TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

開店28周年 今日は良い日だ♪

2016年08月28日 | Weblog
またお花が来ました(^^)

カワシ〇様からです。
とおーいのに、いつもありがとうございます。カワシ〇ねぇさんには頂き物ばかりで本当に恐縮です。

これからも若ーく、誰よりも若ーくしてあげますね(笑)

本当にありがとうございました。
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開店28周年

2016年08月28日 | Weblog
本日28日はティンカーベルの開店28周年記念日です。
いつも変わらぬご愛顧、本当にありがとうございます。

開店準備が整ってシャッターを上げると、お花が届きました。
松戸のミヤザ〇様からです。
ミヤザ〇さん、いつもありがとうございます。今日はたくさんのご予約を頂いておりますので、多くのお客様方の目に触れることでしょう。

ささっ、今日も一日頑張って行きますよー(^^)
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アクアワールド大洗

2016年08月23日 | Weblog
夏休み中、なかなか全員の予定が合わず出かける事も少なかったので、今日は水族館に行こうと昨夜の家族会議で決まりました。

大洗水族館→アクアワールド大洗はもう何度となく行っているけど(特に子供が小さい頃ね)時々行きたくなりますね。
海に近くなると海鮮ものを口にしたくなりますね。

台風で大変だったきのうに比べると、だいぶ静かになりました。水族館も天気の悪さも手伝ってか、けっこうな人出です。
今はアマゾンの生物を展示しています。デッカイゴキブリなんかもいました。
印象的だったのは『シンカイウリクラゲ』というほんとに瓜のような形の、しかも深海に生息している珍しいクラゲです。
なんとピロロピロロと発光ダイオードが点滅していくのです。ナイトライダーのようです。
今からイルカショーですが、前の方に座ってしまいました。まわりのみなさんは300円のオリジナルレジャーシートを買って、濡れに備えています。結局買わなかった僕ら、さてどうなるでしょう。
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関東ふれあいの道茨城7 御嶽山から坂東24番札所へのみち その3

2016年08月22日 | Weblog
雨引山に到着した僕らは、本日一番のお楽しみ『お昼ごはん』を食べます。
鶏唐、海老唐を食べながら娘の担々麺を茹でます。
『はい、出来たよ~』
いい匂い。山の中でこの匂いは嗅覚にツーンときます。『うまー』
次は僕と女房のあんかけ炒飯。炒飯はセブンイレブンの冷凍のやつをフライパンで炒めます。そこに卵スープに片栗粉でとろみをつけ中華だしで味を整えて上からかけるだけ。最後にカニかまをちらして出来上がりです。
『ガビョーン』うまい。
山専ボトルにセブンイレブンのアイスコーヒーを入れてきたので、これまた冷たくてムヒー。
余った海老唐にマヨネーズと七味唐辛子をかけたらまた売れ始めました。
そして凍らせてきたペットボトルのアイソトニック飲料でキーンとなって終了となりました。

終始僕らの貸切で大騒ぎしても全然OKでした。美味しかったね、楽しかったね。ささっと片付けて下山体制に入ります。
ここから雨引観音へ向かいます。下りが苦手の女房の膝が痛くなってきたので、早めにテーピング処理します。左膝を固めます。その後すぐに今度は右膝も。
でもテーピング処理すると痛みは出にくくなりました。今度は最初から貼っていくといいね。

ほどなく雨引観音につきました。ちょうどお経をあげているところでした。敷地内にはなぜか孔雀などがいました。ここが坂東24番札所となり、安産や子育てなどで有名です。
山から下りてきた僕らの恰好はちょっと浮いてました。でも、そんな事はもはやどうでも良くなってます。

ふれあいの道はこのあたりの道が難しく、どこをどう通って良いのか分かりにくいです。
荒れた脇道に道標があるので、そちらに向かいます。そこから雨引千勝神社までの道は荒れ放題で気持ち悪いとしか言えない道でした。途中でイノシシに遭遇してしまい、こちらに向かって来ることはなかったので助かりましたが、かなり大きかったです。動きも素早かったです。

神社にたどりつくとホッとしました。折り返すように舗装路を戻るのですが、ここの山道はコースとしてどうなのかな?と思いました。僕は多くの山道を経験してきて平気だけど、ふれあいの道として全ての人が気軽に歩けるとは思えませんでした。

