しばらく低木を背にし、濡れた草の上にしゃがみこんでいました。
どうせずぶ濡れだから、もうどうでもいいです。
20分ぐらい補給食を食べたり、データを確認したりして雷さまが通り過ぎるのを待ちました。
『そろそろいいかな?』
立ち上がって歩き出すと、雷鳴は遠のいて行ったようでした。
15時53分「平標山の家」に着きました。
『こんにちはー、予約していた高橋です』
小屋番さんかな?お2人で将棋をさしていました。チラっとこっちを見ただけで将棋に夢中です。
お若い女性スタッフが『はーい、お疲れ様でした』と言って迎えてくれました。
『すみません、乾いているところが1箇所も無いんです』と言うと『隣が避難小屋になっているので着替えに使ってもらってかまわないですよ 』と教えてくれました。
今日はどうやら僕1人のようです。
『もう好きにやって下さい』と言ってくれました。
誰もいない避難小屋で濡れたものすべてを干して乾いているものに着替え、やっと落ち着きました。
避難小屋の内部は僕の濡れもので盛大に飾られています。
小屋に戻ると『高橋さん、夕食はスタッフたちと皆んなでいかがですか?』と若旦那が声をかけてくれました。
『えーいいんですか?それは嬉しい』と答えました。
電話に出て予約を取ってくれたり、雷の中の連絡で優しく受け答えしてくれたおばあちゃん(ピンピンしてるので年寄りではないです。立場的におばあちゃんというだけ)がニコニコして出てきて最後にテーブルにつきました。
僕、若旦那、到着時に向かえてくれたのは若旦那のお嫁さん、おばあちゃん、そして将棋の相手はなんと若旦那のお友達。
そのお友達というのが、なんと若旦那が「四国お遍路」の旅で知り合った人らしいです。
なんだかスタッフとは違う感じだなーと思っていたら、そういうわけでした。
たまに遊びに登ってくるんだそうです。
素晴らしい友達が出来ましたよね。
その後は僕がやっているスノーカントリートレイルの話からお遍路の話、ここに来るお客さんの話、若旦那のヤンチャ時代の話、真面目な人と人との出逢いの話などで消灯の21時まで話し込みました。
とてもとても貴重な時間を過ごさせてもらえました。
お嫁さんがデザインした「たいらっびょう のTシャツ」を買いました。
2,500円で僕にはちょっと可愛いデザインでしたが、気に入って買いました。
さて、布団は「極薄せんべい」でしたが、横になると疲れをスーっと吸い取ってくれる魔法のせんべい布団でした。
翌朝、メモを残して3時30分予定通り小屋を出ました。
天候は曇り、怪しいぐらいの夜のとばりです。
さあ、2日目の始まりです。
この2日目さえ乗り切れればこの4日間の旅は成功したも同然と言えるほどの鬼門となります。
2日目その1へ続きます。
1日目
歩行距離 20.4km
累計標高差 +1,729m -657m
36,900歩
どうせずぶ濡れだから、もうどうでもいいです。
20分ぐらい補給食を食べたり、データを確認したりして雷さまが通り過ぎるのを待ちました。
『そろそろいいかな?』
立ち上がって歩き出すと、雷鳴は遠のいて行ったようでした。
15時53分「平標山の家」に着きました。
『こんにちはー、予約していた高橋です』
小屋番さんかな?お2人で将棋をさしていました。チラっとこっちを見ただけで将棋に夢中です。
お若い女性スタッフが『はーい、お疲れ様でした』と言って迎えてくれました。
『すみません、乾いているところが1箇所も無いんです』と言うと『隣が避難小屋になっているので着替えに使ってもらってかまわないですよ 』と教えてくれました。
今日はどうやら僕1人のようです。
『もう好きにやって下さい』と言ってくれました。
誰もいない避難小屋で濡れたものすべてを干して乾いているものに着替え、やっと落ち着きました。
避難小屋の内部は僕の濡れもので盛大に飾られています。
小屋に戻ると『高橋さん、夕食はスタッフたちと皆んなでいかがですか?』と若旦那が声をかけてくれました。
『えーいいんですか?それは嬉しい』と答えました。
電話に出て予約を取ってくれたり、雷の中の連絡で優しく受け答えしてくれたおばあちゃん(ピンピンしてるので年寄りではないです。立場的におばあちゃんというだけ)がニコニコして出てきて最後にテーブルにつきました。
僕、若旦那、到着時に向かえてくれたのは若旦那のお嫁さん、おばあちゃん、そして将棋の相手はなんと若旦那のお友達。
そのお友達というのが、なんと若旦那が「四国お遍路」の旅で知り合った人らしいです。
なんだかスタッフとは違う感じだなーと思っていたら、そういうわけでした。
たまに遊びに登ってくるんだそうです。
素晴らしい友達が出来ましたよね。
その後は僕がやっているスノーカントリートレイルの話からお遍路の話、ここに来るお客さんの話、若旦那のヤンチャ時代の話、真面目な人と人との出逢いの話などで消灯の21時まで話し込みました。
とてもとても貴重な時間を過ごさせてもらえました。
お嫁さんがデザインした「たいらっびょう のTシャツ」を買いました。
2,500円で僕にはちょっと可愛いデザインでしたが、気に入って買いました。
さて、布団は「極薄せんべい」でしたが、横になると疲れをスーっと吸い取ってくれる魔法のせんべい布団でした。
翌朝、メモを残して3時30分予定通り小屋を出ました。
天候は曇り、怪しいぐらいの夜のとばりです。
さあ、2日目の始まりです。
この2日目さえ乗り切れればこの4日間の旅は成功したも同然と言えるほどの鬼門となります。
2日目その1へ続きます。
1日目
歩行距離 20.4km
累計標高差 +1,729m -657m
36,900歩