ご来光と言えば『富士山』。
夏休みが終わってフリーになった僕は、やっぱり気になる富士山に登ることにしました。
だってテレビでもガンガンやってるし、流行ってるっていうし、我が家でもブームきてるし、何よりも山ガールに会えるし(笑)。
お客様の中にも登った人けっこういらっしゃるのにはびっくりしました。
ツアーなんかもありますが、僕は自分を試す時必ず一人を選びます。マイペースで出来ますからね。
一人で行っても割と同じペースの人がいるもので、今回の富士山ではスタートから同じペースの人がやっぱりいました。抜き去るわけでもなく、話かけるわけでもなく、足音がずっと一緒。自転車で学んだ『先が長い時は最初を出来るだけゆっくり』これがバテずに最後までやり切れるコツです。ガーっと行く若者もいましたが、結局休憩が長く、歩みは同じ。おまけに若者は息が上がってるってわけです。
8合目にさしかかった時に、ついに僕が話かけました。『最初からずっと一緒ですね。お一人ですか?』
その方、74歳!
すごく長いキャリアの持ち主で、富士山は最後にとっておいたんだとか…。だから富士登山は初めて。
その方、18キロもあるザックをしょってテント張ってやってたんだとか…。
でも病気が発症して、もう無理出来ない体になったそうな。
自分の昔話をいやみなく話してくれて、楽しかったですよ。
そしてやっぱり顔がツヤツヤしてました。
同じ本8合(8合目の一番上)に山小屋をとったんだとか。
一人の良さを損なわないように、自分のペースでやって下さいねと言っても結局一緒になるんです。歩き方はゆっくりでもペースは悪くない。
最後に『じゃ明日山頂で』と言ったまま、結局会えませんでしたが、僕にとってはとても良い時間でした。
学びました。何事も最初の一歩からで、競争じゃないんだからどれだけ山を堪能出来たかということなんだと。
そして、山ガールたち…みんなボロボロでした(汗)。嫌いにならないといいですが…。