TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 茨城9 筑波連山縦走のみち(2) その3

2016年10月27日 | Weblog
きのこ山で食事をした僕らは下山態勢に入りました。
目の前にスカイスポーツ用のテイクオフスロープがありました。そこから一直線に下山道があるはずです。標識もあったのですが、道らしきものは見当たらずそのすぐ脇に林道がありました。草刈作業のため車両通行止めです。車両ではない僕らはそこを下り始めました。
GPSで確認すると正規ルートはこの林道ではなさそうです。慌てて戻ってもう一度確認するのですが、あたりにはまったく道というものがついていません。可能性があるのはテイクオフスロープの脇ですが、電流を流した電線が張ってあります。かろうじて通れそうな感じですが、幅50cmもないのです。触れたらどうなるか分からないので、ここは無理をせず林道を歩くことにしました。

迂回しながら何倍かの距離を歩いていくと上から降りてくる登山道がありました。ここからルートに復帰します。
ほんのわずかですがルートを外してしまいました。しかし、危険回避のためと判断して、ここはこれ以上正規ルートにこだわることはやめました。
その後のルートもかなり鬱蒼としており、ほとんど藪だったり倒木で道を塞がれていたりしました。
一番苦労したのは「つぼろ台」を過ぎて「みかげ」方面に行く十字の分岐点です。地図上のルートはどう見ても直進です。左は通行不能の看板があるので選択肢から外しました。
あらかじめセットしたGPSのルートを信じて直進しました。ところがかなりの急斜面と薄い踏み跡、挙げ句には朽ち果てた石塔のところでルートは消滅しました。その先も詰めてみたものの崩落地に出てしまい、藪を漕いでみましたが、諦めて戻ることにしました。
低山特有の難しさですね。

先ほどの分岐点に戻って右側の「みかげ」方面に行きます。
看板があったのですが、これが正しいふれあいの道なのかは道標を見ても確信が持てません。設定したルートが間違っていたのかどうかは定かではないものの、しばらく進むとどうやら正規ルートに復帰したようです。
そのあとのルートも不安が多く、「レストハウスみかげ」をかすめて木段が続いていました。ここも道標の設置は無く不安は続きましたが、GPSで確認しながら正規ルートから離れていかないように注意深く進みました。

どうやら山道の終わりが見えてきました。その時ドスンという音が後ろから聞こえてきました。
慌てて振り返ると女房が登山道を滑り台にして、まるでボブスレー状態になっていました。一瞬ヒヤッとしましたが女房いわく『上手にいけた』と。
どうやらアルコール燃料がうまく効いてくれたようで、身体が柔らかく反応したようです。ちょっとホッとしました。このあたりですでに歯医者に間に合わない可能性が高くなってきました。
難しいルートだったのでここは焦らず無事に終了させることに集中することにしました。すでにあたりは薄暗くなっています。女房は黙って我慢しながら着いてきます。

やっとゴールが見えてきました。
残りの距離は2kmを切りました。女房にタクシーを手配してもらいます。近くのタクシー会社を調べてありました。
『あと15分後に真壁駅のバス停に車を回してください』
ちょっとギリギリじゃないのかな?と思いましたが、女房走ります。なんとか時間通りに真壁駅に着きました。
真壁駅、旧筑波鉄道の駅なので現在はもちろんないです。
今はケアセンターになっているとタクシー会社の方が教えてくれました。
ゴールのバス停も見当たらないですが、なんとお願いした内田タクシーはその真壁駅のはす向かいにありました。
なーんだ、慌てて電話しなくてもよかったかな。すると、キョロキョロしている僕を見て『お電話いただいた方?』とタクシー会社の方が声をかけてくれました。
どうやら指定した真壁駅の駐車場はすぐ裏だったようで、社長らしきお父さんが『ここから車出しますよ』と言ってくれました。でも、迎えに出てくれた方にお願いするのが筋だと思い、その運転手さんを呼び戻してくれるように頼みました。

運転手さんに筑波高原キャンプ場には15分ぐらいで着くかなと言われました。
真っ暗になったキャンプ場には僕の車だけがポツンと残っていました。
ドロドロの道を走らせてしまい車を汚してしまって申し訳ない気持ちでした。タクシー料金は2600円ぐらいでした。

お礼を言ってタクシーを見送り、マイカーのナビを歯医者さんにセットしました。間に合うわけないけど、一応向かいます。
ナビで計算された到着時刻は18時38分、ダメじゃーん。歯医者さんに電話して事情を話そうと思いましたが、圏外です。やっと繋がって結局タイムアウト。本当に申し訳ないことをしてしまいました。

次の予約は希望の時間ですと来春までいっぱいで、かろうじて1ヶ月後の中途半端な時間が空いていました。仕方なくそこでお願いしました。
今回は僕の下調べが甘く、うまく歩けなかった事を反省して次のコースに生かして行きたいと思います。


おしまい。

歩行距離21km 行動時間7時間15分 37800歩
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関東ふれあいの道 茨城9 筑波連山縦走のみち(2) その2

2016年10月26日 | Weblog
まるでプチ屋久島のような沢沿いの苔むした登山道を下り、舗装路を登って湯袋峠に至りました。一旦下ってさらに上曽峠へ向かって登ります。
コースはそこから一旦縦走路を離れて西光院へ立ち寄ることになります。

西光院へは一度訪れた事がありますが、敷地内に入るのは初めてです。
様々な注意書きが随所にしてあります。ちなみに写真撮影は禁止です。
他にもこと細かにあれはダメこれはダメと書いた貼り紙があります。面白かったのは『ヤッホーなどと声を上げる行為は禁止』ということです。
西光院は京都清水寺のような舞台懸け造りになっています。どうやら黄昏時が素晴らしいようです。この日は霞たなびきたる山際というかんじでした。これもまた良し。
住職がこちらを気にしているので、長居せずおいとましました。
ただ、ここの本堂回廊の段差に腰掛けて、こっそりと足裏マッサージをしたのは僕らぐらいかもしれませんね。

