雨の予報が変わって、なんとか少し晴れ間も覗いた今回のお休みは、歯医者の予約があったので地元筑波山に行きました。
さて、前回のブログでお話していた通り、筑波山の滝を見に行きました。
六所の滝、白滝、そして今回の赤滝と筑波山にも小さいながらも滝があります。
そして実は人目につかないところにもう一つ…。
まずは赤滝。
ここは筑波山の滝では一番立派だと思います。水量が少ないので雨の翌日に行くのが正解ですね。
今回は前日の雨でまあまあの水が流れていました。画像がそれです。
雨で濁ると赤く見えるというので赤滝と名付けられたという説もあります。よく見ると岩肌の下部が少し赤みを帯びていますね。
場所は風返し峠から石岡側に少し下ったところです。赤滝の看板があるので、わかりやすいと思います。
奥へつめて二股に別れるところを左手に進み、沢の音がする方へ少し急な斜面を下ります。
しばらく眺めたあと、つつじヶ丘に向けて移動します。
次の滝は情報がほとんどないですし、一般登山道沿いにはありません。
なのでここでは場所は公開できません。
昔、筑波登山を楽しんでいた先人たちがこの滝を見つけ、手書きの地図に残した… らしい。詳しいことは分かりませんが、滝の場所の目星はついています。
前回はその入り口を確かめただけでしたが、今日いよいよそこに足を踏み入れてみました。
これは明らかに人の手によって切り開かれた道です。多くの朽ち果てた木々や堆肥化した落ち葉が積もり重なっていました。
踏み跡らしいものはなく、最近人が入った形跡はありませんでした。
沢沿いを詰めていくと、水の音が大きく聞こえるところがおそらく滝のある場所。うっそうとしていて、沢を確認しながら登れないので、耳を澄ましながら上へ詰めて行きます。
シャバシャバという音からザザザザと音が変わったあたりに、うっすらと下に降りていく踏み跡らしきものが見えます。
下ってみると…
おお…。
ここらしい。
落差は3~4mほどですが、あきらかに滝と呼べる形状のものがありました。
地図にはその先の道が明記されておらず、線は切れています。
でも道らしきものはさらに上へと続いています。
ここはもう行くしかないでしょう。
おそらくあのあたりに出るはず…。
GPSで確認しながら登っていくと、道は細くなりやがて明らかに獣道(けものみち)となりました。この道はイノシシやイタチなどの動物たちが往来する道なのです。細い踏み跡は動物たちが付けたものでした。
そこを強引に辿りながら進んで行きます。
獣道はうまい具合に急斜面をトラバースしながら上へと続いています。
面白いことに、ちゃんと分岐もあります。
丁寧にそれぞれの分岐を辿ってみると、人間ではくぐることの出来そうにない場所に出ました。
さすがにここは引き返します。
戻って別の分岐を進んでみます。
ここは行けるようです。
時折、沢に向かって踏み跡は伸びています。つまり獣たちの水場です。
やがてロープウェイのケーブルの下まで来ました。もう全身に蜘蛛の巣と木くず、落ち葉の破片と泥でまみれています。
そして行き詰まりました。
どうにもなりません。
脇に電線を通すための支柱がありました。ここの点検道があるかもしれないと思い、藪を漕いでみましたが道らしいものは一切ありませんでした。
万事休す。
戻ります。あと少しで登山道というところで敗退です。
でも満足しました。ついに確かめることが出来ました。そしてよほどのことがない限りここに足を踏み入れてはならないと思いました。
ここは獣たちの生活道。人間は来てはならないところのように感じました。
下りながら二度ほど滑り落ちました。それ程の傾斜の斜面だということです。
今日は山頂も踏まず、戻ることにしました。途中で食事を取りましたが、泥にまみれた自分と降ろしたザックの汚れを見て苦笑いが出ました。
画像だけはしっかりと撮って来ましたので、その先のお話はお店の方で致しましょうね。
ではまた来週(^ー^)