TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 群馬14-13 その2

2018年11月30日 | Weblog
歩きながら地図を見ていて思ったんですけど、コースマップに記載されているコースタイムがあまりにもおかしいのではと。

距離と時間が合わないような…。
登りのタイムはまだしも、下りのタイムは登りとほとんど変わらない設定になっています。

案の定、コースタイムの半分の時間で終わってしまいました。

全透院を過ぎ、9時42分「高野谷戸(こうやがいと)」のバス停でコース14は終了です。

ここからしばらく連絡道を歩きます。路肩が狭く不快な道です。

トイレに行きたくなり、ちょうどよいところにコンビニ発見。
ところが近づいてみるとまだオープン前の貼り紙が…。
仕方なく我慢することにしました。
どうせまたあるって。

ところが行けども行けどもコンビニどころかトイレは見当たらず、鳥肌が立ち始める始末。

国道からそれ、烏川橋を渡ると急に空気がヒンヤリしました。
渓流沿いの紅葉もまずまずでした。

コース13に向かう道は人通りもなく、路肩は苔むしていました。

そして右折して山道に入ります。
木漏れ日が良い感じでしたが、ついに僕の身体がもうダメと訴えています。
そこには天然のトイレがありました。

ホッとして先に進むとだんだん道は荒れていきました。
そして目の前にドーンと急坂を登るようにつけられた木段が。

一気に噴き出す汗。

ところがおよそ25分で舗装林道(林道榛倉線)に出ました。
「この付近に罠あり」の看板がどんどん出てきます。
いたずらしているのはイノシシかな?

誰にも会いませんでしたが、ここで1台の車を発見。
登山者のようです。

11時50分、コースポイントの四阿に着きました。
あたりは落ち葉に囲まれています。
ここでパンと飲み物で休憩します。

15分ほど休んで再スタート。

「森の香り」という看板を見つけました。
スギ、ヒノキ、ハッカ、サンショウの葉、果実、花…。
木の体内でつくり出して発散させている主成分は「テルペン」という物質。
主に樹木から発散され、嗅覚を刺激し気分を良くしてくれるのだそうです。

道はいよいよ終わりに近づいてきました。
集落に出ます。

ヤクルトのきれいにお化粧したお姉さんがニッコリ挨拶してくれました。
12時48分、終点の「恵宝沢(えぼざわ)」バス停に到着しました。

予定より3時間も早かったです。
ちょっともったいないですが今日はここまでとします。

次のコースはだいぶ離れているので次回ということで。

恵宝沢バス停には待合所がありました。
そこでまたパン食べて本を読んで1時間待ちました。

いわゆるコミュニティーバスが来ました。

寝ないように頑張ったのですが、目的地の安中駅に近くなって、ふと落ちたようです。
我に返って『次は駅ですか?』と聞きました。

『はい、安中駅です』と運転手さん。

あぶねぇ。

安中駅は小さな駅です。
そこで無事取手までの乗車券と自由席特急券を買いました。

ホームに出てまた本を読んで電車を待ちます。

高崎駅で新幹線に乗り換えます。
帰りは時間帯も半端なので自由席でもいけるだろうと思いました。

1番に並んで無事席をゲットしてまた本を読みます。
たった2駅なので寝ませんでした。

上野でダッシュ乗り換えです。
常磐線快速はまだラッシュ前でした。
余裕で席をゲット。
それでも立っている人もいました。

またまた本を読んでいるうちに…
ちょっとだけ寝たようです。

そして前を見ると、若いお姉さんがお隣のおじ様の肩にどっぷりともたれかかって寝ています。

おじ様、咳払い一発。
お姉さん、ちょい戻りからの再度もたれかかりでした。

それでもおじ様はずっと肩を貸したままでした。

先におじ様は席を立ちます。
お姉さん、それに続き慌てて駈け降ります。

そんなこんなで、なんだか気になってチラチラ見てしまいました。

無事取手に到着し、我が家温泉に入りました。


おしまい。

歩行距離 18km
累計標高差 +456m -832m
所要時間 4時間
34,000歩
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関東ふれあいの道 群馬14-13 その1

2018年11月29日 | Weblog
休前日は下の娘の誕生日。
なのでお食事に出かけました。

それなのに当の本人は来ないという変な展開。

そして翌日は上の娘の誕生日。
この娘も家にいるわけでもなく、僕もいつも通りハイキングに出かけることにしました。

仕事が忙しく、下調べもままならず。
おまけに計画していたルートも直前になってタクシーが手配出来ないことが判明して、おじゃん。

どうしようかなーと調べ始まったのが午前0時になろうかというところでした。
あ、パッキングもしてないや。

アクセスに電車とバス、帰りもバスと電車という、短いけれど面倒なところに行くことにしました。
どうせいつかは行くんだから、寝不足解消に居眠り目当てで電車でゴー。

現地に向かう始発のバスに合わせると、取手を5時34分の電車に乗ればいいと分かり、ちょっと睡眠時間が長くなりそうで安心しました。

1時30分に寝て4時30分に起きました。
今回は面倒くさいのでコーヒーも無し。
コンビニでパンとおにぎりを買って電車に乗り込みました。

またまた新幹線。
取手→上野→高崎→群馬バスに1時間乗ってスタートラインとなります。

さっそく居眠りしてやろうと、オオツ〇さんに借りた本の続きを読み始めました。
だいたいそのうち目が疲れてきて、目を閉じるといつの間にか寝てるっていうパターンです。
なのに、だんだん面白くなってきて結局現地に到着するまで寝ませんでした。

そういえば、前回榛名神社から歩いた時も乗ったこのバスですが、今回の運転手さんはまるっきり無口でした。
前回の運転手さんの方がよかったなぁ。

他人が見たら、なんでここで?というところで下車します。関東ふれあいの道ってそういうところがまた面白い。

標高650mを超える場所なのにこの日は暖かく、長袖シャツ1枚で行けそうです。

『さわらび療養園』に向かう車が通る以外に人通りはまったくなしです。
そこを過ぎると目の前に榛名山塊が広がりました。
杏ヶ岳の登山口がひっそりとありました。

工事現場の入り口に、杖を突いたままたたずむ人影あり。
まったく動かないので新手のかかしかな?と思いました。

しかし、近づくと『おはようございます』と声をかけられました。
ピクッ、生身の人間でした。

イチョウはすっかり葉を落とし、路面からはギンナンの香ばしい香りが漂っていました。
息を止めて通過します。

やがて山道は終わり、国道406号の手前を左折します。
するとまた工事にて全面通行止めでした。
国道に迂回します。

そこから今回のコースポイント「全透院」に立ち寄ります。

紅葉したモミジを従え、風格のあるたたずまいでした。(画像)
しかし、なんでカエルが?