やがて道は水平に近くなり旧雨引駅にむけてあと少しです。
背後から黒い雲が迫って来ました。
筑波山が見えていますが、次の瞬間カーテンを引いたように筑波山が見えなくなってしまいました。そこだけ局地的なスコールになっているようです。
そう思う間もなく自分たちにも雨粒が襲いかかってきました。ザックから念のために持ってきた傘を出し、女房と娘に渡します。
僕はザックの中に濡れては困るものを押し込んで、つば広の帽子に変え、ザックカバーを被せます。濡れてもよしの体制です。

幸い激しい雨には当たらずに済みました。暑かったので娘は『けっこう濡れたい』と言っていました。
やがて旧雨引駅に停めたマイカーが見えてきました。お疲れさまねー。
自動販売機があったので、女房に『飲んじゃえば?』と聞くと『お風呂まで我慢する』と言っていましたが、車にザックを降ろしたら急に飲みたい気分がまさったのでしょうね、自動販売機まで戻って『ハイボールあった』とニコニコしながら戻ってきました。
キミねぇ、いい専属の運転手がいてよかったね(笑)。

カーナビで検索したら5キロほど走るとスーパー銭湯があると出ました。筑西市に向かうことになりました。
さっぱりして、今度はそこで食事しようと思いましたが、あまり食べたいメニューがなかったので移動しながら考えることにしました。
下の子が家で待っているのであまり遅くなりたくないと思いました。

話し合いの結果さっぱりしたものが食べたいということになりました。
よって鰻を食べようということになりました。鰻はさっぱりなのか…?
ま、いいか。好きだし。
学園の東大通りにある鰻屋さんに電話して焼き始めてもらえるか聞いてみるとOKでした。これで少しは早く帰れるかな。

娘は『鰻なんて久しぶり~』と言っていましたが、僕らはこの間のふれあいの道で鰻を食べました。一応『すき家のうなぎ』ということにしておきました。

歩行距離15.6km 歩行時間4時間11分 26000歩

おしまい。
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関東ふれあいの道茨城7 御嶽山から坂東24番札所へのみち その2

2016年08月21日 | Weblog
下の娘を学校に送り出したあと、慌ただしく残りの2人を連れて出発します。
ちょうど通勤時間と重なるため道が混んでいます。仕方ない、高速道路使うか…。千代田石岡から峠越えして旧雨引駅に向かいます。
旧雨引駅とは筑波鉄道廃線後の駅跡です。駐車場があるのでそこに車を停めて歩き始めます。

今日は晴れてしまいました。日焼けを気にする女房は完全防備です。
そして女房はトレラン用の、ザックと言えるかどうかわからない申し訳程度の袋を背中に貼り付け、お茶とタオルとおにぎりを入れました。
僕は50リットルのザックに3人分の水、お昼ごはん、調理器具、おやつ、傘、救急用品、食器、ストック3本、座布団、カメラなどを背負って行きます。
娘に至ってはタオル1本です。

まず、終始点の岩瀬駅に向けて4キロちょっと歩きます。リンリンロードは果てしなくまっすぐ岩瀬方面に伸びています。
真夏のような日差しの中、風が心地よいです。母娘は大笑いしながら楽しそうです。

1時間ほど歩くと岩瀬駅に着きました。やっと着いた感じですが、ここからがふれあいの道のスタートになります。
岩瀬駅を大きく回ったところで、御嶽山に向けて山に入って行きます。が、その前にのど渇いちゃったね。女房はビール(笑) 僕もちょっと飲んだらふわふわしちゃいました。

ふれあいの道を歩き始めて初めての山らしい登りに差し掛かりました。
以前筑波連山を縦走したときにはさほど感じなかったけど、こんなに急登だったっけ?2人とも大丈夫かなぁ…。
なるべくゆっくりと登ってペースを固定します。歩幅も限界まで狭くして疲労しないようにします。
でも振り返ると大股でした。まぁいいか。
それでも普段のウォーキングの成果からか格段に登れる身体になってきています。人間継続してやれば必ず効果が出るということですね。

この時期は蒸し暑いし虫が多いです。だから低山は大変なんだ。暑くなってあまり歩かれなくなると、とたんに雑草が道を覆いかぶさるようになってきます。これも低山の難しさです。

