TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

嵩山&岩櫃山

2020年10月28日 | Weblog
新関東百名山(山と渓谷社選定)に選ばれた嵩山(たけやま)と岩櫃山(いわびつやま)に登りました。
今回はE君同行です。

いつものように前夜発。
今回はちょっと遅くなって22時を回ったところでやっと自宅を出ることが出来ました。

今回は岩山で鎖を握ることになります。
簡易ハーネスの作り方や懸垂下降のやり方もこの山でやってみようと思っています。

待ち合わせは『道の駅霊山たけやま』に6時。
僕は午前1時に到着、E君は5時20分ごろ着いたということです。
僕は前夜発現地で寝る派、E君は自宅寝早起き出発派です。

起きてみると天気は良さそうです。気温は10℃ほどでしたが、日中は上がりそうです。

ロープ、スリング、カラビナ、エイト環、ヘルメットなど最低限必要なものをザックに固定します。
なのでいらないものはすべて置いていきます。

気温が低く水をあまり持たなくていいのでいつもより軽いぐらいです。

ここは道の駅から見上げることが出来るほどの位置関係にあります。


紅葉の方もそれなりに色付いています。
いい一日になりそうな予感〜。


コンパクトながら見どころが多い山で、良く整備されているように感じます。


ドーンと急登ですね。でも距離は短いです。


途中「展望台」がありました。
そこから見えたは景色こんな感じです。


紅葉越しの山もまた綺麗ですね。


あっという間に「不動岩」のピークです。
ギザギザの山ですからピークはたくさんあります。


ごぼう抜きで鎖場を登るE君。
鎖が古かったり固定に不安があるときはこの登り方はダメだよ。


霞たなびきたる山ぎわ⋯ ってところでしょうか。
気持ちいいです。


逆光なのが良いのか、モデルが良いのか、だいぶカッコ良くみえますね。


嵩山山頂です。
ここから下る時にロープ使ってみました。
誰も来ないのでいい体験会になりましたね。

でも、ちゃんとしたクライミングワークじゃないので、あくまでも補助的な知識で。
基本は「安心、安全」で。肝試しじゃないんだから。


壁です。すごい。


嵩山を下山して、軽く腹ごしらえします。
移動すること20分、次はあそこに登ります。
「岩櫃山」を下から見上げたところです。


平沢登山口には観光案内所があります。
そこに「ガチャ」があります。
なんと山バッヂが色違いで2種類ありました。
¥500で入っているのは同じものだけなので当たりハズレれはないです。

少し案内を受けてスタートします。


どうやって登るの? と思いますが、ちゃんと登山道が付いていて問題なく登れます。


岩山は美しいです。
でも安全に確実にね。


梯子を登って⋯


「天狗のかけ橋」を登り⋯


岩穴を抜け⋯


一息ついて⋯


最後のひと登りで⋯


山頂です。
先行の方(感じのいいご夫婦)に撮っていただきました。ありがとうございます。

得意の「マダム殺し」の言い回しで大笑いしながら楽しい時間を過ごしました。


東側の岩峰に取り付くE君。
ものすごく危なそうに見えますが、行ってみるとそうでもないのですよ。


東側の岩峰でコーヒータイムします。
僕はマイセルフのピーナッツバターベタ塗りのサンドイッチ食べました。

下山します。

下から覗く空は⋯ なんだか不思議な景観。

まだまだ梯子はあります。


下山して滝を見に行く事にしました。

幼稚園バスが停まっていて、ここに遠足に来ていました。
こんなコロナ騒ぎでも自然の中で遊んでいる子供たちになぜかホッとしました。
先生方お疲れ様です。

観光案内所で聞いた滝へのアクセスですが、舗装路をけっこう下ります。

途中「観音山」への道標が出ました。

滝は「観音滝」って言ったかな?


