TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

久しぶりに自転車乗ってみた

2021年06月22日 | Weblog
上の娘に『パパ〜、今度の休みどっか(山に)行くの? 自転車いかなーい?』
う〜む··· たまには付き合ってやるか。

ここのところ寝不足が続いていたので、たまには寝坊してやるか。

寝坊していいやという気持ちからか、その夜の就寝は午前3時。
これじゃ起きたら誰もいないパターンかも。

目覚まし時計を掛けないで寝たけど、6時間後に目が覚めてしまいました。
30分ほどゴロゴロしてみましたが、身体が痛くなって起きました。

娘は起きていて『行くなら化粧するから』と。
別に自転車乗るだけなのになんで化粧が必要なんだ? と思うけど放っておきました。
若いってことはそういうことなんだ。

自転車はカバーを掛けておいたのでかなり綺麗なままでした。
タイヤは空気が抜けてぺちゃんこです。
空気圧を8気圧まで入れます。
バルブをちょっといじったら「プシューっ」パンクですね。やっぱりゴムがダメになっていました。
ありゃりゃ、仕方なくチューブ交換です。

チューブの在庫はありましたが、それもけっこう時間がたっていて使えるのかどうか?ってところでしたが、問題なくエアーを満タンに出来ました。

娘はコスチュームばかり気にしていて、僕のウェアの中から黄色で統一してチョイスしていました。
そしてノーヘル&ノーキャップです。

昔通勤で使っていた土手に上がろうと思います。
風は追い風で軽く踏むだけでスピードが出てしまいます。
振り返ると娘は豆粒のように離れていました。

ちょっと待っていると、真っ赤な顔して息をきらして近づいて来ました。
どんだけ運動不足なんだ。

ギアチェンジもおぼつかず、めちゃくちゃ重いギアでうなりながらよろけつつ坂を登って来たり、平地で足が見えなくなるほど高回転になったりしているのを見ると「まるでセンス無し」と言わざるを得ませんでした。

土手に上がって持ってきたお茶を飲みます。
ボトルには氷で冷えたお茶が満タン。
ガブガブ飲んでます。
おいおいそんなに飲んでどうする?
『めっちゃ喉乾いたー』と言ってほとんど全部飲んでしまいました。

『どうする?もう少し行く?』
『いや、もういいよ』
まじか···。
30分ぐらいしか乗ってないよ。

帰りにホームセンターに寄りました。
2人ともパツパツのレーシングウェアなので娘は嫌がるかな?と思いきや、意外と平気で店内に入って行きました。

オジサンに舐めるように見られたと言っていました。
『目をそらさずにガン見してくるからキモかった』と言ってました。

またもや『お茶飲みたい』と言ってきたので『もうすぐ家じゃん』と言っておきました。

そのあとは歩道をゆっくり走り帰路に着きました。

家ではウェア着たまましばらくのんびりしていたようです。
僕はスキーの板にビンディングを取り付ける面倒くさい作業をしてしまうことにしました。
掘り出し物の型遅れの安っぽい板を買いました。まずセンターポンチで小さな穴を開けますが、2本並べてみたら左右ズレていました。
『かーっ、やっちまったよ』
なんでだー。
ま、本穴開ける前だったのでセーフということにしましょう。
気がついただけヨシ。

てな一日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイル その4

2021年06月21日 | Weblog
テントを張り終えた僕ら。
割と手際よく設営出来て、これならゆっくり温泉に入れそうです。
E君、だんだんと設営にも慣れてきたようです。

「すずらんの湯」では万が一の場合の感染経路を特定できるように氏名と連絡先を記入することになっています。

毛がむしれるほど頭洗って、皮膚が破けるほど身体洗って、削れて無くなるほど歯を磨いてからゆっくりと湯船に身を沈めます。
『うぅ··· うふぅ〜 っっはあ〜〜』
アゴがあがり目を閉じて鼻からジェットエンジン発射です。


風呂上がって外に出ると雨です。
今夜は雨粒がテントに当たる音を聞きながら寝るのかな。

食事の支度をします。
水場の室内を使っていいと言ってくれました。
E君は調理が面倒になって、簡単なもので済ませてました。
僕はチゲスープを使ったあんかけチャーハンとパイナップル。それに先日頂き物した「小川軒のレーズンウィッチ」これは大好物でコーヒーとともに。

