TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

北アルプス大天井岳 その7

2017年07月26日 | Weblog
常念小屋に泊まられた方々が下山して行く中、軽快に僕も下山して行きます。
何人もの先行者をパスしておそらく下山組の先頭に出たようです。

花や木々を撮影しながら降りていきます。
なぜかとても調子良く、昔のように岩や石の頭をトントンと飛び跳ねるように下山するスタイルがよみがえってきました。心地よいです。

途中、地元の中学生登山とすれ違いました。
『こんにちは-、すみません70名ほど登ってきます』
ふふふ、つまり70回「こんにちは」言うんですね。それにしても毎度思いますが、ここを登らせるんですね。なかなか大変ですよね。
先生たちも大変ですが、子供たちもいきなり登るのは大変でしょう。練習するのかなぁ…。
得意じゃない子はどうするんだろう。先生たちがサポートするのかなぁ。とはいってもおんぶして登れる訳ないし…。雨なんかの時は中止するのかな?延期になるのかな?
なんて色々想像しながら一行が過ぎるのを待ちます。

やがて『最後尾でーす。ありがとうございました』とガッチリした先生が大きめのザックを背負って登ってきました。
そのすぐ前をうつむきながら登ってくる生徒のツラそうな感じ。学校行事とはいえ得意じゃないものは楽しくないですね。でも頑張ってね。君たちはまだまだ若い!

やがて気温もどんどん上がってきて、下界の空気になってきました。
この山旅も終わりが近くなってきたようです。
そして本当に突然、登山口が現れました。あら、終わっちゃった。

そこに60代後半ぐらいのご夫婦が登山届を記入していました。
『こんにちは』
『あら、早いですね。どちらから?』
『はい、大天井から戻って来ました』
『お、大天井?でこの時間?』
『はい、まだ暗いうちに出て星を見ながら歩いて来ました。天の川が素晴らしかったです』
『へー大天井岳、一度はいってみたいわぁ』
お父さんはニコニコしながら喋りまくるお母さんのとなりにいます。

『ご夫婦でいいですね』
『僕もこれから帰って家族サービスです』
『奥さん連れて登りなさいよー』
『ははは、女房は軽いハイキング程度です。それも冷たく冷やしたアルコール燃料(ビール)がないと動きませんから』
大爆笑…。
『今日、明日はお天気最高ですね。どうぞ楽しんで来て下さい』

駐車場まで下る車道の脇に一輪のキバナノヤマオダマキ(画像)が咲いていました。

駐車場に戻ると、車は満車でした。
そこにはこれからスタートするご夫婦がいました。
奥さんも旦那さんも、これから登るということでテンション高めでした。
『ご夫婦でいいですね』
『うん、まあね。仕方ないからさ』
『何言ってんのよ、私だって仕方ないから一緒に登ってやってんのよ。本当は若い彼と登りたいわぁ~』
『へっ!お前と登ってくれるような男がおるか』
ニコニコしながら漫才してくれました。
『楽しんで来てくださーい』
『おー、兄ちゃんありがとう』

に、兄ちゃんか(笑)
ちょっとうれしかったりして。


おしまい。
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北アルプス大天井岳 その6

2017年07月25日 | Weblog
さて出発です。
テント泊手形(受付証)を小屋に返しに行くと、同世代の男性が荷物を入り口に準備していました。
ずいぶん早いな…。
お互いにそんなことを思っていたでしょうね。

『どちらまで?』
『一ノ沢までです』
『夜道ですから十分気をつけて』
ありがとうございます。
もう夜道というものにもすっかり慣れてしまった僕。この緊張感と孤独感が好きなのかもしれませんね。

足元を照らすのはヘッドライト1つだけ。
GPSで執拗にルートを確認してゆっくりと進んで行きます。
集中力が増し、確実な一歩を積み重ねていきます。往路とは違ってそれぞれの山頂を巻いて行きます。一度通っているのでどんな足場かどんな傾斜かよく覚えていました。

途中の鞍部で星空を見上げると天の川がはっきりと確認できました。
写真に収めてみようと思いましたが、レリーズも持ってきていないし知識も甘く、上手く撮影できませんでした。いつか目を見張るようなシーンを収めたいものです。

復路はとても楽に感じました。
思っているよりもずっと早く常念小屋に到着しそうです。
常念小屋までの最後の下りでご来光を拝みました。
小屋前の鞍部には多くの人達がご来光に目を向けています。