滝の奥に登って行けそうな登山道を見つけました。
『ここを登れば駐車場に戻れないかな』
行ってみることにしました。

すると岩の隙間から空が見えます。
『ここをくくれば道に出られるかもよ』


なんとそこには「第三石門」の看板が⋯
結局「観音山の看板」のところに出ました。

これは面白い。
岩櫃山ばかり脚光を浴びていますが、その隣の「観音山」も良さそうですよ。
機会があったら登ってみたいと思いました。

帰り道は町営の温泉に浸かり、休憩室でおばちゃん達の歌声を聴きながら蕎麦を食べて帰りました。


おしまい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山1/2登山〜スゴい雲海

2020年10月21日 | Weblog
八ヶ岳山麓スーパートレイルを完全踏破させた後、余韻に浸りながら温泉に浸かり、蕎麦を食べて富士山に向かいました。

今月いっぱい富士山1/2登山の踏破認定書を発行してくれるという企画に乗りました。
「1/2じゃ意味ないだろ」なんていう意見もあるとは思いますが、一合目から五合目を歩いたことがない僕としては行ってみたいと素直に思いました。

「富士山は五合目までが良いんだよねぇ〜」という話も聞いたことがありますが、その通りだと思いました。

さらに森林限界を越えた五合目からの山容もひっくるめて「富士山」なのだと思います。
登ってみて認識しました。


八ヶ岳からの移動は結構時間かかりました。
富士山吉田ルートの「中の茶屋」を目指して車を進めました。

その先の「馬返し」に駐車場があるので、そこから「五合目」まで登るのです。

ところが中の茶屋から先が真っ暗で全くわからないのです。
車で入ってはいけない道のような気がしてナビをセットしましたが、道路自体が存在しない表示です。

スマホのGナビに頼ると、案内されたところに駐車場はない。
何度も行き来するがどうも違うようです。

すべては暗いせいで判断がつかないのだと思います。

2時間さまよって帰ろうと思いました。
こういう時は「登っちゃなんねぇ」と神のお告げなのだと思いました。

女房に電話して帰るかもしれんよ。とだけ言っておきましたが、返ってきた答えは『お布団ほしちゃったからカバーしてないよ』と。
そかそか自分でやってもいいんだけど面倒だな⋯。
『最後に心当たりを探してみてダメならちょっと考えるよ』と言って電話を切りました。

もう一度中の茶屋に行ってみました。
登山道だと思っていたその先は暗くて確認しづらかっただけで、普通に舗装林道でした。
『な〜んだ、ちょっと頭突っ込んでみればよかったな』
苦笑いしながら無事「馬返し駐車場」までたどり着きました。

ちなみに「馬返し」ってどの登山道にもありましてね、ここは吉田口の馬返しです。
安易に馬返しで検索するととんでもない事になるので要注意ですね。

そしてたどり着いた駐車場には僕一人。
そこで星空を撮ってみました。
この写真で開放15分です。
寒い中じっと我慢して待つのですよ。

北極星を中心に15分でこれだけ地球が自転したということですね。

では寝ます。


はい起きます。
と言うより起こされました。
何年もこうして車で寝てるけど、こんな起こされ方したのは初めてです。

広い駐車場の中、わざわざ隣に停めて大声で喋りまくる2人組。
特に気にする様子もなく、普通に大声です。
山来て興奮したのかな?

目覚まし時計がなる前の一番気持ちいい時間に参りました。
なぜか外車でした。

まあいいよ⋯。

気を取り直してスタートしました。
誰も来ないと思っていました。
今年の富士山は五合目より上には行けないから、人気ないと思っていたら後から後からどんどん来ます。

はぁ〜 さすが富士山なんですね。

鳥居の脇に猿が⋯。
ここが一合目となります。
鳥居の両側には猿が祈りを捧げていますが、どうやら富士山が一夜にして湧き出たという伝説があり、猿は神の使いであるとされているからだそうです。

馬返しは「一合目下」ということのようですが、0合目とはどこになるのかな?
調べてみると、吉田口登山道は「北口本宮富士浅間神社」から始まるということで、登山としての0合目はここからになるのかな?