西光院の隣は東筑波ユートピアです。山頂までもが東筑波ユートピアの施設になっています。とりあえず営業されていました。
女房は妙に興味持っていましたが、この先の困難さを考えると今日のところは見せてあげられる時間がありません。また今度…は無いかもしれないけど、機会があったら来てみましょうね。

来た道を戻ります。
ここに来るときに血糖値が下がる感覚があったので、シナモンロールパンをかじりながら歩いて来ました。そこに野良犬?がこちらを見ていました。そこを通らないと行けないので、目を合わせないように通り過ぎます。
伏せていたのが立ち上がって構えていました。でも、目を合わせずにいるとまた伏せていました。首輪をしているように見えたました。どこからか逃げて来たのか、捨てられたのか、ご主人を待っているのか…。
戻る時にも犬の前をまた通りました。今度は伏せたままです。顔を見るとゴールデンレトリバーの血が入っているような顔つきでした。可愛い目をしていました。
お腹が空いてないかな?なんて思いましたが、動物にやみくもに食べ物を与えてはなりません。また人が通ると餌をもらえるんじゃないかと覚えてしまうのが良くないことだと思います。

予報では夕方から雨ですが、お昼を回った辺りからついに空が泣き出しました。
もう暑くないのでカッパを持参しました。ザーザー降りじゃないので、上だけ着ることにしました。舗装路なら傘の方が楽なこともありますが、山中では絶対にカッパですね。

西光院へ向かう道は下りだったのに遠く感じましたが、上曽峠へはあっという間に戻って来た感覚です。
きのこ山へ向かう林道に入ります。上曽峠からきのこ山へ登る登山道はこの林道以外にはありません。
さすがに舗装路とはいえそれなりの高低差があります。そして長い登りが終わったところに標識があります。そして舗装路から数十メートル歩くだけで山頂です。
山頂には休憩舎があるので、そこでお昼ごはんにします。

女房がきのこ山への登りになってから水分補給をしません。飲む?と聞いても首を振るだけ。なんか我慢しているようにも見えますが、やっと理由が分かりました。
喉カラカラにしてハイボール流し込むんだそうです。女房ニンマリ。
ウマいんだそうです。

お昼ごはんが14時を過ぎてしまいましたが、むしろ女房にはそれがよいのだそうです。早めに満腹にすると後がキツいし、お楽しみは終わり近くなってからがよいと言っていました。
いつもいつも都合の良いところにテーブルとベンチがあるわけじゃないんですけどね。

すごくのんびりとしている訳にもいかないので、ササッと片付けて下山態勢に入ります。
相変わらず雨はシトシト降り続いています。

この時僕らはさほど時間をかけずに下れるものだと思っていました。
大きな誤算でした。


その3に続きます。
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関東ふれあいの道 茨城9 筑波連山縦走のみち(2) その1

2016年10月26日 | Weblog
先週行けなかったふれあいの道、学校行事が忙しくて疲れ果てた女房もなんとか疲労をごまかすことが出来ました。
今日は残り少なくなってきた茨城県コースの中でも難コースと考えているところを歩くことにしました。
歯医者の予約が17時45分にあるので、それに間に合わせなくてはなりません。

朝は普段と変わらぬ6時過ぎに起床。
前の晩に用意しておいたザックに女房用の燃料(アルコールね)を詰め込みます。以前、木曽駒ヶ岳に登ったときのお土産『信州ウイスキー』と炭酸水を、凍らせた僕のアイソトニック飲料と一緒に保冷パックに入れました。このぐらい楽しみを与えないとエンジンの吹けが悪いので、多少の重さは覚悟しています。
女房ニッコリ。
当初の予定では車2台で行くはずでしたが、長い道中を連なって走る困難さと女房の燃料補給を考えるとやはり1台で行くこととしました。

まず、お昼ごはんに何をいただくかコンビニに立ち寄って品定めします。散々悩んだ末、煮込み天ぷらうどんと生姜の野菜スープ、それとおにぎり2個、さらに念のために砂糖がたっぷり付いたシナモンロールパンを買いました。
もちろん全部僕が背負います。
食事は楽しみの一つでもあるので、あれこれ話し合いながら決めていく時間も大切ですね。

さて、車を走らせ始めると朝の渋滞がいつもより長い列となっていました。距離より時間優先なので圏央道めざして走ります。つくば中央ICまで行き、渋滞区間をエスケープします。早くその先が出来るといいなぁ。
目的地の筑波高原キャンプ場に着いたのは9時半になっていました。
そそくさと用意して出発します。前回の続きとして繋がったコースを歩くのは初めてです。コース10と重複している部分をエスケープするためにここまで歩いておいて良かったです。
女房が帽子を忘れそうになった以外は特別なこともなく9時45分スタートとなりました。ちょっと遅くなったので不安でしたが、まあ大丈夫でしょう。

ほぼ舗装路と思っていましたが、湯袋峠までは山道でした。そうだった…筑波連山を縦走したときの記憶はすっ飛んでいました。ただ、この道は初めて通ります。その時はもっとコアな道を選んで歩った記憶が甦ってきました。
これはなかなか手強いかもしれないな…時間のことはなるべく気にしないようにしました。
舗装路は車がけっこう往来する道でした。視線を感じながら「僕らはどんな風に見られているのだろう」と思いました。
『あ~あ、奥さんかわいそうに。旦那の趣味に無理やり付き合わされてこんなところ歩いているんだな』とか、『歩くなら山行けよ、こんなところ歩いて何が楽しいんだ』なんて思われているのかな?
ふふふ、まあいいさ。
そんな事を考えながら歩いていくとやがて上曽峠に向かう分岐に来ました。ここから先は車がほとんど通りませんでした。
湯袋に向かう道の路肩にはゴミが、上曽峠に向かう道は不法投棄が目立ちました。辺りは気分の良い樹木の間を抜けて行く道なのにとても残念です。


その2に続きます。
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マムシグサの実を食べてみる?

