TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

再び月山スキー場2日目(2022 テレマークスキー39回目)

2022年05月26日 | Weblog
月山スキー場の駐車場である「姥沢駐車場」に戻って車中泊しました。

昨日は草木が生い茂る端っこに停めて虫の攻撃を受けたので、今夜は道路沿いの方に駐車しました。
結局就寝は23時過ぎになってしまいました。
つくばにいる下の娘から「どこの山にいるの?」というたわいもないLINEが来たのを最後に意識不明になりました。

目覚ましが鳴る前に目が覚めました。
久しぶりに7時間近く寝ました。
そうそう夜の姥沢駐車場の星はとてもきれいでした。


朝ごはんをのんびり用意しました。
今朝はこれ。
いつもより豪華なのは「捨てる」か「腹にしまう」か考えたのちの結果です。

この気温じゃ帰る頃には食べられなくなっていると思ったので。
満腹になりました。


対面側に停まっていた車からおじさんが声をかけてきました。
『板運んでもらえるんですか?』
あ、キャリーサービスのことですね。
『運んでもらえるはずですよ、利用したことないですけど』
たぶん電話して呼んだんだと思います。あとからスノーモービルの音が響いてきました。

『ここから見てコブが見えたんですけど、今年はコブないんですか?』
今年は初めて来たからと言っています。
車のナンバー見ると「川崎」でした。
『今年はクレバスの影響で大斜面コースは立ち入り禁止なんですよ』

それにしてもみんな遠いところから来るんですね。そして皆さんあまりにも上手いです。
さらにほとんどの方が僕より歳上です。

少し歩いて雪のある道に入っていきます。


クレバスはさらに大きく口を広げました。
積雪は前日より20cm沈んで570cmです。


はいリフト券売り場のある建物到着です。


知る人ぞ知る「ハヤシワックス」は月山のレストハウスでも手に入ります。
春の月山滑る人はこれを塗った方がいいですよ。
僕もこれで変なベタベタが付かなくなりました。


すっかり春山となりました。
僕は山は真っ白よりも残雪期が一番素敵だと思っています。
残雪の雪形を見て『何に見える?』なんて想像したりして。
空の青と山の緑、土の茶と岩のグレー、そして雪の白。そのコントラストは本当に美しいです。


姥ヶ岳は今日も真っ白。
Tバーリフトは営業されます。
山頂付近ではポールバーンを設置してのトレーニングが行われていました。
おそらく日本を代表する選手たちも集まって来ているのでしょうね。


朝の沢コース入口です。
まだまだ雪はたっぷりです。

コブレーンは昨日のままでさらに深く難しくなりました。

今日こそは何か掴むぞと思いなが滑り始めると、その気持ちは簡単に吹き飛んでいきました。
上手く出来ないしなぜあんな風に滑れるのか分かりません。

あ、テレマーカーだ!
上手いです。コブもスイスイです。
分からないです。なんであんなに簡単そうに滑れるんだ。


お昼ご飯はパックライスにふりかけをかけただけのこれです。
ビニール袋に入れただけのご飯を雪の上の冷蔵庫で保管しました。

昨日のお昼ご飯のお米に比べると、なんと美味しくないんでしょう。やっぱりそんなものか。


気温はぐんぐん上昇し、ウィンドブレイカーなんか着ていられないほどになりました。
Tシャツ姿や裸にビブパンツなんて人もいました。
当然虫も出てきています。
今日は風も弱かったのでこんな虫がふわふわと浮遊していました。

リフトに乗ってると何もしてないのにポトっと落ちて絶命します。

リフトの上から確認したところ、ウメバチソウ、ツガザクラ、イワショウブ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、ミネザクラ、ハクサンイチゲ? などが花をつけ始めていました。


腰が痛くなり、滑りも集中力が低下してきました。
全日本レベル?の人達が山頂から降りてきたのか集まり始めました。
すごいスピードでコブを滑り落ちて行きます。
信じられない。同じ人間のなせる技なのだろうか。

