コース12を終了した地点でコンビニ発見。
進行方向とは逆ですが迷わず直行しました。
すっかり太陽はその姿を露わにし、灼熱の光線を放射しています。
ここで謎の公務員に勧められてノンアルコールビールを飲むことにしました。
『甘くなくてさっぱりするよー』と。
僕は小さめのエスニックサラダ、謎の公務員は大きなハムカツバーガーをむさぼっていました。
エネルギーを使うときに食べられる人はスタミナがあります。
素晴らしい。
コース13に復帰すると、特筆するものがない稲作地帯と集落をひたすら歩きます。
ひたすらひたすら歩き続け、ついに『油殿古墳群』に到着しました。
当然、古墳があります。
盛られた土が目立ちました。
ここはコース13のチェックポイントです。
古墳群を見学する気力もなく、一度ザックを下ろして身支度を整え直します。
パンをかじったり、ペットボトルを入れ替えたり、シューズのインソールを交換したりしました。
その間コンクリートの上にお尻をつけて座っていましたが、熱すぎて長く座っていられませんでした。
言葉少なげになり、一番熱い時間帯をひたすらやり過ごすように歩き続けました。
休憩に適した場所も無く、コース13も間もなく終わろうという頃、店舗が並ぶ幹線道路が目に入りました。
そこにはラーメンやお好み焼きなどの文字が暑苦しくぶら下がっていました。
半分諦めかけたその時、謎の公務員がコンビニを発見しました。
『なんだかコンビニみたいな看板あるよ』
コースから大きく外れますが、もう耐えられないほどになり、喉は炭酸の刺激を激しく求めていました。
『よく見つけましたねー、助かったー』
僕はミニコーラとアイス… と思いましたが、アイスは全部食べられそうにないのであきらめました。
謎の公務員はノンアルコールビールをグビグビ飲んでいました。
一度戻って食料を買い、片手にチョコモナカのアイスを持っていました。
『半分食べる?』
おーーーーマジすか?
嬉しいです。
一番食べたかったアイスをもらえて激しく喜びました。
そしてさらにコース14へと入っていきました。
コース14は「大海原を望めるみち」となっています。
やっと、やっと内陸部が終わり海まで来たぞ。
ここまで長かった…。
特筆するものがないルートをたどり、一番暑い時間帯を我慢の連続で駆け抜けていきます。
不思議なことに、だんだん身体も暑さに慣れてあまり苦しいと思わなくなりました。
もしかして末期症状だったりして。
不安を抱えていた靭帯の古傷もすっかり痛みを感じなくなり、快調にロングウォークをこなしていきます。
一時はこのまま痛みと付き合っていくのかと思いました。
やがて本日最後のチェックポイント「洞底湖(どうていこ)」に到着しました。
江戸時代に築造された人造湖で農業用水として利用されているようです。
名前は中国の洞庭湖にちなんでいます。
さて、この森を越えれば海が見えるのではないか… という期待感で足さばきが軽くなります。
ところが、なかなか見えてきません。
森の奥にまた森。
見えるものはゴルフ場のコースだったりします。
時折見える遠くの景色は、海岸沿いの建物だと思います。
その先に水平線があるのだと思いましたが、霞がかってはっきりと確認できませんでした。
結局海らしいものは見えないまま、ゴールの東浪見駅に到着しました。
予定よりおよそ1時間早かったです。
記念撮影して東浪見駅のホームに滑り込みます。
東浪見駅は無人駅で、簡易Suica改札でした。
ほとんど1時間に1本なのでけっこう乗客がいました。
朝の通勤通学時間はラッシュするみたいです。
茂原駅に戻って車を出します。
一日停めて600円でした。
ちょっと走ってコンビニに寄ります。
謎の公務員の一人宴会が始まりました。
缶ビール4本(500ml缶も入っていましたよ)、ワンカップ1本、つまみ数袋の食べまくり飲みまくりで、帰りの行程2時間半ずっとしゃべっていてくれました。
仕事の話、テニスの話、家族の話、自転車の話、そしてウォーキングの話。
いろいろな感情と表現で話してくれるので、退屈しませんでした。
こうして今回の真夏の修業めいたロングトレイルは無事終了しました。
歩行距離 32.8km
行動時間 9時30分(休憩含む)
累計標高差+797m
51,100歩
ちなみに謎の公務員は、翌日も日課の一万歩を歩き、テニスまでやったそうです。