2016年10月19日 | Weblog
いきなりマムシグサの実を口に放り込んだ弟分。
目を閉じ、何かを感じようとしています。突然うなずき、こう言いました。
『あのね、ちょっとしびれる感じがあるけど以外とフルーティー』
なぬー?マジか。
のみ込んでしまいました。
『このあとどうなるかお楽しみ』と。
おいおい、連れて帰るの大変なんだから変なことしないでね。

意外にもフルーティーという表現を使った弟分。なかなか勇気があると言ったら良いのか、変態と言ったら良いのか。
しばらくその様子や感想で盛り上がっていましたが、今度は青い実を口にしてみると言うではありませんか。
青い実は毒性が強いといいますが、一粒なら大丈夫かなぁ。

不安をよそにおもむろに青い実を口に放り込む弟分。
『んー?』
いきなり吐き出しました。
口に水を含んでうがいします。
『うわーこれは凄い。しびれる感じが舌からくちびるまで凄い』と言っています。
滑舌が上手くいかなくなり、ヒーヒー言っています。
しばらく経ってもまだ変らしいです。

しかしながら、なぜ彼はそんなモノを口にしたのでしょうか。
野生に帰りたくなったのか。
いずれにしてもその勇気は僕には無いな。おみそれしました。

無事下山した僕らはお決まりの温泉に向かいます。
今日はこもちの湯の源泉掛け流しに入浴しました。1時間250円でした。
シャンプーなどは備え付けが無く、固形石鹸のみあるという簡素な仕組みです。お湯は…まあ普通。なので特筆することは何もありませんでした。

次、蕎麦。
弟分がまた調べてくれました。
いい感じの店内。ご夫婦でやってるっぽいです。九一のざるに山かけをトッピングしました。
ちょっと太め、つゆは塩っけ強し。まあ普通ですね。2人とも感想は述べずでした。

翌日は女房とふれあいの道の予定でしたが、学校行事でクタクタの女房はキャンセルしました。
なので僕はたまっている事務仕事をやることにしました。
でもちょっとだけウオーキングして、乳酸を流しておきましたとさ。


おしまい。
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子持山って楽しいね

2016年10月19日 | Weblog
現在子持山までは手前の林道で崩落があったため、駐車場はかなり手前になりました。歩いておよそ1時間余計にかかります。実際歩いてみると、崩落というよりも崩壊かも。舗装路が下からグソグソに浮き上がっています。

登山口で弟分が登山計画書を提出します。今回、弟分がリーダーです。
計画書も書いてくれました。
『面倒くさって思ったけど、よく理解できて良かったかな。こんな面倒なこといつもお願いしてすみません』
いやいや自分で計画した山はどんな風に歩くのかイメージ湧きますね。本当はパーティーそのものが全員そこを理解して歩くのがいいと思うんです。
何時に出ると何時に着くのか、どこで休憩してどこでご飯たべるのか、自分たちのスピードをそれに当てはめて決めていくのは大変だけどけっこう楽しい。イメージ湧くので、実際本当に歩きやすいですね。

だんだん何でも出来るようになった弟分は、もう一人で行きたいときに山に行けるレベルですね。

さて、子持山は岩峰です。
画像見て下さいよ、あれが獅子岩です。なるほどでしよ?
手前の屏風岩も登れます。鎖も梯子もそんなにレベル高くはないけど、落ちたら大変なところばかりですから確実に3点確保しましょうね。

今日は時間的にも余裕あるので、獅子岩にも登って展望を楽しみました。やっぱり晴れていると気分良いですね。予報通り雲多めです。周りの高い山は雲に絡まれています。
天気予報はきちんと山の天気予報で調べましょう。

山頂で食事をしました。
今日は貸切で誰にも会いませんでしたが、山頂でやっと5人のパーティーと一緒になりました。鍋やってました。グループ登山も楽しそうですね。
弟分は有機栽培された自然なものを食べているので、食事はお互い勝手にやります。
ところが僕が痛恨のミス。コーヒーを忘れてきました。こんなこと初めてです。山頂で飲むコーヒーはとても美味しい。それを忘れるなんて…。
でもなんと弟分が自家焙煎した有機栽培コーヒーを少し分けてくれました。僕はいつもインスタントコーヒーだけど、彼は淹れてます。
う~ん美味い。ありがとう満足しました。

さて下山します。
コースを変えて降りて行きます。僕がリーダー務めてもそうすると思います。下山に選んだ道は滑りやすい土の道でした。なにも特筆することがないのです。
急に赤いものが目につき始めました。『マムシグサの実』です。
以前『関東ふれあいの道』でもお話ししましたが、これは毒性があります。
その記事を弟分も読んでいて、気になっていたとか。
『赤くなると毒性は穏やかになるようだけどね』と僕が言うと、体験してみようと言うじゃないですか。
おいおい、やめなよ。
弟分はその実を一粒取って口に放り込みました。
だ、大丈夫かなぁ…。
ある意味、この行為が本日のメインイベントになったかも。


どうなったか期待させつつ「続く」。
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子持山に行こう

2016年10月18日 | Weblog
今週は連休です。
ここのところ毎日忙しく、ご予約をご希望通りお取りできなかったお客様、大変申し訳ありませんでした。
予約が取れてしまえば空いているみたいにスムーズに施術出来ますので、お早めご予約をお願い致します。
また、朝9時からの営業ですが、当日のご予約は朝8時前ぐらいからお受け致しております。遠慮なさらずどんどん早い時間にお電話下さい。

さて今週は山です。
このあいだ木曽駒に一緒に登ってくれた親戚の弟分が、また付き合ってくれることになりました。
今回も天気予報が難しく、どこの山にするか出発の2時間前まで決まりませんでした。いくつかの候補の中から選んだのが、群馬県の子持山でした。
何年も前から計画していたのに全然行けなかった山。
出来れば紅葉時期に登りたかったけど、わがままは言えませんね。お天気優先は山の鉄則ですから。

さてこの子持山、ネーミングは決してカッコいいとは言えませんね。
でも、ここには屏風岩や獅子岩など有名な奇石群を抱える山なのです。さらに山友から楽しい山だよと教えられていました。
ならばなおさら登ってみたくなりますね。
では行ってみましょう~。


