梅雨の真っ只中ですが、割と良い天気になりそうです。
遠くて運転が辛いので迷いましたが、なんとか気持ちを奮い立たせて出掛けることにしました。
前もって次のルートだけは下調べが終わっている状態だったので準備も楽でした。
心配なのは前回痛めてしまった膝の靭帯と左腰の腸腰筋(腰で歩くとかなり使う)です。
今回は距離も短いのでゆっくり歩き、腰を使ったパワーのある登りはしないようにしようと思います。
いつも通り前夜発。
なるべく早く出たいところですが、今回は頑張って21時前に自宅を出ることが出来ました。
圏央道に乗るといきなり掲示板に通行止め情報が···。
「南相馬~新地 工事通行止め」
ま、まじすか!
前回は新地から先が通行止めでした。
一応翌週も来るかもしれないと思って調べてみたところ、その時は今週は終わっているはずでした。
つまり終わったのはその区間だけで、今回は区間をズラして工事してるということなんですね。調べきれなかった僕が悪いです。
深夜割引が適用になる時間にゲートを通過すると睡眠時間を削ることになるし、普通に出ると高くつく。
いつもそのへんで葛藤があります。
ほんの数分の差で割引されないと思うとつい悔しくなってきてしまいました。
なるべくスピード落としてジャスト0時にゲートを通過することに成功。1,600円ほど割引となりました。
前回の終了地点は「坂元駅」。
坂元駅には無料駐車場があります。
それも7日間までは連続で駐車可能です。
国道6号沿いと言えるほど近いところにあります。
ガード下の無料駐車場に停めたのが0時40分。翌朝の準備をして横になったのが1時過ぎ
。目覚ましをかけたのが4時30分でした。
あっという間に目覚ましが鳴ってしまいました。
鳴った瞬間止めてしまったらしく、そのまま二度寝状態になりました。
頭の中では起きなきゃ起きなきゃと思っていたようで、ふと目が覚めたのが5時過ぎでした。
危ない危ない。
やっぱり目覚まし時計は複数かけなきゃ。
もうこうなると始発が来るのが5時52分なので、それに乗って今日の終点として考えている「逢隈(おおくま)駅」まで行ってから南下してきた方が時間を気にせず歩けるので気楽でいいやということにしました。
焦らず仕度して、昨日買っておいた焼きそばを保冷バックに詰めておいたのでそれを冷たいまま食べました。
うちの女房が冷たい方が好きとよく言うので、冷たいのも美味しいんだと自分に暗示をかけて食べます。
どうしても僕には温かいほうが美味しく感じてしまうのですが、気のせいかな?
でも、そういえば目の前にコンビニあったんだよな···。
ホームに出ました。 それなりに人が乗っていますが、ひとつの車両に10人ほどでした。
4駅乗って逢隈駅に降り立ちました。
路線に沿って低い山並みが続いていたので、今日はあの稜線を行くんだなと分かりました。
逢隈駅は無人駅でした。
この「おおくま」という漢字、なんか素敵ですね。
6時15分スタートします。
今日、僕の背中には凍った1kgのプラスチック水筒に入った氷のかたまりと凍ったペットボトル2本が入っています。
それにパン3袋、フルーツゼリーとポテトサラダを抱き合わせて保冷バックに詰めました。
暑くなってきたとはいえ、まだまだぜんぜん気持ちいい気温です。
本物の暑さって本当に生命の危険を感じますから。
歩き始めてすぐ、1人のおじさんと挨拶を交わしました。
『あれ?潮風トレイルの方?』と声かけられました。
『あ、そうです。行ってきます』
すると『そこ右に入ってねー』と教えてくれました。
知名度が高いのもこのトレイル(復興の道)の特徴です。
お寺や神社はいくつかありましたが、中には門の中に見えるお堂の屋根が銅色に光って輝いて見えるところもありました。
やがて砂利道になりました。 小さな橋の隅に腰掛けてパンを1つ食べました。
虫除けスプレーかけて山道に入ります。
8時38分鴻巣峠に着きました。
展望ありです。
ここで防虫ネット出しました。
風は弱いので虫たちも絶好の活動日和ですね。
分かりにくいところにはトレイルテープが付いていました。
この登山道はつい数日前に、トレイルクラブの方々により整備されたばかりのようです。
おかげさまでとても歩きやすかったです。
今日一番多く出会った花。
「ジャノヒゲ」というらしくユリ科の常緑多年草だそうです。
なかなか可愛らしいですよ。
ずっと山にいるあいだ登山道を飾ってくれました。
「夜討峠」閑居山黒森山の間にある峠です。
解説板があり、分かりやすく簡潔に書かれていました。
ふむふむなるほど···。
「黒森山」では風が抜けて気持ちよかったので少し休憩しました。
ザックを開けてなんかないかなーと思って探ると、ゼリーがありました。
冷えてるぞ。
ナタデココ入りですが、フルーツがゴロゴロ入っているわけではありませんでした。
でも美味しく感じてしまうのはこの場所だからですね。
そうそう「八方山」と「黒森山」は同じ山ですが、地元の方特有の呼び名は「八方山」のようです。
まだまだ続く登山道。
木漏れ日が気持ち良い天気になりました。
「四方山」はもう少し。
どうやらそこには展望台があるらしいぞ。
何か発見があるかもしれない···。
その2へ続きます。