TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 群馬15.16.17 その1

2018年10月31日 | Weblog
関東ふれあいの道「群馬」の続きを歩きました。
今回は榛名神社から伊香保を越える3コースにしました。

久しぶりに電車でアクセスです。

車にも飽きて、たまには電車で行きたいと思ったのと、車内で本を読みたかったからです。

本はお客様のオオツ〇さんからお借りした「孤高の人」。
山の本ですね。
活字では読んだことがなかったのでお借り出来て嬉しいです。
オオツ〇さん、ありがとうございます。

コースはすでにGPSにも落としてあるし、コースタイムの把握もオッケー。
ただ、最近手湿疹が酷くて医者に行こうか山に行こうか迷っていました。

迷いながら寝たら、夢に出てきて手が痒くなっていました。
指先がボロボロの真っ赤になっている夢でした。

ネットでいろんな方の手湿疹の画像を見たのがいけないんですかね。
そしたら零時過ぎに目が醒めてしまい、手が痒くて痒くて。
結局ボリボリ掻いてしまいました。

作戦を練りました。
ワセリンにステロイド薬を練り込んだものを医者から処方してもらっていたので、それをベッタリ塗って手袋をしながら登る。どうだ、登りながら手を癒すのです。

ま、そんなんじゃ治らないのは分かっているのですけどね。

また少し寝て、24時間やっているドラッグストアでかゆみ止めの飲み薬を買ってから行くことにしました。

3時20分起床、薬を買いに行きましたが、すごく良く効く薬が品切れだということでした。仕方なく漢方配合のかゆみ止めを買いました。

すぐに飲みました。
ちょっと効きました。
いや、効いた気がする。

少なくともあの耐えられないほどの痒みは襲って来ません。

今日一日分の薬を持って取手に向かいます。
駅前に停めようと思いましたが、時間に余裕があったので、お店の駐車場に停めました。
歩いて駅まで行きます。

さすがにこの時期はまだ暗いですね。
一般コースタイムだと歩き終わるのも薄暗くなりそうです。
気合い入れて歩かないと…。

今日は取手駅5時5分の2番電車です。
上野で乗り換え高崎まで新幹線を使いました。
高崎に着くのが6時58分。
そこから群馬バスで榛名神社まで1時間15分移動します。

取手駅ではあっさりモバイルスイカを使ってしまったので、みどりの窓口で新幹線の指定乗車券を買うハメになりました。
やっぱり取手駅で買っておくんだったなー。
ちょっと戸惑ってしまいました。

前にお客さんがいなかったので、あっさり買えて良かったかな。

「とき301号新潟行き」6時14分発。

大宮に一駅だけ止まり、次は高崎でした。
降りた瞬間、空気が冷たかったです。

7時25分、定刻通り榛名湖行きのバスが発車しました。
立っている人はいないものの、満席でした。
山に行くのにこんなにバスに人が乗っているのは奥多摩以来だなー。

登山者とおぼしき人は4人。
一人は年季の入ったザックと帽子が渋い人。
もう一人は立派な三脚を担いでいたので、写真目当てでしょうね。
あとのお二人は若い人とおじさまでした。

運転手さんがよく声をかける人で、微妙ななまりが良い感じです。

しばらく走ると上州の山々がよく見えます。
今日もよく晴れています。
ひときわ目に付くのが、妙義山と荒船山でした。
やっぱりあの独特な形はすごいですね。

だいぶ走ったところで運転手さんが『はいみんなー、学校に着いたよー』と言いました。
相変わらずのなまり言葉だけど、優しい感じです。

学生が降りると車内は落ち着きました。
そしてバスの営業所に着きました。
ここもバス停なのですが、しばし休憩時間が挟まれていました。

『トイレがあるので利用して下さい。両替もできます、また体操などして気分転換して下さい』とアナウンスしていました。

榛名病院を過ぎると登山者4人が残りました。
みんな普通に榛名湖畔から掃部ヶ岳(榛名山最高峰)に登るのかな?

運転手さんのアナウンスが入りました。
『間もなく榛名神社一の鳥居が見えてきます。榛名神社はそこから10分ほどで到着です』と。

なるほど、このバス路線は観光客も多く乗るのでしょう、こんなアナウンスもサービスのうちなのですね。

間もなく榛名神社に到着しました。

降りたのは僕とあの年季が入ったザックと帽子のおじさんでした。

僕はトイレに行きました。
おじさんこちらをチラッと見て先に行きました。
もしかしたら榛名神社散策だけかもな…。


その2へ続きます。
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関東ふれあいの道 群馬18

2018年10月25日 | Weblog
上州三峰山を下山したあと、関東ふれあいの道群馬の『たかやま高原牧場のみち』を歩きました。

以前から上州三峰山とセットで歩こうと決めていたコースです。

コース18だけ独立していて、しかも短い距離なので狙っていました。
なかなか足が向かなかったのは熊のせいですね。

さて、あらかじめナビに入力しておいた「みとりの村キャンプ場」。ここの駐車場がふれあいの道公認駐車場となります。

さすがに平日でもあるため、場内は静寂そのものです。

ルートは「たかやま高原牧場」に向かってわずかに登って行きます。
管理事務所の前を通過してルート通りに進もうと思いましたが、なんと通行止めです。

ちょっと立ち往生。

でも明らかにルートはここを抜けていきます。
『えーい、くぐっちゃえ』
何か言われたら「関東ふれあいの道」の地図を見せて弁解するのみです。

それにしても緑がキレイでしたよ。
気温もグングン上がって少し汗ばむぐらいです。

一般道に出ました。
ちょっと一安心です。

舗装された林道を歩き続け、牧場が上から見渡せる展望台に着きました。
ここがこのコースのチェックポイントとなります。
最近買った広角レンズで自撮りして展望台に上がってみます。
なんか下から見た方が素敵だったなー。

展望台の上でコーヒーとパンでお腹を満たします。

そこにはコース略図がありました。
よーく見てみると、やはり僕が通ってきた道は間違っていませんでした。
一応ふれあいの道のホームページで確認すると、以前は規制されていた(疫病予防のため)ようですが、今はOKとなっています。

ま、いいか。
無事通過できたし…。

ずっと歩くと「なぎなた坂の歌碑」の道標が出ました。
なんか向きが怪しいです。

ちょっと道標が示す通りに行ってみましたが、GPSに道路自体が出ていないので、ここは安全に入力してきた通りに歩きます。

その間、道標は全くなく、やっぱりさっきのところを曲がるのかな?と思いました。

三国街道に出ました。
道標がありました。
間違っていませんでした。

「なぎなた坂の歌碑」もルート上にありました。
なんだかざっくりとした地図だなと思いました。

ここで僕は、関東ふれあいの道に対する考え方を改めました。
多少のルート変更は個人の趣味と安全性を考慮し、上手に歩くことが本文だと思うようになりました。

ルート脇にゴルフ場がありました。
おじさん達がカートに乗って優雅にホールを周回していきます。
ゴルフかぁ~、若い頃やったなぁ~。

グリーン上に4mぐらいのパットを狙うゴルファーがいました。
足を止めて見ていると、キレイにカップに沈めました。
お見事!