すると焚き火ハットのマスターが現れました。
ここで食事するのかな?
手には魚のフライとおひたしのようなものを抱えています。
焚『ハタハタと今朝採れた山菜です。食べてください
僕ら『マジすかー?』

それからというもの、きちんとマスクをしておしゃべりが始まりました。
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、22時を回ったところで区切りをつけました。

E君あっという間にテントに戻り高いびきをかいています。いつでもどこでも寝れる登山向き睡眠の出来る人です。

僕は食後の片付けをして、翌日のルート確認をしてから眠りにつきました。


翌朝3時に起きて片付けを始めます。
E君はPTA会長。学校で何かあったらしく、早めに帰らなくてはならなくなり、出発を早めました。

ルートは白樺湖の反対側で、なめるように一周していきます。
途中からルートに上がる黒破線の道があります。
舗装路が終わるとどこかに入口があるはずですが、なかなか見つけられません。GPSを頼りに足元をかき分けてあちこちから進んでみます。

おっ?これかな?


これが取り付き点でした。
わずかに笹にへこみがありますね。
そしてその先にピンクのテープがぶら下がっています。

この笹薮を抜けると道のようにも見える場所に出ていきました。


何度も見失いながら、そして茂みに阻まれながら進みます。
ふとE君を見ると枝に突っ込んだのか頭に絡みつく木の枝が···。

そして目の前に盛り上がった一筋のウネリが見えました。
『このままルートに乗れそうだよ!』
最後のひとかきで登山道に飛び出しました。
振り返るとただの薮でした。


ルートには「コバイケイソウ」の群落がありました。
コバイケイソウといえば「空木平」が非常に思い出深いです。
そんなにキレイな花だとは思わないけど、大群落ともなるとさすがに素晴らしいです。
おそらく中央アルプスにはまた行くと思います。千畳敷から越百山(こすもやま)までの稜線を歩く登山計画は今も保留のままだから。


regionAのルートはなかなか渋いところを通らせます。
小さな渡渉もありました。

それから通行止め区間もありました。
なるべく本ルートにこだわってみましたが、ただの遠回りにしかならず、困難極まって迂回路に出てきました。

そういえば、雨が降らないです。
雨男のE君、テントを濡らすのは得意だけどついに汚名返上か!?


このあたりになるとクリンソウが多かったです。


女神湖です。
E君とは八ヶ岳山麓スーパートレイルで一緒に歩いた道です。
あの日も女神湖は綺麗だったな。
お? 青空じゃん。

そして10時35分、長門牧場に到着しました。

毛を刈られたばかりのヒツジがバリバリむしるように草を食べていました。

僕らは牧場の売店でお土産を買い、再びアイスクリームを食べて、デポしていた車で美ヶ原の山本小屋まで戻りました。

2年前に歩いた「スノーカントリートレイル」の事務局の次長さん(女性ですよ)も一生懸命サポートして下さいましたが「霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイル」の事務局の方もレスポンスの早いお返事やアドバイスを下さいました。
よく整備されたトレイルでした。

追記/E君、今回は歩き過ぎによる文句は出てきませんでした。そのかわり『この花がいつも出迎えてくれるんだ』と言って マーガレットに似た花「ノースポール」をラッキーアイテムにしていました。


全線歩行距離 45.6km
全線登坂標高差 +3866m
全線所要時間 17時間30分

おしまい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイル その3

2021年06月20日 | Weblog
しばらくビジターセンターを見学していた僕らは、ソフトクリームを食べるためにお隣の「八島山荘」に移動しました。

ビジターセンターや八島山荘には雷を避けようと避難してきた人達が数人いました。
ちなみにハイカーは僕ら2人だけです。

まずはソフトクリーム食べましょう。

E君は『あー牛乳も飲みてぇ〜』と言いました。
僕はその言葉に反応して『ソフトクリームミックスと牛乳お願いします』と言ってしまいました。
お腹大丈夫かな?
でもいいや。我慢は良くないもん。