やがて僕もその鞍部に到達しました。
そこはコマクサの群生地です。朝日が水平にコマクサを照らしています。日中に撮影すると砂礫の中にぼんやりとしか映り込まないコマクサも、光の角度でこんなにもきれいに映ってくれました。

時刻は午前5時を少しまわったところです。小屋前のテーブルでコーヒーとオヤツをいただきました。
そして地図をながめ蝶ヶ岳まで行こうかどうしようか考えてみます。
実際には問題ない時間で到達できますが、一ノ沢までタクシーを呼んで車まで戻ると思うと、今日のところはここまでにしておこうと決めました。


その7に続きます。
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北アルプス大天井岳 その5

2017年07月24日 | Weblog
大天井岳山頂から戻ると雨は激しくなりました。
イヤだなぁ…。
急いでテント内部に身を隠します。

時折雷鳴が響きます。
降ったりやんだりを何度も繰り返しています。
テント(ツェルト)内部は浸水し始めました。
やっちまったなぁ…。
雨なんか降らないはずだったのに、女心と山の空…。
仕方ないですね。

自宅を出発してしばらくしたころ、帽子を忘れたことに気が付きました。
普通の野球帽みたいなのは車の中にあるけれど、ちょっとなぁ。
まあいいか、かっこつけなくとも山は登れるし、でオシャレの必要もないですからね。

途中のコンビニでタオルを1本買いました。帽子がわりに頭に巻いてもよし、という感じで。

相変わらず雨は激しく降ります。
今夜の食事は受付の時にお願いしておいた『鯖の味噌煮定食』です。
テント泊なのに小屋で宿泊客と一緒に食事をとるのは初めてです。さらに、山で魚を食べるのも初めてです。
もちろん完食しました。
テント泊で独りだと簡素な食事が多いのですが、小屋食だと食欲も増しますね。

雨があがっているうちにテントに移動します。
降ったりやんだりするうちにツェルトにしたことを後悔するほど浸水してしまいました。
マットがいかだのように水の上に浮いているかのような(大げさな表現です)感覚。ザックもビニール袋に入れて靴やら持ち物も防水します。ビニール袋は大きいのを1~2枚持ってくると何かと重宝します。
そして頭に巻いていたコンビニタオルが大活躍しました。
浸水したツェルト内部を拭いては絞り、拭いては絞りしました。その後そのタオルは最後の撤収まで雑巾として役目をまっとうしました。

じきに雨の峠は越え、視界が開けてきました。(画像)

明日こそ晴れるという予報です。
お隣のテント女子と山会話をしているうちに、震えが来るほど気温が落ちてきました。おそらく明日は顔を合わせることなく僕が出発することになると思うので、お互いの安全と健闘を祈ってサヨナラしておきます。

18時過ぎに寝て、午前0時過ぎに自然に起きました。
早すぎると思いましたが、星空も見たかったのでゆっくりと朝食を摂り撤収を始めました。

しっとりと濡れたツェルト内部の水分を拭き取ってからたたみ始めました。
ペグを1本1本丹念に拭き、シュラフカバーをたたんでケースに入れ、シュラフをサックに押し込んでいきます。
風も収まり、星空は無数の輝きを放っていました。


その6へ続きます。
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北アルプス大天井岳 その4

2017年07月23日 | Weblog
『こんにちはー』
『はいー、お疲れ様でしたー。こちらに記入して下さい』
『テント一張りお願いします。おすすめの場所を教えて下さい』
『ではご案内しますね』
おー、イケメンでナイスな小屋主さんが、わざわざ外に出て案内してくれました。

『こちら側から朝日が昇ります。こちらは穂高側の展望がいいです。風の影響を受けたくなければこの一段下がいいですね』
なるほど…
『ありがとうございます。ツェルトなのでこの下の段にします』

そこには軽量テントをピシッと張った先行の方が、一番良いところに陣取っていました。
『こんにちは-。お隣失礼しますねー』
『あ、はい。あのー私ひとりでテント泊するの初めてなんです。なにか間違ってるところがあったら教えて下さい』
は?女子だ。
『いやいや何も間違ってないですよ、こちらこそイビキやオナ〇などで迷惑かけるかもしれません』

