TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と登るシリーズ 白毛門、朝日岳

2017年09月29日 | Weblog
郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と登るシリーズ、今回は谷川方面の白毛門、笠ヶ岳、朝日岳に登ってきました。

前回の山梨県乾徳山で久しぶりにバディを組んだ僕と従弟。
間を開けずに登りたいということで、お互いの都合を合わせたこの日。
今回は従弟がリーダーを務めました。

計画から行動、行き先まで従弟になるべくお願いしました。そして安全な登山を学ぶ機会にしてもらいたいです。

いくつかの候補の中から決まったのが北アルプス唐松岳。行程表を作って送ってもらいました。
ところが、天気予報が変わってしまいました。
八方山荘までのアルペンライン乗車券を従弟が買っておいてくれる手はずだったのですが、コンビニの前売りでゲットする直前に連絡が来たというタイミングだったようです。

寒気が中高層に入るため、雲が湧き上がりやすいとのこと。
慌てて連絡すると、今まさにチケットを買うところでした。

候補の中から一番安定しそうな山を探します。すると、谷川岳方面が割と安定しそうな感じでした。
登山届を僕が書き、行程表を従弟が書くという戦法でわずかな時間で行き先変更。

ここは水上、春に熊とにらみ合いになった山域です。
従弟が一緒に行ってくれるのでとても心強いですね。
夜中の0時半に登山口駐車場に着くと、それなりの数の車が停まっていました。あれれ?人気あるのかな?
誰もいないパターンかもなーと思っていたので、さらに安心感が湧いてきました。

距離こそさほどではないものの、白毛門までの延々と続く急登はすごいものがあります。それなのにみんな集まって来るのは紅葉(画像)のせい?

ところが、登って来た人たちの話だと『思いがけず紅葉が進んでいてびっくりした』と口を揃えて言っていました。

それにしても、若い人比率はとても低く皆さんリタイア組に見えました。
その年齢でこの山?それも日帰りで白毛門を越えて朝日岳まで?健脚過ぎるでしょう。そしてものすごい体力と気力。ご婦人だって同じ辛さに耐えているのです。
僕もへこたれていられませんって。

山頂では僕よりちょっと若いぐらいの男性と話が弾みました。
登りがすごく強いです。
あっという間に登ってきて、サーっと抜かされてしまいました。
なのに汗や呼吸の乱れもないのです。何者だ?もしやこの世の人じゃない?

その方、山スキーもやるようでそれもテレマークです。
なおさら盛り上がってしまいました。
色々アドバイスもらいました。他人の意見や感覚を話してもらうのはとても参考になりますね。

ところで従弟。
白毛門まで戻って来たところでちょっとダウンしてました。
『先に降りてて下さい。休んでから行きます』
『そかそか、じゃゆっくり休んで自分のペースで降りといで』

下山しながら思ったんですけど、この山ズーっと急斜面なので相当膝に来ます。
従弟大丈夫かなぁ…。

従弟からラインきました。
『松ノ木沢の頭で休んでいきます』
松ノ木沢?降り始めてまだ1時間足らずのところじゃないか。限界が来てるな。
『ゆっくり降りておいでー』

僕が下山してから2時間半後に駐車場に現れました。
聞くところによると身体に異変が起きてしまったらしく、横になって色々手段を講じたらしいです。
無事下山出来てよかったよかった。

今回は思いがけない紅葉と、素晴らしい天気に恵まれて、いい山旅となりました。


歩行距離 13.8km
累計標高差 2134m
所要時間 8時間15分
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美ヶ原高原ロングトレイル その9 鉢伏山~牛伏(ゴール)

2017年09月28日 | Weblog
鉢伏山荘からはロードとそれに沿っている山道でしたが、この道は歩かせなくても良いんじゃないの? というぐらい車道に出たり入ったりします。
さらに膝丈の笹を漕ぐように歩きます。

そしてブナの木権現で最後のアクセスポイントとなります。そこからは一路牛伏寺の駐車場まで下ります。
この先のトレイルで崩落があったため、現在は尾根道のルートで迂回するようになっています。

ただし、現地にはその表示がありません。ここを通過する場合はとにかく尾根伝いに下山することを意識する必要があります。

一気に高度を下げていきます。
牛伏側の登山道は全体的に歩きやすいです。
美ヶ原高原ロングトレイルは全線において2輪車の乗り入れは禁じられています。ところが、牛伏までの下山道にはあきらかにMTBのタイヤ痕がありました。
とにかく事故の無いように願うだけです。

コース全体を通してリボンが多く分かりやすいのですが、安心しているとコースロストもあり得ます。
トレイル以外のリボンもありますので不安になったら即戻るようにした方が良いです。

半分イヤになりながら駐車場まで戻りました。
牛伏の駐車場に停めたときに、登山口の道標が立っていたので、ここに出るのかな?と思っていたところに出ました。

到着予定時刻が17時だったのですが、下りはやはり速く14時15分にゴールしました。
のんびり帰り支度をして、村田駅に自転車を回収に行きます。
駅前は驚くぐらい車で混雑していました。この地域は本当に山と共存しているんですね。

