TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

台風一過

2014年10月14日 | Weblog
このあたりは目立った被害もなく、朝には青空が広がっていました。
最近は災害に対して非常に敏感で、対応もかなり早めですね。それだけ気象状況も変わってきている証拠なのかもしれません。
子供が通う学校も休校になったので、僕も今週は山をお休みしました。

でも、ちょっとだけ山の話をしましょうね。
御嶽山の噴火をきっかけに、僕らのブログにも『筑波山、噴火』のキーワードで検索して訪れる方が増えています。
今日はそのへんのことについてお話してみましょう。
今、活動中の火山は活火山といいますね。しばらく噴火していない休火山、そして噴火した形跡のない死火山もあります。
地球の内部にはマグマがうごめき、ところによってそれが噴き出す。それが噴火なわけですが、筑波山は噴火したことはありませんし、その痕跡もありません。どれかに当てはめるとすれば、死火山ということになります。
では筑波山はどのように出来あがったのでしょうか。
調べてみると、約7500万年前に地中のマグマが持ち上がり、強い圧迫を受けましたが噴火には至らず、そのまま硬く固まってしまいました。
さらに時間が流れ、約6000万年前再びマグマが隆起してきました。最初に固まった斑レイ岩を包み込む形で再度噴火もなく固まりました。岩質は花崗岩で、斑レイ岩よりも柔らかいです。
八溝山地はこのような形で隆起して形成されたと言われています。筑波山はその八溝山地の南端に位置しています。
その後風雨による浸食が進み、柔らかい花崗岩は削られてこの高さになったというわけです。

実は筑波山、いまも隆起を続けていて、1万年あたり1~2mほど高くなっています。気の遠くなる時間ですね。
画像は、まったく関係ない前回登った妙高山の帰り道に見たすすきの群落です。スキー場の斜面でした。上からずっと下まであってすごかったです。
コメント
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