ホワイトアウトたかつえ その２

お昼にパンをかじって、塗りっぱなしワックスをスクレイパーで剥がしてブラシをかけます。

ヨシ。午後は突っ込むぞー。

普段コブになっている急斜面も今日はメローなパウダーゾーンと変化しています。

山頂行きのリフトは運転を休止しています。
相当風も強く、場所によってはホワイトアウトします。

スキー場に来るときも何度か前が見えなくなり、焦りました。

あちらこちらで車がトラブルを起こしていました。帰り道気をつけよーっと。

何本か滑りましたが、視界も悪くどんどん風が強くなるので午後２時で上がることに決めました。

明るいうちに豪雪地帯を抜け出したいと思ったからです。

入浴もせず、とりあえず車を走らせました。

風の影響はゲレンデほどでは無く、安心しました。

ところが、風の通り道に来るとやはりホワイトアウトします。

時間が早いのでまだ周囲に車が少ないのが幸いして、自分のペースで運転できました。

時速40kmぐらいで走行し、カーブはゆっくり。運転も慎重になってきましたね。これも年齢のせいだと思います。

回避できるトラブルはなるべくそうしたいという考え方に変わってきました。

のんびりと車を走らせていると、前にさらに遅い貨物自動車がいました。

当然ゆっくりと付いて行きます。

しばらくすると後続車が追いつきました。

その瞬間、ブオォォォーといきなりのホワイトアウトです。

視界は５mあるかないかで、道路脇の雪壁しか頼りになるものはありません。

ハザードを点灯させて最徐行で進みます。

うわーっ！

前の貨物自動車が完全に停車していました。

フルブレーキ。

ガガガガガ－。

ABSが効いて車は止まりました。

その瞬間考えたのは後続車の追突です。

幸いなことに後続車もゆっくりと走ってくれたようで、無事でした。

こんなところで事故になったら、とても面倒なことになりますからね。

その後もゆっくりと走って雪道を終えました。

途中、またまた眠気に襲われ座席に座ったまま居眠りしました。
疲れたんだな。

家に着くとマッサージチェアに身を沈めました。

今夜は深い眠りに落ちそうだなぁ。

そんな事を考えながらも、もうスキーしたくなっている自分がいました。


おしまい。

ホワイトアウトたかつえ その１

遅い時間の方が車が少なく、運転が楽なので今回も23時過ぎにのんびり出発します。

そして真壁あたりでとてつもなく眠くなりました。

ちょうど通りかかった道の駅に滑り込みます。

早起きしてここから残りの距離を走ることにして、寝袋で本格的に寝ました。

ところがどっこい、１時間半で目が覚めてしまったので仕方なく出発します。

塩原を過ぎると雪が舞い始めました。スキー場は昨夜から猛烈な積雪らしいです。

そして塩原でまたまた眠くなりました。

仕方なくまた寝袋に入って寝ます。

7時に起きればちょうど良いな。
目覚まし時計をセットして寝ます。

するとまたまた目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまいました。

このような現象を老化と言うのでしょうか…。

今日はRMUのサポートを受けるマディーフィルムの大ちゃんと約束していました。

以前、大ちゃんの板を試乗させてもらったところ、これが素晴らしく乗りやすかったので買いました。

大ちゃんのフリースキーテイストなテレマークで、若い人達やパークあがりのミドルエイジ達にアピールしてもらって、ちょっとでもやってみたいと思ってもらえると僕も嬉しいです。

さて、新しい板を受け取ってそれで滑りたいところですが、ワックスを塗ったりの作業があるのでそのまま車にしまいます。

僕が出してきたのはフルロッカーの板。パウダーに特化した板です。

最初の１本目はやはり難しいですね。

地上で歩くだけの生活からいきなり足元が滑り始めるわけですから、身体が置いて行かれるのも無理はありません。

バックカントリーで長い時間歩いて登って、さー滑れと言われても上手くいかない… そんなことを想像してしまうのはまだ未熟な証拠ですね。
スキー場でさえそうなんですから。

