TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

年末のご予約状況(11月28日)

2020年11月28日 | Weblog
新型コロナウイルスが渦巻く2020年もいよいよ師走、早くも年末のご予約状況をお知らせする時期となりました。

今年は感染防止という観点もあり、待ち合い席にお客様が集まらないようなご予約体制を取らせていただきました。

年末の繁忙期に関しましても継続的に感染防止対策を続けて参ります。

ご予約は前もってお取りになる(次のご予約をお取りになってお帰りになる)お客様が多くなってきた経緯もあって、12月は既に約半分ほどが埋まっております。

それでは全体的な混雑日と狙い目の日にちをお知らせしてまいります。


12/1.2、15.16(火水) 連休です。

土日はすでにほぼいっぱいですが、6日(日)の午後に高橋に空きが出ました。
ほかに7日(月)午後.9日(水).9日(水).14日(月)午後.11日(金)午後.14日(月)午後.21日(月).23日(水)午後.27日(日)午後がまだ余裕ありです。

また、9(水).10(木).11(金)13(日).21(月)
23(水).28(月).29(火).30(水)が山田の狙い目となります。

なお、年内は30日(水)までの営業です。
29日(火)は営業いたします。
新年は6日(水)から平常営業いたします。

1/10(日)、1/11(月)は成人式式典のため一般のお客様はお問い合わせ下さい。

感染防止対策を徹底して皆様の御来店を心よりお待ちしております。
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房州 烏場山·高塚山 その2

2020年11月25日 | Weblog
烏場山から移動しました。
そんなに離れていないのでゆっくりと海を見ながらの移動です。

ここはもう千倉になります。
和田浦ではサーファーが30~40人入っていました。波はあまり良くないですね。

道の駅ちくら潮風王国を拠点にして入山します。
まずは車を停めて店内をサラッと見てみます。割と小さな道の駅の販売コーナーはとりあえず海のもの中心ですが、生物はほとんど無くて冷凍か加工食品ばかりでした。

とりあえず支度して10時45分 道の駅ちくら潮風王国 をスタートしました。


登山口はこんな感じで、海側から見た感じは急斜面かつ波で侵食された山肌というふうに見えました。
山と山の間からつづら折りに登って、裏側か横から山頂にアクセスするって感じかな? と思いました。

看板には「不動産奥の院登山口」と書いてかるので、上にその奥の院があるのかな?と思いました。


固められた階段を登ります。


階段は石に変わりました。


まだまだ階段です。


途中、ちょっと展望がひらけました。


そしてまた形を変えて階段です。


さらに階段。
鳥居が見えてきました。


ちょっと立派な階段になって···


山頂の奥の院です。
山頂プレートはその奥になります。


11時18分、新関東百名山、房州低名山「高塚山」です。
あっという間でした。


一応展望はあります。

あまりにあっという間だったので途中で見た道標に従って、隣の山に行ってみようと思いました。


「龍護山」かぁ。
なんか鬱蒼としてるな。
でも行ってみようと思います。


赤テープがたくさんあります。
まあ、薮っぽいですね。


いきなり倒木。というより根こそぎ寄り倒しって感じです。
トラロープがかかっているので道はその下に続いていますね。


だめですね。
ここも台風被害が激しく進める気がしません。
やーめた。


やめた原因その2。
あの花の種があちこちに付着してます。
大っ嫌いな種。
それに加えて、松ヤニのようにペタペタくっつく種も混じっていてたまりません。

ひとつひとつ取り除くストレスったらもぅ。
諦めて出てきました。



ん?
汐の香コース?
行ってみよう。


倒木が道をふさいでいます。


根こそぎ剥ぎ取られています。


こんなのいい方です。
やめた。やーめた。

戻るとまたあの種が···。


これこれ。
低山によくあるやつ。
コセンダングサっていうのかな?