続く。
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筑波神社拝殿の大鈴

2016年10月17日 | Weblog
先日のブログで反響のあった筑波神社拝殿の大鈴、知らなかったという声が多かったので画像を載せてみました。
ただただ行っただけでは分からない筑波山の魅力、今度行くときはこんなところにも気をつけて見てみて下さいね。
また、日光東照宮で有名な『見ざる言わざる聞かざる』の三猿の彫刻も筑波山にありますよ。ちょっと探してみて下さい。
それにしてもしっかりハートになってますね。
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関東ふれあいの道 茨城10 筑波山頂めぐりのみち その3

2016年10月13日 | Weblog
「林道鬼ヶ作線」
『ねぇパパ~、何の作戦あったの?』
えっ?作戦?
『だってほら、林道鬼ヶさくせん』
ガクッ。よく見てごらんよ、作戦じゃなくて鬼ヶ作線。道路のことを○○線と呼ぶことがあるんだよ、特に林道なんかはね。
女房は林道を通ったりしないから、こう呼ぶことは知らないのでしょうね。
『ほんとだ-、字が違った』
ま、ここに書かないだけで僕も数多くのボケを放っていますがね。

やがて筑波高原キャンプ場との分岐に来ました。コース10はここから右手に行き登山口へ向かいます。僕らはコース9の一部を歩いておきます。
左折してキャンプ場を往復しておきます。コース9を歩く際にここを起点とするためです。次回はここからの長いコースを歩くんだと闘志を燃やしておりました。

そして深峰歩道登山口に来ました。
ここでつかの間の休憩をします。
ここまで休憩をとらずに来ました。本当によく歩けるようになって、いい遊び相手になりました。
コーヒーと玉ネギスープをいただきました。食べ物は一切持って来ませんでした。今日は御幸ヶ原の土産物店で食事してみようと決めていたからです。

再スタートです。
深峰歩道はとてもつまらない筑波山公認登山道で一番短い登山道です。
ただ、カタクリの時期だけは賑わいそうです。軽く歩くには良いかもしれませんね。
何年か前に初めて家族と義理の母を連れて登ったのがここです。あの時は1時間半ぐらいかけてここを登った記憶があります。
時折ベンチが現れます。あの時は三箇所あるベンチすべてに腰掛けて休憩しました。女房は一応ベンチに腰掛けて尻跡を残していました。
ハイペースなので息が上がっています。『空気が薄い』と言っていました。いや、薄くないから。
今日の女房はここを35分で上がりました。
早く食べ物(ビールかな?)にありつきたいのでしょうか。それとも本当にこれが自分のペースなのでしょうか。あまりにも下りとは別人すぎて驚きます。

御幸ヶ原から聞こえる声が近くなってきました。
上に出ると寒いです。
お土産屋さんはそろそろ片づけ始まってしました。そんな中、『はいはーい、休んでいらっしゃいなー』と元気よく声をかけてくれたおばあちゃんのお店に入りました。
おばあちゃん『今日は寒いなぁ』と言ってます。ダウンのベスト着てました。僕らは登ってきたのでそうでもないですが、気温はたしか12℃ぐらいだったと思います。いきなり秋が深まった感じですね。みかん園のところが暖かすぎたのでその差は激しいです。
ここで、もつ煮込み、味噌おでん、かき揚げ蕎麦、お汁粉を頼みました。蕎麦は温かいものを久しぶりに食べました。たまに食べると美味しいです。
女房もビール飲んで満足してました。飲めない僕で良かったね。僕は我が家の専属ドライバーですから。
ささっ、今日こそ青木屋さんの雲上の湯に入りましょう。
行きますよ-。

腰を上げてケーブルカーで下山します。青木屋さんの日帰り入浴は15時までです。JAFだかSDカードだかで割引サービスあります。一人900円になりました。
雲上の湯で下界からの視線を浴びながら入浴します。僕は筑波山に登るといつもここです。

さっぱりして帰路につきます。
青木屋さんでタクシーを呼んでもらって旧酒寄バス停まで戻りました。タクシー料金は3070円でした。


おしまい。

歩行距離12.9km 所要時間4時間35分 23000歩
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関東ふれあいの道 茨城10 筑波山頂めぐりのみち その2

2016年10月12日 | Weblog
みかん園を通りながらあたりを見回すと、陽当たりが良くいろんな花や果実が目を楽しませてくれます。
画像はカラスウリの花です。
カラスウリなんてなんか久しぶりに見ました。別に特別なものではないけれど、子供の頃はたくさん家の裏山にあったんです。
驚いたのはアサガオが普通に咲いていたこと。そんな気候がみかんの生育に合っているのでしょうね。
だんだんと高度が上がってくると、温暖な空気は突然風に吹かれて寒くなってしまい、一枚羽織りたくなります。

おっとっと、忘れちゃならないのが薬王院。みかん園に入っていく手間に鎮座していますが、けっこう知らない人も多いですね。
真壁側なので、この近辺からだと方角的には裏側に近くなります。
霞ヶ浦用水の筑紫湖のすぐ上部になります。
また、筑波山は別名(雅名)で『紫峰』といいます。土産物店などでもこの紫峰というネーミングはよく使われています。商標名にもなっていたりして、たしかお醤油なんかもあったような。
筑波山が夕陽に照らされると紫色に見えることからこの名が付いたとされています。

薬王院でおトイレを拝借。古い別棟の昔懐かしいタイプです。
もちろん壺タイプ。さらに驚いたのはトイレットペーパーではなく「ちり紙」でした。優しいさわり心地は久しぶりで子供の頃を思い出しました。古紙利用の灰色がかったちり紙もあったけれど、それは固めだったと思います。薬王院ではホワイトの高級ちり紙でした。

さて、薬王院はおよそ300年前の歴史建造物です。成田山新勝寺の三重塔を建てた人物がここも手掛けたということです。
軽くお参りをして降りていきますが、急傾斜の苔むした狭い階段を降りるのが怖くて一段も降りられず引き返す女房。仕方なく往路を戻ってルートに復帰します。おそらく一生この階段を降りることはないでしょうね。