歩みを進めます。
コース上部に「小野子山」の登山口がありましたが、どうやらゴヨウツツジが有名らしく、それを宣伝する看板が掛かっていました。

登り1時間ぐらいなので、登ってみても良かったかなと思いました。

コースも終盤に「高山村結婚の森」という看板がちょっとした広場に立っていました。
なんだろうと思って調べてみると…

どうやら記念植樹を扱っているらしいです。なるほど…。

やがてキャンプ場の駐車場に到着しました。
時刻は12時11分。
今日は早いけれどここまでとしました。

ゆっくり温泉に浸かろうと思いました。

ナビで検索しました。
「高山温泉ふれあいプラザ」というのがヒットしました。

どうやら道の駅に併設されているようです。
『道の駅 中山盆地』
なんだか珍しいネーミングです。

くるまがけっこうたくさん停まっていました。
割と新しめな感じでした。

お風呂もけっこうきれいです。
泉質はナトリウムカルシウム塩化物泉で、肌ざわりは別に普通です。
掛け流しではないようなので、お湯はちょっと汚れが目立ちます。
でもこれは館内が明るいからよく見えちゃったのかもしれません。

そしてJAF割引ありで450円でした。
露天風呂で相当のんびりと入りました。

のんびり入るのはいいけれど、手が痒くなってしまいました。
やっぱり手荒れに長湯は良くないな。
冷水で冷やして痒みを抑えてから出ました。

食事処もありました。
なんだか美味しそうな丼物がありましたが、ここはやはり蕎麦。

お味はお手軽そばそのものの味でした。悪くないけど美味しくはないかな。
温泉施設の蕎麦だからね。

蕎麦を食べながら畳の部屋でゆっくりしました。
ブログを少し打ち込んでから車に戻りました。

下道をしばらく走り、やっと月夜野で高速道路に乗りました。
すぐに眠気がきたのでパーキングエリアに吸い込まれ、そのまましばらく寝てしまいました。

今日はのんびりした一日となりました。
お昼に残したパンを食べながら帰路につきました。



歩行距離 トータル18.5km
29,380歩
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上州三峰山(関東百名山97座目)

2018年10月24日 | Weblog
前回のお休みで関東百名山に久しぶりに登り、忘れていた何かを取り戻しました。

やっぱり山はいい。

なので今回も関東百名山97座目の上州三峰山に行きました。

この山、関越自動車道沼田インターから走ること30分ぐらいかな?
スキー始めた頃よく沼田インターで降りたっけ。
あの頃はスピード出して運転してましたから、近いなんて思っていましたが、最近はゆっくり安全運転なので時間がかかりました。

上州三峰山はけっこう簡単な山です。
テーブルマウンテンなんて呼ばれています。上部がなだらかで、まるでテーブルのようだからですね。

なかなか行かなかったのは、低山のくせにあの忌まわしい熊が出るっていうからです。
なんてったって、僕が熊とにらみ合いになったあの吾妻耶山のすぐ近くですし…。

つ、つまり…
こ、恐いんですよ。
あの真っ黒なデカイ体の背中を持ち上げてこっちをにらむあの姿が忘れられないのです。

目撃情報を調べてみると、やっぱりあるある。なんでこんなたいしたことない山に出るんですか?

僕が熊に会う確率は1/100ぐらいです。
100回登って1回遭遇するって感じです。
とすると、計算上はまだ会わないはず… なんてあてのない理由をつけて気持ちを奮い立たせます。

前夜22時発、午前1時着。
誰もいない登山口の真っ暗な駐車場が今夜の僕の宿泊地。
いつものように寝袋に入って寝ますが、いよいよ夏用のシュラフだと明け方寒く感じるようになってきました。

午前5時半起床。
もう少し寝ていたい気持ちを奮い立たせてガバっと体を起こします。

長袖シャツ1枚では肌寒いので上に薄いのを1枚重ねます。

お湯を沸かしてコーヒーをポットに入れます。
おにぎりを1つ食べます。
駐車場の電気がつかないトイレで軽量化します。

今日の登山口は「河内神社」から。
なるべく王道を行くことにして他の登山者に紛れ込む作戦です。

ところが、他に登山者がいません。
今日もたった一人か…。
ま、それが好きなんだよな僕は。
そうだ一人が気楽で良いんだった。
だからこれでいいのだ。

考えても仕方がないのでスタートします。
午前6時、出発しました。

寒いです。
栗やまっぼっくりかゴロゴロ落ちています。

ちょっと山道を登ってゆくと、河内神社がありました。
そこから何を運ぶのかトロッコがありました。現在も動いているのかな?

神社の脇を抜けて本格的な登山道に入ります。
ちょろちょろっと登るとハングライダーの発射場との分岐がありますが、そこはとりあえず残しておいて先に進みます。

やがて道は平坦になりました。
軽いアップダウンはあるものの、これはお散歩だなーと感じました。

さらに三峰沼へ行く分岐もありました。ここもひとまずまっすぐ行きます。

山頂が近くなるとアップダウンがちょっと出てきて山らしくなりました。

7時37分山頂に到着です。
誰もいません。

一部視界が開けていて、そこから谷川岳がみえます。
大峰山、赤城山、そしてあの吾妻耶山が近くにあるようです。

ベンチにザックを下ろし、パンとコーヒーで休憩します。
最近はめっきり山頂で調理しなくなりました。
パンとコーヒーで十分です。軽いしね。

やることもないので下山します。
三峰沼を回ってみました。
4~5人で草刈りしてました。
ご苦労さまです。
そしてその音で熊なんか来ないですね。ありがとうございます。

沼のまわりは紅葉していてキレイでしたよ(画像)。

そしてハングライダーの発射場にも寄ってみます。
赤城山に向かってテイクオフですね。
キレイに整備されていました。

駐車場に戻ってきました。
なんか良かったなー
子供連れやウォーキングの延長でこの山はおすすめです。

ただ…
熊はいますからね。
今日僕は会わなかったけど…。


歩行距離 11km
所要時間 3時間25分
累計標高差 +682m
18350歩
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関東ふれあいの道 群馬30ー23 その2