調べてみると、
『境内にある芭蕉句碑には貞亨三年(1686年)に詠まれた「古池や蛙飛込水の音」の句が刻まれています』
とありました。

なるほどね。


その2へ続きます。
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鎌倉に行きました

2018年11月22日 | Weblog
『ねぇパパ~、火曜日私休みなんだ-。どこか行こうよ』

え?そうなの?
今年最後のロングウォークに出かける計画をしていましたが、上の娘と休みが一緒になることはほとんどないので、こちらを優先させることにしました。

僕『で、どこに行くの?』
娘『ディズニーでも行く?』
僕『いいよ、どっち?』
娘『シーにしようかな』
僕『あいよ』

いつものようにeチケットでネットからパスポートをゲットしようとしました。

あれ?なかなか繋がらないぞ?

ちょっと調べてみたら「山梨県民の日」に当たっているじゃない。

何度かトライするもなかなか繋がらず、しまいには「只今大変混雑しています。後ほど再試行してください」と出てしまいました。

僕『やばくない?めっちゃ混みそうだよ』
娘『まじ?じゃどうする?』
僕『鎌倉とかどう?』
娘『あ、いいね。鎌倉行きたい』

はい決まり。

どこをどう回るかも決めないまま、翌朝を迎えました。

ちょいと早めに寝たら、だいぶ早めに目覚めてしまいました。
なので朝風呂(いいっすよね~)入って、珍しく休みの日なのに髪をセットしてGパンを出します。

普段は登山ウェアしか着てないので、お出掛け用の服がありません。
娘『私もGパンにする。上は黒にしなよ。私も黒にするから』
僕『それってお揃いっぽく?やだよ、気持ち悪い』
娘『いいじゃん、いいじゃん』

ぞぞぞーっ。
娘とは仲良しな方だと思うけど、さすがにそれは無いでしょ。

僕『なんか、いいのが無いよ。これでいい?』
娘『じゃそれでいいよ』
出してきたのは青いフード。
あー良かった。周りの視線を考えると苦しい一日になるところでした。

僕『何時に出る?』
娘『んー8時ぐらい?』

というのでそれに合わせて準備します。

実際に家を出たのが9時ごろで、朝ごはん食べないで出たのでコーヒーショップでモーニングします。

朝から2人で頼みすぎ、店員さんに『かなりの量になりますけど』と言われてしまいました。

じゃ僕の頼んだものをキャンセルして、モーニングにセットで出てくるトーストと娘が頼んだものをシェアすることにしました。

どこに行くかと訪ねると、なんだか昔学校の旅行で印象深いところがあったんだとか。
どこだか分からないので、とりあえず鎌倉駅に出て小町通りを鶴岡八幡宮に向かうことにしました。

到着したのがお昼ごろだったので、少しお腹がすいてきました。
「しらす」が有名なので目に付いた「しらす饅」をシェアしました。
お味はまあまあのまあ。

そのあとチョリソーの太いソーセージを食べてとりあえず終了。

八幡宮に着いてみるとそれなりの人がいました。
平日でも混むんですね。

紅葉はまだまだでしたが、時期が来たらさらに混みそうですね。
時折、七五三なのかな?っていう家族連れにも出会いました。
こちらでなさったのでしょうね。

一通り歩いて、来た道を戻ることになりました。

行きに気がついた「人力車」のお兄さん。
乗ってみようかと思いましたが、その時はやめておき娘の自由にさせましたが、今度はその先が決まっていないので人力車のお兄さんに声をかけました。

『どこか近場で良いところに連れて行って下さい』

いろいろプランを説明してもらいましたが、ガイド付きの静かなお寺に連れて行ってもらうことにしました。

人力車は車両になるらしく、車道をガンガン行きます。
すれ違い出来ないところは車と譲り合いしながら進みます。

人力車のお兄さん面白いです。
さすが商売。
どうやらフリーターらしく、以前は銀行員だったそうです。
学生時代はバックパッカーで、いろんなところに行ったんだとか。

行き先を決めて随所の見どころを通り、説明を受けながら進みます。
写真も撮ってくれて『僕はiPhoneのプロです』と言ってました。

特に竹林が茂るお寺は娘の理想に叶う場所でした。

いろいろ勉強するんでしょうね。
その仕事その仕事に色んな苦労がありますね。
僕も見習うところがありました。

最後は鎌倉でのお食事処を教えたもらって、そこの近くで降ろしてもらいました。

最後に少しだけどチップを渡してサヨナラしました。
振り返るといつまでもいつまでも満面の笑みでお辞儀してくれました。

娘も満足していました。
そしてプロの仕事のあり方を少しは感じてくれたかな?

逆にいろいろ娘の行動が目に付いたところもありましたが、今日は黙っていました。
今までは思ったことをすぐに口にする悪いクセがあった僕。
「6秒待って」を実践しています。

「6秒待って」とは、脳に自分を抑える判断を下す信号が届く時間なんだとか。(違ったかな?)

女房に『けんかしないでよ』と言われて来たので、特に注意しました。

さて、人力車のお兄さんに教わったお店は麻婆豆腐のお店でした。
到着すると、あれ?お昼休みです。
全然無理なので近くにあったパンケーキのお店に入って今まで撮った写真を娘のiPhoneに送ったりしました。

娘はそれをSNSにアップさせたりしています。
こんな時間も今の若者には大切な楽しみなのでしょうね。

銭洗い弁天に足を伸ばしました。
皆さん一生懸命お金を洗っていました。
娘が行きたいと言ったので、自分もお金を出して洗うのかと思いましたがあまりその辺に執着はないようです。

元来た道をまた戻りますが、小道が多く迷子になりそうです。
そんな時のために普段山で使っているGPSを持って来ました。
奇跡が残るので、何とかなりました。

小さなお店を回って時間を潰し、麻婆豆腐のお店に戻りました。
あと20分なので待っていました。

誰も並ばないので、本当に美味しいのか不安になりました。
17時30分、開店の時間になりました。
『お待たせしましたー、どうぞ』

あらかじめ決めていたメニューを言って『これを全部食べ切れますか?初心者なので量がわからないです』と言うと、これは何個でこれは何人前とだいたい決めてくれました。

店内はあっという間にほぼ満員になっていました。
お味はすべて美味しかったです。
割と繊細な味付けで、麻婆豆腐特有のやり過ぎ感もなく、完食しました。特に豆腐が美味しかったです。
辛いんだけど辛すぎず、甘いんだけど甘すぎず、山椒が効いているんだけどききすぎず、熱々で鉄鍋がグツグツいっていました。