いい加減に塗ってきたワックスが機能せず、思うように板が走ってくれません。

やっぱりキチンと仕上げてこないとダメだなーと思いました。

そんな中、大ちゃんはやっぱり上手い。そしてかっこいい。
大ちゃんのテレマークを見たら、そこだけオフピステに見えてきます。

また彼の気取らないところがいいですね。
自分の持ってる感覚を教えてくれるので、変なスクールに入るより得るものは大きいかも知れないです。

今日の雪は膝までくる深雪です。

こんな日はなかなかないので、何本も行きたいところですが、自分の苦手な状況において力を抜いて滑っていくのは難しく、痛々しいほど転倒しまくっていました。

でもね、初めてパウダーラン特有の立体的な滑り心地を体感することが出来ました。
まだ身体が置いて行かれることが多いですけど少しは進歩した気になり、これだけでも今日来た意義があると思いました。

大ちゃんはお昼で上がり、僕は持参したパンをかじって冷え切ったコーヒーで流し込みます。

この雪の降り方だと、帰り道暗くなると厄介だな…。


その２に続きます。

水上～蓼科 その３

スキーをスノーシュー替わりにして歩くだけになった今回の山スキー。

またハイシーズンになると、どう変わるのか楽しみなところでもありますが、果たしてこの山で楽しめるのか不安も感じました。

下山するにも滑走出来る斜面がないので、登山道を下るしかありませんでした。

これがけっこう怖い。

細いすべり台のような踏み跡をシールを付けたまま減速して下っていきます。

急な部分や、つづら折りに下るところはジェットコースターさながらの恐怖感です。

コースアウトしたら悲惨だな…。

『ゴリゴリっ… うわーっ！』

板が岩に乗り上げたようです。

『神様ごめんなさーい』

幸い誰にも会うことは無く、無様な状態を見られずに済みました。

下山してシールを剥がそうとすると、のり面がズレて雪がびっしり詰まり、デロ～ンとなっていました。

やはり使い方間違ってるな。シールを付けた板は登るものであって、滑るためのものではありません。

通な人は登り始める前に気づくんだろうな。
素人はこれだから困りますね。

２日間過ごした僕の移動型別荘。車内の荷物を片付けて、道具を丁寧にお手入れしながらコーヒーを沸かします。

残念な結果を思い起こし、コーヒーをすすりながら『神のお告げ』を受け入れなかったことを反省しました。

なぜか温泉にも浸かる気になれず、マッタリと車を走らせました。

２日間で750kmを走ったマイカーのシートは僕のお尻の形にくっきりと沈み込んでいます。

４時間かけて自宅に着いた僕は、我が家温泉に１時間半も浸かっていました。

まさか八幡平や八甲田山、月山それに鳥海山まで登って滑った僕にこんな結末が待っていたとは。

今までは、運が良かっただけなのかな。

バックカントリーって難しい…。

これからも気を引き締めていきたいと感じました。


おしまい。

水上～蓼科 その２

水上で滑った仲間たちと別れ、翌日の行動を検討します。

今シーズンは、バックカントリーも積極的にトライしようと決めていたのです。

僕はバックカントリーに滑走感は求めないようにしています。
なぜならば、ちょっとしたミスで死ぬから。

なので、身の丈にあったところに登り、ついでにスキーで降りてくるといった具合です。

よーし、蓼科の八子ヶ峰か菅平から登る根子岳にしよう。

この界隈は降雪量も少な目だけど、天気に恵まれる事が多いので天候による危険度は低いですね。
まさにこの日は登山日和です。

一方、菅平の奥ダボスからのアクセスで登れる根子岳は、バックカントリーと言えるかどうかと言うぐらいのレベルです。

八子ヶ峰もちょろっと気分を味わうには良さそうです。
短時間で済みますしね。

登山計画書を根子岳で書いて、やっぱりと思い直して八子ヶ峰にしました。
もう一度思い直して根子岳にしようと思ったのですが、新しく計画書を書くのが面倒になって八子ヶ峰に決めました。