それを見ていたら虚しさが漂ってきました。
上手くなってもっと楽しくなりたかったけど、この程度が自分の限界なのだろうか...。

まあいい。今日はここまで。
15時30分で切り上げて帰り支度をし、17時前には現地を出ました。
帰り方は何通りかありますが、ナビに従って走るのみです。

事故渋滞の情報が飛び込んできました。
阿武隈SA手前でトレーラーの荷崩れ事故発生。
4km渋滞だと言っていましたが、そのうち5kmに。走っているうちに8kmに増えました。

突然エリアメールがけたたましく鳴りました。
「土砂崩れ警戒情報」です。
情報を集めて欲しいと女房に電話しました。
渋滞と関係あるかどうかも気になるところです。

通過に1時間以上かかりました。
結局自宅についたのは22時をだいぶ回った頃でした。
運転も集中力が切れたのか郡山JCTを行き過ぎてしまいました。
こんな時はためらわず次のICでETCレーンに入らず、一般レーンに進んで『間違えた方向に進みました。乗り直したいのですが』と言えば良いだけです。

乗り直し料金もそのままで済みます。
逆走したりする危険性を防止するためにこのような措置が取られています。
落ち着いて高速道路を正しく利用しましょう。

ではまた来週。
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再び月山スキー場(2022 テレマークスキー38回目)

2022年05月24日 | Weblog
またまた来ました月山スキー場。
片道5時間の運転も慣れたもんです。

今週は一年に数回しかない第5水曜日が来ました。
ティンカーベルでは火曜日のほかに第1第3第5水曜日がお休みとなります。
僕も山田も歳とってきましたからね、お休みは必要です。
その代わり山田は波乗り、僕はスキーと登山で身体が衰えないようにしてお客様をいつも元気にお迎え致します。

今回は前回板に変な油というか松ヤニというか、ベタベタしたものが付いてしまったので(コブでスピード出なくていいんですけどね)ワックスを研究して塗って来ました。
やっぱり撥水系じゃないとだめみたいです。

女房が協力してくれて早めに出発出来ました。
到着は午前1時30分。
5時間切りに成功しました。

天気は予報通り晴れ。
いい一日になりそうです。

6時50分起床。
だらだら用意して姥沢駐車場を出たのが8時です。


家から持ってきた食材とコンビニで買ったおかずと甘いもので2日間乗り切ります。

今朝の朝ごはんはこれ。
「エビチリ葉っぱ丼」
葉っぱ大好きな僕、なんでも葉っぱを付けてしまう変な人です。


月山スキー場のリフト下はほとんど雪がなくなりました。
気温も高めですが雪はさほど悪くないです。
汚れてますけどね。



先週はまだまだ小さかったふきのとうも気持ち悪いぐらい育っていました。
高山植物もぽつぽつ花を咲かせ始めています。
夏山シーズン間近ってところです。


クレバスもさらに大きく口をあけ、雪解けをアピールしています。

雪の上に散らばっている植物の残骸はどうやらこの木みたい。
雨風にさらされて落下していくのも子孫繁栄のためなのでしょう。


雲が笑っているように見えました。
山を漂う雲はまるで湯気のように渦巻いたり、炎のように暴れ狂ったりします。
熊のような雲や龍が舞うような雲もお目見えしていました。


今日の姥ヶ岳はTバーが動いていませんでした。
(13時過ぎにちょっとの時間動きました)
信じられないほど急で長いコブ、一生僕はここを滑ることは無いでしょう。


お昼ご飯は女房オススメのこれ。ご飯をジップロックにバサっと入れて、ワカメのふりかけにたくわんの千切り、そしてシャケフレークでした。
あるもの混ぜ込んで来たった感じですけど。
レンゲを持ってきたので、それで3回に分けてちょくちょく休憩しながら食べました。

雪に貼り付けておけば悪くならずにいけます。
米はテレマークスキー仲間のTさんからいただいたものです。
うまい米は冷えると全然違います。
とにかく噛みしめるとうまい。
歯ごたえと甘みがすごいです。


