TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

みちのく潮風トレイル 第16回その2 鵜住居~浪板海岸

2024年07月04日 | Weblog
これは蓬莱島(ほうらいじま)で、ひょうたん島
と呼ばれています。
今日はここを望む半島を歩きます。
「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったといわれる島のひとつです。

しかしながらリアス式海岸は強敵です。
南北の距離はなくてもこれらをひとつひとつ巡るのは困難極まりますね。
二日間で三鉄の駅でいえば、たった5駅しか移動してません。


昨夜と同じ「鵜住居トモス」にて車中泊。
関東に比べると夜はかなり涼しいと思いますが、やはり締め切って寝るのは難しく、窓にネットをかけて少し開けました。
車内の扇風機を弱くかけて眠りにつくまで我慢しました。


6時14分の始発に乗ります。
目覚ましを1時間前にセットして、起きるとまたも良い天気。それも今日までのようです。
僕を「雨男」と言っていた人たち、僕は晴れ男に変身しました。悪しからず。


車窓から別の車両が見えました。
今日の室内は普通の様相ですが、なんせテーブルがついている。この三陸鉄道で列車の旅をするのも悪くないです。

浪板海岸駅で下車。


津波の碑あり。


「千年後への伝言」とあります。
地震が起きたら津波が来ると思え⋯。


お天道様、ありがとうございます。
今日の晴れを大切にします。


宮沢賢治が三陸を歩きながら読んだ詩が石碑となっています。
「暁窮への嫉妬・ぎょうきゅうへのしっと」は大槌関係する詩です。
(暁窮=暁に染まる弓なりの空)


船越半島が見えています。
なんか、デカい。難儀しそうです。


こちらは吉里吉里(きりきり)方面。
さて、吉里吉里の名前の由来は⋯
アイヌ語で白い砂浜という意味らしく、歩くと「キリキリ」と音がするんだとか。


「崎山展望台」に登ってみました。


崎山展望台からの展望は⋯ (笑)


鯨山方面かな。
ここもこれから登ります。次かな。


筋山に向かうところにカウンターがありました。


なんと0000 僕が最初なのか、それとも皆が押してないのか。
とにかく0001をゲット!


山頂付近には東屋がありました。
もちろん座りました。


三日月不動尊。
振り返ってみると⋯


蓬莱島(ほうらいじま)、人呼んで ひょうたん島 です。
子供たちが遠足だか学習だかで、長い堤防を歩いて向かっています。
柵もなく、海に落ちたら⋯ なんてことは考えてないことはないでしょうが、細かいことよりもその楽しいワクワク感を教えられる土地柄なんでしょうね。
なんかいいな。


めちゃくちゃ高い透明度。
お魚さんも丸見えです。


大槌町の消防署の先に建っていました。
それにしても、ファイヤーマンの方々の練習風景を見て、この暑いのにあの装備であの練習は本当に頭が下がります。

今日、来て下さった元消防署長さんは、もっと市民の理解と協力があれば⋯ というような事を言っておられました。


大槌橋のところまで来ると、女房からLINE来ました。
「もうすぐ終わりそうだねー」と。
んーと、そうかな? と思いましたが、よく見るとこのあと山あいの林道を登り下りしますね。
ようやく半分ってところでした。
まさかね、こんなに早く終わるはずがないです。

道端に座り込んで、休憩ついでの補給をします。
そしてジリジリと高度を上げていきました。


さっき通ってきた町並みがだいぶ下になりました。
こんな狭いところにひしめくように暮らす人間たちってすごい。


「西の砦」側に登りました。


上は座れます。
ここで、娘のコンタクトレンズがないので頼んで欲しいとLINE来ました。
ちょうどよい休憩になると思い、注文入れようとしましたが、暑さでスマホの画面がブラックアウトに。
やっぱり暑いんだなぁーと思った瞬間でした。


「東の砦」を降りていきます。


城山公園は綺麗に整備されていて、気持ち良いところです。ぜひここで休憩されたし。


身元不明のご遺骨を収めた納骨堂です。
未だ我が家に戻れぬ魂よ安らかに。


新しい道ですね。
これからも変わっていくでしょう。
このあたりはどこをどう行くべきか悩みました。


ふと見えた岩にも名前があるのかな。


よっ、頑張ってるかい? 俺。


あー、三鉄が見えてきた。
もうすぐゴールです。
今日はほとんどがロードでした。
気楽ですよね。オフロードも歩きやすく、お散歩的なコースでした。

本日のオーディブル「墨のゆらめき/三浦しをん」でした。「墨」、そういう関わりの題名か。とあとから思いました。
しかしながら、一冊を書き上げるのに作者さんは何冊も何十冊もそれに関わる文献を読むんですね。驚きました。