女房は先日買った緑色のウェアを着てきました。こちらは長袖なので、もう袖を忘れてタオルを巻くこともないですね。この緑色(あえてグリーンとは言わない)のウェア、本人は河童色と言っていますが、娘にはキュウリ色と言われていました。
そこに赤いつば広の帽子と薄茶色のパンツでクリスマスカラーにしたと言っています。周りの人たち気づいてくれるかなぁ…と。『ねぇねぇ、おかしい?』と聞いてきたので、『だ、だ、大丈夫でしょう』と答えておきました。
そしてクリスマスソングを口ずさんだので調子に乗って僕が大声で歌ってやりました。誰もいないつもりだったので、けっこうやっちまいました。ところがそんな時に限ってウォーキングのおじさんが上から降りて来ました。
聞かれたな…。
一応素知らぬ顔で『こんにちは~』とだけ挨拶しておきました。

舗装路を深峰歩道登山口まで歩かせるのが関東ふれあいの道のコースになっています。薬王院からの登りはいつも登山道でしたから、林道を歩くのは初めてです。ここもなかなかいいですね。
少々東日本大震災の影響が残る場所もありますが、概ね修復されています。綺麗に舗装された箇所は修復済みの道だと思いました。ところが、いきなり凸凹な部分が現れます。
ここは未修復なのでしょうね、かなり車が弾みそうです。
そしてやがて鬼ヶ作林道に入っていきます。分岐点にある看板『林道鬼ヶ作線』を見て女房が?はてなマークで僕に尋ねてきました。
ガックリと腰が抜けそうになりました。


その3に続きます。
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関東ふれあいの道 茨城10 筑波山頂めぐりのみち その1

2016年10月12日 | Weblog
今週もふれあいの道行きます。
先週の筑波山の下りで地獄を見た女房は、結局今日の僕の休みまでには完全に回復できませんでした。ところが前夜マッサージを受けに行って、何としてでも行くんだという強い意志を見せてくれました。

だいぶ涼しくなって、歩きやすい時期になりましたね。
今週は真壁側からのルートで御幸ヶ原に向かいます。回復するまでは登りの方がいいだろうという判断で、今回こそ完全に登りで御幸ヶ原を目指します。麓の旧酒寄バス停から薬王院の往復、そして鬼ヶ作林道を通り、さらにコース9番の一部になる筑波高原キャンプ場を往復する計画です。
コース10とコース9は重複部分がありますが、そこを2度歩く必要はないということは県に確認済みです。
コース9はキャンプ場にマイカーを停めてスタートできることになります。

車2台で来ても良かったのですが、やはり利便性と歩き終わって温泉に浸かった後の一杯は美味しいでしょうから、1台で来てタクシーを利用することにしました。
タクシー料金はもったいないと感じますが、計算してみると2台で来たり公共交通機関を2人分払ったりするのとさほど変わりません。

筑波山の赤い鳥居を右手に見ながら真壁側に行くと筑紫湖があります。今日はそこに駐車しようと思っていました。
ところが、旧酒寄バス停のところに大きな関東ふれあいの道のルート案内板があり、駐車スペースが設けてありました。これは好都合です。6~7台置けそうです。すると女房がバス停の案内板を見て言いました。『バスが試験運行されてる』
1時間に1本で筑波山口を通り、真壁庁舎まで行くとあります。それも今月から。帰りはこれだなと思いました。
しかし、後で気が付きましたが、筑波山口は筑波山登山口とは違います。山裾まで降りる必要があります。残念ですが使えませんでした。

さてさてスタートです。時刻は9時5分。酒寄地区に入り、まず薬王院を目指します。
酒寄地区は急傾斜危険区域に指定されているところが多いです。しかし、この地形と特有の気温の逆転現象を利用して温州みかんの栽培が盛んです。みかんの栽培としては北限とも言われています。暖かい空気が押し上げられて、裾野よりも気温が高くなる現象は筑波山で顕著に現れます。
あたりは「酒寄観光みかん組合」としてミカン狩りできます。

何年か前に下の娘と筑紫湖から登ったときよりもさらに下から登ります。さて今日も無事歩き切れるか…。


その2へ続きます。
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関東ふれあいの道 茨城11 筑波山めぐりから旧参道へのみち その4

2016年10月09日 | Weblog
いよいよ筑波山を下山することになりました。実はうちの女房、筑波山に登ったことは何度もありますが下山は初めてです。
『パパ…先に行ってよ』

急におじけづいた腰つきに…まるで別人のようです。
アルコール消毒も空しく、生まれたての小鹿そのものです。フラフラ~
『ねぇ、どうやって下ればいいのー?』
『だからこう…肩の力を抜いて次の次ぐらいまで先を見て、斜めのところは踏まないように』

あれこれと言ってはみるものの、腰を引いてストックを突く姿はいわゆるへっぴり腰ってやつです。
後続の登山者にどんどん抜かされます。というか、足音が聞こえるとすぐに避けて先に行ってもらいます。
そして誰もいなくなるとゆっくりと動き始めます。「だるまさんが転んだ」をひとりでやってるみたいです。
そしてちょっと滑ると『おっとっとっと、おーあぶねぇあぶねぇ』、靴がちょっと引っかかると『あららららら、山でケンケンしちゃったよ』なんて独り言が聞こえてきました。でも顔は大真面目。

あまりにもその一言一言が面白かったので、何を言ってるかちょっと興味沸きました。
次はなんて言うのかな?と聞き耳を立てていると『なんだよ車椅子の婆ちゃんの方が早いよ』と静かに独り言。ここらで僕は大笑いしました。
で、おもむろに岩に腰掛けて『キミも疲れただろ?座れよ』と言われました。いや…疲れてないけど。

もう完全に運動機能はレッドゾーンに入ったようです。
さらに『私、今寝れるよ』と言う始末。
やっと立ち上がって岩を伝いながら『私はね、石を信用してないんだよ「ほ~ら今の恐かっただろ」って言ってるみたいに石のヤツがバカにするんだクソーっ』
なんだ?なんだ?壊れたのか?