嫌になって素直に下山することにしました。
この山何故に新関東百名山に選定されたのか、この山の特徴を調べてみましょう。

ここは山を背にしたお花畑が良いのですね。
時期は2月、キンセンカやストックの花畑が売りのようです。
どうりで誰にも会わないわけですね。時期外れもいいところですから。

また、房総半島の海岸に面した山々の中では最も標高が高く(216m)、最後の氷河期においても常緑広葉樹林に覆われていたようです。
沖縄の自然林の構成樹種と共通するところが多いらしいです。

なるほど、そういうところが目に止まっての選考ですね。

今週はこの2座だけで引き上げることにしました。12時25分 道の駅ちくら潮風王国に戻りました。


4.3km
1時間40分
8,000歩
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房州 烏場山·高塚山 その1

2020年11月24日 | Weblog
皆さんは三連休をどのようにお過ごしになりましたか?
新型コロナウイルスが再び猛威を振るう中、感染拡大防止の意識が少々薄くなってしまっているような気がします。

緊急事態宣言を再び発令する事によって生じる悲劇というものも否めず、経済を止める事はやっぱり出来ないと思います。
自分の家族や身内が仕事を失うこと··· 実際に直面するとなるとため息だけでは済まないでしょう。

特効薬が出来るまで、このまま何とか自衛していくしかないのかもしれません。

当店におきましては、次回のご予約をお取りになられてお帰りになるお客様のおかげで、何とか生活出来るレベルは保たせて頂いております。
今出来る全ての手段でしばらく耐え忍ぶ覚悟です。

今週は仕事による疲労感が激しく、また乾燥が進んできたせいもあるのか手のアレルギー反応が強く出ています。
さらに嫌なことに左手親指の関節が変形を伴いながらバネ指と化してしまいました。
とりあえずテーピングをして同じように耐え忍ぶだけです。
いずれ固まって痛みも遠のくと思います。

前置き長すぎました。

体力作りと話題作り、さらには気分転換のためにも山やウォーキングは続けています。

今週は人との接触を避けるべく、ベストシーズンを外して歩く山を選びました。
久しぶりに千葉の低山歩きです。

前夜のスタートは23時とかなり出遅れましたが、のんびり走って和田浦のお花畑バス停のところにある「市営花園駐車場」に午前1時30分に到着しました。

今夜はここをねぐらにします。

さすがに南房総は暖かく、いつものシュラフでは暑いぐらいです。
でもこれしか無いので首を閉めずに潜り込みました。

起床は6時30分。
チャック全開のシュラフに入り込む冷気と、道路っぱたなので車が往来する音で目が覚めました。
珍しく目覚まし時計が鳴る前にスッキリ目覚めました。

スッキリしたのは目覚めだけで、指は硬く固まって浮腫んでいました。
ま、ガッカリしても治らないので楽しいことだけ考えます。

今回は単独ですから、アバウトに行きます。

起きたらコーヒーを沸かしてポットに詰めました。
朝ごはんは前夜にスーパーで買ったサラダスパゲティーです。

食べたいものを摂る。
山でのマイルールです。

珍しく栄養ドリンクまで飲みました。


まず、登山口へ向かいます。
花嫁街道登山口です。

先行の方かな?
一台停まっていました。
駐車出来るスペース全部を使って真横に停めてあるので、ここには停められそうにありません。
もう少し奥に一台だけいけそうなスペースがあり、そこに駐車しました。

「花嫁街道」は和田浦歩こう会の方々によって約50年前から整備されている大切な里山です。
さて、どんな風になっているのかな?

花嫁街道について少し説明しますと···

岩崎元郎さんが選定した新日本百名山のひとつに選ばれており、房州では人気のハイキングコースとなっています。
昔、花嫁行列が通ったという言い伝えによりその名がつきました。
もちろんこのあたりは花の生産地で麓には冬でも花畑が広がるのです。

7時10分 スタートしました。
登山口の写真を撮ろうとすると、ファインダーの中に人影が入り込みました。

挨拶をしようとすると様子が変。
なんと、額から流血しています。
『切っちゃいました』という男性はトレラン仕様のコスチュームでした。

『だ、大丈夫ですか!』
僕が声をかけると
『枝でやっちゃったんです。転んではいないですよ。頭なので出血が多くて見た目すごいですけど大丈夫です』
と言っていました。

洗おうとしたのか設置されているトイレの戸を開けてましたが、水道が無いらしくそのまま下って行きました。

今回も「こんなところで」という教訓を感じました。

今朝の気温は11℃です。
暖かいですね。
それでは一気に見どころの写真を掲載していきます。


登り始めるといきにり倒木が。
去年の台風被害の爪痕かな?
草木は低山らしく鬱蒼としています。


かつての登山道は下側を通しており、見上げるとかすかに梵字が読み取れたようです。
風化が進んでしまい、現在は見えません。
落石の危険から今は尾根道になっているとのことです


水場なのかな?
じがい(自我井)水は山中の隠し田の水利に使われたとの説もあるとのこと。
どこから水が出ているのか確認していません。


第三展望台があるってことは、第一第二もありました。
素晴らしい景色··· とは言えませんが、晴れていれば青い海が見えていたことでしょう。


8時20分 烏場山山頂です。
花嫁街道を上り詰めるとここに着きます。
なんと新日本百名山に選定された山です。
標高は265mですが、深田久弥の日本百名山と異なり「登りやすい山」を選定しているとか。


花嫁街道にちなんでか「縁結び」の山でもあるようです。



花嫁街道で登ったあとは花婿街道で下山します。

旧烏場展望台です。
なぜ旧になってしまったのかな?