おしまい。
進行方向とは逆ですが迷わず直行しました。
すっかり太陽はその姿を露わにし、灼熱の光線を放射しています。
ここで謎の公務員に勧められてノンアルコールビールを飲むことにしました。
『甘くなくてさっぱりするよー』と。
僕は小さめのエスニックサラダ、謎の公務員は大きなハムカツバーガーをむさぼっていました。
エネルギーを使うときに食べられる人はスタミナがあります。
素晴らしい。
コース13に復帰すると、特筆するものがない稲作地帯と集落をひたすら歩きます。
ひたすらひたすら歩き続け、ついに『油殿古墳群』に到着しました。
当然、古墳があります。
盛られた土が目立ちました。
ここはコース13のチェックポイントです。
古墳群を見学する気力もなく、一度ザックを下ろして身支度を整え直します。
パンをかじったり、ペットボトルを入れ替えたり、シューズのインソールを交換したりしました。
その間コンクリートの上にお尻をつけて座っていましたが、熱すぎて長く座っていられませんでした。
言葉少なげになり、一番熱い時間帯をひたすらやり過ごすように歩き続けました。
休憩に適した場所も無く、コース13も間もなく終わろうという頃、店舗が並ぶ幹線道路が目に入りました。
そこにはラーメンやお好み焼きなどの文字が暑苦しくぶら下がっていました。
半分諦めかけたその時、謎の公務員がコンビニを発見しました。
『なんだかコンビニみたいな看板あるよ』
コースから大きく外れますが、もう耐えられないほどになり、喉は炭酸の刺激を激しく求めていました。
『よく見つけましたねー、助かったー』
僕はミニコーラとアイス… と思いましたが、アイスは全部食べられそうにないのであきらめました。
謎の公務員はノンアルコールビールをグビグビ飲んでいました。
一度戻って食料を買い、片手にチョコモナカのアイスを持っていました。
『半分食べる?』
おーーーーマジすか?
嬉しいです。
一番食べたかったアイスをもらえて激しく喜びました。
そしてさらにコース14へと入っていきました。
コース14は「大海原を望めるみち」となっています。
やっと、やっと内陸部が終わり海まで来たぞ。
ここまで長かった…。
特筆するものがないルートをたどり、一番暑い時間帯を我慢の連続で駆け抜けていきます。
不思議なことに、だんだん身体も暑さに慣れてあまり苦しいと思わなくなりました。
もしかして末期症状だったりして。
不安を抱えていた靭帯の古傷もすっかり痛みを感じなくなり、快調にロングウォークをこなしていきます。
一時はこのまま痛みと付き合っていくのかと思いました。
やがて本日最後のチェックポイント「洞底湖(どうていこ)」に到着しました。
江戸時代に築造された人造湖で農業用水として利用されているようです。
名前は中国の洞庭湖にちなんでいます。
さて、この森を越えれば海が見えるのではないか… という期待感で足さばきが軽くなります。
ところが、なかなか見えてきません。
森の奥にまた森。
見えるものはゴルフ場のコースだったりします。
時折見える遠くの景色は、海岸沿いの建物だと思います。
その先に水平線があるのだと思いましたが、霞がかってはっきりと確認できませんでした。
結局海らしいものは見えないまま、ゴールの東浪見駅に到着しました。
予定よりおよそ1時間早かったです。
記念撮影して東浪見駅のホームに滑り込みます。
東浪見駅は無人駅で、簡易Suica改札でした。
ほとんど1時間に1本なのでけっこう乗客がいました。
朝の通勤通学時間はラッシュするみたいです。
茂原駅に戻って車を出します。
一日停めて600円でした。
ちょっと走ってコンビニに寄ります。
謎の公務員の一人宴会が始まりました。
缶ビール4本(500ml缶も入っていましたよ)、ワンカップ1本、つまみ数袋の食べまくり飲みまくりで、帰りの行程2時間半ずっとしゃべっていてくれました。
仕事の話、テニスの話、家族の話、自転車の話、そしてウォーキングの話。
いろいろな感情と表現で話してくれるので、退屈しませんでした。
こうして今回の真夏の修業めいたロングトレイルは無事終了しました。
歩行距離 32.8km
行動時間 9時30分(休憩含む)
累計標高差+797m
51,100歩
ちなみに謎の公務員は、翌日も日課の一万歩を歩き、テニスまでやったそうです。
おしまい。