2日目
歩行距離25.9km
所要時間 7時間30分
累計登坂標高差 +829m
41,100歩

2日間合計
歩行距離 57.5km
所要時間 15時間50分
累計登坂標高差 +2,549m
94,500



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みちのく潮風トレイル 第16回 箱崎半島

2024年07月02日 | Weblog
今シーズン初の「みちのく潮風トレイル」です。
いきなり長めのトレイルとなるため、少し不安ですが、頑張って歩いて来ようと思います。

前日の仕事はMAX。疲労感もMAX。
でも、仕事中に女房が持っていくパンと今夜のお弁当を買ってきてくれました。
女房は用事ありで家に居られないみたいですが、職場の方に届けてくれました。
そのおかげで予備タンクにガソリン入れて出発したのが20時。
走行距離はおよそ500kmですから、なるべく早めに出たかったのでほんと助かりました。

常磐道の工事通行止めも無く、順調にトイレ休憩一回だけで1時30分に到着しました。
4時間寝れます。
完璧!


駐車場は「鵜住居トモス」。
三鉄(三陸鉄道)の駅は背中側にあります。
そして東北は晴れ。
いよいよ僕の雨男伝説も終了か。


YAMAPで何度も見たこのモニュメント、ようやくここまで来ましたぞ。
思えばずいぶん遠くへ来たもんです。
相馬インターからここまで、車で走ってもめちゃくちゃ遠いです。これを徒歩で繋いで来たと思うとしびれます。


乗り慣れた三陸鉄道。
始発に乗ってひと駅移動します。
そこから歩いて箱崎半島を一周して車まで戻るのが僕のパターン。


この列車はレトロなロイヤルテイストです。
前にも乗ったなぁー。
学生さんが二人倒れ込むように寝ていました。


両石漁港の脇を通ってコースイン。
この辺りは道路が昔と違っていて少し迷いました。


穏やかな湾内が見えました。
しばらくロードです。


ここからオフロードになりますが、車も何とか通れる林道となります。
軽トラの方とすれ違いました。


時折海がちょっとだけ見える以外はもっさりした森です。
鹿、カモシカ、姿が見えない大きめの動物がガサガサガサーって逃げて行くという遭遇がありました。
一応熊の目撃情報もあります。

この看板見て(笑) 爆発物埋まってるって。


歩きやすいです。
こんな道が延々と続きますが、けっこうダラダラと登らされます。


今回またオーディブルの朗読アプリで読書ならぬ聴書です。
寺地はるな さんの「カレーの時間」を読書好きのお客様から勧められたのでそれを聴きながら歩きました。


お? ここ幕営適地(笑)。
一応指定地以外はだめですからね。


港が見えます。
借宿のあたりだったかな。


おっと、トンネルのようになっていますね。
しゃがんで通るのがめんどくさくなって、途中で立ち上がっちゃいました。
もちろん葉っぱ攻撃受けました。
想像して笑って下さい。


ヘッドライトいるとかいう話しもありますが、夜でもなければ問題ないと思います。


すごい落ち葉の道。
まるで焼きたてのパイのような感じの音がします。


通過した人はみんな撮ってる廃バスの画像。
レトロないい形ですが、ここは駐車場ではないはず(笑)


御箱崎の千畳敷に行くにはここから入ります。
だいぶ距離があるので諦めます。ルートじゃないしね。⋯と言い訳するが、若かったら行ってるかも。


オフロードが終了しました。
林道長かった〜。


一般道を進みます。
なんじゃこりゃ。どうしてこうなった?


海に注ぐ川。
すごい透明度。
こんなに綺麗なのに⋯ 震災が恨めしい。
小さなフグが泳いでいますね。


もう一つトンネルがあります。
ここは中が明るいし歩道もありました。


箱崎白浜「根石海岸」本当に水がきれい。


関東では見られない海の色です。


漢数字で2011彫ってあります。
「ともかく上へ上へ逃げよ。てんでんこで逃げよ。自分を助けよ。この地まで、津波が来たこと そして裏山へ逃げ 多くの人が助かったことを 後世に伝えてほしい。


ハマナスですよね?
悩ましいポーズをしていたので、つい撮影しました。
バラ科で、花はつまりローズヒップになります。


鵜住居が見えてきました。
前回、常陸国ロングトレイルでの滑落で痛めた腿の付け根に痛みが出ました。

今日はこの辺で方がついて良かったかな。


第16回 その1
歩行距離 31.6km
所要時間 8時間20分
累計登坂標高差 +1,720m
53,400歩



コメント (2)
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