現在は駐車場があるここ馬返し(つまりここから先は車両通行止めとなり、昔もここで馬を降りることになった)麓から登るというこは馬返しから登ると考えて良いと思います。


まず「禊所」。
富士山は「草山」「木山」「焼山」と三分割されていたらしく、馬返しが草山と木山の境でした。
ここから先へ向かう道者(登山する者)は、ここで身を清める習わしがあったそうです。


一合目(標高1,520m)には鈴原社という社があり、16世紀には鈴原社という名前でこの地に社があったことが分かっています。


登山道はほとんど木段が組まれています。
富士山と思えるのは足元の溶岩質の岩や石です。
やはり富士山には独特の雰囲気がありました。


登山道の途中にある石が木の枠に詰まっているところは「浸透桝(しんとうます)」といって、雨などが降って水が流れたときに登山道を侵食しないよう水を地面に浸み込ませるためのものです。富士山は噴火によりできた山で、削れやすい土壌を守る工夫です。


はい二合目。


三合目。
昭和初期ごろまでここには両脇に茶屋があり、まるで御岳山の参道のような雰囲気でした。
(勝手なイメージですよ)


ここでは見晴らしが良かったことから、多くの登山道が脚を休めたということです。


ということで僕も休憩。


陽が差し込み色んな表情を見せてくれます。
この時間このタイミングで通りかかったから目に付いたものですね。


四合目「大黒小屋跡」。
ここは平らに整地されておりますね。


この辺りから四合目だか四合五勺か五合目の文字が入り乱れて来ました。
昔は今の解釈と異なったりしています。

過去には「女人禁制」だとして二合目までとされていた富士登山も、さらにそのまた昔はこの辺りまで許されていたという話です。




ほら、五合目という文字が⋯
写真を拡大して解説文を読んでみると、ふ〜んなるほどと思いますね。
わざわざ着替えたりとかしてたんですね。

でもこの時期の写真にしては良く撮れてますね。それと映っている人の表情は(特に男)今のヤンチャ男そのものだと思いませんか?
今も昔も登山とはそういう気分にさせてくれる(やる気にさせる)力があるのかもしれませんよ。


ここが今でも普通に営業されている「佐藤小屋」です。
麓から登る人の多くはここで一泊します。
現実的に「木山」と「焼山」の境と言えますね。


そこで見た光景がこれ!
なんてこった。あのまま帰ったらやばかったな⋯ なんて思う瞬間でした。


振り返ると雪をまとった山頂部が見えました。
「小御岳」と呼ばれ、これ以上登ることが出来なかった者は(体力的および体質的に)ここで山頂を拝んだということです。

注)ここに載せなかった小屋や林道を跨ぐなどもあります。


左手に施設が見えます。
あそこは富士スバルライン五合目です。
皆さんが登る吉田口五合目の起点になるところです。


氷も張っていたようです。
でも今の気温は15℃を超えています。


馬ね。
吉田口の名物ですね。
ここから佐藤小屋まで馬に乗るのも面白いかもしれませんよ。


ほらここ、お土産やさんがひしめく五合目駐車場付近です。


ゆっくり登って約3時間。
まったく疲れないペースでここまで来れれば、馬返しから山頂日帰りも出来そうです。
高山病になりやすい人も馬返しから一泊で行けば高地順応できて楽に(体調が)登れるかもしれませんね。

いずれにせよ、これは再び訪れて山頂目指すしかないですね。


歩行距離 13.5km
累計登坂標高差 1,089m
所要時間 5時間30分
23,000歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ヶ岳山麓スーパートレイル(7/完結編) 清里駅~松原湖

2020年10月20日 | Weblog
5月と10月は第三週に3連休をいただいております。ご不便をおかけ致しまして申し訳ごさいません。

さて、3連休をどう使うか考えましたが、やはりリーチがかかっている「八ヶ岳山麓スーパートレイル200km」を仕上げてしまうことにしました。

紅葉の季節は僕が一番好きな時期です。
いつもの景色が全く違って見えるので、とても素晴らしい。
さらに前日の冷たい雨は標高の高いところで雪になったようで、緑·赤·黄·白そして青い空を想像しながら車を走らせます。

最近得意のサンドイッチを作りました。
6枚切り1斤全部使いました。
ロメインレタスのポテトサラダサンド、シーチキンのマヨネーズスパイスししとう和えサンド、ソースマヨネーズ唐辛子のメンチカツサンドです。

