雲取山、二日目。
4時30分まだ暗いうちに起きました。
テント泊した僕、いよいよあたりは薄暗くなり、今夜は静かな夜になる…はずでした。
すでに寝る体制で寝袋に入っていた僕。
そこに騒がしい声4人分。『え?まじ?こんなに暗くなってから?』
東京の山はこれが普通なのか!?
そういえば、3時半頃やってきた4人のパーティー、一人は80歳になろうかという老人、もう一人は膝をやられてしまったらしく辛そうなご婦人。聞くと頂上付近の山小屋まで行くそうで、焦る様子はまるでなし。
テント場の隣りに山小屋があるので、リーダーらしい人が『万が一の為にちょっと見てきます。』と小屋に入っていきました。
僕は心の中で『そのまま泊まっちゃいましょうよ』と強く念じました。
さらに僕は『ここからがキツいですし、普通に歩けてもあと1時間半はかかりますよ大丈夫ですか?』と声をかけました。
リーダーは『ぁ、はい。そうですねギリギリですね。』とニコニコしてます。
あ~どう考えても無理ですって。絶対暗くなっちゃいますって。
さらに、なんと一人の女性は『私ヘッドランプ持って来なかったわ~』と。
リーダーぁ~それでいいんですか?遭難しますよぉ。
あ、あぁぁぁ…行っちゃいました。
東京の山はこれが普通なのか!?
…さてさて暗い中テントを張り始めた4人組、なんとも賑やか。
それも通り越して、ぅ…うるさい(泣)。
山では暗くなったら寝る。明るくなったら出発する。それが常識だと思っていたんですけど。
さらに食事の支度が始まり、ボルテージは上がる一方。
なんとか耐えた僕。こんな時の為に用意した耳栓。
う~ん効果なし。
次の手、睡眠導入剤。き、効かない(汗)。
こうなったら奥の手だ!梅酒!
なんでこんなものまで持ってるんだ僕は(笑)。
ぐっすり寝るために用意した梅酒、二晩に分けるはずの分量を全部呑んでも効き目なし。
あ~。
やがて夜8時を回った頃、一人が『そろそろ時間が…』と言ってくれた。
やった!これで寝れる。
そう思ったのもつかの間『まだ全然早いでしょ、夜はこれから♪』と。
お、終わった。
と、東京の山はこれが普通なのか!?
それから1時間は過ぎただろうか。静かになったと同時に僕も意識を失いました。
…え?
いびき?
10mは離れてるよ?
すごいボリュームですけど。
なぜか僕はおかしくなって笑ってしまいました。
だって彼らはあのいびきの中、寝られるわけがないですから。
気を紛らわせるために僕はラジオを聞き始めました。
それが子守歌になって、なんとか睡眠の続きに入って行きました。
それでも朝起きたら昨日の疲れも和らぎ、今日の予定を考えていました。
歩き始めると、水と食糧が減った(と言っても1キロぐらいね)からか、進み方が速い!
よし!これならもう一つ隣の山まで行けるぞ。
山頂はあいにく雲の中。その先の山荘まで行ってみることにしました。
そして巻き道を使って縦走路へ入るんだ。
と思いきや小屋番が『巻き道は崩落箇所があります。山頂経由でお願いします』と。
終わった。
時間的に無理。
それなら第二に用意していたルート、三条の湯へ行こう!そして調子良ければ一気に下山だ!
なんとか耐えぬいた僕は鞍部(ピークとピークの間にできた平らな馬の背のようなところね)で昼食をしていました。
三条の湯へは12時頃着くはず。ひとっぷろ浴びてそのあとは3時間から4時間の林道と車道歩き。暗くなったとしても林道ならヘッドランプでこなせるはず。
僕はとりあえず湯船に身を沈めました。
なんとそこに昼食中一緒になったおじさん二人組が入って来ました。
『あれ~?速いですね』
おじさん『登りは遅いけどさ、下りは速ぇ~んだ(笑)』
無駄話で盛り上がっていると、林道が車両通行止めになっていることを知らずに登ってきたらしく、山頂をあきらめたみたいです。
そうそう、その心がけが山屋には大切なんですよね。山頂行ったら明るいうちに戻って来れないですからね。
さらになんと、林道入り口に車を置いてあるから乗って行きなよ♪と。
『やったー』バスの時間にも間に合わないし、林道に出てから車道を1時間は覚悟してたのに。
そしておじさんたちと林道を2時間半下るのですが、は…速い(汗)。
それもそのはず、背中のザックはピクニック並み。2~3キロしかないかな?
僕の背中には22キロは残っているはず。渾身の力と精神力でついて行く。
あとちょっと速かったら置いて行かれましたね。聞くところによると、週5日ジムで10キロ歩いたり走ったりしてるんだとか。
年齢は66歳だそうだ。
最近の中高年は体力あるとテレビでやっていましたが、そのいい例ですね。
よーし、僕も頑張るぞー!というわけで僕の山行は無事終了しました。
疲れた~(笑)。
4時30分まだ暗いうちに起きました。
テント泊した僕、いよいよあたりは薄暗くなり、今夜は静かな夜になる…はずでした。
すでに寝る体制で寝袋に入っていた僕。
そこに騒がしい声4人分。『え?まじ?こんなに暗くなってから?』
東京の山はこれが普通なのか!?