そんなことを口走りながら(すべて独り言です)コチンコチンに固まった体の動きがスゴいです。
極めつけに驚かせてくれたひと声。
『ヤッホーぉぉぉ』
おまえさん、吉本行っていいよ…。

またまた後ろからいかにも「筑波山でも登ってみる?」的な普段着+普通の運動靴+街リュックのカップルが降りて来ました。
女の子が女房に声かけました。
『大丈夫ですかぁ~ゆっくりとぉ~気をつけて~』
女房、ポカ~ン。
こちらバリバリ登山スタイル。笑えました。男の子の方は足がロボットみたいにコキーンコキーンのカクーンカクーンでした。それでも女房よりズッと速いです。双方のやり取りがまるで喜劇を見ているようでした。

下山コースタイム→標準1時間10分。女房は2時間15分。

日もだいぶ傾いた頃、ようやく筑波神社下の観光案内所にたどり着きました。ここでタクシーを呼んでもらいます。
なだれ込むように後部座席に身を預けて、平沢の無料駐車場まで送ってもらいました。タクシー料金 2620円。
平沢まで降りてきたので温泉はあきらめました。でも蕎麦屋には行くことにしました。
良い雰囲気の店内です。出て来た蕎麦に女房はご満悦です。さらに日本酒で肉体の回復を図ります。出て来た熱燗のトックリの大きさにびっくりしながらも、すべて飲み干してしまいました。

帰りの車内が酒臭くなったのは言うまでもありません。
完全に鼻っ面をへし折られた女房。
『これはもう下山を練習するしかない。ひとりで筑波山の下山だけ練習しに行く』と言っています。
筑波山登りに行く…ならわかるけど、筑波山降りに行く…と言ったのはうちの女房だけかも。

翌日…。
仕事中、女房からLINEが来ました。
『ぱぱちゃん、私の太腿が私から離脱したかような感覚です』
『私の太腿はいずこへ』
『筑波山に置いて来ちゃったようです』
相当なダメージのようです。
でも、次回の下山トレーニングに闘志を燃やしているようでした。

歩行距離10km 所要時間6時間45分 21000歩


おしまい。
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関東ふれあいの道 茨城11 筑波山めぐりから旧参道へのみち その3

2016年10月08日 | Weblog
画像は梅園の脇にある休憩舎から見た景色です。
台風一過で風もあって、前日の雨でチリも落ち着き、湿度もグッと落ちたのでスカイツリーや富士山まで見えました。こんなことが年に何回かあります。得した気分ですね。
女房も間違いなく気を良くしていると思います。
関東ふれあいの道茨城県コースのうちでも健脚向きの難コースである筑波山がらみのルート、ここを歩くことが出来ればあなたも玄人。って僕が言っていたので、女房にとってはすでに勝ち誇ったような気分だったと思います。

ロープウェイ乗り場に向かうと、ちょうど出発の時間でした。慌ただしく切符を買って乗り込みます。
ここもジャストでクリア。
もう~気分はマックス。
ほどなく御幸ヶ原に到着です。
太陽が降り注ぐ素晴らしい天気ですが、日焼けを気にする女房のために男体山側の一段上がったお店のテーブルをお借りすることにしました。

ビールを頼んで『バーナー使わせていただいてよろしいですか?』と伺うと『どうぞ使って下さい』と快く承諾してくれました。
またまた女房は気を良くしています。飲みながら買ってきた食材をロールパンに挟んで食べたりしました。僕はウインナーを炒めてトッピング。さらに良い気分になった女房は、下りに備えて日本酒で恐怖感を紛らわそうと体内からアルコール消毒をしました。
一方僕は途中で買っておいたアンドーナツを食べながら珈琲ショップを開きます。思い出し笑いしながらね。というのも、この和菓子やさんのおばあちゃん、消費税の計算が出来なくてしどろもどろしちゃったんですよ。100円のアンドーナツと120円のどら焼きで消費税を足すわけです。
計算ができなくてできなくて、計算機打てなくて打てなくて。いっそのこと110円と130円にしちゃえばいいのに…なんてね。 それでも食べたけりゃ誰も文句言わないでしょう。

程よくお腹いっぱいになりました。
時刻は13時50分。再スタートです。
本日のメインイベント、女房の下りです。ついてこいと言わんばかりの笑顔です。
が…
『パパ…先に行ってよ』階段状の登山道の手前で及び腰になる女房。
ありゃりゃ、まだ一段も降りてないでしょ。
ま、ゆっくり降りましょう。

さて、どうなるか想像したくなる気持ちを抑えてですね、ここでちょっぴり筑波神社のお話をしましょう。
拝殿の前にある「さざれ石」ご存じな方も多いと思います。
階段登ってすぐ左手にあります。
さざれ石の脇にある石碑には君が代の歌詞が刻まれています。
さざれ石とは小さな石が長い年月をかけて塊となったものですが、ここ筑波山にも存在します。
そして『さざれ石』を歌詞にしたのが『君が代』ご存じの通り国歌です。この君が代の歌詞が現代訳されて話題になっています。
それを僕なりの言葉を使って解説してみました。

君が代は
「あなたがいるこの世の中が」
千代に八千代に
「千年たっても、いや八千年たっても」
さざれ石の巌(いわお)となりて
「小さな石が集まりやがて大きな塊となるほどの時を越えて」
苔のむすまで
「さらにその塊に苔が覆い尽くすほど永遠に、変わらず愛や幸せが続きますように」

いかがでしょう。
我が国の国歌は素晴らしい意味を込めて遠い過去から詠まれ続けているのです。
そんな日本に生まれ、そんな心を秘めた筑波神社を抱える関東茨城の懐に暮らし、その山を踏みしめて登る。素晴らしいじゃないですか。
筑波山を知れば知るほど面白くなるのです。子供の頃は理解できなかったけどね。

ちなみに拝殿の中央に下がっている大鈴ですが、鈴の切れ込みの端の部分がハートになっています。ぜひ参拝されましたらご自身の目で確認してみて下さい。

さてさて、筑波の下りに差しかかった女房。なかなかの芸人でした。


その4に続きます。
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関東ふれあいの道 茨城11 筑波山めぐりから旧参道へのみち その2

2016年10月08日 | Weblog
快調に飛ばす女房。
あっという間につくば道の上部まで辿りつきました。
今日の女房の装備は腰ベルトにインしたウォーターボトルと、腕に巻いたタオルのみ。お金も持ってないです。一方僕はいつも通りのザック。中身はすべて2人分です。
別に重くはないけれど、だんだん女房について行けなくなっています。…追いつかないわけじゃないけど、写真撮ってると走らないとダメです。女房が強くなったのか、僕が年老いたのか…。
予定していたタイムよりもけっこう早くつくば道を終わりました。

つくば道には有名な古ーい郵便局がありますよね。今はもちろんやってないですけど、たまに開きます。次は11月1日と書いてあったような…。
そして、この激坂を通る車のけっこうあること。ローで登るのがやっとみたいです。

つくば道を上がってくると例のうどんみたいに太い蕎麦屋さんがあります。今日は定休日でした。
さらに見上げると青木屋さんの『雲上の湯』が見えます。開放的で僕はけっこう好きです。このお風呂から見る6月の稲の黄緑色がとても良いです。ただ、開放的だといっても丸腰で立ち尽くすのはダメですよ。景色も良く見えますが、下からもよーく見えますからね。

ルートは梅園に向かいます。
赤い鳥居の前に3年前に出来た『縁むすび』というおにぎり屋さんに寄ります。入ってみるのは初めてです。たくさん食べられる状態じゃないので、1つを2人で分けました。
『どれが美味しいですか?』女房が聞きます。(おいおい、どれも売ってるんだからさぁ、そうじゃなくって「どれが人気ありますか?」だろ)
するとお店の人が『おこげはいかがですか?いつもあるわけじゃなく、おこげが出来たときしかないので』と。
じゃそれね。
おこげ七味だったかな?フワッと握ってあるので口のまわりにごはん粒が付いてしまって、まるで幼稚園児のようです。でもとても美味しかったですよ。次はここでお昼のおにぎりを買っていこう。
常陸小田米です。小田とは筑波山の麓にある地区です。

さらに下るように進むと交番があります。そこの裏手が駐車場になっています。
市営の駐車場はすべて500円ですが、そこの上にあがると200円でやっているところもありました。さらにお土産屋さんの駐車場は300円だったりとばらつきがあります。筑波山の南側はほとんどが有料になってしまいましたが、麓付近やつくば道上部にはひっそりと無料駐車場も存在します。利用される場合はよく調べてみて下さいね。

女房は梅園初めて来たと言っていました。こんどは梅のシーズンに来なきゃね。ごめんごめん、僕がスキーばかりで連れて来なかったのがいけないですね。
山に登れるようになったら、初春の筑波山を梅園から登ってみましょう。

あ、写真撮ってるうちにまた先に行かれてしまいました。
梅園の脇を上がる林道には立派な休憩舎があります。そこに先客ありでした。お父さんとお母さんが腰掛けて、お父さんがビール飲んで栗むいてもらって食べてました。
我が家の栗だとかで、僕らもむいてもらっていくつも頂いてしまいました。さらにしばし談笑。仲の良いご夫婦でした。こんな時間の使い方も良いですよね。

つくば道を素早く登ったけれど、ここまで来るのにだいぶ油を売ってしまいました。ささっ、そろそろ行きましょね。
せっかくなので、梅園の中も歩いてみましょう。
ルートに復帰できるように鳥居のあたりを目指して戻ります。

さて、登りながら話し合った結果、女房の苦手な下りで筑波山を制覇することになりました。
登りより下りを選ぶなんてと思いますが、実は下りは大変なんですよ。
まず怖い。視線が下を向くので地面が遠いです。登りは地面が近いので不安感が小さいですね。サッと手がでてリカバリーし易いですしね。下りは前向きに行けばタダじゃ済まないですし、後ろに滑って転んでも手が出づらい。さらに自分の体重を脚で支えなくてはならないので、違う筋肉を使います。よって苦手な人は多いです。

登山スタイルで登りのケーブルカーに乗るのは初めての僕。ちょっとだけ恥ずかしいかも?

はて、この選択は吉と出るか凶と出るか…。


その3に続きます。
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関東ふれあいの道 茨城11 筑波山めぐりから旧参道への道 その1

2016年10月07日 | Weblog
台風は前夜遅くにかけ足で通過していきました。
今年の5月から始まった『女房と歩く関東ふれあいの道』もすでに12コース目となります。いよいよ筑波山を通過するコースに入ることにしました。

だいぶ自信が付いてきた女房は言いました『今なら行けそうな気がする』と。
このコースはつくば大池から御幸ヶ原までのルートになります。つまり筑波山を本当に裾野から進むことになります。途中、梅園にも立ち寄らなければならず、そのルート取りには悩みました。
関東ふれあいの道は登山に特化したものではないので、山頂を踏まない場合もあります。また、ルートすべてを歩けばどこからどう歩いても良く、コースに重複している部分があれば2度歩く必要はないということになっています。

今回は梅園の駐車場にマイカーを停めて筑波山に登り、ケーブルカーで下山、そのままタクシーで大池に向かい梅園で終了と計画していました。
筑波山の梅園に向かう車の中であれこれと女房とルート取りについて話し合います。とにかくここは大変だと思っていたからです。
一般的には下りで歩った方が楽だし速いはずですが、女房は下りが相当苦手なのです。いわゆる登りは這ってでも登れるけど下りは転がるわけにはいかないってやつです。

女房が出した結論は、すべて下から登るということです。
大池から平沢官衙まではすでにコース12で歩いているので、今日は平沢の市営無料駐車場に停めてそこからスタートです。ここはコース12を歩いた時に見つけてチェックしておきました。