やがてピークがよく分からない御嶽山の山頂を過ぎました。一旦大きく下ります。2人とも『おーやったぁ下りだ』と言っていますが、下って行くということはまたそれ以上に登り返すということなのですよ。
それにこのコースの行動距離は8キロメートルを超えます。粘り強く行かないとね。2人とも黙り込んだので『なんで急に静かになるんだ?』と聞くと『登りに集中してるんだ』と言われました。

2時間半ほど頑張ると雨引山の山頂が見えてきました。ここの看板がコースポイントになっているので、娘に撮影してもらいます。
ここまで御嶽山下部で会ったおばちゃん以外、誰とも会いませんでした。
さてさて、お待ちかねのお昼ごはんです。みんなお腹空いたね。

雨引山の山頂にはテーブルベンチとあずまやが立っています。木陰の中、加波山と筑波山を見ながら休めます。筑波連山の中でも好きなポイントです。
ザックの中のものをおもむろに広げて食事の準備をします。
まず鶏の唐揚げとエビの唐揚げをコショウとともにかるくフライパンであぶります。ちょいちょいつついているうちに娘の担々麺をつくります。
ほい、出来たよ-。


その3に続く。
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関東ふれあいの道茨城7 御嶽山から坂東24番札所への道 その1

2016年08月20日 | Weblog
夏休み最終日。
日本百名山99座目(北アルプス五竜岳)に登ってきたあと、一日おいて関東ふれあいの道の続きを歩くことにしました。

前夜、下の子から『明日さぁ自転車コギコギしない?』と言われました。彼女はサイクリングのことを自転車コギコギといいます。
ちびっ子の頃から時々誘われるのですが、『明日ですか!?』というタイミングで誘われます。
まぁいいでしょう。
今回のふれあいの道は女房の他に長女も行くと言うので、次女だけ部活動と塾なのはちょっとかわいそうですからね。
『ならば早起きしないとダメだよ』
『わかった、何時?』
『4時かな』
前の晩22時半まで塾にいて、翌朝4時起きはキツいでしょう。でもそれほど行きたいということなんでしょうね。

自転車の点検をして乗れるようにしておきます。ライトがダメになっていました。
4時間ほど寝て起きます。
だいぶ日の出が遅くなってきました。出発の4時半を過ぎても暗いです。
今日も部活動と塾があるので6時半までに帰ってくるようにしたいんだと言っています。
小貝川の土手までスピードを落として危なくなさそうな道を走ります。
やがて土手に上がると風もなく鏡のようになった川面が見えました。
あぁ久しぶりの自転車コギコギ、僕も気持ちいいな。

そしてまさに日の出の時刻です。
ちょっと自転車を止めて『スマホで写真撮ったら?』と言うと、その通りにしていました。反対の空にはまだ月がありました。
『日の出を見るなんて久しぶりでしょ』娘はニコニコしながらうなずいていました。

ちょっと遠いけど戸田井橋の水門まで行ってみようと思いました。
約束の時間までに戻れるかなぁ…。
娘を後ろにピッタリと付かせて風の抵抗を減らして走ります。けっこうスピード出せて、やがて水門に到着。
買ってきた娘のおすすめのサンドイッチを2人で食べます。
『これ美味しいね』
反抗期なのでこういった時間も大切にしないとね。

すれ違う人と挨拶を交わしていると、娘もつられて挨拶していました。良いことです。
さて、戻ります。
走って来た土手の反対側を戻ります。
サンドイッチを食べている時に通って行った自転車のおじさんに追いつきました。おじさん急にやる気になってメチャ漕ぎです(笑)

娘、少し疲れた顔になってきたので最後は流すように帰りました。時間ピッタリです。
満足したかな?
さて、次は女房たちを連れてふれあいの道に向かいます。
長い一日になりそうです。


その2に続く。
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99座目(日本百名山)五竜岳 その2

2016年08月18日 | Weblog
同室になった方は65歳だそうです。
接客業を某有名百貨店でされていたそうで、今でも現役。
お知り合いやお友達がかなり多いようで、その話の面白いこと面白いこと。

僕も接客業ではあるけれど、今となっては僕に指導してくれる人はお金を出さないと皆無。
自分で考え自分で実践していくしかないのです。

そんな中、まさか山小屋が寺子屋に変わるとは(笑)。もちろん僕は僕のやり方や考え方があるけれど、世間の皆さんはその辺をどう切り抜けてきたのかとても知りたい。
人生の先輩は嫌な顔ひとつせず、こと細かにお話ししてくださいました。いや~お話しとても為になりました。本当にありがとうございました。

山に行くと、たくさんの人と出会い様々な感情を持ちます。自分が解放されて感受性が高まるからでしょうか。良いにつけ悪いにつけ、とても勉強になります。いろんな立場の方がいて、面白いです。
普段は山の話になるけれど(もちろん山の話もしますよ)、今日はそういう意味でも来て良かったです。

先輩の凄いところは、ちゃんと僕の話も聞いてくれることと否定しないこと。
生意気に登り方のコツを僕が話したら、身を乗り出して聞いてくれていました。

先輩は脚がつると言って、小屋のスタッフにちょっと話したら、常駐の山岳パトロールの彼が登場してきて細かくその原因を話してくれました。
先輩はそれをメモしていました。これって大切ですよね。自分にとっても大事ですが、教えてくれた方にも好印象ですし。
試供品のアミノバイタルを提供してくれて、先輩はそれを服用していました。水に溶かすタイプのものは半分僕に分けてくれました。
うーん…。素晴らしい人だ。
もっと凄いところは、帰ったら礼状を書くと言っていたこと。そこまでする人はほとんどいないですよね。
勉強になります。

20時を回ったところで話を切り上げ床につくことにしました。

翌朝起きるとやはり荒天。
雨は弱いものの霧が深く、風も強いです。
朝食を済ませると今日の行程についてあちらこちらから話が出ています。
先輩はこのまま来た道を戻って下山するということです。僕は唐松縦走のつもりでいました。
支度が済んで、山岳パトロールの彼に唐松岳への縦走路について訪ねました。すると…。
『僕がガイドするとすれば、今日は間違いなく遠見尾根を下りましょうと言います』と。遠見尾根とは来た道のことです。
『ただ止めはしませんが、十分気をつけて。岩がとても滑りやすい鎖場が最後にあります』と。

うーん…。
悩みながらもスタートします。
先輩に別れを告げ、ガッチリ握手して歩き始めます。
やがて唐松縦走路との分岐に来ました。登りたいけど、このガスの中行くことに登頂以外の何の意味があるのか。

すんでのところできびを返し、遠見尾根を下ることにしました。
これでいいんだ。
また来れば良い。晴れていれば唐松岳は素晴らしいところなのだから。

雨の中、写真を撮りながらゆっくりと下って行きます。急ぐ必要は全くないのです。むしろ早すぎる下山になります。

途中で腰掛けていると…。
あれ?(笑)先輩。
『いや~なんでいるの?』
『ははははは、唐松やめました』

『ところで、脚のつったところはどうですか?』
『あ、全く大丈夫。高橋さんに教わった通りやってみました。すると全く違和感なく休憩もとらずに来れました』
さっそく実践してくれたんですね。出来る男はそういうところが違うのですね。再び激しく会話しながら下山します。さんざん大騒ぎしたのにね。

いよいよ本当にお別れの時が来ました。でもFacebookで友達になったので、今度はそちらで話の続きが出来ますね。
僕は車に戻り、うどんを作って食べました。温泉が10時からなので、のんびりと片付けをします。
そして僕にはもう一つ予定があります。昔、スキー時代の仲間の一人が白馬に住んでいます。彼の仕事が終わるのを待って、久しぶりに会おうということになっているのです。

なが~い時間をだらだらと車で過ごして、18時過ぎにやっと会うことが出来ました。いやー久しぶり。
つのる話はいろいろとありましたが、とても元気にやっているようで安心しました。
さんざん飲んで食べて満足しました。

帰りはここから5時間かかりますが、途中で3回も寝てしまい家に着いたのはすっかり朝でした。


おしまい。
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99座目(日本百名山)五竜岳 その1

2016年08月17日 | Weblog
ティンカーベルは夏休みをいただいております。ちなみに19日金曜日までのお休みとなっております。
ご不便をおかけして大変申し訳ありません。

このめったにない連休を利用して壮大な計画を立てておりましたが、普段の素行不良からか台風やらなにやらで肝心のお天気が全然ダメです。
なかば諦め気味でしたが、若干台風が東へ進路を取った関係で予報が変わってきました。北アルプス北部でガスの中わずかながらも晴れ間もあるところもあるとの情報を入手しました。
予報もさぞかし難しかったと思います。山の天気は平地とはまた異なるもので、風向きや雲の高さによって山頂の天気は変わってくるのです。

さて、ここのところお店の方も激しく忙しく疲労が溜まっており、天気予報も悪かったので気分は山どころではなかったというのが現状でした。
連休前夜、最後の予報を確認すると後立山連峰がとりあえず登山可能と判断しました。
後立山連峰といえば登り残している百名山の一つ『五竜岳』が頭から離れません。行きたくてもなかなか実行に移せなかった山。何度も登山計画書を書いては中止してきただけに、その思いはつのるばかりです。

五竜岳といえば麓にスキー場を抱える山で、スキー時代にウォータージャンプ(スキー履いてジャンプ台を飛び、プールに着水します。ジャンプのグレードを上げるときに使っていました)でお世話になったところです。まさか今この僕がこの雪のない時期にここのゴンドラに乗ることになるとは思いませんでした。

そうと決まったらなるべく軽量化した荷物をパッキングし、夜の高速道路へと急ぎます。ゴンドラトップは多くの高山植物が植えられた遊歩道になっています。ここからリフトを1本乗り継いで登山開始です。
ゴンドラは平日ですと始発が遅く、たいした行程でもないのに日帰りするにはちょっと厳しいのです。
雨にも当たることを考えると、ここは無理せず慎重に1泊して確実に山頂を踏んでこようと考えました。

隣の唐松岳も視野に入れた行程を作り、ルーティーンを考えます。
2日目の天候がよろしくないので、ここは五竜岳を優先し、状況を踏まえた上で唐松岳への縦走をすることにしました。

ゴンドラベースの駐車場に着いたのが午前2時半。始発が8時過ぎなので4時間ほど寝ます。
起きて朝食を摂り、ゴンドラ乗り場に向かうとすでに何人もの登山者が改札を待っています。
唐松縦走を考えて往復乗車券は買わずに片道切符を購入しました。

この時点では五竜岳のトップもかすかに見えるほどの天候で気分も盛り上がってきました。
ゴンドラに揺られながら上へ向かいます。登りはさらにリフトを使って楽をします。
泊まりと決めているのでのんびり登ります。なかなかの急登をこなし、いくつかのピークを過ぎると今夜身を寄せる五竜山荘が見えてきました。
わりとあっさりたどり着くと、山荘前のテーブルに腰をかけました。すかさず遭対協の方?が声をかけてきてくれました。多くの登山者の安全を確保するためにパトロールをしてくれるているようです。
『今日はガスがとれないですね。どちらから上がられましたか?』
登山者ひとりひとりに声をかけていきます。ご苦労様です。そしてありがとうございます。いくつかの情報を教えていただきました。

五竜山荘の前では小さめのタブレットを手にしている方(男性)がいました。軽く挨拶し労をねぎらいます。
すると、Facebookに載せるので写真を撮ってくれないか?と言われました。
へ~、このくらいの年代の方でもFacebookやるんだ。たいしたものですね。
もちろんOK。『はい、笑って
~。もっと激しく笑って~』なんて言いながら満面の笑顔を画像にしました。そこからちょっとお話しして五竜岳の山頂にアタックすることにしました。
そのお父さんは荷物をデポして行くと言っていたので、僕はそれを待たずに『では先に行ってますね』とだけ伝えて先行することにしました。

その頃山頂ではガスが切れ目をのぞかせており、早く行かないとならない気持ちになっていました。
山頂手前は岩場の急登で鎖が付いています。慌てないように早く登らないと…。

僕が山頂に着くまでガスが切れていてくれたので、その景色を拝む事ができました。ほどなく先ほどのお父さんが登ってきました。ギリギリガスの切れ目に間に合いました。
山頂で激しくおしゃべりします。
ひと言ふた言お話しするだけで、フィーリングが合うと感じていましたので、僕も遠慮無く攻めます。
いい山行になりそうです。

お互いシャッターを押し合い、五竜岳を後にします。
当然のごとく同じ山荘に吸い込まれていきました。僕は山頂アタックの時もなるべく空身にしないようにしています。わずかな行程でもザックの中に必要なものが入っていることがあるからという理由もありますし、面倒くさいということでもあります。

まだ受付をしていなかったので、それを済ませました。フィーリングの合うお父さんと同じ部屋なら良かったけど、受付のタイミングが違うからそれは無理だろうな…。
食事の時とか話し相手がいると楽しいんだけどな…なんて考えていたらなんと同室でした。
益々楽しくなるぞ。


その2へ続く。
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同級生と登る大雪渓そして鑓温泉 その3

2016年08月06日 | Weblog
無事、事無きを得た僕らは天狗山荘に身を寄せました。
この時期としては比較的少ない宿泊者数だと思います。一区画6名のところを僕らは占領することができました。

うたた寝したり今日の感想を語ったり、次の計画を話したりしながら時が流れていきます。
夕食をいただき、ミズタ〇君はビールをおいしそうに飲んでいました。飲めるっていいな。
食事はメインが水炊きでした。割とあっさりしたメニューでしたが、味もしっかりしていて美味しかったです。

テレビでは天気予報を放送していました。今日の各地の天気は広い範囲で荒れたようです。白馬鑓ヶ岳周辺はまだマシな方だったと思います。
明日は朝から雨になるということです。宿泊者のほとんどが早立ちするために朝食をキャンセルしていました。僕も一人ならキャンセルして早めにスタートしていたと思います。
明日のイメージを浮かべながら19時に寝ました。ミズタ〇君は1度も起きずに4時まで寝ていました。僕は1度1時半に目覚めましたが、また寝ることが出来ました。
よく寝たので翌日の行動に支障ないほどに回復しました。

天狗山荘の朝食は5時半からです。
なんと僕らとご婦人がお一人の3人だけの食卓でした。こんなに寂しいのは初めてです。ご婦人は単独かと思いきや、息子さんがテントに泊まっているとのことです。一緒に来れて羨ましいですね。不帰キレットを通過して唐松まで行くそうです。天候が悪いので気をつけてね。

朝食の時間が15分早まってくれたので、ちょっぴり余裕のある食事が出来ました。普通の朝食でした。
さて、出発します。
僕らは今日の天候の変化を見越して初めから雨具着用です。僕はかなり薄着にしてカッパを着ます。ボトムは購入後間もないパンツなので撥水性がまだまだ良好です。標高が下がると同時に気温が上がることを考えてカッパのパンツは未着用です。

途中まで順調に下りていきました。
鑓温泉に下る鎖場も特別難しいところはないですが、石の質が滑りやすいので斜めになるところには足を置かない方がいいです。
辺りは晴れ間も出てきて、雨を覚悟していた僕らは肩透かしを喰ったような気分でした。記念撮影をしたり花の写真を撮ったりだいぶ楽しく歩けました。

ミズタ〇君の登山靴が小さいようで、爪が剥がれてしまうほど痛いらしいです。やはり悩んだら一つ大きめの登山靴にするべきですね。
この足の痛みを感じたことがない登山者ってほとんどいないんじゃないですかね。買うときはいいと思っても、何キロも歩くと感覚は違ってきますからね。
彼は何度もカッパを着たり脱いだり忙しそうです。僕は面倒臭いのもありますが、始めから薄着なのでそのまま通すことにしました。
やがてオレンジ色した鑓温泉小屋が見えてきました。

雨の中で温泉にならずに済んで良かったです。しかも僕らの貸切です。
実はゆっくり小屋を出たのは先行者達と時間をずらして温泉に入りたかったという思惑もあります。
『う~んいい匂い』硫黄臭が軽く鼻をつきます。
ささっ、脱ぎ散らかしてザブーンとやろうよ。
眼下のテント場からは丸見えなので、ちょっとだけ気を使います。
男女二人のパーティーがテントを張っています。こんな時間からゆっくり過ごすなんて贅沢でいいですね。僕もそういう登り方をしたいです。

散々はしたない写真を撮った後、名残惜しくも温泉小屋をあとにします。ぜひまた来たいと思いました。
晴れているうちに食事をしたかったのですが、あいにくあまりお腹が空いていません。ちょっと下って適地を探すことにしました。

なんとなくお腹が空き始めたころにほどよいテラスを見つけました。
すでにあたりはどんよりとして来てますが、これ以上時間を遅くすると雨中のランチになると思ったので
、ここで食事を摂ることにしました。
ザックを降ろした瞬間…。
ポツポツ…。
ザーっ(笑)
ミズタ〇君はまた脱いだカッパを着ることにしました。僕は始めからカッパなのでそのままです。性格の違いですね、さすが。マメな男は仕事も出来る。
もう止むことは無さそうなので、二人で哀しく行動食をむさぼってお終いになりました。
まあ仕方ないですね。

さらに下ったところで雨が上がりました。日が差してきたりする事もあり、標高が下がったことで暑くるしくなりました。
ミズタ〇君、またカッパを脱ぎます。

『先に行ってていいよぉー』彼がそう言うので、ちよろちょろ先行します。
すぐに4人のパーティーとすれ違い、無駄話をして彼を待っていました。なかなか来ないので進み始めました。

そうだ。
あとは一本道だから迷うことはないですね。ならば食事が出来るところを探してお米(アルファ米)を戻しておいてあげよう。そのために下山スピードを上げました。
ところが、いつまでたっても適地がありません。
…あれ?下山してしまった…。(苦笑)

電話が繋がるようなので、『お昼ご飯作っておこうか?』と電話入れると『もういい。温泉はいってからにする』と。そうだね、そうしましょう。
それから待つこと1時間。かわいそうに脚をツラそうにしながら到着しました。お疲れさまです。
『もう靴を買う!』と。

立ち寄った下界の温泉は、加温なし消毒なし循環なしの思い切り掛け流しでした。そのかわり罰ゲームのように熱かったです。

自宅までミズタ〇君を届けると、奥さんが出てきて僕の大好きな小川の甘納豆を持たせてくれました。
ミズタ〇家はそういうところがキチンとしていて、僕も見習うべきところがたくさんあります。ミズタ〇君、今回は付き合って山に来てくれてありがとう。
次はこの経験をもとに、より楽しく登りましょうね。

お終い。
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同級生と登る大雪渓そして鑓温泉 その2

2016年08月05日 | Weblog
同級生のミズタ〇君と登ることになった白馬大雪渓から鑓温泉。
天候が非常に不安定な中、細心の注意を払っての決行となりました。

猿倉の駐車場に着いたのが午前0時半。そこから寝て、起床は午前3時。まあ僕にとってはいつものパターンですが、ミズタ〇君にとってはちょっとツラいかもしれません。
ゴメンね。でも今日は遅くなるほど危険度が増していきます。
遅くても14時迄には天狗山荘に到着したいのです。

登り始めると、なんとミズタ〇君強いです。その強さを抑えてあげないと後半必ずしっぺ返しが来ます。
ゆっくりゆったり、それでも速やかにロス無く登って行かなければね。
それにしてもさすがフルマラソンで3時間台を叩き出す男。

稜線手前で1時間のアドバンテージを確保しました。この分だと僕の登りたい旭岳とミズタ〇君の登りたい白馬岳、お互いクリアして戻って来れそうです。
僕の方が時間がかかりそうなので、休憩中の彼を置いて先に飛び出します。約束の時間をなんとなく決めて、分岐点で落ち合うことにします。

旭岳を踏んで戻ってくると、居るはずの彼の姿がありません。
あれ?
『大丈夫、わかるよ。小屋のところね』と言っていたのを思い出しました。
そうか、分岐じゃなくて小屋で待つということか。
約束の時間に間に合わせるためにかなり脚を使ってしまった僕。心配になって彼の名前を大声で呼びます。悪いことに辺りは深い霧に包まれてしまいました。
もしかして、道迷い?嫌な予感が身をよぎります。
慌てて駈け降りるように分岐にある小屋に向かいます。覗いてみると…いません。ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。離れるんじゃなかった。

行き交う人に特徴を話して尋ねてみると、居たとか居ないとか…。人の記憶なんて当てになりませんね。
仕方ないので名前を呼びながら白馬岳を目指して登って行きます。もしかしたらヒントが見つかるかも知れないし。

心臓はバクバク、脚はガクガクしてます。すると…。
なんだか見たことがある背格好の男がこちらを向いています。
普通に往復してきたそうです。
腰がフニャフニャしました。何はともあれ無事で良かったです。コースタイムの表示が分かりにくくなっていたため、僕が所要時間を間違って伝えたせいだと分かりました。
『いやーキツかった(笑)』
さあ、無事と分かったら先を急がなくては。ここから先は危険地帯です。落雷にやられたら身を隠す場所が無いのです。

今ならまだ行けそうな気がすると感じ歩を進めて暫くすると、雷鳴が…。イヤだな…。
上がってこなければいいが…。
さっきの慌てぶりが効いてしまったのか、僕の脚が言うことを利かなくなってきました。その点、ミズタ〇君はまだまだ脚が残っています。凄いなフルマラソンやってる男は。

杓子岳の辺りで雨が強く降り、雷鳴も響き渡るようになりましたが、もう戻れません。なんとか天狗山荘目指します。白馬鑓ヶ岳を越えるとなんだかちょっと安心感が生まれて来ました。あと少し。
それにしても、余裕のある人達の多いこと。大気の状態が非常に不安定になると知らないで来てる人はいないと思いますが…。

やっとの思いでたどり着いた天狗山荘。到着後間もなくで猛烈な雨になりました。間一髪と言えるでしょう。

その3に続く。
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同級生と登る大雪渓そして鑓温泉 その1

2016年08月04日 | Weblog
こんど山行こうぜ。
そんな話を僕に投げかけてきたミズタ〇君、え?どしちゃったの?
彼は僕の同級生、言わば親友です。
夏休み取るからその時な!
…あとから彼が白状すると、酔っ払ってそう言ってしまったんだとか。
記憶無いらしい(笑)。

仕方なくなのか、行ってみたくなったのかわからないですけど、ミズタ〇君いわく『山行くよ!』と。
聞くところによると、山は幾度か登っているらしいので、まあ大丈夫だと思います。

ではどちらの山へ行きたいのですか?
『山で温泉!』
温泉のある山で、山小屋に泊まってみたいんだとか。
登山して、山中にある温泉に入れて山小屋にもといえばズバリ白馬鑓温泉小屋か八ヶ岳の本沢温泉でしょう。
調べてもらって出た答えはやっぱり鑓温泉でした。『鑓温泉に行ってみたい(^^)』

うーん…。
鑓温泉はやっぱりいいよなぁ。僕もまだ入ってないし、北アルプスはやっぱり素晴らしいし。
あそこに行けたら山が本当に好きになるに違いないと思うし…。
でもね、ただとてもキツいです。鑓温泉だけの往復ならそうでもないかもしれませんが、やっぱり山頂は踏みたいですし、彼だってそう思っているに違いないし。

とりあえず、コースタイムと行程を組んでみると… うーん、ツラそうだなぁ。山に普段から登っていても、若干構える行程です。それも2日間となればなおさらです。
ただ1つの望みは彼がフルマラソンを何度もクリアしていること。持久力は僕なんかよりもズッと上だと思います。でもそれだけじゃないのが山の難しいところですよね。

さらに、どうせ行くなら僕も狙った山に登りたい。
行程を彼に告げると『そんなに時間かかるのー?』…やっぱり。把握してない(笑)。仕方ないので想定内の所要時間を割り出してスタートの時間を決めてみます。出発は午前3時半。
うーん、やっぱりギリギリだなぁ。

そんなこんなで打ち合わせをすることになりました。
食事をしながら用意するものをチェックしていきます。買うものも多いのでお金かけさせちゃうなぁ。貸せるものは貸しますが、もし自分でもまた山に行くのなら気に入ったものを自分で選んで用意した方がいいですもんね。
すると『分かった。大丈夫だ』と。
何とも頼もしい。

さて、出発の日が近づいてきました。ところがピッタリと合わせたように天気が悪い。
雨だけならまだしも、発雷の危険性が高いのです。これは難しい。
道具まで用意して、まさか今回は中止ですなんて言えないよなぁ。
とりあえず車で行けそうな山で、2日間とも天候に恵まれる山を探します。ところが、西日本まで行かないと厳しいのです。
直前まで相当悩みました。僕だけならあっさりとキッパリとやめます。行かないと思います。

温泉がらみ、かつ山小屋泊。そしてソコソコ登りがいのある山。天気も良く印象に残る山。
な、ない…。

そして出発の1時間前にやっと決めたのは、予定通りの大雪渓から登り天狗山荘泊の白馬鑓温泉経由で下山するコースでした。

さあどうなるか…。


その2へ続く。
コメント
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