自転車を車に積み込んでいて、思いだしました。
『そうだ、Suicaのこと聞いてみよう』

駅員さんは1人勤務らしく、構内清掃などに出るときは窓口を閉めてしまうようです。
しばらく待っているとロールカーテンがサーっと上がりました。
タッチの差で年配の男性に先を越されました。払い戻しの手続きらしく、けっこう待ちました。

やっと自分の番です。
『すみません、Suicaで入ったのですが田沢駅が無人でSuicaの機械も無かったんですけど…』
『あ、はいはい。データを消しますから現金精算でよろしいでしょうか? ちなみに現金箱に運賃入れませんでしたか?』
それって自己申告なのですね?
日本は平和だなぁ。山国は寛大だなぁ。

Suicaを無事クリアにしてもらって、次は温泉温泉♪
ところが、塩尻インターが近すぎてそのまま吸い込まれるように高速道路に入ってしまいました。
『まあいいか… 最悪我が家温泉だけど。あっ、諏訪のサービスエリアに温泉あったなぁ。そこに入ろう』

諏訪サービスエリアの温泉には模様の入った身体をお持ちのお方が、僕の周りをふらふらするので目を閉じてじっとしていましたとさ。

最後に、僕が山に登り続けている理由の一つがぼんやりと浮かんできました。
実は、仕事が忙しくても体力がつきました。
腰も痛くなりにくいです。
そして、朝一番のお客様からラストのお客様までまったく変わらないクオリティーを維持出来ています。
自分のため、お客様のため、そして家族のためにも山というフィールドで自己を磨き、挑戦し続けていきたいと思います。
山に出かけるときに、イヤミな言葉を一言も言わない女房や子供たちに感謝しています。いつもありがとう。


歩行距離 51.6km
累計標高差 4246m
所要時間 22時間


おしまい。
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美ヶ原高原ロングトレイル その8 2日目茶臼山~鉢伏山

2017年09月27日 | Weblog
山本小屋を後にした僕。
スタート時間は予定通りの午前4時です。
初日は27.1km / 12時間でした。今日はちょっと少ないかな?

まだまだ暗い中のスタートですが、お風呂のおかげで身体も軽やかです。昨日あんなに長く感じた牧場入口までの道のりも、あっという間に戻って来ました。

まずは茶臼山に登って6ヶ所目のアクセスポイントで撮影します。
まだまだ暗いので明るさ補正し、ヘッドライトで照らしながら撮りました。そんなことをしている間に東の山際が赤らんできました。
『今日もいい一日にしたいな』

ところで、台風の爪痕ですが細かい枝散乱しまくりです。そして倒木の多いこと。越えられない倒木が5~6個所ありました。山肌や藪を払いながら進みました。
それでも全体的には通行に支障なしです。

朝の気温は10℃に届かず、風の通り道では上着がないとシビれます。
霜はまだ降りていませんが、時間の問題でしょうね。

朝食は軽くフリーズドライのカップスープだけでした。
今日も昨日同様ちょい食べ作戦でいきます。というより、食欲が全然出ません。
手持ちのパンを口に入れながら歩き続けます。そのかわり飲み物だけはふんだんに背負いましたから、好きなように飲み続けます。
よく言う「少しずつ〇〇分に一度飲む」なんてことは気にしません。遊びなんだから、好きなようにやるだけです。

さて、7つめのアクセスポイント三峰山が近づいてきました。
行く手に大きく鎮座していて、手前から大きく上り詰める感じがキツそうです。
でも、行ってみると嫌になるほどの辛さもなく、なんとかこなせました。

写真撮影ののち、次の目標地点の二ツ山に向かいます。
行く手が大きく落ち込んでいまして、アップダウンの辛さを感じさせます。ここに立っている道標には二ツ山5.6km、鉢伏山9.9kmと表示されていました。
『まだまだ遠いなぁ』

ここから先は今日の核心部分ですね。
岩場あり急坂ありでしたが、それが終わると緩やかな道に変わりました。
二ツ山は8つ目のアクセスポイントになりますが、手前の道標で撮影すればよく、山頂はコースから外れています。
もちろん行っておきます。
そして、ここでお弁当を開くことにしました。でもどうしてもおにぎりが食べられず、おかずだけをいただきました。
少しの時間まったりしました。

そして、たおやかな道を歩くと最後アップダウンが待っていました。
登山道が黄緑色の山肌にきれいにジグザグを切ってつけられています。
とても美しく見えて、気持ちも身体も余裕が出て来たのか焦ることもなく坦々と登ることが出来ました。
そして鉢伏山が見えてきました。