量もちょうど良かったので、オーダーをとってくれたお姉さんにお礼を言いました。

下の娘と女房におみやげを買って、帰ることにしました。

帰りはすべてグリーン席を取って、一日を締めくくることにしました。

父親として今日は何点もらえたかな?という一日でした。
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース22.21.20-2 その3

2018年11月17日 | Weblog
林道は崩落が目立ちましたが、そんななか本当にここまで雨にたたられず、よく持ちこたえてくれました。

安房小湊駅まで残り4.5kmとしたところで、いよいよ雨が降り始めました。

あらかじめ用意しておいた傘を出しました。

さて、残り時間と距離を考えると電車の時間までには間に合う計算ですが、なんせ大好きなトイレと血液とも言えるお酒を買わないとなりません。

僕『コンビニで酒買って下さい。僕は特急券買っておきます』
謎『分かりました!お願いします』

なんと間に合うどころか残り時間30分も残して安房小湊駅にゴールしました。

余裕で特急券を買おうと思いますが、どうも指定が取れない…。
何回かトライしてみるもダメ。

その時窓口が開いて駅員さんが見えました。
僕『すみません、特急指定券が欲しいのですが』
駅『ここでは指定は取れません』
僕『あ、そうなんですね?じゃ混んで座れなかったら車内で清算すれば良いですか?』
駅『大丈夫、ガラガラですから』

マジっすか(笑)

そうしているうちに謎の公務員がニッコニコで戻ってきました。。
ビール5本つまみ3袋ゲットです。

ホームに出て電車を待ちます。

ほどなくして電車が入りました。
乗り込みます。
並んで座ります。

謎『ささっ、乾杯しましょう』
見ると僕にビールを1本差し出してきます。
僕『おおっ!ノンアル』
そうです。5本のうち1本は僕にノンアルコールビールを買ってくれたのです。

『カンパーイ!お疲れさまでしたー』

うまい。
うまいっす。ノンアルだけど喉ごし最高です。ありがとうございます。

そこからはもう止まりませんでした。
ボリボリ、ゴクゴク、ぷーっ。

飲んでも飲んでも足りないらしく、東京駅に着く前に4本のビールは空き缶になってしまいました。

東京駅で日本酒を買うと言っています。

東京駅に着きました。
線路に人が立ち入ったということで遅れが出てしまいました。
間に合うか!
酒買えるか!

走る。
走る。
酒発見!
『うーん、いいのが無いなぁ』
おい、贅沢言うなー(笑) はよう買えー。

品川東京ラインの乗り場には人が溢れています。

僕が並び、謎の公務員はグリーン券を買いに並びます。

どのくらい並んでいるのかは前の電車が来て、横にそれる人がどのくらいなのかで決まります。

前には10人ほど並んでいましたが、2本の電車が前にあり、結局3番目まで繰り上がりました。
そう、つまり次の電車もその次もそのまた次も同じ列に並ぶのです。
前回の並び方では失敗したので、今回はうまくいきました。

『混んでますね、最悪別々に座りましょう。とりあえず席をゲットすること』

あっという間に席は埋まります。
上野ではもう座れないほどになってしまいました。
グリーン券買っても座れない人も出てました。

問題は謎の公務員がお酒を飲めたかどうか。
隣の方を気にして我慢してたら可哀想だな。

松戸を過ぎて席が空きました。
謎の公務員を呼んで隣同士の席を確保しました。

僕『酒呑めましたか?』
謎『ええ、隣の方もいい感じでやってたから気兼ねなくやれました』
僕『それは良かった、我慢してたら可愛そうだなと思ってね』

そんなこんなで電車は無事佐貫駅に到着しました。

僕『駅蕎麦食べたいなぁー』
謎『いいっすねぇ、行っちゃいますか』
え?まだ食べられるの?
ビール4本ワンカップ2本つまみ6袋ぐらい胃の中に入ってますよ。忘れてませんか?

謎の公務員お勧めのかき揚げ蕎麦を頼みました。

謎の公務員もかき揚げ蕎麦を頼んだのですが、龍ケ崎コロッケも追加で頼んでいました。
すごいです。
すごい食欲と胃袋の大きさ。

それでも少しずつ痩せてきていると言うので、それだけトレーニングしていると言うことですね。

今回はさすがに雨にたたられると思っていたにもかかわらず、傘を差したのはわずか30分程度でした。
あまりにもラッキー、さすが晴れ男。

謎の公務員は息子の誕生日だからケーキを買って帰ると言って、夜のコンビニに消えていきました。


おしまい。

歩行距離 26.5km
累計標高差 +1049m -1084m
所要時間 6時間35分
43600歩
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース22.21.20-2 その2

2018年11月16日 | Weblog
謎の公務員と今年の1月から歩き始めた「関東ふれあいの道千葉県コース」ですが、最初は3年ぐらいはかかるかな?と思っていました。

ところがだいぶ頑張って休みを合わせてもらって、かなりのハイペースでここまで来ました。

歩く速さも軽快だし、軽い走りも混ぜての移動も素早いです。
さらにトレーニングも余念がなく、今回も筑波登山や自転車での長距離ライドをこなし、さらに前日はテニスまでやってからという、もうれつア太郎(古すぎて分からないですか?笑)です。
腰が痛いと言っていましたが、大丈夫ですかね。

さて、タクシーに乗りましたが「鴨川タクシー」の営業所がすぐ目の前にありまして、どんどん来ます。
予約などはまったく必要なしですね。

金山ダムバス停に9時40分に到着し、そこから歩いて10分ほどで金山ダムに到着しました。

ここがコース22のチェックポイントです。
写真を撮ってスタートです。

赤い橋を渡って登山開始となります。
誰もいない登山道は標高こそ低いものの激しいアップダウンと痩せた尾根、鎖場などなかなかイカした道でした。

今のところ雨は降らずになんとかもっていますが、いつ降ってもおかしくない空色でした。

気温も登るには最高な程度で、謎の公務員のウェアの選択が丁度バッチリだったように思います。
僕は少し暑くなってしまい、ズボンのベンチレーションを開けることになりました。

謎の公務員は登るペースも速く、僕の方が置いて行かれそうなほどです。
瞬発力がありそうな筋肉ですが、実は持久力もあるとても良い筋肉を持っているようです。
うらやますぃ~。

11時35分、元清澄山の山頂に立ちました。
相当タイムを縮めただろうと思いましたが、記入してある時間割はなんと1時間遅れ。

途中軽く走りも入れているので、地図のコースタイムの方がおかしいのだと思います。

この元清澄山、山頂は木々に囲まれて展望はほとんどありません。
標高は344mで周囲の山から見るとひときわ高い存在です。
ま、すぐ脇が海ですから300m超えてるだけですごいです。