初めて姥ヶ岳下の行列したコブを滑りました。
なんか見てると敷居が高かったのですが、行ってみると滑れないことはありませんでした。

もちろん何回も何回も転びました。
そこら辺のスキー場ではコテコテ転んでいるのを見ますが、月山はみんなうまいです。

そりゃそうですよね。
こんな時期まで滑ってる人達ですもの。

そして今日もテレマーカーは僕だけでした。
そして転んでいるのも僕だけでした。


自分が滑れそうなラインを選べるのも月山の良いところかもしれません。
ただ、僕には簡単ではありませんでした。

前日は雨だったので少し溶けてくれて溝の深さも浅くなっていました。
そしてワックスがえらく効いていてスピード出まくりで簡単に吹っ飛びました。
まあ3本ぐらいですけどね、本当に滑りすぎるのは。

きっちり16時30分まで滑り通して本日の最終滑走者になりました。

車に戻るとブヨみたいな虫が100匹ぐらい寄ってきました。
ドアを開けっ放しだと相当入り込みますので注意しなきゃダメですよ。

そして車のナンバー見るとけっこう遠くから来てますね。
習志野ナンバーもありましたし、松本なんてのも。

まだまだスキーに呪われた人々はシーズンアウトしないんですね。


一度山を降りて日帰り温泉に行きます。
近くにも宿が日帰り温泉してくれるところがあるんですけど、みんな16時30分までに上がらないとだめなんです。

ガソリンも入れておきたいし「道の駅にしかわ」に併設されている温泉に行きました。
黙浴です。

ちょっとだけ膝が痛いので湿布貼って寝ようと思います。

今夜のご飯は道の駅にしかわの端っこで「丸ごと明太子ごはん葉っぱキャベツスナップエンドウウインナー添え」です。
あるものなんでも乗せるのが流儀ってやつです。

買ってきたシュークリーム食べて寝ることにしまーす。
ではまた明日。


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成人式の前撮り

2022年05月22日 | Weblog
振袖を着て成人式の前撮りのお支度をさせていただきました。
いや〜、若いっていいですね!
本当に可愛い。

S様は成人式に望む形としては珍しいショートヘアです。
ショートヘアでの成人式も逆に新鮮ですね。
良い写真に仕上がりますように。

当日はご予約が全部いっぱいで、山田がお休みをいただいています。
そして我が家からの助っ人が来ました。
長女(メイク担当)と女房(おしゃべり担当)です。

何故かこの日は女房を知ってるお客様が列をなしてご来店。
結局最後まで細々した事を手伝ってもらいました。
猫の手でした。

この日の夜、女房はものすごい勢いの寝息でしたので疲れたんだなと思いました。

さて、ティンカーベルでは成人式の貸衣裳も取り扱っております。
貸衣裳のびっくり値引きとお支度代金25,000円分割引、髪飾りのレンタル無料など驚きの特典があります。
さらに美容師の付け焼き刃のような着付けではなく、プロの着付師と若手メイクアップアーチストで仕上がりも安心です。
そしてそして、自分で用意するものは何もなしです。
もちろん成人式まで何回着たっていいのです。料金同じです。(お支度代金はかかります)

ぜひご利用下さい。

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月山スキー場 (2022 テレマークスキー37回目)

2022年05月18日 | Weblog
まだ僕のスキーシーズンは終わらないようです。
国内のスキー場のほとんどが今期の営業を終え、滑れるスキー場といったらもう月山ぐらいしかないのです。

自宅から416km、時間にして5時20分。
まあ遠いと言えば遠いですが、行けない距離ではないです。


20時20分に家を出て、到着が午前2時でした。
登るわけじゃないので朝7時頃起きれば大丈夫です。寝床を作って明日の用意をして寝ても4時間半は睡眠をとれます。
問題なし。

6時50分起床。
朝はめんどくさくなってカップ麺。
今回はザックに板を付けて「月山ペアリフト」まで歩きます。

登らないので楽ちん楽ちん。


雪は朝から柔らかいザラメ。
天気も曇りがちで条件としては悪くありません。

リスト券を買います。
1日券4,700円。
タッチの差でシニア料金ではなく、こんな時なんで早く生まれなかったのかと残念に思います。

室内に入ったのはリフト券を買ったその時だけでした。


リフトはペアリフト一機のみです。
平日ですが、天候や他のスキー場が終わっているという理由で混雑するかな?と思いましたが、かなり空いていました。

先日のかぐらスキー場や志賀高原渋峠スキー場のリフト待ちの行列は新しいiPhoneを買う人達の列以上に見えました。
今はこういう情報も手に入りやすくなって便利ですね。