結論から言いますと、多すぎて残しました。

午前0時を数分過ぎてから佐久インターでETCでの支払いをし、そのまま中部横断自動車道に入ります。
中部横断自動車道は無料区間です。
つまり佐久インターを過ぎた時間でETC割引の対象になるかどうか決まります。

今夜のねぐらは前回と同じ松原湖町営駐車場です。
相変わらず1台も停まっておりません。
相当広いのにね。
っていうか、僕が訳分からない時間に停めているから無理もないか⋯。


始発の小海線に乗るため、5時に起きました。
急いで支度して、秘密兵器のキックボードをセットします。
歩くと40分ほどかかるので行きはこれに頼ります。

6時01分発の電車で清里駅まで行きます。
15分ほどで駅に着きました。
今日乗る「海尻駅」は終日無人駅です。
道路っぱたからダイレクトプラットフォームです。

清里駅はルート逆走事件以来ですね。
あの時は暑かったのにすっかり寒くなっちゃいました。



車窓から見る八ヶ岳は雪をまとっていました。
これに紅葉だぜ〜 ん〜 たまらん。


まだまだ静かな清里駅には6時36分に到着しました。
身支度を整え、写真を撮ってスタートです。

前回逆走した方へ歩き始めました。
天気はどうなるかな?
一応晴れとは言っているけど。


いきなり「飯盛山(めしもりやま)」に向かいます。
そしていきなり富士山登場です。


登山道入口にはヒュッテがあり、登山者の憩いの場になっていました。
ヒュッテとはいうものの、喫茶店のような感じかな。
常連さんが集まってる雰囲気でした。

先が長いのでゆっくり進みます。

多くの人が登っているのかな? と思いましたが、誰ひとり会いませんでした。
「めしもりやま」というネーミング通り大盛りご飯のような山容です。

山頂は寒くて気温は5℃、風も強めで長く居られませんでした。


振り返ると「半沢山」があり、その向こうには八ヶ岳連峰が白く雪をまとっているのが見えます。

寒い割には雨上がりで空気中の水分が多く、少し霞んでいます。


たった一輪だけマツムシソウが咲いていました。
秋の花だけど、この寒さじゃもうそろそろ咲いていられないでしょうね。


半沢山の山頂には人がたくさん集まっていました。
登ってみると人間は2人で、あとは三脚にセットされたカメラでした。
なるほどここは富士山の写真を撮るにはいい場所なんですね。

でも振り返った八ヶ岳とその裾野、紅葉のグラデーションも綺麗でした。

ルートは山を下り野辺山駅へ向かいます。


野辺山駅はJR最高地点駅です。
振り返ると公園がありました。遊具もありSLも展示してありました。

ルートはここから八ヶ岳に近づいていきます。


ずっと歩いて行くと「開拓記念碑」がありました。
大きく立派です。
石のベンチがあったので、そこで休憩する事にしました。

パンをかじったりして過ごしていると、向かい側の駐車スペースから人が降りてきて僕に話しかけて来ました。

その人『ここで何をされているのですか?』
40代ぐらいの女性でした。
僕『八ヶ岳の麓をぐるっと一周しているんですよ。たまたま通りかかったらいい場所だったので⋯』
その人『良いところでしょ? 私いろいろ考えるのに良く来るんです。私のパワースポットなんです』と。

いろいろお話して別れました。
最後に『いい一日を過ごして下さい』と声をかけてくれました。


少し進むとススキっ原に出会いました。
ススキの群落は数々見てきたけれどここも良かったです。

奥に御座山や諏訪山が見えます。
その右手に金峰山や瑞牆山もどっしりと構えていました。
実際にお見せ出来ないのが残念です。

ここは歩きじゃないと堪能出来ない場所だなと思いました。

ずっと舗装路でした。
このあたりは高原野菜の生産地で有名なところです。


今は白菜の収穫に追われているようです。
アメリカンな農耕トラクターがバンバン走っています。

広大な土地に寒冷差のある気候が向いているのかな?