まずはソフトクリームをパクり。
『うめー!』
そして牛乳をゴクゴク。
『うんめー!』

だんだん寒くなってきたのでカッパに袖を通します。

八島山荘のお姉さんはハキハキしていてとても可愛いかったです。
やっぱりニコニコしている人はいいですね。

姉『どちらまで行くんですかぁー』
僕『長門牧場までですよ。でも今日の予定は白樺湖付近でテント張る予定です』
姉『えーっ、遠いですよー』
まあお散歩レベルではないけれどね。
姉『雨やむといいですね』
僕『うん、これから1時間ぐらいで雷雲は抜けるみたいですよ』
僕『いまはスマホでそういうことも分かるようになって便利になりましたね』
姉『さっきの天気予報では17時ごろから降るっていってました』

時刻は15時になろうとしています。
もう一度発雷状況を見てみると、少し好転していて雲放電レベルまでになっていました。
雨も大したことなさそうなので、暗くなる前にキャンプ場に到着するため、出発することにしました。

八島山荘のお姉さんは手を振って送り出してくれました。

湿原の木道をスピードを上げて抜けていきます。
この道「八ヶ岳山麓スーパートレイル」でも通ったな。あの時冬季閉鎖のトイレからゼブラ山へ向かう分岐に気が付かず、だいぶ先まで行ってから戻るという失態を犯しました。
でも、今回もまたやっちゃいました。
あそこの分岐はとても分かりにくいので、注意が必要です。出来れば道標欲しいですね。
何か理由があって立てられないのかもしれませんが。


割と天気はもってくれて、降られないままゼブラ山、北の耳、南の耳を通過できました。


いよいよ白樺湖が見えてくるというところでついに雨が降り始めました。
車山高原スキー場を過ぎた頃には気温が落ち、肌寒くなりました。
もういつ降り出してもおかしくない空の色です。
その時「焚き火ハット」のオーナーさんから着信があったことに気が付きました。
電話してみると歯医者さんから帰るところだということでした。
あと2.5kmで大門峠だということを告げておきました。

やっとこさ山を降りるビーナスライン沿いの道に差し掛かった時、本降りとなりました。
無言で歩き続ける僕ら。
ずぶ濡れになっていくしかありませんでした。


白樺湖畔はクッションが効いたジョギングコースが湖を一周しています。

一度コースから外れキャンプ場に向かいました。
なんとか真っ暗になる前に到着できるかな?

ひたすら歩いていくと「すずらんの湯」があります。
実はここで1日の疲れを癒すためこのキャンプ場を選んだっていうことでもあります。
営業時間を確かめてギリギリだったら先に入っちゃおうと思いましたが、20時30分までに入館すればよいということで、テントを張ってから来ることにしました。

湖畔から少し山に入るとキャンプ場がありました。
到着したら連絡することになっていたので電話を入れました。
ほどなくしてオーナーさん?が出てきてくれました。
『お疲れ様でしたー』

ニコニコしながら施設の案内をしてくれたり、テントを張る準備をしてくれたりしました。
『今日は貸切なので(営業期間外だから)好きにやって下さい』とまで言ってくれました。

僕らは水場に近い場所(普段はテント張る場所じゃないですね)を選びました。
常設のテントの入口がちょうど雨よけになったり、トイレが近かったりと便利そうだったので。
でも地面は砂利が混ざった土でした。
ペグは刺さりにくいですね。

テントをちょうど張り終わった頃、完全に辺りは暗くなりました。

さーて、風呂いきますか!


歩行距離 31.1km
累計登坂標高差 +1750m
所要時間 12時間30分

その4へ続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイル その2

2021年06月18日 | Weblog
ご覧下さいこの天国への道を。
興味のない人には分からない、けど好きな人にはたまらない魅力的な稜線。
『登るの苦しくないの?』
『苦しいよ』
『苦しい事して楽しいの?』
『うーん···』
『もっと楽に楽しめること沢山あるじゃない』
『うーん··· そうだよね』
時々聞く言葉です。

この言葉、登山愛好者に言ってはいけないキーワードです。
この言葉で貴方は一発で友達から知り合いにランクダウンします。

なんてね(笑)