さらに下ると「見晴台」
ここが一番開けて見えました。


9時13分 金比羅山
一峰越えます。

そういえば第二展望台の先に見たことがない群生がありましたっけ。
珍しいほどの群生らしく、硬い木なので桟橋に使ったりするために植林したものがはびこり、群生したということです。
マテバシイの純林(その種だけで構成されている森)は非常に珍しいのです。


9時20分 そして「黒滝」


急な階段降りていきます。


落差9mで、房総半島では珍しい一本滝です。
水は低山らしい色でした。


下山するとサザンカが目立っていました。
この時期咲いている花はこれぐらいなもんです。

そういうことで、山中誰にも会いませんでした。
9時35分花嫁街道登山口到着


初めて登山靴に履き替えるのを忘れて登った山。
バイオトイレあり。
新日本百名山
新関東百名山

8.3km
2時25分
14,000歩

高塚山へ移動してその2に続きます。
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大真名子山~小真名子山

2020年11月17日 | Weblog
岩山が続いたので、緊張をほぐせる山に行こうと思いました。
ところが、なかなか決めることが出来ずにお休みの日が来てしまいました。

やりたい事、やらなきゃならない事が目白押しで、ついでに仕事も忙しくそれどころじゃなかったっていうのもあります。

いろいろ考えたけどGPSにルートを落としてある山の中から日光の「大真名子山」に白羽の矢が立ちました。
そしてどうせなら「小真名子山」にも足を延ばしてみようと思います。

もう紅葉も終わったし、静かに登れそうだな。

ところが、自宅に帰ってGPSデータを確認すると小真名子山へのルートが保存されていませんでした。
急いで入力の作業をし、登山計画書を作成。
あ、山地図も店から持って来てないや。
地図もダウロードしなきゃ。

荷物をパッキングして家を出たのが23時でした。
『いつもこれだよ···』

日光は何故か自分にとってはあまり好きな山域ではなく、ちょっとばかり緊張します。

そして大真名子山は急登だと分かっているので、心なしか気分はいまいちでした。
それでも一度は登ってみたい。


以前は車で行けた志津乗越も今では行けるけど駐車場禁止となっています。
途中やその先に駐車できそうな所はあるものの、やはりダメだという以上それは仕方がないことだと思いました。


山の向こうから朝日が登ってきました。
登るのはあれかな?

午前2時30分に梵字飯場跡駐車場に着き、起床は6時20分にしました。

予定では6時30分にスタートしたかったのですが、睡眠時間が短すぎるので少し遅らせました。

数年前でしたら何のためらいもなく6時には目覚ましをセットしたと思います。
年齢に合わせて楽しむしかなくなりました。


志津乗越です。
ここまで1時間45分、途中太郎山に登るという男性に追い越されました。
彼は走って来ました。
『熊出ないといいですね』
そう言ってあっという間に見えなくなりました。

そんなに若い人じゃないのに凄いな。
僕には無いものだけに羨ましいです。
登っても登っても強くならないこの実力は何なんだろう···。


登山口はこんな感じ、青空だけが僕を励ましてくれました。

今朝の気温は0度、薄めのグローブは手を温めてはくれませんでした。
久しぶりにサポートタイツを履いて下半身を保護してみます。
パンツは中厚手にしました。
上半身は撥水下着に汗を吸うタイプのフリースっぽいジップアップウエア、もう古くてクタクタしてるけどこれがこの時期手放せなく、同じようなものが見つけられないので大切にしています。
それに超薄手で透湿性のあるウインドブレーカーを重ねてのスタートです。