髪が短かったので山メンだと思っていました。よく見たら普通の女子。
常念小屋で会った子も単独女子、こちらも単独テント女子。最近は女の子もみんな独りで来るなぁ。

ちょっとお話してみたら面白い面白い。燕から縦走してきて大天井で一泊し、蝶に抜けるらしいです。
蝶ヶ岳まではきついんじゃないの?と思いましたが、復路を自分が歩いてみてこれは大丈夫、行けるな… と思いました。
実際どうだったか気になりますね。
それから、持ってきたオヤツの交換をしました。どうもありがとうね。

僕は今回ゴアのツェルトを持ってきました。
晴れだからこその装備です。
雨の場合は絶対的に不利ですからね。なんてったって床や裾が開いてますから。雨、入るでしょ。

まずはツェルトを組んで荷物をしまいます。ストックの長さが足りないのでなんとも冴えない仕上がりです。
ただ、インナーポールを持ってきているので居住スペースはまあまあでした。

大天井岳の山頂を往復しておきます。
ガスまみれなので展望はないかと思いましたが、明日の朝は早出になると思うとやはり明るいうちに往復しておきたいです。
大きな石がゴロゴロしたところを緩やかに登っていくとすぐに山頂です。
ガスが出たり吹き飛んだりで、思いのほか展望も普通にありました。(画像)

陽が傾きかけていたので、これはブロッケン現象に出会えるかな?とおもいましたが、残念ながら雨になってしまいました。

けっこう粘っていましたが、これ以上ウェアを濡らしたくないので退散しました。
テントに戻るとザーザー降って来ました。イヤだなぁ…


その5に続きます。
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北アルプス大天井岳 その3

2017年07月22日 | Weblog
まずは横通岳を目指します。
以前常念岳に登ったときには、横通岳はちょろっと行ってハイ終了的なイメージがあったのですが、全然違いました。

まず常念小屋から登っているのが丸見えだし、一人だし、ツラそうに登っているのが丸見えなので悲壮感漂っているんじゃないか… なんて感じます。
さらに手前の山と空の境目に上がると、その奥にデカーい山がドーンと。あっちかよ… と気持ちが萎えます。
ここで萎えても仕方ないのでひたすら頑張ります。

やがて登山道は山頂へ向かう道と、山頂を巻く道に分かれます。
当然山頂へ向かいます。
巻くか登るかで体力の消耗度がかなり違います。死にそうです。(こんなことで死ぬわけないのですが、一ノ沢から登ってくるとそう感じますね)

やがて横通岳山頂。
両手を腰にやり、エッヘンポーズです。やったぞ…。
というよりも、この先がえらく遠いです。
大天井岳はどれだ?
手前の谷は一旦深く落ち込んで再び登り返すということか?

次は東天井岳(ひがしてんしょだけ)だ。
あらかじめ調べておいて良かったのは、横通も東天井も山頂を巻いて登山道がつけられているということです。
気づかないで行き過ぎる悲劇は避けたいですからね。

だいぶ近づいたところでシナノキンバイの群生地がありました。(画像)
おお、これは素晴らしい。
まあちょっとかがんでシャッターを押します。そのあと立ち上がるときにかなり消耗している自分に気づきます。
そして立ち上がったらフラフラします。若者にはわからない感覚でしょうねぇ。

それからちょっとした雪渓を上がり鞍部に上がると、右手にやや薄い踏み跡があります。それを登っていくと東天井岳となります。
山頂標識はありませんでした。
ここまで来る人はあまりいないようです。

地図を広げて大天井岳方面を見ると、ググッとそそり立つ塊がそれのようです。
まだけっこうあるな…。

ここからはもうゆっくりと一歩一歩進むしかないです。
思ったよりも激しく登らせることもなく、より水平に近いラインで登山道が刻まれていました。

最後のちょっとした登りを越えると、目線と同じ高さに大天荘がありました。
いつもなら死ぬほど頑張ってたどり着く感じの山小屋も、ここはあっけなく小屋へと導かれて行きました。

時刻は午後3時。
疲労感の割にはまともな時間に到着しました。
まずはテント場をながめて適地の目星をつけます。
そして受付に入っていきました。


その4に続きます。
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北アルプス大天井岳 その2

2017年07月21日 | Weblog
登る山域を決めたのですが、登る山とその行程を決めなければなりません。

以前から夏休みの大縦走で計画しておきながら、天気の関係でなかなか行けなかった大天井岳(おてんしょうだけ)に登ることにしました。

この山、北アルプス表銀座縦走路の中間に位置しています。
この山に直接登ることは位置的に出来ないので、燕岳からもしくは常念岳から、そして槍ヶ岳方面からのアクセスになります。
縦走する際にとても重要な中継基地となっています。