そういえば、3時半頃やってきた4人のパーティー、一人は80歳になろうかという老人、もう一人は膝をやられてしまったらしく辛そうなご婦人。聞くと頂上付近の山小屋まで行くそうで、焦る様子はまるでなし。
テント場の隣りに山小屋があるので、リーダーらしい人が『万が一の為にちょっと見てきます。』と小屋に入っていきました。
僕は心の中で『そのまま泊まっちゃいましょうよ』と強く念じました。
さらに僕は『ここからがキツいですし、普通に歩けてもあと1時間半はかかりますよ大丈夫ですか?』と声をかけました。
リーダーは『ぁ、はい。そうですねギリギリですね。』とニコニコしてます。
あ~どう考えても無理ですって。絶対暗くなっちゃいますって。
さらに、なんと一人の女性は『私ヘッドランプ持って来なかったわ~』と。
リーダーぁ~それでいいんですか?遭難しますよぉ。
あ、あぁぁぁ…行っちゃいました。
東京の山はこれが普通なのか!?
…さてさて暗い中テントを張り始めた4人組、なんとも賑やか。
それも通り越して、ぅ…うるさい(泣)。
山では暗くなったら寝る。明るくなったら出発する。それが常識だと思っていたんですけど。
さらに食事の支度が始まり、ボルテージは上がる一方。
なんとか耐えた僕。こんな時の為に用意した耳栓。
う~ん効果なし。
次の手、睡眠導入剤。き、効かない(汗)。
こうなったら奥の手だ!梅酒!
なんでこんなものまで持ってるんだ僕は(笑)。
ぐっすり寝るために用意した梅酒、二晩に分けるはずの分量を全部呑んでも効き目なし。
あ~。
やがて夜8時を回った頃、一人が『そろそろ時間が…』と言ってくれた。
やった!これで寝れる。
そう思ったのもつかの間『まだ全然早いでしょ、夜はこれから♪』と。
お、終わった。
と、東京の山はこれが普通なのか!?
それから1時間は過ぎただろうか。静かになったと同時に僕も意識を失いました。
…え?
いびき?
10mは離れてるよ?
すごいボリュームですけど。
なぜか僕はおかしくなって笑ってしまいました。
だって彼らはあのいびきの中、寝られるわけがないですから。
気を紛らわせるために僕はラジオを聞き始めました。
それが子守歌になって、なんとか睡眠の続きに入って行きました。
それでも朝起きたら昨日の疲れも和らぎ、今日の予定を考えていました。
歩き始めると、水と食糧が減った(と言っても1キロぐらいね)からか、進み方が速い!
よし!これならもう一つ隣の山まで行けるぞ。
山頂はあいにく雲の中。その先の山荘まで行ってみることにしました。
そして巻き道を使って縦走路へ入るんだ。
と思いきや小屋番が『巻き道は崩落箇所があります。山頂経由でお願いします』と。
終わった。
時間的に無理。
それなら第二に用意していたルート、三条の湯へ行こう!そして調子良ければ一気に下山だ!
なんとか耐えぬいた僕は鞍部(ピークとピークの間にできた平らな馬の背のようなところね)で昼食をしていました。
三条の湯へは12時頃着くはず。ひとっぷろ浴びてそのあとは3時間から4時間の林道と車道歩き。暗くなったとしても林道ならヘッドランプでこなせるはず。
僕はとりあえず湯船に身を沈めました。
なんとそこに昼食中一緒になったおじさん二人組が入って来ました。
『あれ~?速いですね』
おじさん『登りは遅いけどさ、下りは速ぇ~んだ(笑)』
無駄話で盛り上がっていると、林道が車両通行止めになっていることを知らずに登ってきたらしく、山頂をあきらめたみたいです。
そうそう、その心がけが山屋には大切なんですよね。山頂行ったら明るいうちに戻って来れないですからね。
さらになんと、林道入り口に車を置いてあるから乗って行きなよ♪と。
『やったー』バスの時間にも間に合わないし、林道に出てから車道を1時間は覚悟してたのに。
そしておじさんたちと林道を2時間半下るのですが、は…速い(汗)。
それもそのはず、背中のザックはピクニック並み。2~3キロしかないかな?
僕の背中には22キロは残っているはず。渾身の力と精神力でついて行く。
あとちょっと速かったら置いて行かれましたね。聞くところによると、週5日ジムで10キロ歩いたり走ったりしてるんだとか。
年齢は66歳だそうだ。
最近の中高年は体力あるとテレビでやっていましたが、そのいい例ですね。
よーし、僕も頑張るぞー!というわけで僕の山行は無事終了しました。
疲れた~(笑)。