休憩もそこそこに再スタートします。
遅れを意識してランをちょっと増やしていきます。

清澄寺が近づいてきました。
市営駐車場にトイレが併設されており、ベンチもあったのでそこで休憩します。
タイムを1時間縮めて、こんどは1時間のアドバンテージを得ました。
やっぱり元清澄山までのタイムが間違いだったのだと思います。
清澄寺に着きました。

ここがコースポイントです。

お互いの写真を撮っていたら、横にある商店の前に椅子を出して腰掛けていたお爺ちゃんが立ち上がって手招きしてます。
どうやら写真を撮ってやると言っているようです。

こういう時はお願いしてあげた方が喜ばれますね。
2枚撮ってもらって深々と頭を下げてその場をあとにしました。

車両侵入禁止の柵を抜けていくと東京大学の私有地なる場所があるようです。

1台の軽トラが入って来ました。
荷台に仕留められた鹿が乗せられていました。
関係者なのでしょうね。
この鹿どういう 使い道をされるのでしょうね。

林道奥谷線に入ります。
ここに立て札がありました。
『 ヒメボタル保護のため 6/1~7/2夜間通行止め』
そうなんだー。ヒメボタルが舞う林道を歩いてみたーい。

正面からワンコを連れたご夫婦(に見える)とすれ違いました。
挨拶をしました。

しばらく下るとポルシェが停まっていました。
おそらく犬連れの彼らが乗りつけた車でしょうね。
横浜ナンバーだったので、ドライブがてらアクアラインでピューっと来て、海の物食べて、ワンコを散歩させて帰るってパターンかなーなんて想像しちゃいます。

やがてコース21も終わりを迎えました。
内浦山県民の森に到着です。

予定では17時のはずが、途中の走りが効いて15時25分という驚異的なコースタイムを叩き出しました。

下山中にまたまた犬連れのお父さんに会いました。
『どちらから?』
『金山ダムから来ました』
『え?何時に出ればこの時間にここに来れるのですか?』
『9時30分頃スタートしました』
『それは速い』

速いって分かるんだー。
おじさん… ただ者じゃないですね?

さて、帰りの電車は?
調べると1時間後に乗り換え1回でいける電車が来ます。
これに間に合えば帰りも楽ちんです。

切符買って謎の公務員のビールとおつまみも買うとなると40分ぐらいで行ければ大丈夫。

コース20の前回残した部分を走りを混ぜながら行きます。

さて、間に合うか…
この時、無情にも空から雨が降り始めました。


その3へ続きます。
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道 千葉県コース22.21.20-2 その1

2018年11月15日 | Weblog
茨城県民の日に当たったこの日、謎の公務員と千葉県関東ふれあいの道の続きを歩きに出かけました。

どうもこの仕事をしていると、祝祭日や世間のイベント日に疎くなってしまいます。
この日が県民の日なんてすっかり忘れていました。

さて、今回は電車です。
いよいよ海から離れて千葉県の中でも比較的標高の高い山岳地帯に入って行きます。

遠いのでアクセスが大変です。
いろいろ検討しましたが、あまりストレスを感じないように、かつ移動も楽しむ計画を立てました。

集合は例のコンビニに午前5時。
僕の起床は4時で、前日がなんやかんやで0時を過ぎてしまい、ちょっぴり寝不足状態でした。

夢の中で何か音がするけど、なんだか理解不能で女房に『パパー鳴ってるよー』と言われてハッと目覚めました。
うるさくしてごめんなさい。

睡眠のサイクルが良くなかったのか、どうも身体が思うように動いてくれません。
なんだかちぐはぐしながらもコーヒーをポットに詰めて手にクリームを塗って(手荒れが酷いのですよ)手袋して集合場所に行きます。

謎の公務員はすでに到着していて、暗闇からスーっと現れました。

週間予報では曇り時々ちょっぴり晴れかなという感じでしたが、前日になるとほぼ雨の予報に変わってしまいました。

傘やらカッパやらゲイターやらカメラカバーなどを装備してきました。
朝からザンザン降ってしまったら我慢大会だねと謎の公務員と話していました。

佐貫駅前の駐車場に車を停めて駅構内に入ります。
一番電車に乗るのですが、改札はまだシャッターが閉まっていました。

今回は初めて「えきねっと」を使って特急指定券を買いました。
繁雑な手間を避けるため乗車券は買わずにスイカで対応することにしたので、安くはなりませんでした。

ホームに入ると目の前にグリーン券販売機がありました。
僕『グリーン席いっちゃう?』
謎『うそ、朝からいっちゃう?』
僕『朝から呑んじゃう?』
謎『いやいや、一日終わっちゃうから(笑)』
謎『そんなに混むの?』
僕『ほら、前回この時間でも立ちんぼだったじゃない』
謎『あ、そか。じゃいっちゃいましょう』

無事隣同士の席をゲットして気楽に東京駅まで到着です。
車内は通勤客とディズニーランドに行く子供達でいっぱいでした。

謎の公務員は仕事で使う英語の勉強、僕は今読んでる本の続きのページを開いて過ごしました。

やがて東京駅に到着しました。

京葉線の乗り場に移動するのですが、かなり遠いのです。
動く歩道3つぐらいあったかなー。

さらにフロアを2つ降りて特急の乗り場に移動します。

移動の途中にお弁当屋さんが営業を開始していました。

謎の公務員は大好きなトイレに行っていたので、僕は何を食べようかメニュー板を見て考えていました。

謎の公務員が戻ってきました。

僕『ここで買っちゃいましょうよ。他はこんなにメニューないですよ』
謎『ほう、じゃ買いましょう』
僕『すみません、このシュウマイ炒飯弁当お願いします』
店員『やってませんよ!7時にならないとこれ以外の弁当は入ってきませんよ。あるのはこの2つだけ!ここに書いてありますから』といってバンバン叩いてA4サイズの貼り紙を指さします。

なんと… なんという言い方、なんという表情。
なんで怒られなきゃいけないだろう。

僕『行きましょ、なんか怒られちゃいました』
ちょっと聞こえるように言ってしまった僕。

メニュー板よりも貼り紙に先に目がいくようにしておけば良いのに。
たぶん毎日毎日同じように答えているので腹が立ったのでしょうね。
僕ならどう答えるかシミュレーションして謎の公務員に聞いてもらいました。

『お客様、大変申し訳ありません。こちらに記されています通り、この時間はこの2つのメニューだけのご提供でございます。7時を回りますと入荷される予定です。いかがなさいますか?』
普通はこうでしょ?