クラックは先週と比べ少し溶けて開き気味です。


こんなところもあります。

さて、ではコブの状況を見ていきましょう。


リフトを降りるとまず姥ヶ岳が見えます。
相変わらず雪はたっぷりです。
5月17日現在の積雪は680cmでした。

この積雪っていう表現はどこを基準に測っているのでしょうね。
もちろんすべての場所で680cmあるわけではありませんよ。


姥ヶ岳の斜面を拡大するとTバーリフトが掛かっているのが分かります。
このTバーリフトっていうのは、その名の通りTの字のバーに掴まって(股に挟んで)引っ張られて登っていきます。
どなたかが「一回200円するんだ」と言っているのが聞こえました。

姥ヶ岳からは距離が長くて急なコブ斜面になっています。
もちろんコブじゃないところを滑ってもいいんですよ。

僕は利用しませんでした。
というか技術的に無理です。


リフトを降りてそのまま直進し、斜面をトラバースしていくとものすごい数のコブが並んでいます。
形も間隔もいろいろです。
ここも滑っていません。


沢コースがメインになるのかな?
今シーズンは大斜面コース(山側の広大な斜面)がクラックの影響で立ち入り禁止なので、ほとんどの人が沢コースを滑ります。

ゲレンデはきれいに圧雪されている訳ではなく、まったくの山そのものです。

左手の奥には何本もコブが出来ています。


春コブは練習になります。
雪も柔らかく、スピードもそんなに出ないので少しだけ優しく感じます。


雪が汚いのは仕方がないですね。
雨風にさらされて色んなものが飛んできます。


そういえば、リフト下にフキノトウがたくさんありました。
もう大きくなっていました。


16時で上がりました。
お昼はカロリーメイトを食べただけなのでお腹が空きました。

スキー板の滑走面です。
なにやら松ヤニのようなものをすり込んだようにベタベタします。
おまけに木の葉のかけらなどいろいろ付着していました。

このベタベタを解消する方法ないのかな?


片付けながらカレーを湯煎しました。
今日のカレーはこれ。

「大辛」になってますが大丈夫か。
「ヤラピノ入り」ヤラピノってなんだ?
どうやら青唐辛子のことらしいです。


今日はトッピングなし。
お味は79点。
辛さはさほどでもなく、なんとか美味しく食べられる辛さでした。
甘みはほとんどなく、酸味を少し感じました。
ルウはわりとサラッとしていてスパイス感も普通です。
(感想は個人的な好みによるものです)


今日、テレマークスキーを履いた人は僕以外にはいませんでした。
そして何故か数名の人に挨拶されました。
ウエアのせいかな?たぶん人違いですね。

月山駐車場では「環境美化協力金」を徴収しています。
一日500円です。

高速道路通行料、ガソリン代、リフト券などトータルするとけっこうかかりますね。

今回女房に『お酒はいらない』といわれました。
飲みきれないほどたまっているようです。
その代わり特Aランクのお米を買いました。
アルコールが入っていないだけで同じお米でしょ? 腹の中で発酵させて下さい。

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月山バックカントリー (2022 テレマークスキー 36回目)

2022年05月11日 | Weblog
鳥海山を滑り終えた僕。
祓川の駐車場で翌日の準備をしました。
翌日はE君と月山の予定です。

E君でっかい雪山は初めてです。
準備を整えて楽しみにしてくれていることでしょう。
遠いので運転気をつけてね。


僕は昨日のブログを書いてから現地に向かいました。
到着は21時頃だったかな。
先着は2台ですが、朝起きてみるとそれなりの台数がありました。

蛯沢駐車場から見る月山は雲の中です。
予報だと霧に巻かれるような感じです。
さてどうなりますか。


まず月山ロープウェイまで歩きます。
僕はシール歩行。
E君はツボ足。
担ぐ人がほとんどですが、絶対肩痛くなるから僕はやりません。
スキー場だけの人は担ぐ率高いですね。