ふと、放送がありました。
なんと市場から生産者向けの放送でした。
『本日の市場は⋯ 明日の相場は集荷数によって⋯』などというものでした。


どんどん歩いてずっと歩いて8時間を過ぎた頃、松原湖に到着しました。
天気が良かったせいか、前回と違って見えました。

ここの湖畔を一周して八ヶ岳山麓スーパートレイル完全踏破です。


湖畔には遊歩道が付けられており、本当に気持ち良かったです。


船を出して釣りを楽しむ人達がいました。
空の色が映り込んでとても綺麗ですね。
湖面も穏やかでとてもとても良い気分でトレイルを終えることが出来ました。

山頂を目指す山も良いけど、登った山々を見ながら麓を歩く⋯ 八ヶ岳全体を楽しんだ事により、本当の八ヶ岳というものを知った気分になりました。


おしまい。

歩行距離 30.4km
累計登坂標高差 +1176m
所要時間 8時間55分
47,200歩

6時40分 清里駅
10時25分 野辺山駅
15時35分 松原湖町営駐車場

八ヶ岳山麓スーパートレイル全線
日数 7日間
累計歩行距離 201.6km
累計登坂標高差 8,462m
累計所要時間 60時間2分
累計歩数 308,900歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

21.6kmのお買い物

2020年10月14日 | Weblog
今週のお休みは眼科に行くことになっています。
ひと月前の「結膜結石」の除去後の経過検診と、視野検査、それに遠近両用コンタクトレンズの処方です。

視神経や眼底検査もやってくれて、すべて正常でした。

そして視野検査ですが『初めてですか?』と聞かれ、やり方を教わりました。
暗い部屋で視力を合わせたレンズから半球体を覗くような機械で、中心に光があってそこをぼんやり見たままチカチカと多方向に光が見えます。
それに合わせてスイッチを押していくんですが、これは反応出来ないと難しいかもしれないです。

光も薄かったり濃かったりで集中力が切れると上手く押せなかったりします。

おかげさまでこれもほぼ問題ないレベルにおさまりました。

さて、今度は遠近両用のコンタクトレンズですが、見え方は個人差が大きくて難しいようです。
僕もなんとか見える処方をしてもらいましたが、慣れないせいか装着していてとても疲れました。

その時担当してくれた女性との会話です。
『普段からコンタクトレンズなんですか?』
僕『そんな事はなくて、山によく行くんですけど切り株が熊に見えたりするのでコンタクトレンズを使います。でもそうすると地図の文字が見えないんですよ』
『へぇー山に。眼鏡じゃだめなんですか?』
僕『慣れかとは思いますが、汗で曇ったり帽子の上に挟んだまま忘れて脱いだ時に眼鏡とサヨナラする羽目になったりと⋯』
『なるほど。山ってどういう山登るんですか?』
僕『え、いやあちこち⋯ 日本各地の』
『富士山登ったことありますか?』
僕『まあ何度も』
『何度も?すごーい。私も一度だけあります。突然具合悪くなって吐いたりしちゃって』
僕『あぁ高山病ですね。そこまでの症状だと危なかったですよ』
『御来光見ながら、もう来ませんサヨナラなんてつぶやいてました』
僕『富士山はみんな一度は登ってみたがりますよね。でも高いだけで登って楽しむ山じゃないなんて言う人もいます』
『だから若いんですねー。カルテの年齢見て間違いかと思いました』
僕『(苦笑) いやいやホントに〇〇歳です』

仕事忙しいのにおしゃべりさせてもらってすみませんでした。

結局お昼近くまでかかってしまいました。

今日はそういうわけで山には行けません。
でも少し歩きたかったので、つくばのイーアスまで歩いて行くことにしました。

前夜
妻『パパ明日どうするの? 私たちイーアス行くよ』
僕『うん、目医者だから終わったら歩いて行くよ』
妻『えーっ、遠いよぉー』
僕『うん、でも一回行ってるじゃない。意外とそうでもないんだよ』
妻『わかったー』