鉢伏山ってどんな山なのかな?
どうやら日本三百名山らしいです。
山頂は平に近く、車で来てちょいちょいの山ですね。

コースをたどっていくと鉢伏山荘がありました。
道路をロープで規制して無理やり山荘の前を通過させるようにしていました。
中からエプロン姿のママさんが扉を開けて微笑んできました。寄っていきなさーい… ということでしょうね。ごめんなさい、スルーします。

いよいよ終わりのイメージになってきました。
遠く下界に見えていた市街地も間近に迫って見えます。
ここからはロードと脇道の交錯したトレイルになります。


その9へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その7 山本小屋にて

2017年09月26日 | Weblog
とても長く感じられた山本小屋までの道もやがて終わりを告げました。

灯りに吸い込まれると…
『あれ?入口がないぞ。こっちじゃないのかな?』
覗いてみると、ちょっとした軽食や飲み物を提供しているところでした。なるほど、これは喜ばれるな。

脇についていた階段を降りると入口がありました。

何年か前に初めて雪山としてスノーシューで歩いたのがここでした。その際、手前の駐車場から雪の闇に浮かぶ山本小屋を見ました。
写真を撮ったら、とても綺麗に撮れたのです。家に帰ってみたらデータが消えていたのでガッカリした記憶があります。今でも思い出す心の中のワンシーンでした。

『こんばんはー』
あれ?返事なし。
『こんばんはーーー』
しばらくすると電話の声の主がやって来ました。
『はい… いらっしゃいませ、お疲れさまでした』
電話の声だとゆったりとした話し方で、けっこうな年配の方だと思いましたが、若くて穏やかな感じの方でした。

受付を済ませ、お風呂の位置を教えてもらい部屋へ案内してもらいます。
山小屋と民宿を足して2で割ったようなスタイルの山本小屋ですが、山歩きの途中で泊まるとすれば相当快適です。
ただ、設備は古いです。

なぜ行動時間を長くとって山本小屋までにしたかといいますと…
美ヶ原高原は国定公園です。
ここでの幕営は禁止されているからです。つまり、テントで適当に泊まれないということです。
そして宿泊施設も一度下山しないとありません。

テントを張れるところまで降りるか、宿泊施設を確保するかという選択を迫られます。
都合が良かったのが「王ヶ頭ホテル」か「山本小屋」ということになります。
山本小屋でテントを張れるのが一番良いのですが、それは出来ないようです。

となれば、王ヶ頭ホテルはブルジョア階級の方御用達ですから、僕的には山本小屋で決まりとなりますね。

山本小屋での一夜を公開します。
まず、荷物を降ろして中身を出します。そして風呂に入りました。
タオルは1枚備え付けてあります。
ポットにお湯、お茶セット、テレビ、暖房器具、ゆかたが標準装備されています。

まずお風呂。
湯量が少ないので、掛け流しの贅沢さはありません。設備も古くシャワーも弱いです。
これは仕方がないですね。
でもね、疲れ果てた身体を湯につけられるなんて最高の山歩きです。
ちなみにシャンプーなどはありました。

汗臭くなったズボンのウエスト部分に、小さなアトマイザーに入れてきた無臭のファブリーズを吹きかけて、暖房器具で乾かします。これで明日履くのにちょっとは辛くないですね。ドライヤーはないので髪は自然乾燥です。たぶん受付に言えば貸してくれると思いますけど、僕には必要なしです。

お風呂を上がったら、夕食の支度をします。素泊まりですから自前です。
今日はカレーライスです。パリっとウインナー添えました。
ところが、食欲がなく残してしまいました。残飯は小屋のゴミ箱で回収してくれるので、無理やり押し込まなくても良いのがうれしいです。
ペットボトルも燃やせるゴミとして回収してくれます。

あ、思いだしました。ここで大切な情報です。
王ヶ頭手前の自然保護センターの自動販売機は営業時間外はシャッターの中に入るので買えません。
王ヶ頭ホテルの売店か山本小屋内の自動販売機を利用しましょう。
ちなみにこの時期の自然保護センターは16時で閉まります。

お布団を敷きます。
明日の準備と水分の確保をします。
山本小屋は蛇口の水はすべて飲めるそうです。
1リットルの水と5本の500ミリペットボトル、保険として700ミリリットルの予備水を持ちます。
この先の扉峠でも自動販売機は外に出ていないため、1日分の水を担ぐしかないようです。
トレイル中には沢もほとんど無いので浄水器での水の確保も難しいです。

朝早出発するので、お弁当をお願いしておきました。海苔で巻いたおにぎり2つと、から揚げ、海老フライ、ゆで卵、焼き鮭でした。
山小屋で出されるお弁当は、きびしいものが多い中まともなお弁当でお昼ごはんが楽しみです。

朝3時過ぎに起きました。
空は曇りがちでした。
部屋の鍵を受付に置いて、さらに一筆御礼を書き添えておきました。これは去年の五竜岳で先輩から学んだ人生のルールです。
まだ暗い中スタートします。