女房にLINEします。
『明日のぼるね』
『それってバックカントリー？』
『ま、そうだけど』
『心配』
『じゃスキー場にするよ』
『はーーーい』

ま、降雪直後だからスキー場で今日のおさらいをするのもいいな。

スーパーで食材を買って、簡単な夕食を作ります。

食べながら、やっぱり行きたい…。

こんな時、女房は絶対ダメと言わないのです。
なので、逆に気持ちが引き締まります。

無理をしないようにしよう…。

ヨロヨロと車を走らせ、眠くなったら、すぐにパーキングエリアに入って冷気を吸ったり、仮眠したりします。

あれ？
なんかおかしいぞ？

やべー！
ミスった。

上信越自動車道に入りそこねました。

これは帰れという神のお告げかも…。
いつもはこんな時、あっさり諦める僕。でも今回は違いました。
吉と出るか凶と出るか。

高速を一旦降りて、自分への罰として高速料金を節約するため、下道で蓼科に向かうことにしました。

『あーぁ、遅くなっちまったな』

夜中の山道は慣れているけど、今夜は積雪もある。
それにしても降ったとはいえ、少ないなぁ。

午前１時、登山口に到着しました。

駐車場には蓼科山に登ると思われる車が１台、先に車中泊を決め込んでいました。

僕も寝床を準備してゆっくり寝ます。

目覚まし時計よりも早く目覚めてしまいました。

しばらくボーっとしていましたが、寒さのためやる気が失せそうです。

エンジンをかけて暖まりながら着替えることにしましょう。

ふと温度計を見ると、マイナス13℃でした。

車内は結露を起こし、凍結しています。ペットボトルのドリンクもシャリシャリです。

でも、僕の寝袋はマイナス30℃対応です。
寝ている間は寒さなんて感じませんでした。

のんびり準備を整え、お湯を沸かして食事をとります。

お昼ご飯はカップラーメンでいいや。
真冬はボトルにお湯を持つことが多いですね。
細かい作業をなるべく減らしたいですから。

スキーにシール(滑り止め)を貼って登り始めます。

あきらかに積雪量が少ないです。

稜線に出れば違うかな？
なんてことを思いながら登って行きます。

やがてヒュッテが現れ雪原が広がりました。

あぁ…。
やっぱりな。

ここは笹っ原なんだな。
埋まりきってないや。

踏み跡を外すと落とし穴のように雪が崩れ、笹藪にスキーが絡まります。

今日は滑れないな…。

それでも眺望は素晴らしく、登山と考えればこれもまたヨシ。

シールを外して滑走体制にしてみたものの、傾斜が緩くまったく滑っていきません。

苦笑いしました。

(画像は向かいにそびえる蓼科山です。)