台風一過で天候は抜けるような青空。しかも暑い。
女房は日焼け防止の袖をどこかに片方だけ置き忘れてしまい、痛恨のミス。タオルを腕に巻いて歩くことになりました。
嫌な予感…?
呆れるほど遠くに見える筑波山。
不安がよぎりますが、そんな不安をよそに女房は快調に飛ばしています。さてどうなるか…。


その2へ続く。
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中央アルプス千畳敷カール その2

2016年10月06日 | Weblog
独特の香りから逃れるがごとく、テーブルを移動した僕ら。
いそいそと食事の支度を始めます。
今日のメニューはアルファ米と豚汁、もう一品は弟分が作ることになっています。

豚汁は乾燥しいたけとゴボウ、ニンジンも乾燥ものがあると思っていたら在庫切れでした。なのでネギとニンジンは野菜室からカットしたものを持って来ました。豚バラ肉は味噌に包んでと思いましたが、妻の一言でインスタント味噌汁の味噌になりました。バラ肉は水を凍らせたプラスチック水筒に貼り付けて持って来ました。
作ってみると、やはりニンジンは乾燥野菜の方がいいです。ニンジンが柔らかくなるまでに時間がかかるようで、ちょっとガリガリしました。馬になった気分です。ま、馬の背を歩いてきた僕らにはピッタリかもしれませんね。

弟分が作ってくれたのはひよこ豆のトマトソース煮でした。ガッンと効いた塩分が汗をかいた僕らには効き目がありました。
いただきまーす。

すると小屋を修理していたのか、上からトタン板が降って来たり木材をノコギリで切ったおがくずが風に乗って吹き付けて来たり、脇を歩く登山者のしぶきを浴びたり、軽いのもは飛んでいったり、さらには僕のヘルメットまで転がっていく始末でした。
極めつけとしては、食べ終わる頃にはアルファ米が冷飯になっていた事でした。

それでも滅多に昼ごはんではやらない調理が出来て楽しかったです。これも弟分が一緒に登ってくれたから気分が盛り上がったのですね。
今年は一人で登ることが少ないですね。一人が好きな僕だけど、誰かと登る山もやっぱり楽しいかな。

14時までに準備が整えば宝剣岳を廻って下山すると決めていましたが、なんとか行けそうです。
ヘルメットを被る人はいませんでした。でも、ここはあった方がよろしいと思います。落石が多発する岩質ではないかもしれませんが、何が起こるかわかりませんし、ちょっと振り向いたらゴチンときたときに笑って済ませられそうだし、何よりも安心感が違います。それと、弟分連れて何かあったらと考えるとやっぱり被って良かったと思います。

楽しそうに岩稜を乗り越えていく弟分は『やばっ、楽しい』と。
良い経験と思い出になってくれると嬉しいですね。
僕は一度宝剣岳には登っているけれど、その時はガスがかかってしまってここの高度感を楽しむ事ができなかったのです。ですからリベンジ感ありました。

無事に極楽平までたどり着き、ここから千畳敷駅まで一気に降下して行きます。
日が傾き宝剣のシルエットが千畳敷カールに映り込みます。楽しい一日をありがとうございます。

弟分は丸太で仕切った階段が苦手と言っていましたが、それも度重なる山行でいずれモノにするでしょう。
痛みが出た膝も楽しんで山に来ることを重ねれば強くなります。僕もそうでしたから。

さてさーて、次は風呂だ。
ロープウェイとバスを再び乗り継いで菅の台バスセンターに戻ります。
バスの中では居眠りしてしまいました。
弟分はその間に温泉と蕎麦屋の下調べをしてくれたようです。
一番近くの『こまくさの湯』に入りました。あとで僕の車のナビにはマークが付いることに気がつきました。以前はここで入ったんだな。いいお湯だったのかな?マークしてあるなんて…。早く気付けば良かったかな。

風呂上りのあとはもちろん蕎麦でしょう。なぜか山→温泉→蕎麦のルーティンは不滅です。多くの登山者もおそらくそうでしょう。
弟分が調べてくれた蕎麦屋は駒ヶ根のインターを越えてしばらく進みました。
蕎麦屋というよりは和風のバーのような店内でした。でも僕はその辺はあまり求めていません。つまり何でもよいのです。残念なものもあるから良いものに当たったときに喜びがあるというお気楽な考えです。残念も楽しむことが大切です…ってね。

僕は十割そばと駒ヶ根名物?のソースカツ丼のセットを頼みました。
激しくおすすめメニューになっていたのと、ソースカツ丼がミニだったのが決め手でした。
やがて運ばれてきたそばとカツ丼は光輝いて見えました。(よっぽど蕎麦が食べたかったのでしょうね)
『まずはお塩で食べてみて下さい』と言われました。なるほど…蕎麦の甘味と香りを味わえと。
やってみると、うんなかなかいける。蕎麦に塩かぁ。
ちょっとだけ盛られた塩が半分になったところで七味唐辛子を塩に混ぜてみました。これもいい。もうちょっと食べてみたかったけど、塩くれと言うのも図々しいかなと思った瞬間、弟分は『塩をもう少し下さーい』と。気に入ったらしいです。

ソースカツ丼は独特の甘味がソースにあって、そばの塩っけと相反して益々美味しく感じました。
美味しかったです。
また中央アルプスに来たら寄りたいな。
弟分に『また中央アルプスに来なきゃならないんだけど』と言ったら『もちろん僕も来ます』と言ってくれました。
『なごみ』という蕎麦屋でした。

食後そこで弟分と別れました。
もちろん帰り道は睡魔が容赦なく訪れ、パーキングエリアに入るもののなぜかトラックなどの大型車がものすごく停まっていて普通車のスペースも埋め尽くしていました。
いくつもいくつもパーキングエリアに入りましたが同じ状況でした。なんでかなぁ。
だいぶ来たところで、マイカーのベットにやっと身を沈めるることが出来ました。あぁ…気持ちいい~。


おしまい。
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