その8へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その6 思い出の丘~山本小屋

2017年09月25日 | Weblog
ずっと山道でしたが、突然車道に放出されました。
ここから武石峠を経て2km弱のロードです。
突如として人や車が行き交うようになりました。

ここで計画したコースタイムにミスが発覚しました。
なんと1時間短く計算していました。
『やばっ、ということはコースタイム通りだと20時45分到着だぞ』
これはマズいでしょう。
現在1時間のアドバンテージを得ているので、それでも19時45分到着だな…。
先を急ぐことにしました。

コースは思い出の丘へと導かれます。
革靴の紳士、スカートにブレザーの淑女とすれ違う僕。
まるで宇宙人と侍がすれ違うような違和感を感じます。
思い出の丘の大きな山頂碑の前でポーズをとりながら撮影する男女、その脇を申し訳なさそうに通り過ぎる腐りきった身体の僕。

そう、ここはすでに観光地です。
コスチュームが違う僕を珍しそうに見つめる人々や言葉が違う異国人。
すべてが突然として入れ替わったような感覚です。

そして誰も行かない方向に武石峰がそびえています。
ここが3つめのアクセスポイントです。
武石峰からは展望が良く、強い風の中乾いた草に腰をおろして美ヶ原全体を眺めていました。
標高はすでに2000mに手が届くところまで来ています。
『ここから王ヶ頭までまた下って登るのか』
時間はすでに17時です。

王ヶ頭の山頂碑が4つめのアクセスポイントとなります。
『頑張らないと…』
切羽詰まると、どこからか力が湧いて来て登り返しもグイグイ行けたような気がします。

王ヶ頭ではたくさんの観光客が写真撮影していました。
山頂碑のところで写真を撮ってもらおうかと思いましたが、どうも日本人じゃないようです。近寄ると言葉が◎×△… 大人しくセルフタイマーで自撮りしました。

次のアクセスポイントは、もう一つの違う烏帽子岩手前の道標です。
烏帽子岩までは高低差もあまりなく、スピードを上げることが出来ました。
ここで18時を回ることが確実となり、山本小屋に電話を入れておきました。
『もしもし、いま王ヶ頭付近です。ちょっと到着が遅れてしまいますが、道は分かっていますので心配なさらないで下さい。必ずお伺いしますのでよろしくお願い致します』
よし。これでいい。

道標を背に5つめのアクセスポイントを撮影しました。
ぎりぎり日没後の夕暮れが残っている状態でした。

あとはその先の百曲り園地を経て山本小屋までひたすら平地を歩くだけです。
ヘッドライトが暗闇を照らし出すことになりました。かなり遠くに山本小屋の灯りが見えます。


その7へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その5 三才山出合ドライブイン~烏帽子岩

2017年09月24日 | Weblog
さてさて、あまりゆっくりとしていられません。
トレイルは戸谷峰を越えて三才山出合(みさやまであい)ドライブインまで一気に700m近く高度を下げます。

ここには自動販売機があります。
本当はここで食事を食べられると荷物も減らせて都合が良かったのですが、事前に調べたところ店を切り盛りしている奥さんの体調がすぐれず休業中だということです。
はやく元気になって欲しいですね。

ここで1本だけドリンクをゴクゴク飲みました。
他の自動販売機で小銭を使うかもしれないので千円札を入れましたが、見事にお釣りを取り忘れました。
気がついたときはすでに次の登りに取り付き始めている頃でした。
お次のお客様、タダでドリンクゲット当選確実でーす。
ただし、ほとんどの飲み物は売り切れでしたが…。

ここから烏帽子岩に向かって再度高度を上げます。再び700mほど高度を上げていきます。
ここが一番キツかったです。

途中、モモが痙攣し始めました。いけないいけない、戸谷峰からの下りが厳しかったせいかな?
最初からこんな調子でどうするんだ… という気分でした。
つったりすると厄介なので、水分を意識的に多く摂り、塩をちびちび舐めながら登りました。

トレイルはもう花が終わり、紅葉へ向けて準備中です。
何も無い=静かな山 っていうわけです。三才山出合ドライブインの先で工事現場の人達に会ったっきり誰とも出会いませんでした。

登る中、あまりにキツくなり腰掛けた岩にスズメバチが一匹偵察に来ました。
疲労のあまり、追い払うことも逃げることも出来ず、ただじっとしているだけでした。だいたいは大人しくしていれば危害を加えて来ません。

やがて大きな岩肌が目に入ってくると思わず『きたきた、やっと来た』
烏帽子岩です。
岩山でピークには鳥居と祠がありました。しばし休憩です。
烏帽子岩の石碑にて2つ目のアクセスポイントの写真撮影をします。