2018年10月22日 | Weblog
コース30から移動すること1時間半、コース23の終始点である忠治館前の駐車場に着きました。

ここから「不動大滝」までを往復するのがコース23『山里のいで湯のみち』となります。
本来であれば赤城温泉までのルートなのですが、林道工事のため通行止めとなっていて現在は抜けられません。

ただ往復だけではつまらないと思い、別の登山口を利用して周回することにしました。

そのための自転車を積み込んできました。

自転車を前不動尊駐車場にデポして忠治館前の駐車場に戻ります。
12時12分スタートします。
いきなり山道になります。山肌をなめるようにつけられた登山道はアップダウンが少ない快適な落ち葉の道でした。

ところがだんだん険しくなり、沢を渡渉するようになっていきました。
ピンクテープを見失わないように進みます。

やがて「不動大滝」の案内板が現れました。この先の大滝がコースポイントとなりますが、しばらくの間通行止めになっていました。

通行止めが解除になっているのか、大滝まで行くことが出来ました。
それにしても上流は険しい道でした。
ハイキングとしては危険に感じられ、道迷いもしそうなので今はかなり手前の案内板まででもよい(関東ふれあいの道の踏破認定の場合)… ということです。

普段から岩場や渡渉に慣れていないとちょっと難儀する道だと思います。

なんとか不動大滝でコースポイントの写真を撮り、戻ることにしました。
自転車をデポした場所に行く道がよく分からず、あきらめて忠治館へ戻ろうと思いました。
ま、こういうこともあるさ。

なので行きは通らなかった右岸のルートを選びました。
ここには「忠治の岩屋」がありました。
ここで国定忠治が隠れていたという言い伝えがあります。
内部は洞窟のようになっていて、今は立ち入り禁止でした。

その先にピンクテープがついていたので、なんの迷いもなくそちらに進みました。

すると沢に落ちて行くような斜面を降りるようになっています。
ちょっとためらったけど、行ってみることにしました。

ここは危ないな。
と思ったけれど、すでに戻るのも簡単じゃない場所になっていました。
つかまる木の根も細くて心細いし、傾斜は60度はありそうなほぼ崖状態。
『だめだだめだ、ここは戻って仕切り直しだ』

再び危ない足元を確実にホールドしながらよじ登ります。
『ふーっ、参ったな』
それにしてもここを通らせるのは危ないですね。
このテープはなんの意味があったのかな…。

大量の汗をかきました。

なんとか大滝への道の右岸左岸分岐点まで戻ってきました。
するとそこのルートを示した看板には右岸に消えかかった×印がありました。
『あ、通行止めだったのね』
かなり薄くなってしまったマジックで書かれた×印に苦笑いでした。

そこを下ると滝沢不動尊への道がありました。
『あ、そうか。ここが自転車をデポした登山口に行くんだな?』

ちょっと登ると滝沢不動尊がすぐに現れました。
通り抜けると国定忠治の記念撮影用の古びたパネルがありました。
顔だけ出して笑顔で写真撮るアレね。もちろん僕もセルフタイマーでニッコリやりました。

道はさらに歩きやすくなりました。

途中、こんどは「ふくろう」に会いました。かわいい顔していました。

無事、前不動尊駐車場に着きました。

このコース23は距離も短いので、 なめてました。他のコースと組み合わせて歩く予定でしたが、 独立させて歩くことにして良かったです。
慌てなくて済みました。

さてさて温泉です。
忠治館は日帰り温泉は扱わない高級旅館です。なのでナビで検索しました。
7㎞ほど離れた場所に薬草の湯がありました。

電話で確認すると、やってます。
行ってみるとガラガラで、貸切でした。
お値段は1000円でタオル付きです。
お湯はぬるめで、長湯出来そうです。が、ぬるすぎるのでなかなか上がれません。
やっと上がって蕎麦屋に移動します。

近くにあるのを確認していたので、迷わずそこへ。
天ざるを頼みました。
時間が半端だったので、ここも貸切でした。

お味は中の上。
お店のつくりは上の中、店員さんは中の下かな。

お腹が満たされたら、眠くなってしまい、駐車場で運転席に座ったまま寝てしまいました。

気が付くと辺りは真っ暗で、1時間ほどたっていました。
あー、やっちゃった。

のんびり帰るとします。


歩行距離 5㎞
所要時間 2時間
本日トータル 34300歩
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関東ふれあいの道 群馬30-23 その1

2018年10月21日 | Weblog
関東ふれあいの道「群馬」を再開しました。

鬼怒沼山から帰って中一日おいての出発です。

そう、今回は3連休なのです。
3連休なんてお正月と夏休みを除くと年2回。
さらに来年は10月のみの年1回になる予定です。
まさにブラックな業種ですね。

今回の記事はコース30『寝釈迦のみち』です。

前日の夜中に出て袈裟丸山の登山口になる「折場登山口」に到着したのが午前1時過ぎ。

実は塔ノ沢登山口から周回しようとナビの設定をしましたが、なんと1本道を間違えて入力したらしく、登山口のようなものは見当たりませんでした。

真っ暗な中、枝に車を擦りつつなんとか行った先は行き止まりでした。
行き止まりはいいのですが、ちょっと変だぞ?

いやな気分になってなんとか狭い場所でUターンして戻りました。
なんだかのっけからどうもな~。

袈裟丸山自体が自分の中ではちょっと足がなかなか向いてくれない山でした。
そういう山域ってありますよね。

仕方なく折場登山口にしました。
ここには前回来たときの記憶がしっかり残っていて、トイレもあるし広い駐車場が良い感じでしたし。

遠くに町の灯りが見えます。
夜空は満天の星空。
かなりの数が見えますが、月明かりが無い時はオリオン座のなかに100個ぐらい星が見えたりします。
今夜は30個ぐらいしか見えないや…。

真夜中の林道にはよく鹿が出てくるのですが、今夜はおよそ10頭ほど会いました。
ごめんね、通らせて下さい。

移動式別荘(マイカー)で寝ること3時間半、起床は5時。
まだ真っ暗ですね。でもわずかに東の空が色づいてきてます。

コンビニでポツンと1つだけ売れ残っていたおにぎりを買ってきました。
それを食べながらお湯を沸かしてコーヒーをポットに詰めます。
今日もパンとコーヒーのスタイルで行きます。