リフトに乗ります。
今日は下りのリフト乗車は出来ないそうです。
先にリフト券を買ったおじちゃんの連れのおばちゃんが『下り乗れないのー、じゃ行けないじゃない』と言ってました。
ここまで来て行かないとすればそれもすごいですけどね。


クレバス多数。
先月にパトロール隊長が落ちて亡くなられたニュースは衝撃的でした。
気をつけなければなりません。


リフト降りました。
E君もうまく降りれました。


準備します。
E君にはスノーシューを履いてもらいました。
のちにアイゼンに変えてもらおうと思います。

E君『おー歩きやすい』と言ってました。

実はなぜかE君のレンタルビーコンが反応せず、ツアーなら参加出来ないだろうなというトラブルです。

ここまで来て『やめよう』とはどうしても言えなくてトラバースをあきらめました。
姥ヶ岳山頂経由で夏道も使いつつ危険箇所を迂回することにしました。
トラバース道はクレバスも多いので不安でしたから。


姥ヶ岳も雲の中となりました。
僕もシールを張ってここを登ります。
姥ヶ岳にはポールで危険箇所をガードしてくれていますが、Tバーリフトの下から見て右側には何もありません。

前日に問い合わせると今年は旗も立てていないそうです。
トレースは少しだけ付いているということでした。

登山者は多くはないものの、僕らと同じように尾根経由で歩いています。


シートラ(スキー板を担ぐこと)に変えて木道を歩くと姥ヶ岳山頂になります。
ここから僕もアイゼンを履いて急傾斜を降りて夏道に入ります。

夏道の切れ目から僕はトラバース道へ出ました。
E君にはそのまま夏道経由でコルへ向かってもらいます。

E君速い。
というか僕の準備に時間がかかるからかもしれませんが到着はE君の方が先でした。


E君は尾根(雪のないところ)僕は右側の雪のあるところを歩いて合流しました。

おひとりスキーヤーが降りてきました。
『どこを落としますか?』
彼『僕も初めて来たので何とも言えませんが姥沢まで沢沿いに行くと思います』と。

この頃になると奇跡的に雲が飛ばされて行きました。
E君との山行は雨率高いので今回もそうかと思いました。
『一人なら来ない日かな』
E『そ、そうなの?』


おっと!
晴れちゃうかも。
E君まさかの大逆転。


秋田側もバッチリ。
雪はだいぶ落ちてきていて凄い形相になりデブリ(雪崩のあと)も見受けられました。

ここでスキーをデポします。
もう少し上まで行こうかと思いましたが、E君とアイゼン歩行することに決めました。


急登を登っていきます。
滑ったら止まらないレベルです。
アイゼンを効かせて1歩ずつ確実に。
『E君前爪を蹴りこんでね!』

滑落停止の方法も確認しておきますが、実際に出来るか心配です。
なんせ滑落したことないんですから。


雪が切れました。
ガレ場を登ります。
これがけっこう大変です。


格闘ののち平らな山頂部分に出ました。
いい天気になっちゃいました。
E君持ってる!なーんてね。
調子にのると次は雨だぞー。


E君も上がってきました。
おつかれ!


月山神社が見えてきました。
今回はずいぶんと建物が出ています。
前に来た時は神社の屋根しか出ていなかったから。


来たぜー。

ここで僕、ミスりました。
山頂標識はさらに奥。
忘れてました。
でもE君気がついて1人で行ってきたみたいです。
遅いなーと思っていたから気にしてました。

ちゃんと下調べしたから気がついたんですね。
ヨシヨシその調子。

スノーボードを背負ったお兄さんとすれ違いました。
あごひげを伸ばして三つ編みしています。
情報をくれました。

雪のあるところまで戻るとE君が追いついてきました。やっぱり速いじゃないか。


正面の斜面を落としつつリフト降りばに登り返すつもりです。
そしてスキー場で何本か遊ぼうと思います。


クラックをうまく避けつつシール歩行で登り返しました。

リフト降りばが見えたところでシールを剥がします。滑り始めたところで板が外れました。
転倒します。
どうやらヒールがきちんとロックされていなかったようです。
危険箇所だったら大変なことになったかもしれないなと反省しました。