烏帽子岩を越えると軽いアップダウンを繰り返しながらも少しずつ高度を上げていきます。
武石峠の手前からは車道に合流するはずです。


その6へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その4 戸谷峰まで

2017年09月23日 | Weblog
山本小屋19時45分到着の計画を立ててしまった僕、順調に行けば18時あたりまで短縮出来る自信もありました。

なぜならば、パンフレットに記載されているコースタイムはだいたいが余裕をもって決められているからです。

地図は取り寄せたパンフレットが一番都合良く、そこにアクセスポイント(写真撮影場所)の画像を小さく印刷して貼り付けておきました。
高低差のグラフも同じように貼り付けました。ペース配分や所要時間のイメージを保つには有効だと考えたからです。

地図は紙製なので、トレイルが終わる頃には汗で濡れ、たび重なる折返しによってボロボロになってしまいます。
B6サイズのビニールケースに入れて持ち歩くことにしました。

トレイルは戸谷峰に向かって緩やかに高度を上げていきます。距離はおよそ6km、高低差は約800m、標準コースタイムは4時間05分です。筑波山を完全に麓から登るイメージですね。
長い距離なのでまずはゆっくりと身体を慣らすように登りはじめ、自然にスピードが上がってくるのを待ちます。

歩きやすく、良く整備された登山道には好印象を受けました。
ロングトレイルの設定はあるものの、企画管理している団体や行政が放置しているようなコースもたくさんあるからです。
ピンクテープもかなり多く、道を外すことは無さそうです。さすが数々の名峰を抱える山の玄関口松本。
快適なロングトレイルを予感させてくれます。

高低差のグラフによると戸谷峰山頂付近でだんだん傾斜が緩くなるような曲線になっていましたが、実際はまったく逆で山頂に近づくにつれて急登になりました。
ここではじめてこのグラフはイメージだけのグラフだと分かりました。

やがて山頂です。
トレイルは画像のようなとても歩きやすい道で始まりました。
道はしっかりとつけられ、不安感もまったくないままテープに導かれながら山頂へたどりつきました。

まず写真撮影をします。
9箇所あるポイントの1つ目です。
展望はここまでほとんど無く、戸谷峰山頂もこれといったものではありませんでした。

最近は登りながら少しずつ食べる戦法になった僕、これが胃に負担もなくエネルギーも出し続けられるような気がします。
朝食らしいものを食べていなかったので、ここで自分で握ってきたおにぎりを食べました。甘い味噌とキムチを刻んだものを具にしました。
これが一番美味しく感じられた食事だったと思います。


その5へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その3 登山口へ立つ

2017年09月22日 | Weblog
枝が張り出していてこれ以上は行けないというところでタクシーを降りました。
4000円でした。

車を停めた牛伏寺(ごふくじ)からタクシーを使うと、13,000円は越えてくるので、電車賃(240円)と合わせても今回の移動は時間的にも予算的にもこれしかないなと判断しました。

駅から登山口までが近い場合はすべてを電車で移動する方法も考えられますが、今回のように寝床の確保とのんびり出来ないスタート時刻となればやはりマイカー移動が運転は大変ですけど一番安心だと思っています。

松本市から『美ヶ原高原ロングトレイルガイドブック』が発刊されていて、地図や周辺の情報やパンフレットも入手出来ます。ガイドブックは一部1000円でした。
それぞれのロングトレイルには、だいたいパンフレットが用意されていて、まずはそれを取り寄せることから始まります。

運転手さんとは車を降りるまでずっとお話をしていました。
どうやら運転手さんも山に登るらしく、今回のロングトレイルには興味を持ってくれました。

ただ、まだまだ知名度は低くトレイル自体の踏み跡も薄い(登山道はしっかりしていますが、トレイルとして歩く人は少ない)印象を受けました。
まず、タクシーの運転手さんが登山口を知らない(乗せた人がいない)っていうところがそれを裏付けていますね。

しばらく歩いてゲートを開けるとトレイルの始まりです。
スタート時刻は午前7時でした。
登山開始としてはこの距離を考えると、少し遅いのですがそれでも予定より30分早くスタート出来ました。

真っ先に目に飛び込んできたのが画像のようなトレイルの案内板でした。
きれいで新しいし、ルールや注意点が しっかりと説明されていて安心感を覚えました。
さすが山の国長野、さすが北アルプスの玄関口松本。

1日目は美ヶ原高原の中心部「王ヶ頭」を経て、コースを一旦外れその先にある「山本小屋」を目指します。
ここには温泉もあり、きっと快適に宿泊出来るでしょう。

ただ… 到着予定時刻は19時45分。
あまりにも遅すぎますが、山本小屋は車で直接アクセス出来る場所にあるせいか遅い到着を容認してくれます。

それでも予約の電話をしたときに、さすがに20時近くなるとは言えず、
『18時過ぎになりそうです』
と言ってしまいました。
到着が20時になるような計画は立ててはならないからです。