ちょっぴりガッカリしながらも仕方なくホームのコンビニタイプのお店でカツサンドを買いました。
謎の公務員さんごめんなさい、僕のせいで楽しみにしていたお弁当食べれなくなってしまって…。

ホームに『わかしお1号』が入って来ました。
乗り込んで座席に腰掛けます…。

およそ1時間半の電車の旅です。
途中、舞浜を抜けました。
ディズニーランド、ディズニーシー、イクスピアリが見えました。
大勢の人がすでに来園していました。やっぱり夢の国はいいですね。

横揺れが激しい路線でした。
勝浦に着くと反対側のホームに各駅停車が入ってきます。
何かあったらしく、2分遅れで到着しました。

6駅乗って安房鴨川駅に着きました。
ここで謎の公務員が大好きなトイレに行きました。
そしてお買い物してます。お昼ごはんかな。
なんだかとても悩んでいます。
彼はこういう時間をとても大切にしてます。めちゃめちゃ悩んでます。

やっと買って出てきました。
ニコニコしてます。
『ささっ、タクシー乗りますよ』

『運転手さん、金山ダムのバス停までお願いします』
というと、
『あー、分かりました』

すぐに分かったようなのでけっこう行く人多いのかな?

降りると猟銃のような音が激しく鳴り響いていました。
あとで調べると「鴨川国際射撃場」というのがあるそうです。
ちょっとビビってしまいました。
内側を固められた手彫のトンネルを2つ抜けるとそこには金山ダムが水をたっぷりとしたためていました。

橋が架かっていて、ここからは車両侵入禁止です。
登山口となります。
コース22のスタートです。


その2へ続きます。
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98座目 諏訪山(関東百名山) その3

2018年11月10日 | Weblog
そういえば、前夜登山口にアクセスしたとき、帳付山でけっこうな数の鹿に遭遇しました。

さらに諏訪山の駐車場に入る際、角が立派な鹿が逃げて行きました。
普通に道路をかっ歩していました。

するといきなりクルッと反転、全速力で車の正面に向かって突進してきたのです。
マジかよー!角でラジエーターでも突かれたら困るべよー。

すると直前で鹿の方からサラッと交わして車の後方へ去って行きました。

なんだか色んな事があるなぁ…。

話を戻します。

狭い場所に取り付けられたハシゴを目の前に、ストックを完全に折りたたんでザックにしまい込みました。
戦闘態勢完了です。

もう手袋が濡れるとか思っている場合ではなくなって、ガッチリとハシゴを握り一歩ずつ確実に登って行きます。
さらにその奧にもハシゴがくくり付けてあります。
そこに移るとき、ハシゴから降りるときの身体の持っていき方がヤバい。
ミスしないように3点確保を確実にね。

越えたらロープで降りる。
降りたらまたロープにしがみついて登る。
何度も繰り返します。

9時53分、三笠山に到着しました。
ここは狭い岩峰ですが、展望はあります。
今日は結局ガスがかかって西上州のギザギザな山並みを見ることはできませんでした。

さらに進むとホールドが少ないつるんとした岩場がありました。
ロープをつかんで腕力に頼るしかないようなところに遭遇しました。
『帰りもここを通るんだよなぁー』

そのあとも非常に分かりにくい登山道をリボンを頼りに乗り越えて行きます。

10時23分、やっと諏訪山の頂に着きました。
樹木にかこまれた静かな山頂でした。
山頂に着いてやることといったら、だいたい食事することなんですけど、僕としてはここまでの道中でずいぶん楽しませてもらった気分です。
一応パンとコーヒーで軽い休憩をとりましたが、食べ終わるとすぐに来た道を戻ることにしました。

来た道を戻るだけなのに何度も道を間違えました。
道迷い遭難とはそういうものです。
おかしいな?と思ったらすぐに戻る。
戻る距離が短いほどダメージも軽いですが、またそこで迷うこともあります。
なので登山中はぜんぜん暇じゃありません。よく見てよく感じて…ですね。

つい踏み跡に誘われて行ってみると崖です。
そんな山と思うか、おかしいなと思うか、自分が試されているかのようです。

濡れたロープを掴み、ハシゴをそろりそろりと降り、落ち葉の乗った木の根に注意しながらやっと「湯の沢の頭」まで戻ってきました。

つづら折りの急斜面を降りて行きます。

沢に出ました。
といってもまだ涸れ沢です。
大きな石ころに翻弄されながらさらに下って行きます。

突然、目の前で落石が!
獣が落としたのか自然偶発なのか分かりませんが、危ない危ない。

沢に水流が確認出来るようになってきました。
渡渉が始まります。
来たときと違うように感じます。
見上げるのと見下ろすとの違いですね。

こんなところも登山道かよ… というものすごいところを行きます。
スゴすぎるぞと思ったらミスコースでした。

反対側に木段が見えました。
ゆっくり戻ります。
『ふうー 』汗と焦り。

十数回の渡渉を終え、沢が終わるころ『諏訪山 5253m』の看板があります。
あまりにも細かい距離表示なので、どうやって測ったのか知りたいです。

そして緊張から解放されるときが来ました。
倒木を越えたら登山口です。
13時20分『戻って来たぞー』

駐車場にはマイカーがポツンと僕の帰りを待っていました。
怪しげな軽自動車はすでにいなくなっていて、マイカーも無事でした。

ホッとしたらお腹が空いてきました。
温泉のあとの蕎麦とも思ったのですが、風呂に入っている間に餓死しそうだったので持参したカップ麺を食べてしまいました。
よって今回の蕎麦レポは無し。

ささっ、風呂。
今日は近いですよ。
「しおじの湯」という施設が1㎞も離れていない場所にあります。

調べると営業日です。
早速移動して入浴。
500円でした。期待していたJAF割は4月で終わってしまって適用は無く、地元のいろんなカードのみ割引ありでした。

メタけい酸含有と表示のあるお湯はキュッとしていました。

そういえば…
沢の下流は水に濁りがあって、パイプを引いていました。
もしかしたら沢の途中から温泉が出ているのかな?なんて思いながらの入湯でした。


おしまい。

歩行距離 12.8km
累計標高差 +1383m
26700歩
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98座目 諏訪山(関東百名山) その2