5時40分にスタートしました。
袈裟丸山へ向かう道は放射冷却により眼下は雲海となっています。

笹っ原に露がつき、それに朝日が当たって輝いています。
山肌には春に行った「小中大滝」が見えます。

6時37分 賽の河原。
ここでコーヒーと甘いパンをいただくことにしました。

賽の河原とは?
この山は弘法大師にまつわる伝説があります。
実際に弘法大師が訪れたかどうかは別として、解説板にはこう書かれていました。
『弘法大師が夜この地を訪れると、赤鬼青鬼に責められながら子供たちが石を積み上げていました。それを見て三夜看経(さんやかんきょう)し、済度(さいど)しました』と。

賽の河原は木が生えておらず、大小の石ばかりが転がっています。

ここで石を積むと仏になった子供に会えるといわれています。

ここからまっすぐ行けば袈裟丸山。
今回は分岐を右に折れます。
すぐに道は下りになります。
そして避難小屋があります。
なかなかきれいな避難小屋でした。

道は沢沿いを下ります。
とても美しい森ですが、割と広く平らでピンクテープを見失わないように進みます。
数は多くありませんが、辺りを見回すと必ずテープがあります。

何度も渡渉しながら進みます。

7時29分 相輪塔につきました。
道標には「寝釈迦」の文字がありますが、寝釈迦はどこにも見えません。

相輪塔を下から見上げるポイントに案内板がありました。
そこから続く踏み跡に従って進みましたが、道は途中で消えました。
おかしいぞ?
戻ります。

辺りを見回すと案内板がありました。
あーなるほど、下から来ればわかるな。
寝釈迦は相輪塔の上にありました。
岩を彫りだした像はいつ誰が創ったのかは不明だそうです。

この道は暗いと迷ってしまいそうだし、沢を何度も渡渉するので陽がのぼってから山に入った方がいいですね。
つまりここから登らなくて良かったかもしれません。

美しい沢沿いの道も終わり、塔ノ沢登山口に着きました。
割とキレイなトイレがあり、落とし物をしました。
そしてコーヒーとパンで食事休憩します。

腰を上げて林道を下ります。
キジに会いました。

8時44分 林道分岐点到着。
折り返して折場登山口目指して長い林道を歩きます。

林道脇の岩肌を見ると、瓦を積み重ねたように何層にもなっています。
軽く100層以上はありますね。うねっていたり、立っていたりします。

相当調べてみましたが、何という種類の岩なのか、どうやって出来たのか分かりませんでした。
ただ、袈裟丸山は火山だったこと。
それに何かしら関係しているのでしょうか。

そんな事を考えながらひたすら林道を登り続けて行きました。
およそ2時間後、折立登山口に着きました。

袈裟丸山への登山者の車が数台停まっていました。

簡単に装備を再び整えてコース23へ移動します。


10時32分 折立登山口。
13.5km +1040m

その2へ続きます。
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鬼怒沼山 その2

2018年10月20日 | Weblog
鬼怒沼の正面にあるのが鬼怒沼山です。

たいしたこと無さそうに見えます。
ところが、山頂はそこから見える山体のさらに奧でした。

木道が終わり再び山道になります。
ここまでけっこうな距離を歩いて来たので、疲労感がかなり出ています。

前回のあの台風の被害かな? 倒木が多くて大変でした。
くぐったりまたいだり、素晴らしく疲れました。

さらに、道が分かりづらいです。
そんなに多くの登山者が入っているように見えませんね。
何故かはこのあと分かりました。

いよいよ山頂かな? というところがけっこう急登で、さらに道が分かりにくいです。
道はついているのですが、ふと見失いそうになる感じ。
ズルっといったらけっこうダメージありそうなので、ゆっくり行きます。

ジャーン山頂。

あれ? これだけ?

山頂標識はセルロイドの栃木百名山のパネルだけで、猫の額ほどのスペースに三角点がポツンとあるだけです。
展望は木々の隙間からちょろっと周りが見えるのみです。

せめてベンチぐらい欲しいよね。
でもベンチ置いたら誰も山頂に立てないかなっていうぐらい狭い。

じゃ丸太椅子は?
三角点囲んでまるでコタツに入るみたいな感じとか。

来た道を戻ります。

東電の巡視小屋に寄ってみます。
普段は勝手に使えませんと注意書きがあります。
寝泊まりは可能なようですが、緊急時以外は使用してはなりません。

来た道を引き返すうちに灰色の雲がせり出して来ました。
夕方から崩れるって言ってたもんな…。

さあこれからまた長いぞ。

なんとか山道を降りてくると「日光澤温泉」が現れました。
とりあえず寄ってみます。

『こんにちはー』
すると目の前にいたザックを整理していた僕ぐらいの年の方が『はい』と答えました。

『あ、こちらの方でしたか。バッチか手ぬぐいかタオルはありますか?』
『全部あります』
『じゃ、バッチと手ぬぐいを下さい』

手ぬぐいのコレクション(というわけでもないけど、手ぬぐいはアートです。デザインも様々でつい欲しくなってしまいます)はすでに70本はあるかも。
最近は少しずつ使うようにしていますけど、こんなにあってもねぇ…。

『沼まで行ったの?』
『はい、鬼怒沼山まで』
『そう』
『草紅葉は終わりかけですか?』
『うん、草紅葉は9月中だよ。今はもうしょぼーんとなっちゃって情けない姿だよね』
『紅葉はこれからですか?』
『紅葉はそうね今かな。でもこの辺は紅葉する木が少ないから』

なーんと。
紅葉の時期が草紅葉の時期じゃないのね。

出遅れた僕でした。
でもまあ写真にしてみるとなかなかいい色合いだったかな。
あとは青空が欲しかった。

その下の「加仁湯」にも寄ってみます。

『バッチか手ぬぐいかタオルはありますか?』
『タオルと手ぬぐいはあります』

じゃ手ぬぐいを(笑)。

多くの年配ハイカーがたむろしていました。
どこ歩いて来たのかな?

もしかして下から来たから奥鬼怒自然歩道は通行できたのかな?

まあいいか。

行ってみようとも思いましたが、この長い道のりで出口が別なところだったらかなりつらいので、また林道を歩きました。

長いです。
八丁の湯と加仁湯のバスに追い越されました。
お客さんのお迎えですね、きっと。

林道を歩く僕をなんと思ったでしょうね。

1時間半が経ち、下からバスの音が聞こえて来ました。
お客さん満載です。
みんな僕を見てます。
なんと思ったかな。

奥鬼怒自然歩道の倍はある道のりを歩ききってなんとかゴール。
一応予定通りの時間に下山出来ました。

猛然と腹が減り、風呂→蕎麦のルーティンを崩してしまいました。
持参したカップ焼きそば(焼きそば大好き)を猛烈な勢いで食べちゃいました。

落ち着いたところで温泉です。
今回はつるつる系のお湯でした。
これも大好き。
満足しつつ帰り道、やっぱり眠くなってしまいました。

高速入って割とすぐに布団で寝ました。
人間の睡眠サイクル?の1時間半で目覚ましかけて爆睡です。

目覚めると辺りは真っ暗。
あー、また真夜中のご帰還だ。

慌てても仕方がないので
ゆっくり車を走らせます。

猛烈にくたびれたけれど、やっぱり山はいいな。

草紅葉のピークは外しちゃいましたが、静かで地味な感じが僕にはたまらない快感です。

ちなみに鬼怒沼は尾瀬よりも高い位置にあるし、2000mを越える湿原としては日本有数です。

満足しました。


おしまい。

歩行距離 28.5km
所要時間 10時間
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鬼怒沼山 その1

2018年10月19日 | Weblog
日本百名山を完登しましたが、それと平行して登ってきたのが関東百名山。
その関東百名山も残り5座となりました。

今回はその関東百名山96座目となる『鬼怒沼山』のお話です。

べつに急ぐわけでもないし、自分のタイミングと季節を考えて行こうと思っていた鬼怒沼山。
よく調べていなかったけど、秋がいいらしい。

ここのところ近場のハイキングや関東ふれあいの道など、負荷が軽いところばかりだったし、山は紅葉の時期になっています。
なので鬼怒沼山に行こうと思いました。

ほぼマックス営業での1週間が終わり、疲労感が残るけれど頑張って自宅を出ました。22時を過ぎていました。
下調べも満足に出来なかったのですが、いつでも行けるようにGPSにルートだけは落としてありました。

登山口は鬼怒川川治温泉の更にずっとずっと奧、日光の裏側、車で行ける一番終点『女夫渕』からにしました。

女夫渕は初めてですが、僕が自転車にハマっていた頃に手前の間欠泉までは来ました。
その時は今市に車をデポして、大笹牧場経由で川俣に入りました。

大笹牧場の先で猿の集団に上から見つめられて怖かったです。
そこをまた通るのが嫌で、山王峠を越えて戦場ヶ原経由で帰りました。

食料を持ってくるのを忘れ、水が底を尽き、おまけに雪まで降ってきて遭難しそうになりました。
あまりの激坂に助けを呼ぶ寸前でした。

そんな事を思い出しながら夜の帳が落ちた川俣温泉郷を走りました。
しかし、かなり奥深いですね。
良くこんな所を自転車で走ったものです。
若かったな…。

やがて女夫渕に着きました。
想像以上の車が停まっていました。

車中泊していそうな車は無かったので、おそらく皆さん加仁湯や八丁湯、日光澤温泉の宿泊客なのでしょう。

あまり睡眠を取れませんでしたが、頑張って午前5時半に起きました。

サンドイッチとお茶で軽い朝食を取り、6時5分スタートしました。

登山口はどこだ?

あれ?
通行止め?
車はもちろんだけど、人もかな?

しばらく林道を歩いて登っていきます。
この先に登山道に入れるところがあるので、そこから奥鬼怒自然歩道に入ればいいや。

ところがそこも『危険通行禁止』の表示が出ていました。
その先もだめ。

もう面倒になってそのまま林道を歩くことにしました。
距離は倍になるけど、不安なく加仁湯まで行けますからね。

2時間歩いて日光澤温泉に着きました。
ここの敷地内から鬼怒沼に向かう登山道が始まります。

ああ… 大変だな。

途中、一組のご夫婦と単独の方とすれ違いました。
宿泊して鬼怒沼に行ったんだろうな。

苔の多い木の根が張った急登をさらに2時間登って行くと、目の前に鬼怒沼が広がりました。(画像)

そこで単独の青年とすれ違いました。
鬼怒沼山に登ったのかな?

鬼怒沼で写真を撮ったあと鬼怒沼山を目指しました。


その2へ続きます。
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『カッパ』1.2 その3

2018年10月12日 | Weblog
民家の先で女房が腰に手を当てて『おーーー!』と叫んで固まったもの、その視線の先には…。

『おーーー!』
思わず僕ものけぞってしまいました。

牛久大仏が突然ドーンと視界に入ってきたのです。
それも森の連なる場所からひょこんと首から上だけ見えたものですから、なおさらびっくり。

いつの間にかこんなに近づいていたとは知りませんでした。

園内に向かう道路では奥様お二人が藪に向かって何か採っています。
またまた女房がそれに反応を示して『何かあるんですか?』と。

そこからいろいろ教わりながら植物を見つけていきます。
まず、「自然薯の実、ムカゴ」を教わって、ご飯を炊くときに入れるんだと言われていました。

グマズミという小さな赤い実が『甘酸っぱい』と教わり、早速口に含んでいました。
野生再燃。

ムカゴはそれからというもの、歩く道歩く道すべてでムカゴを見つけては採りの繰り返しでした。

牛久大仏の園内には拝観料を支払いますが、お土産やさんやお食事処はそのままアクセスできます。

ここでも外国語が聞こえてきて、驚きました。

今日の予定では、ここでお昼を食べることになっています。
ざるそばはもちろん、カツ丼定食もとって半分こしました。

そばのお味は、もちろん出来合のお安いつゆと麺ですが、普通においしいと感じるものでした。
ヘタに凝ったそばより普通が一番かもしれませんね。
カツ丼はお肉がロースで筋張ったところがなく、こちらも高得点ではないものの合格圏内でした。

お土産やさんの中に「大判焼」が売られていました。
『何にする?半分こしようよ』
『私はクリームかな』
『じゃ俺もクリーム』
う~ん、普通においしいです。

駐車場に出るところに自動販売機がありました。
「濃厚デミグラススープ」というのが売られていました。

『うわーどんな味するのかな』
『おいしいとは思えないけど』
『でもめったに見ないから試してみようよ』
ということで、1本だけ買ってみました。

家で温めて飲んでみようということになりました。

その後もムカゴを見つけながら駐車場まで戻ります。

道路脇の藪を見ながら歩いていると、そこに真っ赤な唐辛子が生えていてびっくり。
誰かが捨てていったのが根付いたのかな?

駐車場につく手前で僕はアイスキャンデーとアイスコーヒー。
女房は甘めの缶サワーを買いました。

飲みながら『思ったよりも甘くないな』とぼやいていました。
ちょっと2コースはツラかったみたいで、腰が痛そうでした。

これにて牛久ヘルスロードは完歩となり一安心です。
『終わってよかったね、もう次どこ歩く?って言って欲しくないでしょ』と聞くと素直に『うん』と言ってました。
これにて『女房と歩くシリーズ』も打ち切りか!?

家に戻って我が家温泉に入ったあと「濃厚デミグラススープ」が出てきました。
僕『…』
女房『… やめよっか』


歩行距離 15km
所要時間 5時間20分
21219歩

おしまい。
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『カッパ』1.2 その2

2018年10月11日 | Weblog
パンク修理を終えた僕らはスタート&ゴール地点の「奥野生涯学習センター」に車をデポして歩き始めました。

女房は昨日、例のオイルマッサージを受けて万全な体制で臨むと意気込んでいます。

『なんで山に行かなかったの?こんなに良い天気なのに』
いやいや、そうだけど君だって歩き切って早く楽になりたいだろ?

今日も日傘スタイルで、邪魔になると僕のザックの真ん中に塔婆が立っているかのように差し込むのです。

身軽なスタイルで持っているのはタオル1本だけの女房。
サイフすら持たないスタイルです。
そして今日はどんな名セリフを残してくれるのか…。

そう思った瞬間、水路にかかった橋から下を見つめガードレールをコンコン傘で鳴らします。
『魚が寄ってくるかなー』
おい、いつからここで餌付けしてんだ?

途中『金剛院』がありました。
苔むした石段を登って行くと、時を感じさせるような天台宗の寺院がありました。
建物よりも土にはびこった苔の方が目につきました。

先へ進みます。

2コースをつなげるためにうまくコースをアレンジしたつもりが、蜘蛛の巣だらけの薮道に入り込みました。

短パンだった僕はあちらこちらを虫に喰われてしまいました。

そんなところも抜け、畑作地帯に出ました。
そして女房が見ていたものは、果物の木。気がついたものだけで「梨、栗、柿、キウイ、カリン、ミカン、ザクロ、アケビ、姫リンゴ、イチジク」でした。

極めつけは「干しぶどう」と言って、しなびてしまった放置されたブドウの房(画像)を見つけ、良さそうなところを一粒摘まんで口に入れていました。

おまえさん、野生だな…。
自分でもけっこう生きて行けそうだと言ってました。

「干しぶどう」を口に入れた感想は『ん?種がある。そんなに甘くないな』だそうです。

いろいろ見つけるたびに『おー』を連発するので、今度は何を見つけたのかと思うと、今度はカマキリです。

『パパのこと威嚇してるよ』
カマキリが僕を見てカマを振っていました。

バッタが車にひかれたのでしょうか、半分潰れていました。
女房はしゃがみ込んで『デカイ、これ何バッタ?』と。
死骸を覗き込んで観察する姿もけっこう野生です。

その女房が民家の先で立ち止まって固まっています。
『おーーー!』
腰に手を当ててのけぞっています。

いったい何を見つけたのだ…。


その3へ続きます。
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『カッパ』1.2 その1

2018年10月10日 | Weblog
『カッパ』=牛久ヘルスロードは遂に最終回を迎えます。

今回2コースを歩いて完歩するつもりです。

その前に大腸がんの集団検診に検便を出しに行きました。

そこの駐車場で悲劇のパンク。
仕方なく、スペアタイヤに交換しました。

女房は『JAF呼ぶ?』と言っていましたが、楽だし20年以上加入していて未だ一度たりとも利用したことが無いので、ふと「呼ぶ」ことも考えてしまいました。

でも、待っている時間ももったいないので自分でジャッキアップしはじめました。
最近の車はパンク修理剤で、スペアタイヤがついてない車もあるんですってね。

現場で駐車場の整理をしていた職員さんが、見に来ていろいろアドバイスしてくれました。

でも、僕も普通の人になら負けないぐらいタイヤの脱着してますから大丈夫ですよ。
車好きでしたから。

僕に付いていろいろ指示してくれるのも良いのですが、駐車場の整理係がいないとマズいのでは?

黙って作業をしていると、所定の場所へ戻って行きました。
10分程で作業は終了し、先ほどの職員さんに帽子を取って深々とお辞儀をしてそこを離れました。

いつもお世話になっている『タイヤセンター竜ケ崎』にパンクしたタイヤだけ預けて行こうと思いました。

ところが、スタッフの皆さん手が空いていたようで、すぐに駆けつけて来てくれました。

『パンクでーす。置いていってもいいんですけど』
『そんなに時間かからないですよ』

ならやってもらっちゃいましょう。
社長自らタイヤ交換してくれました。
コーヒー入れてもらって、ひと息入れている間に終わってしまいました。
自分が思っていた場所ではなく、かなり大きな穴が空いていたようです。
どうやら駐車するときに、ハンドルを切りますがそのタイミングでネジのようなものが起きて刺さったようです。

タイヤを外して裏側から直すと言っていました。

そんなわけでスタートからつまづいてしまいました。

今回は牛久大仏を巡るコースと隣り合うコースの2つになり、スタート&ゴールも同じ『奥野生涯学習センター』となります。

奥野生涯学習センターに到着すると…『あれ?休みだ、そうか昨日祝日だったからだね』

車も置けるし、歩くことも出来ますがスタンプが押せません。
スタンプはまた別の日に押しに来ることになりました。

さてさて、今回は出だしがちょっとよろしくありませんでしたが、ちゃんと歩き切ることが出来るでしょうか。


その2へ続きます。
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース18.19.20-1 その5

2018年10月07日 | Weblog
画像は『おせんころがし』から見た断崖絶壁の風景です。

「おせん」の悲話はお分かりいただけたでしょうか。

おせんころがしを後にし、国道128号に沿った側道を滑らかに歩いて行きます。

やがてルートは「誕生寺」へ向かいます。
ところが、誕生寺本殿は改装中でその姿は見ることが出来ませんでした。

コースポイントである仁王門で写真を撮りあったあとは小湊駅に戻って行きます。

来るときに寄ったコンビニで謎の公務員は帰りのお酒とつまみをたんまりと買っていました。
こんなに飲んで大丈夫かと思うほど買ってきました。

さあ、僕はこれから運転です。
最近眠くなりやすいので謎の公務員に話しまくってもらいます。
何度も眠気が来たのですが、その都度謎の公務員の会話で引き戻してもらえました。

時々自分でも変な答えしてるなーと思ったりしました。

たとえば、蕎麦の話なのにいきなり鰻重の話にすり替えたり…。

ま、でも謎の公務員も酔っぱらいのおじさんになってるので、気がついていないかもね。

そして謎の公務員を送り届けると、そこには酒の香りのするカップとつまみの残骸が飛び散っていました。
今回も楽しんでいただけたようで、僕も満足です。

次が楽しみですね。

本コースをもちまして、またしばらく海から遠ざかり、内陸へと入って行きます。

次回からは千葉で唯一の山岳地帯へと駒を進めていきます。


おしまい。

歩行距離 18.6km
34300歩
累計標高差 448m
所要時間 8時間37分(休憩、移動、観光を含む)
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース18.19.20-1 その4

2018年10月06日 | Weblog
勝浦タンメンを食べた僕らは、コースポイントで写真を撮ろうとしました。

お爺さんが座っていましたので声をかけました。

そこまでが前回のお話。

お爺さん、何度声かけても反応が無く、腹立てちゃったのかな?なんて思いました。

でも僕らもここで写真撮らないと意味がないので、ここはお願いするしかないです。

何回も『すみません』を繰り返していたら、お爺さん立ち上がって向こうに歩いて行っちゃいました。

僕らも写真を撮ったら、お爺さんのあとを追うように歩きます。
なーんだお爺さん元気じゃん、けっこう歩ける。

理想郷は海岸沿いからどうやって上がって行けばよいのか分からず、迷ってしまい右往左往してしまいました。

お爺さんがUターンして戻ってきたので、また『すみませんでした』と言いました。
何度も何度も言われて根負けしたのか、ニヤリと笑ってくれました。

理想郷がどんな具合になっているのか分からないので、とりあえずふれあいの道のルートを外れて縦横無尽に歩きました。

すると高台に上がるように看板が出ていました。

おおーっ、これは良い眺めだ。(画像)

しばらくそれぞれの岬を回ってみました。

そろそろ車に戻ろうかというところで中年のご夫婦がお弁当を広げていました。
こんなところで? という場所だったのですが、日陰が良かったのかもしれませんね。

『こんにちはー』
『あ、こんにちは。この先に行くと戻って来なくてはいけないのですか?』
『あ、そうかな?戻ってこないと絶壁から落ちて天に召されてしまいますよ。わははははは。でも下に降りていく道がありました』

こんなところでも滑らかに舌を回してしまう僕。

マイカーに戻って、また移動します。

次のコース20は小湊駅までにして、次回のアクセスをここからのスタートにしようと思っています。

小湊駅に無料駐車場があるという情報を得ていましたが、いまいち確証がない。
とりあえず小湊駅に行ってみてあたりを見回すけれどそれらしき場所を特定出来ませんでした。

そんな時は人に聞くに限ります。
駅員さんがいたので声をかけたら『ほらあそこ』と言って教えてくれました。

コンビニ寄って駅に戻ってくると、タイミングよく電車が来る時間です。
一駅『行川アイランド駅』まで行きます。
行川アイランド自体は廃業していますが、駅名はそのままです。
名前の変更も経費かかりますからね。

無人駅になっているのでスイカだけタッチして出場します。

目の前に『おせんころがし』への入口があります。
国道128号を渡っておせんころがしに行ってみます。

『おせんころがし』とは?

高さ数十メートル、幅4キロメートルに及ぶ絶壁が続いています。
ここからおせんが身投げしたという悲話が残されておりますが、あちこちの文献を見ているとこんな解釈を見つけました。
『その土地の豪族は村人に重い年貢を強いていました。その領主を父に持つ「おせん」が、村人の苦しさを理解し、年貢を下げるよう求めていました。ある祭の夜、酒に酔いいきり立った村人数人が領主を崖から放り落としてしまいました。翌日確認に行くと、それは父親の着物を着て身代わりとなった「おせん」だったということです』

なんと悲しいお話。

そんな悲しさとは裏腹に息をのむような絶景でした。


その5へ続きます。
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース18.19.20-1 その3

2018年10月05日 | Weblog
1日たった1本のバスに乗り、勝浦駅に着いた僕ら。

実は待ち時間が50分ほどあったので、タクシーが通ったら乗っちゃおうと思っていました。
2人で乗れば金銭的な負担もそうでもないはず。

そこにタイミング良くタクシーがスーっと通り過ぎました。
静かに僕はそれを見送りました。

だって謎の公務員、トイレに行っちゃっていなかったんだもん。
一瞬トイレの前にタクシーで迎えに行こうかと思いましたが、トイレから出てきた瞬間お迎えのタクシーがいたら、腰抜かして歩けなくなるといけないのでやめました。

バスは割と人が乗っていましたが、1日の売り上げはたったこれだけと思うとボランティア感満載でした。

駅から八幡岬公園の駐車場まで歩いて、コース18を終了しました。

マイカーで数キロ離れたコース19に移動します。
ここでも作戦を練って、理想郷の駐車場にマイカーをデポしました。

ちなみにここはふれあいの道の指定駐車場ではないので、休日などの混雑時には節度を持って利用したいですね。

9時56分、理想郷の駐車場を出ました。
理想郷は外房唯一の眺めと言われるリアス式海岸で、深い入江の奧に静かな波をたたえる「外房の油壷」といわれています。

ここは最後にまわし、余った時間をゆっくりと費やすことにします。

理想郷を離れると『勝浦海中公園』と『海の博物館』があります。
軽く見学しようと思っていましたが、さすが謎の公務員『何度も来たよ』と言っていました。
ので、割愛することにしました。
ずいぶんと予定していた時間が早くなりました。

浸食と風化によって出来た『めがね岩』がある尾名浦海岸を抜け、松部港へ向かいます。

ここでコース19は一旦途切れます。
バスに乗るまでもないので、歩いて鵜原駅に向かいました。

ここから理想郷に向かうことでこのコースは終了です。

駅から歩くこと10分ほどで、勝浦タンメンの老舗「ファミリーレストランこだま」があります。

勝浦タンメンがB級グルメとは知らなかったのですが、うちのヤツは『超有名だよ』と言っていました。
そうなんだ、あまりにもうとい僕。

店構えは古いただの食堂といった感じで、店内も昔の食堂そのままです。
家族でやっているのか、店員さんはかたまって座っているだけでした。

謎の公務員は普通の『タンメン』で僕は『月見チャーシュータンメン』を頼みました。
メニューには「勝浦タンメン」とは書いてありませんでしたが、ここが昔ながらの勝浦タンメンを提供する店らしいです。