スキー場です。
と言ってもただの山の斜面です。
写真にはたまたま人が少なく写っていますが、それなりの人数がいました。

1本滑ってザックをリフト乗り場にデポしました。
リフトで上がっている最中にE君に電話すると、もうすぐリフト降りばだと。
おー速いじゃないか。

『今リフトで上がっているから一緒に下山しよう。俺もういいや』
くたびれちゃいました。


E君はゲレンデの端を歩き、僕は滑ります。
止まっては待ち止まっては待ち。
E君、アイゼンを裾に引っ掛けて転んでました。
アイゼンはこれがあるから危ないのです。
少し足を広げて歩きましょう。


E君にラスト撮ってもらいました。


月山名物のコブを少しだけ滑って帰りました。

E君はるばる遠くまでお疲れ様でした。
これをステップにして楽しい雪山を安全に楽しんで下さい。

さ、女房に酒買って帰るとしますか。
今回の総移動距離は1073kmでした。
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鳥海山バックカントリー (2022 テレマークスキー35回目)

2022年05月10日 | Weblog
ついに決心しました。
百名山狙いで行った鳥海山、あの時の斜面を今滑ったらどんな感じなのか確かめたいと思いつつ何年も過ぎました。

あ、そうそうティンカーベルは三連休致します。
今月はお休みのサイクルがゴールデンウィークの関係で変わっているので、お間違いのないようにお願い致します。

さて、鳥海山とは?
鳥海山は、山形県と秋田県に跨がる標高2,236 mの活火山。山頂は山形県側にあるが、秋田県側に山頂があると主張する秋田県民で山頂争いになることが多々ある。山頂に雪が積もった姿が富士山に類似しているため、出羽富士とも呼ばれ親しまれている。山形県では庄内富士とも呼ばれている。古くからの名では鳥見山という。
と、Wikipediaでは解説しています。

では我が家からどのくらい距離があるのか。

わお!
やっぱり遠いぞ。
しかも仕事終わってから素早く出たとしても午前4時。そんでもって登るのか?

自分の過去のブログによると到着は午前3時。
あの時はまだ少しは若かったからなぁ。



着きました。寝ました。起きました。
たくさんの車が止まっています。
ここは祓川駐車場。

前回の記憶とは違うものでした。
こんなだっけ。


日焼け止め塗って首も焼けないようにシールド垂らしました。
雪焼けってものすごいですからね。
サングラスも必須です。
目玉焼きになりますから。


スタートは7時半ぐらいだったかな?
確か最後の最後で急登だった記憶があります。

本当は山友のE君と行くはずだったのですが、E君予定が入ってしまい行けなくなってしまいました。
いろいろ考えましたが、今日を逃すと本当にまたいつ行けるかわからないので決めました。

春の山の雪ってこんな感じです。
スキー場と違うのででこぼこで汚いです。
雪の表面がキラキラしているの分かります?
わずかにフイルムクラストになっています。

フイルムクラストとはザラメ雪の表面が薄く膜を張ったように凍りつく現象です。
スキーがとてもよく走るとされています。

しかし雪は腐っていてシールが濡れて重くなってきました。手入れはちゃんとしなくちゃね。
そろそろ買い替えを検討しなきゃ。


縦縞模様分かります?
この縞模様には諸説ありますが、雨風が原因ではないかと言われています。
引っかかって転倒したりとスキーヤー泣かせでもあります。
今日はすごいです。
大丈夫か俺。


そしてクレバス。
割れ目です。
つい最近月山スキー場のパトロール隊長が巨大なクレバスに落ちてお亡くなりになりました。
調子に乗って滑ってくると落ちてしまうかもしれません。
登りながら位置と深さを確認しておきます。
確認しておきますが忘れます。


だいぶ登ってきました。
日本海が見えます。
斜面、割と急です。
こんなだったっけか・・・。


振り返るとこうなってました。
だいぶ登って来ました。
3回休憩しました。
ドーナツ食べたり、着替えたり(風が出てきて寒ぅ〜)しました。


もう少し!
もう少しがつらい。
見えてるのになかなか着かないのです。


ジャーン!
登頂しました。
お姉さんに撮ってもらいました。
お姉さんと言いましたが、女性だって登るんです。
それもそれなりのお年ですよ。
男性だってもはやおじいちゃんと呼べる人も結構います。
みんなこんなことやってるから元気なんですね!
皆さんも何かに打ち込んでみましょうよ。
人生は一度です。


真ん中の雪たっぷりのところ、これが鳥海山最高峰「新山」です。
僕がいるところは七高山。外輪山ですね。
日本百名山ではこの新山に登ります。

一度外輪山から降りて登り返します。
ここにアクセスするにはアイゼンとピッケルが必要です。
E君が行かなかったのでアイゼンとピッケルは置いてきました。
ちょっと楽だったです。


では行きます。
上はかなりアイシーでろくなターンは出来ませんでした。でもちょっと下るといい感じになりました。
フラットなバーンではないけれど、前回の至仏山で掴んだコツを惜しげもなく発揮しました。

暴走しないようにショートターンで刻んでいきます。
みんな見てるぞ。
カッコつけるんだ。


だいぶ降りてきました。
滑り降りるのは一瞬だなー。
と思った瞬間、クレバスだ!

あぶねー。
スピード殺しておいて良かったです。
先の見えないところはスピードダウン。先行者のシュプールを見たりして繋がっていればGO。


真ん中のあそこから滑ってきました。
サヨナラ鳥海山。
また会う日まで。


登山口が見えてきました。
わかります?
渦巻き状のクレバスです。
珍しいですね。どうやったらこんな風になるんだろう。

そのあとは薮を抜けるためにスキーを外したりしなければなりませんでした。
先行者がスキー履いたまま突っ込んで蜘蛛の巣に絡んだようになっているのを見て、ためらわず脱ぎました。


駐車場でしばらくまったりしながら明日の用意をしました。
明日はE君と月山に登る予定です。

移動の途中ガソリンスタンドに寄って、通りかかった温泉に入りました。
なんと300円でした。
誰もいなかったので久しぶりに食事をしてみました。
温泉併設の食堂です。

『すみません、冷たい蕎麦って出来ませんか?』
そこのおばちゃんメニューに無いのに『いいわよ』と言ってくれました。

おばちゃんありがとうございます。
お湯はちょっと熱めで疲れを癒してくれました。
たぶん僕がその中で一番若かったです。
今年60歳なのに・・・。

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尾瀬至仏山バックカントリー(2022 テレマークスキー34回目)

2022年05月04日 | Weblog
皆さんゴールデンウィークはどのようにお過ごしですか?
僕らのお休みは火曜日とぶつかった3日一日だけでした。サービス業なのでそれでいいんです。

今年は蔓延防止の制限も無いからか、連休序盤は店内も落ち着き気味でした。
皆さん少しは楽しめたのかな?

なお、ゴールデンウィーク終盤はご予約がひしめき合っています。いつもありがとうございます。

さて、僕も同級生とバックカントリーに出かけました。
なかなか休みが合わないので、こんな時しか約束できないのです。
もちろんアウトドアですので、感染の心配はかなり低いですね。
それに移動もおのおののマイカーで現地です。

車の渋滞が怖かったのですが『下道使えば大丈夫』という同行する友人のK君の一言で安心しました。

前夜発。
僕としてはかなり早くスタート出来ました。
8時30分頃家を出て、到着は0時20分頃でした。

天候が回復するのはお昼頃という予報なので、スタートは少し遅らせました。

戸倉第一駐車場からバスで鳩待峠に向かいます。

久しぶりの鳩待峠。
前日前々日の降雪はどうなっているかな?