2018年11月09日 | Weblog
午前6時に目覚まし時計をセットしているにもかかわらず、スマートフォンの仕事を告げるアラームが先に鳴ってしまいました。

『あ、そうだった。今日は水曜日だもんな、6時じゃこっちが先に鳴るよな』

到着したときは駐車場に僕の車が1台だけでしたが、今朝起きると隣にもう1台軽自動車が停まっていました。

チラッと見ると運転席を倒して寝ているようです。
ナンバーが地元じゃないので、登山者かなとも思いましたが、なんだか様子が変。

車も滅多に通らないので、僕が出発するのを待って車上荒らしとか…。
なんだか今日は不安感あおるなぁ。

カラッと晴れた朝をイメージしていましたが、今朝の天候はかなり濃い霧が山の上部にかかっている状況です。
『あの中に入っていくのかぁ、イヤだなぁ』

天気予報を信じ、日中はカラッと晴れを呼び込む霧だと信じてスタートすることを決めました。

コーヒーを沸かしてポットに詰めます。
おにぎりを食べてエネルギーチャージします。
一連の動作をゆっくりとこなし、気持ちに焦りがないようにしておきます。

6時50分駐車場を出ました。

チラッと隣の軽自動車を見ます。
どっぷり寝てます。
ただ眠くなってここに入り込んだだけなら良いんですけど…。

ま、車の中に貴重品は無いけど。

さて、コースは沢に向かって行くのですが、道が左右に分かれいきなりGPSのお世話になります。
ところが行く手にはただの倒木なのか通行を止めるためなのか、太い木が3本行く手を遮るかのようになっていました。
倒木をくぐり乗り越えます。
『とりあえずデータ通りに行ってみるか』

その先は普通に登山道がついていたので、ひと安心しました。

廃屋があり、屋根と骨組みだけになっていました。
登山口にあるということは、ここは過去に登山者を宿泊させていたところとか?

やがてすぐに沢に出ました。
渡渉を繰り返します。
『何度も渡るんだよな…』
水量はこれが平常なのだろうと言える程度でした。
『これなら問題ないはず』

最初はたいしたことがない渡渉でしたが、だんだんと沢は深くなり登山道は険悪な傾斜に申し訳程度に付けられた感じになって行きます。
そこに落ち葉がたっぷりと乗っていて、なおいっそう道を分かりにくくしています。

これが道かよ!というようなところに付けられた登山道はなかなかの難易度ですね。
すっかりしなびたテープだけが頼りとなりました。

この沢を詰めて行けば良いので方角としては何も問題ないのですが、こういうところは間違うと通過出来なくなることが多いので慎重に見極めて行きます。

初めは『諏訪山→』のような看板が多く出ていましたが、それも最初だけでした。
初めだけこんなにあって何の意味があるのでしょう。

リボンはあるのですが、紅葉に紛れて分かりにくくかつリボンだったりテープだったり、さらにピンクのキラキラなんどけど裏が銀で近寄らないと全く見えないところもあります。

刺激的な登山道は狭いところだと幅30センチほどしかなく、枠木があってもその内側を踏み抜くと下は何も無い状態だったりしました。

できるだけ山側を歩きます。

木段や木橋がいくつか現れました。
思いっきり滑るタイプです。
さらにそれが濡れています。
もちろん下はただの崖です。
ツルッといったらただ事では済まないので、ゆっくりと慎重に慌てることなく通過していきます。

登山道も多くの人が間違うと踏み跡が付いてしまいます。
先に進みにくくなったら確実なところまで「戻る」を繰り返していきます。

そのとき時間がかかってもこれが結局一番速いと思います。

落ち葉の乗った木の根は分かりにくく、小さなスリップを繰り返します。
ぜったに滑ってはいけない場所は体重を乗せる前に足を置き直します。

全くどっちかわからない場所に出ました。
足を置いていくと落ち葉が沈み込みます。
直感的に『あ、これは登山道じゃないな』
登山道ならば落ち葉は沈まず足裏に踏みごたえを感じるはずです。

長いつづら折りの急登を詰めて行きます。相変わらず狭く細い道が続きます。

8時32分、嫌になってきたころ「湯の沢の頭」に出ました。
ここから稜線歩きとなります。
初めは狭いながらも軽快な落ち葉の彩りを楽しめる道です。
いきなり岩峰を這い上がったり、回り込んだりするようになりました。

そして、いよいよ始まりました。
濡れたロープ、ぐらつくハシゴ、相変わらず見えにくい登山道。

ストックを完全にたたんで戦闘態勢に入りました。


その3へ続きます。
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98座目 諏訪山(関東百名山) その1

2018年11月08日 | Weblog
『諏訪山』聞いたことない山ですよね?
では日航機が墜落した御巣鷹山の隣の山と言えばわかりますか?

群馬県上野村、群馬県といっても最南部それも長野寄りですからかなり西に位置しています。

そして今回は諏訪山に登りましたが…

実は2連休初日が雨で、2日目に山行を計画しました。
天気予報もころころ変わる、なかなか難しい日でした。

ここのところ暖気が入って、秋らしい安定した天候ではなく、雲が多い日が続いています。
出発直前になって関東ふれあいの道でサラッとかわすか、山行きにするか悩みつつ決定しました。

結局、ふれあいの道の計画を確定させる時間がなく、単純なピストンの山行にしました。

どうせなら関東百名山の残りを登ってみようかな。

残っているのはあと三座。
西上州の諏訪山、帳付山、離島の天上山。
天上山は神津島だしラストにもってきたいので、おのずと諏訪山か帳付山となります。

ただ、どちらも西上州特有の岩峰のため心して行かないといけない山です。

自宅を21時に出て、相変わらずのヨロヨロ運転。
東松山で高速道路を降りてから1時間半下道を走って、登山口に着いたのは午前0時30分でした。

雨が降っています。

実はここ諏訪山ではなく『帳付山』です。(お隣の山です)
そう、計画は当初『帳付山』でした。
暗く怪しい林道を登って行くと通行止めの看板が出ていました。
だいたいこういうのは最初の看板が出てからかなり先で通行止めとなることが多いので、そのまま進みました。

『駐車場まで着けるかなぁ』
『うわーっ、鹿だ!相変わらず出てくるなぁ』
真っ暗で落ち葉だらけの林道は気持ちが悪いです。
今日は月明かりどころか、小雨がまだ降り続いています。

『明日の朝までには天候は回復するはずなんだけど…』

なぜかいつも感じない不安感がよぎります。
『帳付山は鎖、ロープ、ハシゴなどを通過して登る難易度の高い山だったな…』

スマートフォンを取り出しました。
なんとか3G回線でアンテナが1本だけ立っています。
ここを登った人の記録をもう一度検索してみました。

『ヘルメット必要』
『念のためザイルを持ちました』
『剱岳より怖かった』
『傾斜80度の斜面をロープで…』
『腕力に頼るところあり、自信の無い人は行かない方がいいです』