レンゲツツジの見頃は終盤でしたが、まだまだ彩りは健在でした。


おぉ··· MY GOD 私をいだき給え。


さあ迷うことはない。おいで···。

という事で8時20分扉峠をパスし、三峰山に向かいました。
扉峠ドライブインは現在は閉鎖されました。
自販機もありません。

三峰山へ向かう手前で軽いめまいを覚えました。
『な、なんだこの感覚···』
寝不足から来るものなのか? 今までこんな事無かったぞ? もしや···。
塩を舐めてみました。
10分程でめまいは無くなり、快適そのものです。なんだったんだ···。
今思うと熱中症の初期症状だったのかもしれません。
気温が高くなくても身体の調子いかんでは熱中症になりうるということですね。

今までのような恨詰めた登り方は出来ないなと思う瞬間でした。


9時55分三峰山。
少しそれてやると「三峰茶屋」があります。
E君はソフトクリームが食べたいとしきりに言ってます。

『ありゃ、お店やってないよ』
なななんと、自販機も電源落ちてるし。
仕方ないので早めの昼食をとる事にしました。
僕はカップうどん(爽やかな塩レモン味)を食べました。爽やかな味の無さでした。
E君はおにぎり大2つです。すげーな。

トイレは開いていて、100円です。

ぽつぽつと車の出入りがあるのですが、みんなやってないと分かるとさっさといなくなってしまいます。

ルートに復帰して先に進みます。


11時30分和田古峠に到着です。
江戸時代に参勤交代や物資の輸送で賑わっていたようです。

少し下ると「和田峠茶屋」があります。
やってる。
でも自販機で飲み物を仕入れるだけでした。
店番の人が表でちょこちょこ作業していましたが、こちらを向くわけでもなくでした。

自販機で飲み干した空のペットボトルを回収してくれるようなので、一応声掛けてみました。
『そこら辺に置いといて下さい』と返事がありました。

駒を進めます。


13時30分鷲ヶ峰山頂。
太ももがさっきからつるのです。
昔よく出た症状ですが、今日はけっこう激しく出ます。
いくら不感症の僕だってこれはやばい。
こんな時は「塩」をほんの少し舐めるだけ。
10分程で嘘のように解消するのです。
という事はミネラル不足なのかな?
甘いものでエネルギーを補給した時、塩分も一緒にとらないとこうなる事が多いような気がします。

鷲ヶ峰山頂でこの山行唯一の登山者に会いました。
彼はおにぎり食べてました。
僕『こんにちは〜。天気良くて良かったですね。ただ雷雨にならなきゃいいですけど』
登山者『今日だけ晴れですよ。昨日は雨すごかったから』
僕『そんなに降ったんですか?』
登山者『もうそれはそれは土砂降りですよ。でも今日は雷も大丈夫でしょ』
僕『そ、そうだといいですね』


僕らはそのまま先へ進みます。

ところが、ほどなくして雨がパラパラと降り始めました。
おまけにゴロゴロと鳴り始める始末。
E君は上だけカッパ。僕は傘。
もうすでに八島ビジターセンターが見えているのでそこで雷をやり過ごすつもりです。

やっぱり雷雨になりましたね。


この雲の厚みと色を見る限り、ただ事じゃ済まないハズです。


ソフトクリーム食べられそうだよ。よかったね。
雨は降ったりやんだりしています。
空は唸り声をあげています。
先ほどの登山者はどうしたかな?

ソフトクリーム〜 ソフトクリーム〜 と店内に入ると あれ?
『どうやら僕らのお目当ては隣の建物みたいですよ』とE君が言いました。
ふと顔を上げると··· 八島湿原について展示解説している施設でした。

何も感じずに名前なんかを記入していましたが、よく考えたらお店に入るのに受け付けするなんて有り得ないですよね。

でもせっかくなので展示物を見てみることにしました。
受け付けにはたくさんのバッジが売られていました。
バッジの収集癖がある僕、もちろん買いました。


綺麗に整った展示物、受け付けにいたおじさんもなかなか面白く、過去に作られたバッジを解説してくれました。
在庫限りのプレミアバッジなんかもありましたよ。

さて、ではソフトクリーム行きますか。


その3へ続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイル その1

2021年06月17日 | Weblog
観光地だけでなく、太平洋と日本海の水源を分ける「分水嶺」としても有名な霧ヶ峰や美ヶ原、この稜線を中心に歩くロングトレイルがあります。
「霧ヶ峰美ヶ原中央分水嶺トレイル」です。

全長38km(公称)とお手頃な長さで繋ぐこのトレイルを歩くことにしました。

前回の「筑波連山大縦走」で3日間共に悶え苦しんだ(楽しんだ?)E君と再びバディを組むこととなりました。
E君、あの時の苦しみ··· もう忘れてしまったようですね。

美ヶ原や霧ヶ峰にはもう何度も行っていますが、あの笹におおわれた独特な柔らかい稜線は本当に美しい。
「美ヶ原高原ロングトレイル」や「八ヶ岳山麓スーパートレイル」で歩いた道と重複する道も多く、あの美しさとまた出逢えると思うと··· つまり、ニヤケます。

あの時何度も見かけた「中央分水嶺トレイル」の道標を今回はE君と辿るとこになりました。

前々夜、あらかじめのパッキングをしておきます。
これがなかなかはかどらず、その夜の睡眠時間は3時間。ロングトレイルとなるとなるべく軽く、なるべく機能的な装備でと考えるといつも時間がかかります。

まず、食事のウエイトをどうするか。
食事はとても重要な楽しみの1つですが、なるべく無駄なくなるべく軽く、そしてなるべく美味しいものを···。
そこから調理道具、調味料などを決めていきます。

さらに最低限の着替えとその日に1番合うテントの選定をします。
僕は5張あるテントの中から「テラノバ/レーサーフォトン1」を選びました。
レーサーフォトン1はポールや張り綱、ペグを入れても1000gに満たない軽さです。
それでいてダブルウォール(居住生地を覆うフライシートがあり結露しにくい)です。

僕は気温や天気によってテントを選択しています。
2人でひとつのテントの場合は「アライ/トレックライズ1」、単独かつ雨風が強くなりそうな時は究極の1人用「トレイルライズ0」、雨風が大したことなさそうな時で時期的に気温差が少ない場合は「モンベル/ゴアテックスライトツェルト」か「ファイントラック/ツェルト2ロング」のどちらかで行ってます。
今回は雨、風、気温も予想が難しいため「レーサーフォトン1」を選択したと言う訳です。


一番悩む点は「どこで寝るか」です。
コロナ禍であるし、出来るだけ人との接触をしない意味でもソロテントにこだわることにしました。

かと言ってキャンプ場の選択肢はとても少なく、おまけに営業休止中か廃業、営業期間外などで「これはもう野宿しかないか」と思っていたところに「焚き火ハット」さんというキャンプ場が僕のレーダー網に引っかかっりました。
(ちなみに山中での野宿は緊急時のビバーグを除いて禁止されています)

問い合わせてみると『あぁーこの時期は営業期間外なんですよ、でも待ってソロテントですよね? ん〜いいですよご利用下さい』と。
おお神よ。ありがとうございます。
『本当によろしいんですか?! 場所だけ提供して下さればそれで結構ですから』ということで宿泊はここに決めました。

本当は八島湿原あたりが行動時間を考えると都合良かったのですが、テントを張れるところが見つからず(やってないとか···)初日に距離を伸ばしてここまで行くしかないなと思いました。

焚き火ハットさんを利用するとなるとやはり美ヶ原山本小屋スタートの逆ルートということになります。

今回は2台使えるので、ゴール地点の「長門牧場」に4時30分集合とし1台はそのままデポ、もう1台で山本小屋に向かうというシンプルな作戦を選びました。

僕の到着は午前1時過ぎ、すでにE君の車は停まっていました。
夜空は意外にも満点の星空になっていました。
(真っ暗で看板が見えなかったのですが、長門牧場での車中泊は禁止でした。ごめんなさい)

1時間ほどE君の車で移動し、6時10分スタート地点の山本小屋ふるさと館の町営駐車場から踏み出しました。


天気予報は大ハズレなのか朝から青空です。
でもこの青空が午後の天気を急変させる元凶だとわかる人、少ないんじゃないかな。

天気よければ気温が上がり、湿気を持った空気が上昇します。そこに寒気が流れ込むと··· そう雨になるってことです。そして水滴が凍りウエイトが大きくなると重さに耐えられなくなって落下する。
登る氷粒と落ちる氷粒がぶつかり合うと静電気が発生し、やがて放電するのが雷となるわけです。
さて、今日はどうなりますか。


お馴染みの「美しの塔」です。
濃霧になると方向感覚がおかしくなります。
そのため霧鐘を鳴らして遭難を防いだのがこの塔です。
いつしかこの塔は美ヶ原のシンボルとなりました。


まだ時間が早いからだと思いますが人に会いません。
徐々に美ヶ原から離れていきます。
この先茶臼山に向かう登山道、正面の景色に気を取られているとガレ場に入ってしまいます。

下から登ってくると分かりやすい道標も下って来ると見逃しやすいです。
以前もここでミスってしまった事を思い出しました。
茶臼山へは牧場の柵を巻くように左折していきます。

茶臼山の山頂はご覧のような美しさでした。


その2へ続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山に行かない日

2021年06月02日 | Weblog
今週は連休です。
ちなみに第1第3水曜日はお休みです。
そして第5水曜日がある場合、そこもお休みです。

だいぶ僕らの業界も休みを増やす方向に向いてきましたが、それでも年間85日前後です。
実働時間は準備から片付けまで含めると12時間ほどになります。

だからどうした?
この仕事についた頃は休みが何日取れるかなんて考えて入って来てないはずです。
しかしながらやってみると、これがなかなか大変。続けていくことを諦める人も多いのがこの世界。

美容学校時代あんなにいた卵たち、成長して大人になり人生を全う出来るのはおそらく10パーセントに満たないのではないかな?

人生は「登山」に似ている。
出だしは快調。でもだんだんと疲れが見えてきて文句も多くなってくる。
頂上着いたころはヘロヘロ。
ならば上手に配分して行こう。
途中に休憩を挟みながら頂上まで行ければ、いい山行になるはず。

いつも変わらぬ笑顔で、精力的に仕事をしていくための僕らの選択です。
ちょっとお休みが多い気がしますが、ご理解いただけると嬉しいです。

さて、今週の山··· はお休みです。
マイカー(移動式別荘)が修理のため入院中です。
どうもあれで寝ないと調子が出ないのですよ。

ということで、また「イーアスつくば」まで歩いて行くことにしました。
そして家族と合流してお買い物です。

朝からなんだかちょっとトラブル続きで『今日は良くない日だ』という予感。

まず寝坊。
何時に起きると決めていた訳ではないけれど、それにしても寝過ぎました。
イーアスまでは歩いて4時間30分ぐらいかかるので、そこを考えて出ないとお昼ご飯も間の抜けた時間になっちゃいます。

そしてスマホの充電が出来てなかった。
なんと17パーセントしか残ってないぞ。
女房が『急速充電してあげる』というので任せました。
5分後、4パーセント増えただけでした。
仕方ないので電池パックで充電しながら行くことにしました。

今日はイヤホン(外の音も聞こえるドーナツ型のホールパット)で、本の朗読アプリを聴きながら歩くつもりです。
ラジオ聴きながら勉強する(昭和の勉強スタイルか)とか、テレビ見ながらご飯食べるとか、お風呂入りながらYouTube見るとかいうのと一緒です。
「歩きながら本を読む」···のは出来ないので「歩きながら本を読んでもらう」のです。

3つめのトラブル。
歩き始めてすぐ。
人とすれ違うときだけマスク付けますが、外す時にイヤホンのホールパットを引っ掛けてなくしてしまいました。
装着しようとすると、とんがった穴だけが耳の穴を突っつきました。

慌てて戻りながら探します。
イヤホンを取り出したところまで戻りましたがありませんでした。
もう一度探しながら進みます。
『あった!』やったぜ。
垣根の下に落ちていました。

4つめのトラブル。
イヤホンのホールパットを取り付けようとすると「パキっ」折れてしまいました。
気分は急降下。
このまま歩いて行く途中、車に轢かれて死んでしまうのではないかというようなトラブル続きでした。

仕方なく絆創膏を取り出して折れた部分をグルグルっと巻くと〜 なんとか使えそうです。
ま、今日のところはこれで行くか。

その先は何事もなく、4時間15分でイーアスつくばに着きました。

ただ、本の朗読に夢中になり道を間違えました。
少し遠回りして到着です。
22kmありました。
意外と近いですね。

女房と娘が汗ふきシートを出して代わるがわる差し出してきます。
『臭そう』と娘が言います。

買い物したり食事したりして1日が終わりそうな頃、昔スキーで切ってしまった膝の靭帯が痛くなってしまいました。
古傷が痛む年頃です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする