靴流通センター”さんです。
ありがとうございました。