…。
この雨上がりの状況で滑る濡れ落ち葉、ロープや鎖、ハシゴだって濡れているはず。

調べてはありましたが、やはりこの状況では楽しくないばかりか危険度も高いと判断しました。

1時間ほど考えたあげく、隣の諏訪山に移動することにしました。

諏訪山も決して楽な山ではなく、同じような西上州特有のギザギザな山です。
ただ、いくぶん難易度としては帳付山よりはレベルが下かもしれません。

午前1時30分、いったん道の駅上野まで降りました。
そこで安定したネットワークで再度今度は諏訪山を検索してみました。

ロープ、ハシゴがスゴいところに付いています。
さらに出だしは沢を詰めて行きます。ということは、増水時は無理ですね。
さて、どのくらいの水量なのか…。

午前2時、なんとなく不安感が残るまま床に着きました。

熟睡感はなく、夢を見たりしましたが明るくなったところで判断することにし、気持ちを切り替えました。


その2へ続いています。
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関東ふれあいの道 群馬15.16.17 その4

2018年11月03日 | Weblog
コース17「しぶかわのみち」へ入って行きます。

「グリーン牧場」の脇を通りました。
子供たちがたくさんいました。どうやら幼稚園の遠足のようです。

「ハラ ミュージアム アーク」という施設が次に現れました。
どんな施設なのかな?
調べてみたら…
「ハラ ミュージアム アークは東京都品川区にある原美術館の別館で、たくさんのアート作品にふれる事ができます。榛名山麓にあるので自然の美しさと芸術作品の美しさの両方を楽しめちゃいます。」
ということです。

なるほど…。

ひとけがなくなってきました。
道路っぱたの何でもないところにベンチがありました。
なんで?というところでしたが、迷わず腰掛けました。
パンとコーヒーで休むこと10分。

立ち上がって先に進みます。

ゴルフ場の脇をどんどん行きます。
それにしても広いゴルフ場だなー。
正面にコース18に隣接していた小野子山が見えました。

ちょっと帰りの時間を気にしてみます。
ゴールは金島駅。
電車はおよそ1時間に1本。
17時28分が本命だったけど、16時44分に乗れたらいいなと思っていました。
ところが、その前の15時22分に間に合いそうな雰囲気になってきました。

下り基調なので軽く走ります。
辺りは何も無くただ森の中をたまに土砂を運ぶダンプカーが走るだけでした。

14時55分チェックポイントの甲波宿爾神社(かわすくねじんじゃ)に到着。
自撮りして先を急ぎます。

なんか90%間に合いそうな気配。

15時7分金島駅到着。
間に合いました。

金島駅は無人駅で、IC不可でした。
とりあえず高崎まで切符を買います。

反対側のホームに渡って電車を待ちます。
JR吾妻線初めて乗ります。

ボタン押さないと開かないタイプね。
これはもう大丈夫、マスターしました。

乗り込むとそれなりの人が乗っていました。高崎に行くからかな。

高崎に着いたら新幹線に乗り換えです。
切符を買うのに戸惑うから早めに行動します。
券売機しかなく、大丈夫かな?
指定席がグリーンとグランクラスしかないので、自由席で購入しました。

ホームに出ると停車中の新幹線がありました。
ここで勘違い。
自由席なんだからどの列車に乗ってもいいのに、見送ってしまいました。
初心者はこれだから困りますよ。

ちょうど駅員さんがいたので『次に入る列車はどこで待てば良いですか?』と聞いたら、
『あー?あずさはこの茶色のとこ!』となんか怒られたような気分。

さて、自由席なんて久しぶりだから上手に乗れるかなぁ…。

新幹線がホームに入りました。
空席は微妙にわずかです。
そこも先頭にいたおかげでなんとかクリアしました。
よしよし、これでまた本が読めるぞ。

上野で乗り換えです。

ちょうどよい中距離電車が無かったので、快速で帰ることにしました。
新幹線降りてから軽く走ったので余裕を持って2番手をゲット。

時間を見ると、常磐線のホームまで2分で移動してきたようです。
『なーんだ、もっと前の電車に乗れたなー』
いやいや、そう思うのは素人ですよね。17時過ぎの飛び乗りで座席をゲット出来るのは稀ですね。
みなさん、我慢して1つ2つ後の電車に並んでますから。

電車の達人になるためにはまだまだ経験が足りないようです。

久しぶりの快速電車の車内はお疲れ顔の方々で混んでいました。


歩行距離 22.8km
累計標高差 +1073m -1673m
44700歩

おしまい。
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関東ふれあいの道 群馬15.16.17 その3

2018年11月02日 | Weblog
休憩舎で休むことをあきらめた僕。
その先のベンチでいいかなと思いました。

ところが行けども行けどもベンチはなかなか現れず、靴下の縫い目が当たっているところは痛いし、お腹は空いてきて力は出ないしでつらくなってしまいました。

相馬山の先でやっとベンチを発見しました。
まず靴脱いで靴下脱いで絆創膏を貼りました。

パンとコーヒーでお昼を摂ったあと、ヤセオネ峠に向かいました。
11時57分、ヤセオネ峠からコースチェンジです。
そのまま16「榛名から水沢へのみち」に入って行きます。

舗装路に出て、また山道を下ります。
一組のご夫婦とすれ違いました。
ここを登ってどこに行くのかな?

降りきってみるとそこはただの舗装路。車が停めてあったので、ここから登ってみようとなったのでしょう。
登ってみてびっくりしないでね。ただの舗装路に出るだけだから。

12時25分、森林公園の管理棟で500mlのペットボトルを購入。
ちょうど水が無くなってきたところだったので良かったです。

長い舗装路をひたすら下って行きます。
途中に「つつじが丘、オンマ谷」の道標がいくつか見られました。
どんなところなのかな?
時間に余裕があれば寄ってみたいところですが、今日は時間的にパス。

上ノ山公園の脇を抜け、スケートセンターへと向かって行きます。「伊香保リンク営業中」のノボリが出ていました。
銀色のドームと古びた建物、敷地内を抜けていくとアイスホッケー場もありました。

その奧にはロープウェイ乗り場もあります。
どうやら上ノ山公園に行けるようです。
ルートは敷地内を抜けていくという通常では考えられないものでしたが、その先にはちゃんと関東ふれあいの道の道標もありました。

裏口のようなところを抜けると舗装された道があります。
そこから横道に入ると長い階段がありました。
反対ルートだったらどこまでも登る感じですね。

初老のおじさまとおばさまの3人組が前にいました。
横並びなので「こんにちは」と言ってすり抜けようとしたら「わー、びっくりしたー」と言われました。
そんなに驚かれてこちらもびっくりしましたよ。

さらに下って行くと若者2人組が登ってきます。
ブツブツ言いながら登ってきます。
はて、何を求めて登って行くのかな?
上にはスケートセンターの裏口があるだけですよ。