僕は一ノ沢から常念乗越を経て『横通岳』『東天井岳』の百高山二峰のピークを踏み、大天井岳でテントを張り、ピストンすることにしました。

自宅を出発した時間が遅かったため、現地着が午前3時になってしまいました。
数年前まではこれが普通だったけど、やっぱり疲れるので最近はなるべく早く着いて長く寝るようにしています。今回はやっちゃいましたね。
それでもやっぱり行きたい。

午前5時に一ノ沢の駐車場をスタートしました。
ヘーコラしながらも9時過ぎには常念乗越に到着しました。ここで大休止。今回は小屋の食事なんかも積極的に利用することにしているのですが、着いた時間が早すぎました。
この時間で提供できるのはカップ麺か菓子パンぐらいだそうです。

食べるのやめようかとも思いましたが、力が出ないと困るのでカップ麺を食べておくことにしました。
どれがいいですかぁ~と出されたカップ麺は3種類。
みんなデカ一い(笑)
こんなに食べれるかな?
その中からおあげ2枚入りのうどんにしました。高地ですからパンパンに膨らんでいて、なぜか美味しそうに見えません。
そう言いながらも結局完食しました。500円でした。

さて、それでは行くとしますか。
と、そこに単独の女の子が到着しました。
あぁ、胸突八丁の手前で追い越した子ね。「お疲れ様でしたー、最後キツかったねー。おひとりなの?」
いやいや、ナンパじゃないですから。
「今日初めて一人で山小屋に泊まるんです」と。
ほぅ。最近は単独女子が目立つようになりましたね。
髪も短くて、遠目に見たら若い少年に見えてパスするときに挨拶したら、かん高い声が返ってきて、そこではじめて女の子だと気がつく感じです。

お互いの無事と健闘を祈ってそこでサヨナラです。
僕は常念岳には登らず、反対方向の横通岳方面に向かいます。
こちら側に行く人は、常念100人に対して横通1人って感じです。


その3に続きます。
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北アルプス大天井岳 その1

2017年07月20日 | Weblog
関東地方も梅雨明けしたんですってね。
だいぶ前から梅雨明けしてるような天気だし、梅雨らしさがあまりなかったような気がします。
そう思うのはこの土地に住んでいて、あまりにも平和な毎日だからですね。九州地方の豪雨災害にはただただ心が痛みます。

今週は連休です。
たくさんお電話いただいたのに本当にごめんなさい。毎週火曜日と第1第3の水曜日は定休日です。よろしくお願い致します。

さて、では今週の山行です。

夏山シーズン到来とばかりに、皆さん日本アルプスに行ってますねぇ。
僕もここらで行っておかないと…とは思っていましたが、今週は美ヶ原高原ロングトレイルを歩くつもりでした。

天気予報が難しいらしく、狭い範囲で天気が大きく変わるというのです。
それでもどうやら晴れる地域もありそうです。あとは降ったりやんだり晴れ間が見えたり雷が鳴ったりという複雑な感じのようです。
で、唯一天気がよさそうなのが美ヶ原方面と北アルプス南部でした。

よしよし、じゃ計画してから2カ月も先延ばしになっていた美ヶ原ロングトレイルを実行するぞー。
計画ではコースの中間に当たる宿泊施設を利用することにしていました。
本当はテントで一気に縦走したいのですが、キャンプ指定地も無く国立公園内なので違法なテント泊は罪になります。
やはりこの場合はその小屋を利用するのが一番だと思いました。

ネットからでも予約できるようで、空き状況も把握できます。
素泊まりで全然構わないし、お風呂もあるみたい。荷物も軽くて楽だから歩くことに没頭できるなー。
予約も平日ならばほとんど空いているようだし。2日前の予報を見て確実なところで予約を入れよう。

ネットで確認してみると…
あれ?なんでこの日だけ×じるしなの?
満室?
ま、まさか(汗)
そんなぁ(涙)
いろんな感情が複雑に入り乱れ、違法テントまで考えてしまうほどでした。

まてよ?
直接電話してみよう。
もしかしたらネットで予約をとる枠とは別にしているかもしれないし。
『もしもしー、次の火曜日ですが素泊まりでよいので大人一人利用できますか?』
『はいはいー、大丈夫ですよー』
おおっ?そんなもんさ。電話してよかったー。
『ちょっと待って下さいねー、あら? 火曜日はいっぱいです』
へ? 大丈夫って言ったのは口からでまかせ?
『あのー、大人一人で素泊まりでいいんでその辺の床に転がる程度で構わないんですが…それも無理でしょうか』
『はいぃ、できません』
はい終了~。
『また次の機会にお願いします』