歩いている途中、勝浦タンメンを提供する店は何件かありました。
味が違うかもしれないので、他でも食べてみたいなと思いました。

ラーメンが出されるとチャーシューを2枚すくい上げて謎の公務員に差し出しました。
ちょっとだけ味わえれば良かったので、おすそわけです。

お味は「とんこつ、鶏ガラ、煮干し、チャーシューの煮汁、とろとろに火を通した玉ねぎ」が複雑に絡み合うものでした。

とんこつや煮干し感は薄く、玉ねぎの甘みが目立つ醤油味だと感じました。

麺はストレートです。
ちなみに僕は中細のちぢれ麵の方がが好きです。

甘口な味わいは、うまにソバのような感じで、わりと好みでしたが感じ方に個人差がありそうです。

でも、一度食べてみたかったので満足です。

あ、そうそう「こだま」さんに着いたのが10時35分だったので、まだやってないなーと思いましたが、なんと営業時間は10時半からでした。

すでにお一人ズルズルっとやっていました。

『早い時間からやっていてくれて良かったですねー』と僕が言うと、謎の公務員は『港が近いからみんな早いのでしょう』と分析していました。なるほど。

食べ終わると、再び理想郷に向かって歩き始めました。

途中に休憩舎があり、そこがコースポイントとなっています。

そこにお一人お爺さんが座っていました。
『すみません、ここで写真を撮りたいのですが写っちゃいます。よろしいですか?』

無反応…。

こっちを見て黙っています。

『ゆっくりしているところすみません』

ゆっくり立ち上がったので再び『すみません、本当にごめんなさい』

あまりにも反応がないので、5回ぐらいしつこく言いました。

すると幽霊のようにふわぁ~っと立ち上がって…。
行っちゃいました。


その4へ続きます。
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース18.19.20-1 その2

2018年10月04日 | Weblog
午前6時04分、八幡岬公園注意にマイカーを停めてスタートします。

いきなりコースポイントを迎えます。
お互い写真を撮り合って、岬公園を散策します。

昨夜は放射冷却があり、日中の暑さから比べると、ぐっと気温が落ちていて寒いぐらいでした。

展望台があり、登ってみると太平洋と断崖絶壁な海岸線が一望出来ました。

展望台の手前には『おまん像』がありました。
なんぞや?

正しくは『お万の布さらし』と呼ばれるらしく、以下勝浦市のホームページを参考に解説いたします。

徳川家康の側室で徳川御三家のうち紀州(頼宣)、水戸(頼房)2児の母養珠夫人であったお万の方は、天正5年(1577年)勝浦城主正木頼忠の姫君として生まれました。
14歳の時、勝浦城が落城し、その際、幼い弟と母を連れて八幡岬の東側約40mの断崖に白い布を垂らして海に下り小船で館山方面へ逃れたという故事にちなみ、ここを「お万の布さらし」と呼び後世に伝えています。

なんと。
つまり断崖絶壁をクライムダウンしたということですね。

謎の公務員、ここで愛妻を思い浮かべて『連れて来てあげたい』と。

前回も広大な景色を見て、同じことを思い『行ってみないか?』と誘ったところ『別にいい』と寂しく拒否されたということです。
優しい謎の公務員よ、ドンマイ。

やがてルートは勝浦灯台へ向かいました。
一般車通行可能ですが、ほとんど車は通る事なく、ウォーキングや愛犬のお散歩の方々に出会うだけでした。
みなさん気持ちよいらしく、お互い笑顔で挨拶を交わしました。

少し気温が上がり、爽やかな風が僕らを癒してくれます。
画像はその勝浦灯台です。

さらに進むと『日本海軍駆逐艦沖風』の殉職者慰霊碑がありました。

藪のような蜘蛛の巣にまみれた道を登ると、そこに慰霊碑は建っていました。

手を合わせる僕ら。

幸せな時代に生まれたことを感謝しつつ、戦争の痛ましい思いを悔いる瞬間でもありました。

さらにルートは『官軍塚』へ向かいました。

戊辰の役末期の明治2年1月3日夜、熊本藩兵350人を乗せた船が川津沖の岩礁地帯で難破し、130数人の死者を出しました。地元川津では総出で救助にあたり遭難者を埋葬供養したのがこの官軍塚だということです。

勝浦市役所の前をわざわざ通らせるルートは看板が破損しておりルートミス。GPSを使って何とかコース復帰しました。

小さな港を経由して『部原(へばら)三又バス停』へ到着しました。

ここから1日たった1本のバスに乗って勝浦駅に向かいます。
バス停の時刻表には数字が1つしか書かれていませんでしたが、バス停には立派なベンチが2組用意され、屋根まで付いていました。


その3へ続きます。
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謎の公務員と行く関東ふれあいの道千葉県コース18.19.20-1 その1

2018年10月03日 | Weblog
今週のお休みはお天気に恵まれました。

この日は前々から約束していた『謎の公務員と行く関東ふれあいの道』なぜかいつも天気が良いです。
そして僕の誕生日です。

太東岬から海に出て、ずっと海岸沿いを歩き、今回は勝浦まで来ました。

アクセスの都合と、飛び飛びに連絡区間をはさむコースを攻略するためにマイカーで現地入りしました。

前夜、いつものコンビニで待ち合わせます。
そう、今夜は移動式別荘(マイカーね)に宿泊します。

とにかく千葉は道が狭いところが多く、朝なんて渋滞してとても無理。
なので、一人で行くときみたいに車中泊に付き合ってもらいました。

一人用のマイカーの荷台を片付けます。
これがけっこう面倒ですが、重なって寝るわけにもいかないので、一度家に荷物を移動させます。

枕やタオルケットなどをもう一組積み込んでスタートします。

前日までの台風で、道路には折れた木の枝などが散乱しています。
ヨロヨロと運転しながら目的地に向かいます。

日付をまたぐ前に今日の目的地『道の駅たけゆらの里おおたき』に到着しました。
先客はコンパクトカー1台とキャンピングカー1台でした。

近ごろの車中泊マナー問題で、利用させていただく側のマナーが問われていますね。
締め出されないように常識を持った行動をしましょう。

降り注ぐ星や、山の裏側からの月明かりがきれいでした。
謎の公務員、興奮して声のボリュームも上がります。
『シーっ、みんな寝てますから(笑)』

そうです、謎の公務員飲みながら来ちゃいました。

寝床を作ってそそくさと寝かせます。
翌朝は午前5時にはここを出たいので、それに合わせて目覚まし時計をかけました。

時折、隣で野獣が吠えて目が覚めましたが、とりあえず僕も謎の公務員も睡眠はとれました。

途中のコンビニで飲み物と補給食を用意しますが、なぜかいつも彼はセ〇ンイレブンです。他の店舗はほとんど寄らせてもらえません。

今回は見どころが多いので、距離を短くし観光ハイキングにするつもりです。
そしてできたら『勝浦タンメン』を途中で食べられたらいいなと思っています。

さてさて、今回はどんな展開が待っているのでしょうか。

画像はスタート地点に設定した『八幡岬公園』です。


その2へ続きます。
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