その３へ続く。

水上～蓼科 その１

成人式が終わって、すっかり気分は落ち着きました。

その最初の連休です。

かねてから計画していた『山を登って滑る』こと。

ちょっと待てよ？
そういえば昔のスキー仲間と休みが合うかも。

尋ねてみると『休みですよー』と。

それは嬉しい。
じゃ行きましょうよ。

ならば登山の友達も誘ってみようかな？
去年からテレマークスキー始めて『機会があったら一緒に滑りましょうよ』言ってましたから。

今回集まったのは水上宝台樹スキー場です。

ということで、集まった人数は５人。

降雪直後のゲレンデはパウダー状態。
これよこれこれ。これを待っていたのですよ。

僕の課題のパウダー。
滑る機会が少ないので、頑張らなくちゃ。

それにしても、みんなスキー上手いわー。

頑張って先週発見した自分の弱点を克服しなきゃ。

上手くいく事もあれば最悪の結末もあって、まだまだだなぁと痛感させられました。

そしてラスト数本かな… というところで、思い切り転倒。
古傷の断裂している靭帯を傷めてしまいました。

一瞬ヒヤッとしましたが、無理をしなければ大丈夫そうです。

結局みんなに心配かけてしまい、これがラストということになりました。

ラストのつもりが登山仲間の彼が『もう１本』と、行ってしまいました。

ひとりぼっちは寂しいじゃん～と、僕も付き合ってしまい、荒れたパウダーに突っ込んで前から転倒。
ここ最近、ついてない星回りになってきたな…と感じました。

温泉に入って、そこで仲間たちと別れました。

さてと…。
どうしょうかな。

明日は独りなので、自分の思うようにすれば良いのです。

やっぱり登ってみようかな…。


その２へ続く。

たかつえスキー場 スキーの日

なぜだか今日はスキーの日だそうです。

いつものホーム『会津高原たかつえスキー場』のホームページで告知されていました。

さぞかし混んでいるだろな… と思っていましたが、じぇ～んじぇんガラガラ。

2100円なのにね。

それにしても雪が少ないです。

昨晩９日もチビッと降ったみたいですが、ケーキにふりかける砂糖のような感じ。

それでもフルロッカー(スキー板が船底みたいになってる)の板出して、コース脇を突き進む練習しました。

自分の弱点がようやくはっきりしました。３年かかりました。

これを克服するのにあと何年かかるのでしょうね。

今日はスキーに行って初めての体験しました。

なんと…。

スキーウェア忘れましたー（笑）

誰かに慰めてもらいたくて、まず女房にLINEしました。

『俺、頭狂った。スキーウェア忘れました』

『あらー、裸でやるの？』

んな、まさか。
パンツぐらい履くでしょ。

という訳で、仕方なくレンタルウェアです。

レンタルのおばちゃんに慰められました。
『あらーやっちゃったわね。でも今日はね、500円引きだから(^^;)』

一番ゆったりのXLサイズを借りても、いつにないフィット感と股に食い込む感じ。

なんだか気分の乗らない一日でした。

2017年新成人おめでとうございます

本日、取手ウェルネスプラザにおきまして成人式式典がとりおこなわれます。

当サロンにおきましても、早朝からたくさんの新成人のお客様のお支度をさせていただきました。

新成人の皆様、本日は本当におめでとうございます。

毎年の事ながら、思うのは『若いって素晴らしい』ということです。

当サロンにおきましてもレンタルをご利用いただけます。
貸衣裳ビックリ割引＆お支度代金無料＆髪飾りレンタル無料です。

今年の成人式終了とともに、来年の成人式のご予約を開始します。
是非とも一度ご相談にお越し下さい。

画像は朝一番のお客様、Yさんです。
肌の色が透き通るように白くて、ファンデーションとの境目が全く分からないほどメイクの乗りが良かったとメイク担当が申しておりました。

おめでとうございます。
ありがとうございました。

2017年の営業を開始しました

本日５日より平常営業を開始しました。
新しい年になり、気分も新たに励んで参ります。

今年はティンカーベル開業30年目の年です。

これまで色々な事がありましたが、お客様方の暖かいお心遣いでここまでやって来ることが出来ました。

今後も末永くよろしくお願い申し上げます。

さて、新年のご予約状況ですが、成人式までそれなりの混雑となりそうです。

ただ、年末のような忙しさからは解放されております。

なお、今年の成人式は８日の日曜日となっております。

９日月曜日、成人の日は平常営業です。お間違いのないようにご利用下さいませ。

また、８日は営業次が繰り上がります。15時をもちまして営業終了となります。

ご予約状況をご確認の上、ご利用下さいませ。

皆様のご来店心よりお待ち致しております。

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

本年も相変わらぬご愛顧、ごひいき賜りますようお願い申し上げます。

さてわたくし、年末の忙しさからそのまま休まることなく、家族サービスへ突入しております。

毎年恒例の年越しスキーです。

十数年通い続けている『会津たかつえスキー場』です。

ちびっ子だった子供たちも、自分で用意し滑走もついていてあげなくてはならない状態からやっと解放されました。

解放されたのは良いのですが、今度は自分の体力気力が衰えてきました。

それでも16時まで頑張って滑り込みましたが、疲労感がすごいです。

今年は３泊４日、女房は去年からついて来ていません。
さしづめ女房も正月休みということです。

旦那のことからも子供たちのことからも、家事からも？ 解放されて独身状態です。

好きなように過ごせばいいよと言ってありますが、たいしたことはしていない様子です。そんなもんですかね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか？

新年は５日からの営業となります。
皆様のご来店、心よりお待ち致しております。