あまりにも眼科で時間を使ってしまったのでやめようかと思いましたが、やっぱり少し歩いておこうと思いました。

自宅に車を戻してスタートしたのが12時に近かったです。
Googleマップでルートを確認すると約21km、4時間半かかるということでした。

ちょっと遅くなっちゃうなー。
着いたらすぐにお帰りかもな。
なので歩いては少し走り、歩いては少し走りで行きました。

今日はノーストックなので、手が鬱血して痛くなってしまいました。
やっぱりストックで推進力付けた方が手も運動になって良いのかも⋯ なんて思いながら歩き続けました。

懐かしい音楽を聴きながら、延々と歩き続けました。
筑波山に向かって歩くんですが、緑だった木々が少しずつ色づいてくるのが分かります。
やはりつくばの方が少し気温が低いようです。

いや〜買い物とはいえやっぱり遠いわぁ〜。
途中でトイレ休憩をして出てきたら脚が動きにくくなっていました。
やっぱり一回座っちゃうとダメになるって事あるんですね。

いよいよ筑波山が近くになって来ました。
怪しい雲が山頂を覆っています。
宝篋山は山頂が出ているので
展望はあるでしょうね。
そんなどうでもいい事を考えながら歩きました。

予定より40分ほど巻いてイーアスつくばに到着しました。
女房と長女は映画を見ていて、ちょうど終わったところに着いたのでタイミングとしてはまあOKということですね。

買い物としては、100円ショップでお客様のマスクを収納するビニール袋を2つ買ったのと、どうでもいい買い物を少ししただけでした。

帰り道は圏央道を使いました。
使いましたが女房と話をしていて二人とも夢中になり、降りるべきインターを過ぎてしまいました。

『わはははは、またやっちまったな』
高速道路、乗ったはいいけど逆方向だったり、乗り過ごしたりした時は危険防止のための救済措置があります。

一般レーンに入る
→係員に乗り過ごしまたは逆方向の事実を伝える(係員がいなければボタンを押してインタホーンで会話する)
何処から乗ったかを告げる
→ETCカードを抜いてゲートを空けてもらう
→出て反対方向の指定されたレーンに入り直す
→ゲートを空けてもらい通過したらETCカードを差し込む
→本来の方向もしくは出口に進む

これで無駄な料金を払わずに済みます。

でも、なるべくそんな思いをしたくないですね。

『気をつけよう女房の会話で乗り過ごし』

失礼しました〜


歩行距離 21.6km
累計標高差 +148m
所要時間 3時間50分
31,500歩
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャンピングカーGOGO 2020

2020年10月07日 | Weblog
一年ぶりにキャンピングカーで出かけました。
密集せずに外出を楽しむ手段としては有効なのかなと考えます。

家族でのプライベートなので、詳細は割愛させていただきますが、大まかな動きとしては前夜発の現地道の駅泊で車内で食べまくる旅です。

行き先は女房のリクエストで「富士山の見えるところ」ということです。

お墓参りも兼ねていて、富士宮のお墓に最初に行き、その後は室内を避けた場所で持参した肉や魚などを中心に、現地のものを仕入れて食べるというものです。


精進湖です。
かろうじて富士山見える時間もありました。
ここは湖面近くまで車で入れて、駐車場も無料です。


なかなか雲多めで、姿をあらわす時間が少ないです。
二日目夜には本降りの雨となりました。


ワイナリーに寄りました。
何故か小高い小さな丘にベンチがありました。


ワイン買って(女房しか飲まない)、富士宮やきそばの人気店でテイクアウトして終了です。

キャンピングカーのお話しはお店の方で詳しくしますね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八ヶ岳山麓スーパートレイル(6) 白樺湖~双子池(テン泊)~松原湖 2日目

2020年10月01日 | Weblog
斜めのテントはさぞかし辛かろうと思いましたが、大いびきで豪快に寝るE君。
さすがです。

きっと炎の肉じゃが事件の夢を見ているんじゃないかな?