間違いなく登れば暑くなるのでこれで行きました。


この界隈は「二荒山神社」の敷地になるのかな?
なんてったって華厳の滝やいろは坂も境内だと言うじゃないですか。

男体山は入山料取るし、入山期も限られています。志津乗越にある「駐車禁止」の看板も二荒山神社の名前が明記されていました。

そしてこの特徴のある御神体がいつもどこからともなく現れてくる山域なのです。
ちなみに男体山と女峰山は夫婦という位置づけで、その愛子となる大真名子、小真名子、さらに北側に太郎山があり太郎は長男とされています。
つまり山岳信仰の上で火山一家を形成しているのです。


急だ。
なんていう急登なんだ。
それとも自分が弱すぎるのか。

誰も来ないのがせめてもの救いで、こんなザマを誰にも見られたくないと思うのです。

シャクナゲが葉を丸めて冬の準備をしていました。
『そうか、この山も春にはシャクナゲの宝庫になるんだな』


ほら居た。
また居た。
僕を嘲笑うように上から見つめる肉感的な像は芸術的過ぎて怖いぐらいなのです。


梯子もあるけどいらないレベルです。
でもここは日光三嶮のひとつらしいです。
「千鳥返し」と呼ばれています。

鎖の形に特徴がありますね。
とても握りにくいです。
鎖場というレベルに値しない程度でした。


フラフラですよもう。
やっと大真名子山山頂到着です。
1時間13分しかかかってないのにこの疲労感はなんなんだ。

速い人はここを1時間かからず登るのでしょうね。
僕の足はまるでナメクジのようでした。


居た。また居た。
『よう来たなワレ』とでも言わんばかりのお姿に僕は目を合わせる事が出来ませんでした。

ここでしばらく休憩と食事をします。

なんせ朝ごはんを用意するのを忘れたもんで、ベビーサイズのドーナツを3個食べただけでスタートしたため腹へりへりはらになりました。

今日はカップラーメンにしました。
用意する暇なしだったもんでね。


腰を上げて小真名子山に向かって歩き出しました。
「栃木百名山」の標識がありました。
『そうか、ここもそうなのね。ところで僕は栃木百名山をどのぐらい登ったのかな?』
こんどチェックしてみようって思いながらもう何年経つだろう。


北斜面には雪が残っていました。
想像がついていたのでチェーンアイゼンを持ってきています。
使わないとは思いますが、あると安心ですしね。


手前の崩落地は大規模に崩れています。
その奥に女峰山が見えています。
まえに霧降高原から登った事を思い出しました。


「タカノ巣」です。
ちょいと平らになっていて倒木が「ここに座りなさい」と言っているので言う事をききました。

それにしても今日は誰にも会わない僕の大好きな状況です。
普段は一日中おしゃべりしているのでこんな日もあるといいですね。

山頂に着いてから1時間07分経過しました。
ラーメン食べたりしてたので、たぶん3~40分でここに着いたと思います。

下りもスピード控えめにしないとならないほど急坂でした。


登り返します。
小真名子山に向かって行きますが、またまた急登です。

ここはもうゆっくりと登るしかないです。

赤と黄色の真四角のプレートが着いています。
登山道には赤テープを含め明確にルートを案内してくれました。


タカノ巣から50分、わりとすんなり来れました。
下から見ると『キツいなぁ』と、思っても登り始めるとそうでもないとと思えるようになりました。

時々南アルプスの山塊を思い出しますが、あの質感の大きさに比べると子供どころか孫みたいなもんです。

でも僕にはキツいですけど。


そういえば「栃木の山紀行」というカテゴリーもあります。
調べたことはないけれどどんな山が選ばれているのかな?


その先には電波反射板がありました。
地方整備局が15年前に作った反射板だそうで
現在は機能していないようです。


また雪が出始めました。
急坂のガレに雪、嫌な状況なのでかなり慎重に下りました。


足を滑らせたらタダじゃ済まないぞ。
ゆっくりね、ゆっくりね。


下が見えないぐらいの角度とザレた斜面。


ここにはしつこいほどのペンキマークが着いていました。
前後に誰かいたら落石にも注意しなければなりませんね。


約1時間かけて富士見峠に着きました。
下りなのにこのタイムとは。

あとはひたすら林道を志津乗越に向かって歩くだけです。
歩くだけなんですけど、ガレ続きの林道でとても苦痛です。


大崩落地を通過します。

林道を寸断するほどの土石流の痕らしく、マグマが山肌を伝った地面が露になっていました。


横たわる硬そうな木の枝。
左足が跨ぐ。
右足のつま先が枝をすくう。
枝は硬くて左右に長い。
枝が回転せず右足がロックされる。
身体がゆっくりと重力がかかる方向から外れていく。

でーん。
転倒しました。
幸い石から外れて膝や手は無事でした。

起き上がるのももどかしいぐらいショックでした。
以前木の根がループ状になったところに足をはめてしまい、思いっきり大勢を連れた登山ガイドツアー客の列の目の前ですっ転んだ時があります。

それ以来の前からデーンでした。

あの時は『ほら、急ぐとろくなことないですよ』と後から言われたんじゃないかな。


それからもずっとこんなガレ林道を歩きました。

富士見峠から2時間10分、やっと志津乗越までやって来ました。

志津乗越の先には程よい広さのスペースがあり、ここに駐車出来そうだなと思いました。
でも、梵字飯場跡の駐車場にある看板には「ここから先駐車出来ません」とあります。

何台かの車がありましたが、登山者ではないようです。

志津乗越でパンを食べました。
女房が出しなに『これ持っていく?』とくれたものです。
結局10時間をカップラーメンひとつ、パン2個、ベビードーナツ4個で乗り切ってしまいました。

あんなに暑く感じた林道でしたが、ちょいと座っているだけで冷えきってしまいました。

また長い林道を戻ります。

硬い登山靴が歩きにくくてたまりませんでしたが、予定通り16時に駐車場に戻ってきました。

駐車場には2台の車が停められていました。登山者とはちょっと違う面持ちでした。
もう時間も時間だし、誰にも会わなかったし、何のためにここに停めているんだろう···。
こんな奥地に···。

ほんとに疲れた山となってしまいましたが、無事に下山できて一応満足です。

帰り道の土産物店で見つけた60本限定のここでしか買えない日本酒を女房へのお土産として買いました。

何故か温泉も食事もする気になれず、そのまま帰って我が家温泉に入ることにしました。

いうまでもなく我が家温泉は最高でした。


歩行距離 22.1km
累計登坂標高差 +1,376m
所要時間 10時間15分
33,800歩


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裏妙義 丁須の頭

2020年11月11日 | Weblog
山に燃えてるお客様、E君にまた誘ってもらいました。
『高橋さんと行く山が一番楽しい』と言ってくれます。
ならば前々から『いつか連れていくね』と約束していた妙義山に行ってみることにしましょう。

妙義山、僕はけっこう好きです。
高速道路のインターチェンジから近いし、道の駅が登山口近くにある、温泉もすぐそばですし、観光としても良く見た目も凄いです。
あの尖った岩稜に咲く桜や信じられない角度に張り付く紅葉も異次元です。

もう何度も登っていますが、あそこだけは何度行っても嫌にならない。誰かを(それなりに経験を積んだら)連れて行くとみんな喜んでくれます。

ただし、上の方は毎年何人も帰らぬ人になってしまう山なので、必ずほかの山で鎖や梯子そしてロープを使った懸垂下降とセルフビレイを経験してもらってからにしています。

もちろん自分もその前に復習するので、そのいい機会になります。

今回の妙義は「裏」です。
実は僕も「裏」は初めて。
そして「裏」といえば「丁須の頭」です。

それではその「丁須の頭」を見ていただきましょう。


これです。
この「丁」の字のような岩の形、なんとも目立つ存在ですね。

なぜ西上州はこんな山が多いのか調べてみました。
どうやらやはり火山活動によるものと、堆積物の侵食のようです。

この「丁須の頭」も偶然にもこの形になったというわけです。


日の出に合わせて集合しました。
いろんな意味でここは明るくなってから登りたいところです。

まずこんな看板が僕らを歓迎してくれます。
ほんと普通の登山とは趣が違うので装備を整えないとダメです。


紅葉と岩稜の織り成す風景に目を奪われながら急な斜面をゆっくりと登っていきます。
丁須の頭まで体力を温存しておきたいと思います。


E君が覗いている穴、何のために作られたのでしようか。
と言うよりも、E君の装備に注目してください。
ウエストから太ももになんか巻きついている。これがハーネスというものでクライミングの時に絶対必要なものです。
簡易ハーネスやロープを身体に回しながらという方法もありますが、やはりちゃんとしたハーネスは持ってないと安全は保証されません。

さらにジャラジャラ付いているのがカラビナとスリング(まあ紐ですね)こんなものを持っていきます。


まずはルンゼ状の岩場を鎖を頼りながら登ります。
まだまだ序の口。


そして岩の斜面をトラバース。
ハーネスから伸びているスリング付きのカラビナを掛けてセルフビレイします。


さらに際どくなってきました。
セルフビレイはさらに確実ににね。


E君だいぶ慣れてきました。
他の登山者がいないので、ゆっくり練習を兼ねて「必要ないだろ」と思うところもちゃんと確保します。

こんなところで⋯ という場所でのトラブルは意外に多いのです。
経験上ほんとにそう思います。


稜線に出ました。
ゴツゴツに紅葉が。
筋肉隆々の身体にまとった毛皮のようです。


丁須の頭の直下に来ました。
「きのこ」状の岩の基部に上がります。
向かって左側を昇り降りします。


見上げるE君。
『いや、やめておきます』

ちょっとホッとした僕、斜面の懸垂下降はけっこう簡単ですが垂直となると感覚が違います。
僕もちょっとビビってます。

なので確実に行くことにしました。
鎖にカラビナをかけながらゆっくりと登ります。
ここはフリーで登るしかないので、堕ちたらお終いです。力尽きて堕ちるか踏み外しの墜落が多いようです。
行ってみてからヤバいと思っても遅いのです。


さあ、じゃ行ってきます。
僕は鎖に直接カラビナを通しながら墜落を防止して登ります。
時間かかるけど気持ち的にはかなり楽です。

2つのカラビナを交互にかけるのですが、架け替え時に不安定にならないようにしなければなりません。


はい到着。
風はあるものの比較的気にならないレベルで良かったです。


上にいる間も不測の事態に備えてビレイしておきます。

ロープを出してビレイデバイスをセット。

ロープダウンします。
先行の方が1人僕を見ています。
その方は僕らが着いた時に、ロープダウンするところでした。

スルスル降りてきたので経験がある人なんでしょうね。見ていて安心でした。


登ったら降りる。
ここまで来るとだいぶ気持ち的に楽になります。
『はーいVサイーン』とE君に言われて顔まで作ったところです。


頭の基部で2人で記念撮影して丁須の頭をあとにします。


いい景色です。
正面に表妙義が連なります。

さ、先に進みます。
これで終わりじゃないので気を引き締めて行きましょう。


来ました。20mチムニー内の懸垂下降です。
ここはフリーでも下れますが、積極的にロープ出しましょう。

E君いきます。
上手く降りることが出来ました。
だんだんいい感じになって来てます。


紅葉の中流れるように下ってくるE君。
まだまだ鎖あります。


絶壁のトラバース。
足場が崩れ落ちることは? ないと信じたいです。

展望が広がりました。
僕はこの季節が大好きです。


「三方境」まで来ました。
ギザギザの稜線、僕らはここでお終いです。

お昼ご飯を食べて下山します。

E『いやーまるで違う山だなぁ』
そうです、ギザギザの稜線から降りると普通の土の登山道が現れて、張り詰めた気持ちが楽になりました。

三方境から下ること1時間ちょっとで旧国民宿舎の駐車場に着きました。


さよなら妙義、また会う日まで。

僕らは「道の駅みょうぎ」に向かいました。

女房に『パパもうお酒無いよ』と言われていたので、買って帰ろうと思います。

E君が先に道の駅に行って品定めしておいてくれました。
お酒が飲めない僕にとってE君はお酒の先生です。
『これはたぶん美味い』
おお!そうですか。
『これもたぶん美味い』
おお!これもですか。

2本抱えて持ちます。
『そしてこれをおつまみに』と言って指さしたのがコンニャクの中に何か詰め込まれているナルト状のもの。

さらに『はい、奥さんにおみやげ〜』と言って肉厚の椎茸を買ってくれました。

おいおいそんなことしたら『遠藤君とまた山に行きなさーい』って言われちゃうじゃん。
それって作戦? (笑)

そして温泉。
すぐ近くにあります。
いや〜温泉はいいです。
日本全国の温泉に入ってきた僕としては、どこも気持ちいいです。

「もみじの湯」もう何回来ただろう。
ここはJAF提示で割引ではなくコーヒー1杯サービスのようです。
紙コップのコーヒーでしたが買うと280円です。たぶん買うとコーヒーカップに入ってくるのでしょうね。

僕『あらーコーヒーサービスなのね』
受付のママさん『そーでーす。これを出して下さい』と言ってチケットをくれました。

E君『なるほど!そうやって食堂にいざなう訳ですね』
受付のママさん『そうそう(笑)』

そんなわけで、食堂にも行くことになりました。

食堂は年配の5人組が楽しそうに談笑していました。食事もしていました。
感染対策としては失格ですが、難しいところですよね。

僕らはテーブルのアッチとコッチに座って食事しました。
僕はなぜかお米が食べたくなってしまい、蕎麦ではなく「生姜焼き定食」にしました。
お味は普通でした。
E君は温かい蕎麦でしたが、こちらは普通にうまいだそうです。

E君また行きましょうね。お疲れ様でした。


歩行距離 11.2km
累計標高差 +1,164m
所要時間 8時間
23,000歩
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エアコンの除菌

2020年11月09日 | Weblog


いつもご利用ありがとうございます。
今日(11月9日)はご予約が少ない日でした。

こんな時に大掃除をしておきます。
前々から気になっていたエアコンの大掃除をしました。

冬に備えてエアコンの内部のプロペラから吹き出し口まで汚れを落としながら徹底的に除菌します。
おかげで新品のようになりました。

今年の夏は換気効率を4倍に上げていたので湿気がものすごく、結露することが多かったです。

年末のご予約もだいぶ入ってまいりました。
なお、最後の火曜日(12月29日)は営業させていただきます。
12月31日~1月5日までお休みとなりますのでご注意ください。
そして来年度の成人式は、1月11日(月曜日 成人の日)と決まりました。
早朝からの営業となりますので、終了時刻が変更になる場合があります。

「年末の混雑状況」はティンカーベルブログの方で12月に入りましたら随時更新していきます。
ぜひフォローをお願い致します。

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関東ふれあいの道 茨城8(パート3)

2020年11月04日 | Weblog
【記事が前後します。内容がリアルだったため公開に時間をいただきました】

やっと行ける日が来ました。
夫婦で茨城県コースを歩き始めて4年半が経ちました。
その間生活のリズムや環境も変わり、お気楽に『じゃ行こうか』と言えなくなっていました。

その間、僕はコツコツと他県のふれあいの道をすべて踏破していました。

今回は「筑波連山縦走のみち」で女房にとって鬼門とも思える燕山周辺のルートです。
唯一残された「雨引観音~燕山手前」までのルートに行きました。

道のりはたいしたことないのですが、アップダウンが激しくとにかく急な木段と粘土質の斜面、さらにオフロードバイクによって削られた登山道のセンター溝が半端じゃない。

登山ウェアがしっくりこない女房はジャージ姿で出動です。
帰りに買ってあげるねと言ったまでは良かったのですが⋯。


雨引観音は改装中です。
女房が楽しみにしていた孔雀たちも今は姿を見ることができないようです。

裏手に周り、登山道を登っていきます。
雨引山からの縦走路までは鬱蒼としているはずでしたが、今回はきれいに刈り払いされておりとても楽に登れました。
まるで別な道のようでした。

稜線に出ると風が強くなりますが、寒い感覚はありませんでした。
ゆっくり登って女房の股関節に負担がかからないようにします。

やがて縦走路と巻道の分かれ目に来ました。
ルートはピークを越えるようになっています。
巻道を行っても良かったのですが、完璧主義を貫いてきた女房はそんなごまかしは望まないと思ったので、素直にピークを攻めます。

足元がスペりやすいので、持ってきたロープを張って掴まりながら登ります。
当然降りますが、わかりにくいルートで急な木立の中を赤テープに沿って降ります。

ロープ出します。
20mいっぱいまで降りたところでさらに20m張ります。
もう半ピッチロープを出してやっと傾斜が緩くなり始めました。


辛い木段を荒い呼吸で登る妻。
危ないところはロープ出して上り下りします。

そしてやっとのことで前回加波山から登ってきたルートとの接点まできました。

加波山の時もここまで来て、往復しましたがこの先の下り坂を見て「今日はここまで」と告げました。
とにかく急な粘土質の坂でした。

さて、時刻はすでに14時になろうとしています。
このまま戻ると暗くなりそうなので、途中チェックしてきたエスケープルートで林道経由にすることにしました。

そこの分岐で休憩したのですが、僕のコーヒーポットが置きっぱなしになっていました。
「あらら、やっぱり置いてきたか」
しまった記憶が曖昧だったので、もしかしたらと思っていましたが、そのやっぱりでした。

「ここを下ると林道に出るから、歩きやすい方を選ぼうよ」と下りはじめた瞬間『ハチ!』と叫ぶ女房。

見るとセミのように大きなスズメバチが女房にまとわりついています。

確かに黒ずくめ、だけど突然の襲撃に驚きました。
逃げろ!と言ったものの激しい動きに反応させてはいけないと思い、しゃがませると首筋から背中に尻を突き立てようとしています。

それを見て思わず振り払った僕。
ハチがいなくなったと思った瞬間
『痛い!』
刺されてしまいました。

まずい。
その場を離れ救急用品からポイズンリムーバーを取り出し、毒を吸い出します。
この時絶対に口で吸い出してはいけません。
歯茎や粘膜から毒素が吸収されてしまうからです。
絞るよりは吸い出す、これに限ると思います。

本人は大丈夫と言っていますが、だんだん腫れが広がっています。
相当痛がっているので危険だと判断しました。

砂利の林道が舗装路になったところで救急車を頼むことにしました。
ほどなくサイレンを鳴らしながら林道を上がってくる救急車が現れました。

女房少し安心したのか、イケメン救命士をチラ見しながらストレッチャーに背もたれながら対応してもらっています。

脈拍は90近く、血圧は130に迫る勢いでした。
狭い林道で無理やりUターンしてくれ、来た道を戻ります。
途中でマイカーを回収するために僕は救急車から降り、徒歩と走りを織り交ぜながら雨引観音までの坂道をかけ登ります。

吹き出す汗とあの道を選んだ後悔、あの時僕がハチを払わなければ刺されなかったかもしれないなど、色んな事が頭をよぎります。

やっとやっとマイカーまで到着しました。

ここから約25分移動します。
やたら時間が長く感じました。
やっと到着した病院は大きく綺麗でした。
どうやら出来たばかりらしいです。

何処から入れば分からないまま、救急車が並んでいるところから突撃しようと思いました。
すると守衛さんがいたのでココだと思いました。

入ると受付のようなところがあり、事情を説明すると「ここでお待ちください」と言われました。
書類に記入をして待ちます。
30分は待ったかな?

やがて呼ばれるとベッドに寝かされている女房がいました。
『何か処置してくれたの?』
『破傷風の注射』
看護師さんから説明を受けて、ゆっくり帰る支度をしました。

やっぱり救急車呼んで良かったかな。
車まで戻ってから受け入れてくれる医者を探して⋯ なんてしているうちにどんどん辛くなるに違いないと思いました。
とにかく早く楽にしてあげるに限ると思いました。

薬局で処方してもらった薬を受け取り、帰路に着きました。
子供たちはそれぞれ食事を作っておいたり、片付けをしてくれていたりして帰りを待っていました。

どんな山にも危険は潜んでいると痛感した日でした。
ハチジェットのスプレー持たなかった僕がいけなかったな。山を怖いものにさせてしまった僕の責任だな。

反省しきりの一日でした。

ちなみに女房が雨引観音で引いたおみくじは「吉」でした。


歩行距離などのデータは慌ててしまったため不明です。





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場所非公開花火IN土浦

2020年11月03日 | Weblog
新型コロナウイルスの影響で中止となった土浦全国花火競技大会の代替として「花火」が11月3日19時から打ち上げられました。
コロナ禍で苦境にある花火業者の経営を支え、技術の維持を図るという意味合いを込めているようです。

また、市制80周年に合わせて10号玉やスターマインなど1200発を打ち上げ、突然の花火に遭遇した人たちは歓声を上げていました。

この情報を下さったのは稲敷市からお越しになるKねぇさん。
いつも周辺の情報をくれるので、嬉しいです。

例年70万人が集まる全国大会は今年11月の開催予定でしたが、新型コロナの感染対策が難しいとの理由で中止になりました。
市花火対策室によると、今夏以降の大会中止のあおりで、売り上げ9割減の業者もいるということです。
日本経済研究所の試算では、花火大会中止を巡る経済損失は全国で5千億円を超えてしまうようです。

たまたま土浦を通る予定だった僕らは、現地まで乗り込むことはでなかったものの、途中に車を停めて見ることが出来ました。
『やっぱりこういうの見ると元気が出るよねー』と妻が言いました。

みんな我慢しています。
日本人は素晴らしいと思います。
希望こそ口にしますが、文句はほとんど耳にしません。
きっときっと今を乗り越えて、より強くなった自分たちを誇れる日が来ることでしょう。

Kねぇさん、教えてくれてありがとうございます。

なお、オンライン花火競技大会は12月7〜20日、動画投稿サイトのYouTubeで配信されます。
11月3日の応援花火で打ち上げた分を録画し配信するなど、52作品を公開するということです。
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