山の鼻へ向かう登山者はまっすぐ、バックカントリーのスキーヤースノーボーダー小至仏経由の登山者は左手の雪の中へ消えて行きます。


ビンディングのかかとが上がる道具でスキー板を引きずるようにして歩きます。
板のソールにはシールと呼ばれる滑り止めを貼ります。

雪崩ビーコンやプローブ(捜索用の棒)それにショベル、救急用品、簡易テント、食料、水などを持背負って板を引きずるのは全身に鎧をまとったように重いです。

樹林帯を登って行きます。
人は思ったよりも多くなく、ストレスを感じませんでした。
前方の山は雲に覆われて山頂付近は見えません。
予報通り。


ひたすら登りますが、ペースはゆっくりです。
もう若くないし滑る余力も少しは残しておきたいのです。

朝は濃い霧に覆われています。
気温も低くマイナスです。

稜線に出ると風も強くなりました。
これも予報通りなので、その前に薄手のグローブをオーバーミトンで覆い中に一枚着ます。


稜線に出ました。
あたりは真っ白、景色も見えずまるで墨絵のようでした。

足元は少し重めのパウダースノーです。
まさかの5月にパウダーランの期待が膨らみました。


小至仏で雪が繋がっておらず、一旦板を担ぎます。
山頂手前も大きくトラバースするしかなく、ハイマツを避けるとなると板を担いで岩場を登るしかないです。
軽量化のためのアイゼンは置いてきちゃったんですが、やっぱりあった方がいいですね。

そしてようやく山頂です。
写真撮ってくれたお姉さんありがとうございました。


ハイマツの影で風を避けながら食事をして、滑走の準備をします。


準備できました。
シールを剥がし、前回会津駒ヶ岳でミスした、ウォークモードから滑走モードへの切り替えもちゃんと確認しました。

予報通り天候も回復!

まず絶景を堪能します。
本当に素晴らしい季節に素晴らしい景気、そしてまさかの雪質。

山では1人ずつ滑走します。
バディの安全を目視してからスタートし、安全なところで相手の滑走を見守ります。


上の画像、僕のイチオシの一枚です。
もちろんモデルはK君。
画像では分かりにくいかもしれませんが、後ろに燧ヶ岳を筆頭に東北の山々、斜度もかなりあります。
その斜度がキツイところのノートラック(まだ誰も滑っていないところ)に狙いを定めています。


打ち合わせをして滑走スタート!
『ノートラックいただきまーす』と行って滑り込むK君。
さすがクラウンの足前。


僕も頑張ってドロップイン。
山でこんなに快適に滑れたのは初めてです。
いつもいつも難しい雪で、僕は転倒の嵐でした。

テレマークの先生が『場数踏むことです』と言っていたのを思い出しました。
そうだった、僕がテレマークを始めた理由はこの瞬間を手にするためだったはず。

まだまだ課題は多いけれど、これからも力尽きるまで練習を重ね、ワンシーンでも多くこの時を感じたいです。


オープンバーンを落とすと雪質は変わり、パウダーゾーンは終了です。
次第にストップ雪へと変わり、僕らは悪沢の方へと進みました。
沢の左岸(沢を上流から見た時に左側)の尾根に沿って樹林帯を降りて行きます。

一ヶ所川上川を渡れるスノーブリッジがありました。
スノーボーダーの集団が対岸に渡って休憩しています。
僕はトレースに従って対岸に渡ることを提案。
K君は『いや、対岸は崖になっていたと思うよ』と譲りません。

前回来た時に対岸を渡ったのはもう少し下ったところでした。
それは僕も覚えていましたが、スノーブリッジがある所で渡らないと水の中を渡渉するしかないのです。
前回はスノーブリッジはありませんでした。

地形図を見るとたしかに等高線は沢のすぐ脇まで混んでいます。
K君の言う通りに進むと渡渉ポイントに到着。

ここで板を外して担ぎます。
そして対岸の斜面を登って登山道に合流していきます。


至仏山のキツイところはこの最後の登り返しです。
疲れた身体にはけっこう辛い登りです。


はーい到着。
お疲れ様でしたー。


『いぇ〜い!お疲れ様』


通りかかったスノーボーダーのお兄さん、ちょっと強面ですがこういう人の方がノリも良く、たくさん写真も撮ってくれます。
ありがとうございました。

こうして今年もなんとか『同級生と滑るバックカントリー』は無事終了しました。
K君誘ってくれてありがとうございます。
また行きましょう!

コメント (2)
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