その4へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その2 現地入り

2017年09月21日 | Weblog
いつものように仕事から帰ると、用意しておいた荷物に水と食糧を入れて出かけます。

ロングトレイルは普通の登山とは違って、綿密な計画と歩き通す強い意志が必要だと思います。
なので、自分の力量をわきまえて行動計画を練ることが大切です。

美ヶ原高原ロングトレイルに限らず、今まで歩いた京都一周トレイルやダイヤモンドトレイルもそうでしたが、本来一度に歩くものではありません。
きちんと始めからいくつかにコース分けされています。

『関東ふれあいの道』や、身近なところでは『龍ケ崎てくてくロード』なんかもそのカテゴリーですね。
そこを一度で歩き通せるかどうかは、歩く人本人が決めることで、期限も無ければ競争でもありません。
あるとすれば自分とのかけひきですね。

持ち物すべての重さを量って、同じ機能であれば出来るだけ軽い方を持ちます。
食べるものもドライフードや水を使わないパンにしました。

塩尻インターを降りて牛伏寺の駐車場に車を停めます。
当然あたりは真っ暗闇で、激しく星空が降り注いでいます。
『よーし、やるぞー』
まず自転車を降ろして寝床を確保します。

… 4時に起きました。
まだまだ暗いです。
準備を整え、自転車にまたがり長い坂道を下っていきます。
30分ぐらいで村田駅に着きました。

駐輪場は6時から開門となっていて、乗らなければいけない電車は6時06分。
『乗れるかなぁ…』
一抹の不安の中、管理人がちょっと早めに到着しました。
『よしよし大丈夫そうだ』
利用方法を確認して自転車を預けました。

小走りで駅に向かい、定刻通りにやってきた電車に乗ります。
乗りますが寒冷地特有の自分でボタンを押して開ける方式でした。
まごまごしていたら後続の人にボタンを押されてしまいました。
『あ、すみません』

2駅乗って松本駅で乗り換えです。
直通もありましたが、一番早く着くのがこれしかなかったのです。
乗り換えで失敗したことがあるので、ここは慎重に。

やがて田沢駅に到着です。
田沢駅は無人でした。
Suicaを使って乗ったので、当然Suicaで出ようと思いましたが機械がない。
『やばっ、いいやそのまま出ちゃえ』
僕の恰好を見た予約しておいたタクシーのおじさんが、こちらを見ておじぎしてくれました。
登山口までと言ったので、気がついてくれたんだな。
『おはようございます、早い時間に申し訳ありません』
タクシーに乗って運転手さんと場所の確認をします。

『ゴールデンキャッスルの先の戸谷峰登山口ですが、行けるところまででけっこうです』

『戸谷峰ってどこだろうって昨日会社の人間と話していたんですよ』
相当マイナーらしいです。
『ゴールデンキャッスルってどういう施設なんですか?』
『結婚式場ですよ』
なるほど。豪華な財宝を見せびらかす館かと思っていました(笑)。

『このへんで…』
と言われた先には獣が降りてきて悪さしないように、防護柵とゲートが取り付けられていました。(画像)


その3へ続きます。
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美ヶ原高原ロングトレイル その1プロローグ

2017年09月20日 | Weblog
今回の連休も日本百名山100座目の剱岳には行きませんでした。
理由はいろいろありますが、一番良いときに行きたいというのが最大の理由です。

さて、そのかわりかねてから計画していた『美ヶ原高原ロングトレイル』に挑戦することにしました。

このロングトレイル、松本市観光温泉課が企画管理している、公称総延長45kmのトレイルです。

ルールは大阪のダイヤモンドトレイルと同じように、各ポイントで参加者入りの写真を撮って提出するというものです。
つまり認定制度があります。

周回コースではなく、美ヶ原高原を完全縦走するので、綿密に計画を練っていました。
そして決まった手段がこれ。

まず下山口に直行し車中泊。
積んできた自転車で最寄りの村田駅に向かいます。

そこの駐輪場に自転車を預けて、電車で3駅移動します。
前もって予約しておいたタクシーで登山口近くまで送ってもらいます。
これで時間を気にすることなくゴールを目指せるというわけです。

天候は台風一過の晴れですが、強い風が残っています。そして2日目は曇りとなりました。
はたして台風の爪痕はどの程度なのでしょうか。

美ヶ原というと王ヶ頭を主峰とする百名山であり、平坦な高原のイメージが強いと思いますが、このロングトレイルはもちろんそこだけを歩くわけではありません。

およそ20数km離れた戸谷峰登山口からいくつもの山を越えて美ヶ原の中心に向かいます。
一旦コースを外れさらに数km、予約しておいた山小屋に1泊し2日目もコース復帰したあと同じ程度の距離をまた山々を越えて縦走するのです。

さて、この山旅はどのような展開となるのでしょうか…。

明日からシリーズで記事にしていこうと思います。
毎日見てね。
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面会ウォーキング