そして僕が降りきったところには「伊香保神社」がありました。
ここまで長い階段を登ってくるのです。
ところが伊香保神社は足場を組まれ幌をかけられ、改修作業中でした。

ふと自分が下りてきたところを見ると、立派な手すりがついた階段が目に付きました。
『あー、これは登れば何かあると期待しちゃいそうだな』と思いました。
まさかスケートセンターの裏口に通じているなんて思わないですよね。
『えーっ、何も無いよ』って言ってまたこの階段を降りてくるのでしょうか。

長い階段を降りてくると、小型のバスが入ってきました。なるほど、バスでも来れるんだな。

そこはいきなりの人だらけ。
場違いないでたちの僕。
おみやげ屋さんが立ち並び、お洒落したカップルや子連れファミリー、お父さんとお母さん、おじいちゃんとおばあちゃん…。
その中に薮の中から這い出て来たような僕…。

観光客たちが死にそうな顔で階段を登ってきます。
この階段がひとつの売りなんだな…きっと。

階段を降りきって、街道沿いにお土産屋さんや旅館が建ち並ぶ中を進んでいきます。
『湯の花饅頭』の看板に足が止まりました。
お土産にしよーっと。
『すみません、6個入り下さい』
ザックの中にそっとしまいます。

日帰り温泉がありました。
『黄金の湯』
あ、ここ前に榛名山を登りに来た時に入ったことがあるぞ。

竹久夢二記念館や食の駅などがあり、キョロキョロしちゃいました。

車はけっこう走っていて、歩いて楽しむ道ではなくなりました。

そしてコースは17「しぶかわのみち」へと接続していきます。


その4へ続きます。
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関東ふれあいの道 群馬15.16.17 その2

2018年11月01日 | Weblog
バスを降りてトイレに行っている間に、渋いザックのおじさんは消えていました。

榛名神社の中に入ると、あちらこちらに見どころがありました。
紅葉も綺麗でみんなカメラやスマホで撮影していました。

一番奥まで詰めると、そこから先は登山道となりました。
そしてまるっきりの一人になりました。

しばらく行くと驚くことに人影が。
あ、あの渋いザックのおじさんだ。
もしかして関東ふれあいの道歩いてるとか。

追いついたら聞いてみようっと。

ところがなかなか追いつきません。

なるほど…
若い頃から登っていて、最近はお手軽な山をちょこちょここまめに登っているタイプだな?

やっと追いつきました。

『こんにちは、今日はいい具合ですね』
それで軽くスルーするつもりでした。
ところが後ろから話しかけてきました。おまけについてくる。
そして速い。

やばい、スピード変わらないぞ。
見た目には60代半ばぐらいです。
これは相当こなしてるな…。

『若い頃から相当登ってきましたね?』
『そうだねぇ、もう1000ぐらいは登ったかな。そはちらもだいぶ歩いてますね、わかる』
『僕はまだ600ぐらいです』
『だんだん低山の方が良くなってね、花があるから。高いところも良いけど花が無い』
花が…無い?
そうかなぁ… と思ったけど、たしかにどこでも咲いているわけではないしね。
『なるほどぉー』
と返しました。

榛名界隈も何度も足を運んでいるようで、いろいろ教えてくれました。
『ここはユウスゲが群生するんだよ。夕方から夜にかけて咲くんだ』
それは興味深いですね。
一度見てみたいと思いました。
『ユウスゲってほらニッコウキスゲにそっくりなあれだよ』
『あーそうなんですね?やはり花は一日で終わるのですか?』
『そう、そうなんだ』

ちょっと調べてみたら、榛名山はユウスゲの代表的な群生地のようです。
山に登るということは山を知るということなんだな。僕はまだまだ浅いな…。

『ここは氷室山かな?』と渋いザックのおじさんが言いました。
山名板がないので気づきませんでした。さすが。

この山域、やっぱりでこぼこで何度も噴火を繰り返してきただけありますね。
階段が多いし傾斜が急です。

渋いザックのおじさんに遅れないよう(だってかっこ悪いじゃん僕の方が少し若いんだから)頑張ります。

息が上がっているのがバレないようにそっとハアハアします。

何度も小さく登り降りしましたが、階段の長い下りで『どうぞ先に行って下さい。あなたはこの先長いから俺が足手まといになっちゃいかん。この先気をつけて』

あ、山の楽しみ方をよく分かっていらっしゃる。
楽しいところだけ共有して、あとは深入りしない。それがお互いに一番肝心なことかもしれませんね。
絶妙なタイミングで別れました。

『楽しいお話をありがとうございました。それではここで… ってまたあっという間に追いつかれるかも知れませんけど』

長い行程を意識していたので、このコースの登りで遅れないようにしたかった僕。
渋いザックのおじさんのおかげで、かなり短縮できました。そして、ずいぶん疲れました。

榛名湖を紅葉する木々の間から見るのは、とても素晴らしかったです。
風も爽やかだし、天気もまずまず。

天目山に着きました。
60代半ばぐらいのご夫婦に会いました。
話し好きなのかマシンガントークを浴びせてきます。
『あれ?仲間は?声が聞こえていたよ』
『あ、バスで一緒になっただけです。僕は先が長いので先に進んできました』

『どこまで行きなさる?』
『えーっと、伊香保抜けて金島駅まで』
『はあ?そうか』分かってない様子です。

『この先のスルスル岩面白いから。道沿いにあるよ』
スルスル?ツルツル?岩?
岩峰なんだなきっと。
岩登りなんだな?

『ありがとうございます、じゃ寄ってみますね』
『おー頑張って。気をつけて行けよ、頑張れー』

紅葉の話、この山域の話、自分が行った山の話、いろいろ聞かせられたけど割と早めに進むことを許されました。

さ、ここからは自分のペースで行くぞー。

しばらく行くとスルス峠に近くなりました。
スルス峠?
スルスル岩じゃなくて「スルス岩」だったのかな?なまっていてわからなかった(笑)。

ありました「スルス岩」
あちらこちらにあるような小さな岩峰でした。
ちょっと危ない感じが楽しいのでしょうね。
さほど時間がかからないようですが、そこまで興味がわかずそのまま先を急ぎました。

たしかこの先に休憩舎があるはず。
そこでお昼にしよう。
靴下の縫い目が当たってマメができそうだから、そこで絆創膏をはっておこう。

休憩舎が見えてきました。
あ、賑わってる。
登山道の段差に腰掛けてラーメン食べている中年女性、親を連れているようです。
休憩舎内にはおじさんがひとりで荷物を広げて独占しています。

ここでお昼にするのをやめました。
この先にあるだろうベンチでいいや。
ところが…


その3へ続きます。
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