そんなわけで、美ヶ原そのものを諦め、他の山域を探すことにしました。

ならば日光はどうかな?
女峰山行きたかったんだよね-。
お?晴れそうだぞ。
あれれ?登山計画書も書いてあるぞ。あー3年前のだ。それから何度も何度も行こうと思ったけど、そのたびに中止になってきた山。

登山計画書の日付と年齢を書き直して、女房の携帯にも送っておきました。
そして明日登るぞーというときになって、予報がガラリと変わって雨になってしまいました。

こんな時に頼りにしているのは山岳専門予報です。有料ですが、かなり信頼しています。
北アルプスなら行けそうだぞ。
朝のうち雨が残るがその後回復傾向にあり、翌日はさらによく晴れるというじゃないですか。

よーし決めた。決めたぞー。


その2へ続く。
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筑波山、3つ目の頂『坊主山』

2017年07月12日 | Weblog
今週のお休みは、山沿いが大気不安定なため遠出はせず、また筑波山に行きました。

筑波山は男体山と女体山の双耳峰として有名ですが、実は3つ目の頂があるのです。
『坊主山』と名づけられたその場所(画像が坊主山の山頂です)には山頂標識も無く(昔はあったのですが…)訪れる人もかなり少ないと思われます。
雨引山側から見ると確かに坊主山の微妙な山なりが見受けられます。

筑波山の天気予報はおおむね晴れ。
まあ久しぶりに筑紫湖からの標高差を楽しむとしましょうかね。
3時半起床で5時のスタートとなりました。

今日のこのコース、1番目の入山者のようです。蜘蛛の巣が身体に無数のストライプをデザインしてくれます。
天女の羽衣のように蜘蛛の巣をたなびかせながら登り続けていきます。
あまり気持ちの良いものではありませんけどね。
どこかで身体に付いた蜘蛛がいつの間にか車に住み着いて、車内に蜘蛛の巣を張ったことが何度かあります。
また、カメムシがずいぶんいるなぁと思っていたら、車の中にも100匹ぐらい入っていたこともあります。
山に虫はつきものですが、連れて帰りたくはないですね。

麓から見た筑波山、この日は標高600mぐらいから上は雲の中でした。
やがて僕もその中へ入っていきました。
湿度100%ですね。
そして雨です。
まわりの世界は雲多めながらも晴れているのでしょうが、この中にいるとそうは思えません。

今日は山で朝ごはんにしようと、水分補給だけで自然遊歩道の東屋に到着しました。
久しぶりの山パスタです。
その間通り過ぎた人はたった1人でした。

ゆっくり朝食を食べた後、男体山の山頂へ向かいます。
ホシザキユキノシタを確認しましたが、本当にそろそろ終わりになりそうです。
山頂手前の右側の石垣には相当な数のホシザキユキノシタが咲いていました。おそらく、梅雨明け辺りで終わりになりそうです。

そのあたりから身体に異変が…。
下っ腹から出口にかけて恐ろしい程の津波が押し寄せてきました。
岩場を降りるたびに振動が身体の中の異変を増幅させていきます。
御幸ヶ原のトイレまで身をよじりながら悶絶に耐え何とかゴールしました。
あぶねぇ~。

筑波山に来たもう一つの理由は、ギンリョウソウを探すため…かな。
ギンリョウソウ自体はさほど珍しい植物ではないのですが、筑波山に通っていて一度も見たことがないのが悔しかったのです。
今日のコースはギンリョウソウが咲いているといわれるコースではないのですが、それでも一応キョロキョロしながら歩いていると、たった一輪だけ見つけることが出来ました。
あまりきれいな株ではなかったけれど、満足しました。

10時過ぎには自宅に戻りました。
買い物や実家の整理などもあり、これからは毎週山とはいかなくなりそうです。
それはそれで仕方の無いことですね。

なぜか今日は眠くなるのが早くて、日が沈む前にちょっと転がったつもりが朝まで寝てしまいました。
珍しく10時間も寝てしまいました。

来週は連休ですが、山行けるかな?
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龍ケ崎てくてくロード完歩 その2

2017年07月06日 | Weblog
あららら、女房は疲れちゃったんですね。そのまま渡っちゃいました。
『いいのかい?いままでずっと電信柱1本たりともごまかさなかったのに』
『ここはいいんだよ…』
しばらく歩いていくと
『…や、やっぱり戻ってやり直す』
『神様ごめんなさい。ちゃんとやります』
結局、そこを渡り直して横断歩道をちゃんと渡りました。
すがすがしい気分で歩き続けることが出来ました。

やがてゴールが近づいてきました。
コミュニティセンターに着くと『ちょっと遅かったので心配しました』と言われてしまいました。
どれだけ皆さん速く歩くのかな?
ゆっくりと味わいながら歩くのも悪くないんですけどねぇ

コース7をゴールしたあと食事にしました。普通にファミレスで二人とも冷やし麺を食べました。
もちろん女房はアルコール燃料を補給しています。
最近冷たいものや辛いものでお腹がグズつくので、少し気にしないといけなくなりました。

最後のコース8は廃校になった北文間小学校に隣接したコミュニティセンターからのスタートです。
心なしか寂しく感じました。
学校の窓には『さようなら北文間小学校』と書いてありました。
コミュニティセンター自体が17時までなので、それまでに戻れるかな?
最後のスタンプを二人揃っていただきたいです。

田園地帯を風に吹かれながら歩き、最後の最後までコースミスすることなく、さらにはマップで紹介されている健康遊具もすべて体験しました。

ほどなくゴールです。
17時にあと7分というところでゴールしました。
女房もこれでちょっとひと休み出来そうですね。お疲れさまでした。
やり遂げた気分はどうでしょうか?
そして、次の目標はあるのでしょうか…。


11.86km
19600歩
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龍ケ崎てくてくロード完歩 その1

2017年07月05日 | Weblog
梅雨の真っ只中、天気が定まらないですね。
いきなり台風が上陸して、猛烈な雨に見舞われた地域もあったとか。

山も不安定な天気が続きそうですね。夏の縦走をイメージしながら、道具の重さを量ったり、組み合わせを考えたりして過ごしました。

火曜日は歯医者でいつものメンテナンスを受け、午後は友人の医者でいつもの薬を処方してもらいました。
夜中に天気予報を見ると、台風が去った後に晴れ間が来るというではありませんか。
ならば筑波山にでも行こうかな。
なんて思いながらごろごろしていたら、そのまま寝ついてしまいました。起きてみると結局いつもの時間でした。
つまりあまりその気がなかったということでしょうね。

そうなると近場で『龍ケ崎てくてくロード』となりますね。
女房とちまちま歩いてきたてくてくロードもいよいよ残り2コースです。
今日はそこを歩いてしまおうということになりました。

台風の影響か気圧の急激な変化か、家族全員が頭痛の症状を訴えていました。それでも頭痛薬を飲みながらも歩いてしまおうと決めました。
今日のコースは『いつもと少し違うまちの顔に小旅行を堪能できるコース』と『「田園」水と緑が織り成す四季の彩(いろどり)を楽しむコース』の2つです。

まず、コース7。
距離は5.7kmとあります。
桜で有名な般若院も通ります。夏の緑に茂った桜はどうなんだろう…。人けの無い寺は静まり返っていました。(画像は般若院のしだれ桜です)

暑い…。
さすがに晴れると暑いです。
そんな中、ゆっくりと歩き続けていきます。女房もキツそうです。
でもね、たまに歩かないと本当に衰えてしまいます。

このコースは地図をよく見ていないと間違えますよ。とにかく一番難しいと思いました。
地図慣れしていないと、曲がるポイントを逃してしまいます。
こういうウォーキングコースに初めてトライする人たちは、たぶんあまりにも分かりにくいコース案内に驚きや不快感を持つかもしれませんが、それが普通だと考えた方が良いでしょう。
案内板だけでは歩けないので、事前に下調べやマップの準備が必要だと考えましょう。

ほぼ古い民家や住宅地の中を進んで行くこのコースはさほど変化もありませんでしたが、お庭に咲くお花が色とりどりでした。
お手入れされているところをお話させていただいたりと、それなりに楽しんでいました。

交通量のある道路に出ました。
渡ればまっすぐです。
コースマップはきちんと横断歩道を渡らせるように書かれています。
まっすぐ行ける道も横断歩道を渡るために、一度遠回りさせられます。
さあ女房はどうするか…。


その2へ続く。
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