2017年09月12日 | Weblog
今週は残念ながら雨でした。

予報が当たるとすれば、朝のうち晴れ間が出そうな筑波山にでも行こうかと思いました。

一応用意しておきます。
目覚まし時計は午前4時半にセットしました。
ところが起きてみるとやはり雨でした。

なので、二度寝をしてやりました。
6時に再び目覚めました。
雨は上がり、予報が当たったのかも? と思いました。
時間的には今から筑波山ではちょっと遅いので、施設にいる母親の面会に行くことにしました。

まあ、筑波山に登ったとしても母親のところへは行こうと考えていたので、それはそれで悔しくもありませんでした。

ならば歩いてみようかな…。
下界の平地なら別に雨でも構わないし、そんなに土砂降りにならなければ汗で濡れても雨で濡れても、さほど違いはありません。

念のための薄手のレインウェアと山傘、それにタオルとマネー、長距離ウォーキングの時には必ず持っていくファーストエイドセットを小さめのザックに放り込みました。

風は若干強めの南風で、空には青い部分もあります。
そして虹もかかっていました。
天気予報って難しいですね。

歩き始めて1時間もすると、雨になりました。
傘をさすかささないかの微妙なところです。
結局レインウェアは着ることなく、傘を開いたり閉じたりで最後まで行きました。

母親はフロアーで腰掛けたままウトウトしていました。
僕が行ってもしばらく居眠りしていました。
目を覚ました後はいつもよりも笑顔を作ってくれて安心しました。

12時近くになり、食事の時間になったので、帰ることにします。

外はけっこうな雨になっていました。
薄手のレインウェアを着ることにしました。
職員さんに『バイクですか?』と聞かれて『歩きです』と答えました。不思議そうな顔をしていました。

薄手のレインウェアは、なかなか良い性能でした。僕は時々こういう長距離ウォーキングで山用品を試してみたりしています。

でもやっぱり途中で暑くなって脱ぐはめになりました。
帰りは誰に会うわけでもないので、濡れても平気になりました。

そういえばお腹が空いたなぁ。
何をどこで食べようか考えながら歩きましたが、結局マックになってしまいました。ふだん食べないので、まぁいいかな?

途中、ひまわり畑がありましたよ。
そして片道3時間の面会ウォーキングは、程よい疲れとともに終了しました。

そしてもちろん『我が家温泉』に入って居眠りしましたとさ。


31.6km
53,700歩
1480kcal
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北アルプス燕岳 その3

2017年09月07日 | Weblog
画像は『めがね岩』ですね。
ちょっとアングルが悪いのでめがねに見えないですが、後ろ槍ヶ岳と向かって左目の中に山のピークを入れるとこうなりました。

さてさて、下山した僕。
次のお楽しみは温泉です。
せっかくですから中房温泉に入っていこうと思いました。
燕山荘にもパンフレットがあって、日帰り温泉可能だというので。

入ってみた感想です。
お湯は若干熱めで、カランから出るお湯もにおいからすると温泉水ですね。
内湯は湯の花が目立つ程よいツルっと感で、軽い硫黄臭。
露天は内湯よりも熱めでしたが、広かったです。
この日はまだ空いていて(午後2時すぎ)快適でした。

もうちょっとぬるめなら寝られるなぁーなんて思いながらも上がってきました。
売店には有明山のバッチがありました。ここでしか手に入らないと書いてありましたよ。

食事も済ませたかったのですが、14時でオーダーストップでした。
まあ途中で食べるとしましょう。

最寄りの高速道路入り口は安曇野ですが、一般道をショートカットしながらそば屋を探します。
あるけどやっぱり時間的にやっていませんでした。

東部湯の丸で高速道路に入り、すぐにあるサービスエリアで食事にしました。
ただのざる蕎麦でいいので、期待せずにフードコート風の場所で券売機を見ると…。
『トマトざる蕎麦』というものがありました。

どうせ普通のざる蕎麦じゃ味も特別なものではないと思ったので、迷わずここは『トマトざる蕎麦』のボタンを押しました。

出てきたものを見つめると、そばは普通の出来合を茹でたものでしょうが、めんつゆはトマト色に赤いです。
多少の薬味が入っているようです。
小皿に信州味噌がちょろっとときざみネギがつけ合わせられていました。

味噌とネギをそばにちょっとのせてズルズルっといきます。
んー、酸っぱい。
ちょっと味が濃いので冷水で薄めてみます。

なんと申し上げたらよいのか…。
トマトのドレッシングにめんつゆをちょっと混ぜ合わせたような味でした。
まあ、味が濃いことを除けば嫌いじゃないかなと思いました。

2時間しか寝てないので、途中眠くなるかなと思いましたが、なんとか往復700kmの運転をこなして無事自宅に到着しました。

久しぶりの晴れだったので、気持ちは満足しました。


おしまい。
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北アルプス燕岳 その2

2017年09月06日 | Weblog
画像はかの有名な『イルカ岩』です。

なぜ目覚まし時計をかけるのに緊張するか。
それはですね、鳴らなかったり投げ捨ててしまったりした過去が何度もあるからなのですよ。

有明荘界隈の駐車場は平日だというのに8割方満杯です。
超人気の山だということを改めて感じました。

歩き始めるとなんでかな、身体全体が重い。
そういえば昨日お腹すごーく空いたまま寝てしまったな。
やっぱり前の日はちゃんと食べないとダメですね。
低血糖なのかな?
行動食をあわてて食べてみるけど、すぐにエネルギーになるわけもなく、このまま耐えることになりそうです。

燕岳は距離こそさほどでもないけれど、急登でも有名な山です。
一応「北アルプス三大急登」とも言われています。
登りに4時間もかかってしまいました。

やっとのことでたどり着いた稜線には燕山荘が建っていて、いきなり槍ヶ岳方面の山並みが丸見えです。
『間に合った~』
ひとまず燕岳山頂を目指します。
そこでお昼にしますが、なぜが美味しく感じません。食欲が出る山飯って何かなーなんて思いながらも無理やり完食しました。

いや~皆さんの写真や山の本を見ていても感じますが、本当に素晴らしい景色です。
ここで晴れを引けないなんて考えられないですね。

目の前の行く手には北燕岳があります。
もちろんそちらにも登りましたが、やはり数名の登山者がいるだけでした。

だいぶゆっくりして、下山にとりかかることにしました。
下りは得意ですが、エネルギーをからだに取り込んだからか気持ち的なものなのかいつものスピードが出せてます。
およそ30人の先行者をパスしてコースタイムの半分以下で下山しました。

すぐに先を譲ってくれる方もいれば、そんな気もない人もいます。
別に焦っている訳ではないけど、ゆっくり体重を支えながら降りるよりも、落下速度を活かしながらトントン降りていく方が僕にとっては身体の負担が少ないのです。

濡れた筑波山での下山に比べると、合戦尾根の多少のガレ場やザレた斜面は難しく感じません。

僕なりの解釈かもしれませんが、上半身が遅れるとスリップして転倒しやすくなります。
頭を前に、お腹を引いて、傾斜が付くほど身体をかぶせていきます。
登山道の底ばかりを歩かずに、スピードが付きすぎたら側面の腹を使ってバウンドさせるように弾ませて、脚力でスピードを殺すのではなくフォールラインで速度をコントロールすると良いと思います。
たぶんトレランの人はみんなやっている事だと思います。

ちょっと年上の先輩方のパーティーに追いつきました。『若い人行くよー、若いからって食い物にしないでねー』なんて言われたりしました。
素直に『若い』って言葉を喜んでいいものでしょうか。

駐車場まで舗装路を歩き、帰りの身支度を整えました。
さてさて、温泉♪温泉♪
これがまた楽しみなのですよね~


その3に続きます。
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北アルプス 燕岳 その1

2017年09月05日 | Weblog
『つばくろだけ』と読みます。
『つばくら』と読んだりもするんですけど、なんでかな?
ちょっと調べてみると、燕(つばめ)のことでどちらも正しいようです。
もともと『つばくらめ』と昔は呼んでいたようで、それが「つばくら」になり「つばくろ」になっていったようです。

そして、その燕岳に登りました。

前回のブログで、百名山100座目の『剱岳』に行くと言っていましたが、登頂日が雨の予報となり、あっさり諦めました。

絶対に最高の天気の時に行きます。
今年晴れに恵まれなかったら来年でいいです。

さて、それでは燕岳の話をしましょう。

休前日の営業終了後、まず天気予報を確認します。
最近の天気は予報が難しいようです。直近になってからでないと外してしまいそうです。

何枚も登山届を書き直しました。

さて今回の燕岳は4~5年前に、下の子を連れて燕山荘に泊まりながら行くはずだった山です。
僕がハーネスによる確保の練習をしに、近くの公園に連れ出し、そこでボコボコに蚊に刺されて中止になった山です。

それからというもの、ケチがついたように計画すると雨。
下の娘も山に行かなくなってしまい、仕方なく一人でいくことになりました。

もう一つケチがついている日光の女峰山とダブルで計画を立てていました。
そして今回は燕岳に軍配が上がったという訳です。やっと行けそうです。

いつものように仕事が終わったら、食事して風呂入って出かけるのですが、行き先が決まっていないので準備が出来ていません。
一から用意して、出発したのが22時ちょっと前。
スタートしたら雨が降ってきました。
… 長野は天気良いんだろうか。
遅くなっちまったなー。
だいたい5時間かかるので、到着は午前3時になりそうです。

5時にはスタートしたいので、起床は4時半かなー。
もうちょっと寝たいけど、天気は下り坂です。それに今日は雨降らないと思うけど、風向きが南に変わった途端雲が湧き出すことになります。
ここは、この景色(画像)が見えないと何の意味もないのですから。

ちょっと緊張して目覚まし時計をかけました。


その2に続きます。
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