晩ごはんを食べたらやる事がないので寝ます。
まあ、寝るといっても明日の行程の確認や今日の写真の整理、記録のための記憶の整理などやりたい事はそれなりにあります。

たいていはちょっとそんな事をしているうちに睡魔がやってくるのです。
でも、今夜は寒すぎ。

持ってきたものを全部着込んでシュラフに潜り込みます。もちろん頭までスッポリ入って、ドローコードを限界まで引いてほんの3センチぐらいの空気穴にします。

たぶん19時には寝たと思います。

なので起きたのは23時。
やっぱりな。
とりあえずもう一度寝ます。
次に起きたのは午前1時半。
一度外に出て星空撮影します。
あまりうまく撮れず数枚で終了。身体も冷えてきたのでテントに帰宅しました。
帰宅時間は午前2時30分、あと1時間寝て起きます。

二日目は長いので5時スタートと決めました。
起床は3時30分で間に合うかな?

3時30分、スマホのアラームが鳴りました。
隣の家のE君に声をかけます。
眠りが深いところだったみたいです。
まず食事。
朝は時間がないので、フリーズドライのカルボナーラパスタにキャベツとウインナーを追加したものにしました。

ご飯と違って早く出来るのがいいですね。


片付けているうちに辺りはすっかり明るくなってしまいました。

昨夜のうちにやっておくべき事、やらない方がいい事ってあります。
僕の場合、ザックの中身の整理はしないまま寝ます。絶対また出して片付けることになりますから。

E君は水の浄水(ここの水場は池の水です)に時間がかかり、結局1時間遅れの6時スタートとなりました。

二日目の行程は休憩を考えずにおよそ10時間という長い道のりです。
なるべくスタートは遅くならない方がいいですね



霜が着くほど冷え込みました。
今朝の気温は4℃です。

さ、行くよ!


まずはトレイル本線に戻ります。
昨日迂回を余儀なくされた大河原峠まで行きます。

今朝は快晴。
E君はしきりに快晴を喜んでいました。

コースは「うその口」までずっと下りです。
ずっと下りっていうのも苦痛を伴いますね。


しばらくは砂利道。
どんどん行きます。


沢が現れたりします。


さらにどんどん行きます。


3時間半かかって「うそのくち塚の本」に到着です。
そろそろ休憩しますか?


どこでも座れる人。
はっきり言ってロングトレイル向きです。


凄い雲が湧き上がっています。
疲れてきました。


米も収穫の時期ですね。
黄金に光っています。
そこだけ何故か縞模様の「タカノハススキ」がありました。


どこでも座れる人、二人目。
大切に背負ってきた「特製メンチカツパン」食べます。
靴脱いじゃってます。


影が伸びてますね。
歩いてきた道も伸び〜てますね。
すでに9時間以上経過しています。

ここをずっと歩きながらE君は『この道をトレイルに決めたヤツが憎らしい』と言ってました。

疲労感もMAX。


休憩の回数が増えてきました。
最後の一回曲がるところで再び休憩です。
大丈夫か!? E君頑張れ!

僕『ねえ、今来た道を戻って白樺湖まで行ったら100万円って言われたらやる?』
E『いやだね、無理。100万じゃやらない』
僕『じゃ1,000万!』
E『や、ら、な、い』
僕『俺、1,000万なら躊躇なくやるな。いや、50万でもやる』


あとは舗装路を下るだけ。
さよなら八ヶ岳、また逢う日まで。
次回は感動のラストトレイルになると思います。


10時間30分経過。はいゴールの松原湖。

駐車場には僕の車と、その脇に消防の指令車。
ドクターヘリが今まさに着陸するところでした。
きっと何かがあったんだな。
無事でありますように⋯。

僕『すみません。救助の邪魔になるようなところに置いてしまって⋯』
消防『いえいえ、急遽ここに着陸させることになりまして⋯ ヘリの風で小石が飛んだりしてキズが付かないようにと思いまして、すぐ脇に停めさせていただきました(ガードしてくれた)』

う〜む⋯
そこまで考えてくれたなんて。
ありがとうございます。

さて、E君。
感想はいかがでしょうか?
今回は付き合ってくれてありがとうございました。
でも、やっぱり疲れましたね(笑)

おしまい。


歩行距離 38.2km
累計登坂標高差 +978m
所要時間 10時間35分
55,700歩

2日間合計

歩行距離 62.8km
累計登坂標高差 +2,520m
所要時間 19時間50分
93,100歩



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする