TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

24時間テレビ募金終了

2017年08月31日 | Weblog
今年も24時間テレビ募金にご協力下さいまして、本当にありがとうございます。

一年に一度だけ話題性のあることをやってみようと始まった募金活動ですが、こんなに続くとは思いませんでした。

わずか一ヶ月のあいだに皆様にお寄せ頂きました募金は、総額7650円でした。

本日営業終了後、カスミ龍ヶ崎ニュータウン店におきまして、全額募金して参りました。
皆様の優しいお気持ち、確かにお届け致しました。

今回、山田が都合により同行できませんでしたので、画像は僕一人です。
そしてティンカーベルは開業30年目に突入しました。
これからも持ってる力を惜しみなく発揮していきます。よろしくお願いいたします。
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磯遊びにきました。

2017年08月29日 | Weblog
家族そろって出かけられる、夏休み最後の日です。
というか、今日ぐらいしかないし。

で、どこに行きたいか会議した結果『海で磯遊び』になったそうです。

さて、どこの海に行くか…。
事故も多いので、なるべく安全に磯遊び出来るところといったら、内房なのかなー。

ところが、朝5時に目が覚めてもぞもぞしていると突然Jアラートが。
北朝鮮がミサイル発射したというではありませんか。
まったく…。

家族でどうするか検討していると、ミサイルは北海道を通過したといいます。
動向を伺っていましたが、今すぐどうのこうのは無さそうだからという勝手な判断で9時前に家を出ました。

磯遊びは引き潮の前後に合わせて、潮だまりで遊ぶのが基本です。
ちょっと早めに到着して、近くの磯料理で腹ごしらえする事にしました。

『漁師料理かなや』というところがあるらしい。ネットで調べると、いろいろな感想もありますが、店舗の後ろに磯もあり浜もあり食事もトイレも温泉もおみやげもとなれば、まずはここを実際に見てみて家族の反応をうかがうことにしました。

到着すると、意外にウケが良さそうなのでここに決めました。
食べ放題メニューもありますが、ここは好きなものをチョイスして質の良さそうな食事にしたいです。

おのおの一品二品をオーダーしてシェアすることにしました。
なかでも金目鯛の煮付けはとても美味しかったです。
煮付けて放置してあったものを出してくる大洗漁港の某店なんか比較にならないほど美味しかったです。

身という身を隅々までしゃぶられた金目鯛の姿(画像)は、あさましく8本の箸につつかれたありさまを物語っていますね。

食後はちょうど潮回りも干潮に向かうところでした。
ヤドカリ、カニ、小魚などを捕まえて観察しました。なぜか自宅に『海辺の生き物』という山渓の図鑑があったので、持っていきました。

なかなか楽しかったのですが、僕はスリップして後頭部強打しました。
山でぬかるんだ斜面で滑って転ぶ時みたいな感じでした。
ぬるん… って。

最後に温泉に入りましたが、暑くて暑くてやっぱり山の方がいいなぁ~なんて感じました。

そういえば、『千原せいじ』さんが入浴していたみたいで、一緒の湯船に浸かったようです。
受付の女の子が教えてくれましたが、僕にはよく分かりませんでした。
芸能人に興味なさ過ぎですね。

さてさて、今近づいている台風が去ったあと天気が良ければ、いよいよ日本百名山100座目の剱岳に登りたいと思っています。
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開店記念日 お花畑~

2017年08月28日 | Weblog
開店29周年を迎えたティンカーベルですが…

またまたお花が届きました。
稲敷からお越しのカワシ〇様からでした。

カワシ〇様、いつもありがとうございます。

男二人のむさ苦しい店内が、いきなりお花畑さながらです。

ありがとうございます。
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開店29周年を迎えました

2017年08月28日 | Weblog
本日、ティンカーベルは開店29周年を迎えました。

毎年お花を贈って下さるミヤザ〇様から、今年もアレンジメントされた花籠がとどきました。
ミヤザ〇様、いつもありがとうございます。

これからもまだまだ頑張って、さらに充実した毎日をお客様とともに過ごして行きたいと思います。
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郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と登る『乾徳山』その2

2017年08月24日 | Weblog
あれー、雨かよ。
登ってくる途中に休憩に適したテラスがありましたが、ルートはピストンではないのでこの先に進まなければなりません。
『どうする? 先に進んで樹林帯に入ってから食事にする?』
でも、雨も小降りだったのでそのままサッサと済ませることにしました。

従弟はパン食。
僕はカレーめしにフリーズドライの野菜とチキンを加えたものと、食後の珈琲プラスチョコレートパンでした。
都合よく雨もすぐにやんでくれて、悲惨な食事にならずに済みました。

そそくさと片付けて先に進みます。
ちょっとした梯子や鎖がありましたが、さほど難しいものではありませんでした。
実は僕、左手の指2本がひどい腱鞘炎で鎖が強く握れません。ちょっとこの山に不安感がありましたが、鎖にあまり頼らず確実にホールドを見つけて登りました。
どこまでが使いすぎでどこまでがリハビリなのか僕にも分かりませんが、アドレナリンも出て痛みは感じませんでした。

途中の避難小屋はとてもきれいで、トイレはバイオでした。ついでに落とし物をしておきました。
ここを拠点にするとどういう行程になるのかなー。こういうきれいな小屋に泊まりながら縦走したいですね。

あとは一目散に下山するのみですが、ガレ場がとても歩きにくく、濡れた岩が滑ります。
まるで筑波山の斑れい岩にそっくりで、泥のついた登山靴はよく滑ります。転ぶと思わぬ怪我をしそうなので、ここは確実に行きましょう。
鬱蒼とした苔むした樹林帯はここのところの雨で、いきいきとした緑色を放っています。

やがて登山道は終わり、林道~一般道と歩きつないで駐車場へ戻りました。
途中、民家のお母さんが『こんにちはー』と声かけてくれました。このお母さんも登るのかな?

ちょっと遅れて従弟が到着しました。いくぶん疲れたように見えましたが、この山は楽しめたのかな? 僕はお手軽なわりに楽しい山に感じましたが…。

さて、片付けて温泉温泉♪

従弟が『ほったらかし温泉ってどうなの?』と聞いてきたので、あーそうか近くなんだなと思い出しました。
ちょっと調べてみると車で30分ほどのところでした。
以前、金峰山の帰りに4件ほどの温泉にフラれて5件目にやっとここで温泉に浸かった記憶が蘇りました。

『いいねぇ、じゃそこで決まりね』
ほったらかし温泉は本当に簡素な造りなのにスゴい人気です。
やっぱりあの開放的な感じが良いのでしょう。
そして思い出されるのが、ざる蕎麦です。なんの変哲もない普通の蕎麦なのに、なぜか美味しかった記憶があります。
従弟にその話をして、食べてもらいました。
どお?
『うーん、普通』
やっぱりそうか…。今日食べたらそんな気がしました。
でも僕にはこれで良かったのです。

湯船は『あっちの湯』と『こっちの湯』がありますが、皆さん広い方のあっちの湯に行きます。
でも、こっちの湯の下駄箱を見るとわずか3足でした。
広くてごちゃごちゃしているよりも、おそらくこっちの湯の方が気兼ねなくさらに開放的に浸かれたと思います。

お湯の温度は、熱めとぬるめの2つでどちらも快適です。
ぬるめの湯船は眠気を誘う魔法のお湯でした。僕も寝てしまいました。

秩父方面は周りの高い山にブロックされて天気が割と良くなることがあるので、何度も通った山域です。
また来たらほったらかし温泉で熟睡してやろーっと。


おしまい。
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郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と登る『乾徳山』その1

2017年08月23日 | Weblog
『郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と登るシリーズ』いきます。

僕らの夏休みは梅雨時さながらの天候不良のため、あえなく撃沈しました。
今週は久しぶりに従弟を誘って山梨百名山でもあり日本二百名山の一つでもある『乾徳山(けんとくさん)』に登りました。

本当のところは従弟を北アルプスに連れて行ってあげようと思っていましたが、やっぱり天気がダメ-。
仕方なく、ちょっとはマシな山域を探したところ何年も計画倒れになっていた乾徳山がヒットしました。

スコーンと晴れることはないけれど、風向きからして西側に開けた山は何とか助かりそうです。
今日も各地で雷雨の予報が各地に出されていますが、ここなら早出して昼過ぎに上がれば雨にも当たらずに済むかもしれません。

従弟の車が故障してしまい、遠出(山梨は遠出じゃないのか?)はちょっと恐いというので、ちょうどよかったですね。
前日の17時発表の天気予報図を見て、さらにヤマテンの猪熊さんのコメントを参考にしました。

思っていたよりも晴れ間は無かったけど、多少の展望もあり富士山も姿を見せてくれました。
それだけでもラッキーです。

さてこの乾徳山、山頂付近の50度はありそうな一枚岩の鎖場が有名です。
情報によると鎖、梯子ともにけっこう大変だという前評判でした。ガレ場や落石もありそうなのでヘルメット推奨ということです。
いらないかも知れないけど、あれば良かった… と後悔しないためにも、ここはヘルメット持参で行きます。

行ってみると登山者が少ないので、落石は大丈夫そうですが、岩が濡れていて滑ります。思わぬスリップでゴチンとやったときに助かるためにも一応ね。

山頂に近づくにつれて奇岩群が現れ、鎖場が出現してきました。
なかなか危なそうなところもありますが、よく見て手足を置いていけば大丈夫です。
最後の一枚岩の登りも、実際に見るとたいした大きくなく、難度もそれほどでもありません。
ごぼう抜きでガンガン行っても問題なく登れます。ただ、ごぼう抜きは足が滑ったらただじゃいられないので、ここは3点確保で行きましょう。
縦の割れ目でも、足を入れてひねるとグリップするのでそれを多用しました。
掴み上がると山頂です。誰もいませんでした。山頂はお弁当広げるにはそう何人もいられない感じのゴツゴツした岩場です。

その時ぽつぽつと雨粒が落ちてきました。


その2に続く。
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筑波山に登りました

2017年08月18日 | Weblog
連休最終日、やっと山に行けました。筑波山ですけどね。
僕の壮大な縦走計画はこうして筑波山に変わってしまいました。

それにしても異常なほど涼しい夏になってしまいましたね。
これからまた暑くなるのでしょうか。

今朝3時半に起きて「市営筑波山麓無料駐車場」に向かいました。
筑波山神社付近は梅園の駐車場が有料になってから、どこに停めるか悩みますね。
ここは「つくば道」の上部にあり、神社まで真っすぐ登ればいいだけです。距離はそれなりにありますけどね。

午前中は雲の切れ間もあるかもしれないという予報です。
まだ薄暗いうちから登り始めます。
やっぱり誰もいないな。
と思ったら、ひとまわりほど年上のお父さんに男女ノ川の水場で顔を洗っているうちにパスされて、それ以降追いつけませんでした

標高が上がると雲の中に入ったらしく、雨でした。
御幸ヶ原でお父さんに再びお会いしました。軽く話しかけたら乗ってきちゃったので、しばらくお話することにしました。
『雨にあたるからこっち入れ~』と土産物屋の軒先でおにぎりをほおばりながら言ってくれました。
自分で握ってきたのかな?

それではお父さんの面白いトークを厳選していくつかご紹介しましょう。
『山は昔からやってるんですか?』
『いやー、四~五年前かな』
『(そのラフで簡単なスタイル)お近くなんですね?』
『んだ。15分』
『毎日登ってるとか』
『まさかぁ~、まだちっとだけ仕事行ってっから』
『60過ぎてよぉ膝痛くなっちまってよ~、近くに山あっから登って鍛えたっけれ、…治っちった』
『どこも悪いとこねぇんだよ。診断受けて引っかかんねぇの俺だけなんだよ。タバコも吸うのによぉ』
『山なんか疲れるだけって思うけど、なーんか気がつくとあれまた来ちまったってさー。』
『他の山にも行くんですか?』
『あー1回那須行った。登んのは大変だし、宿は最悪だし、もういいかな』
『山小屋なんてそんなもんです』
『でもよ、山はいいよな』

結局好きなようですね。
僕も登り続けていれば健康でいられるかなぁ…。
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のんびり夏休みになりました

2017年08月17日 | Weblog
ティンカーベルの夏休みは、おりからの天候不順のため毎日雨や曇りとなりました。

こんな年もありますね。
奥深い山に入る計画も残念ながら、また一年先送りとなってしまいました。

ふだん家にあまりいない僕ですが、寝坊してみたり家族とお出かけしたりしました。
とある水族館で昔のスキー仲間に偶然出会い、そのまま焼肉パーティーになるという楽しい思いもしました。

自分の道具部屋を整理したり、母親(入所中です)に面会に行ったり、山用品をお買い物したりと、なかなかふだんの動きと違うことをすると疲れますね。

そして突然パンケーキ(甘いものに珈琲が好きです)が食べたくなりました。
つくばにいたので、そこから行ける評判の良さそうなお店に行くことにしました。
ところが時間は16時。
この時間だと営業しているところもないかも…。
たった一軒だけ16時半がラストオーダーのところがありました。急いで電話してみると『間に合えば大丈夫です』と。
まあそりゃそうですが…。

なんとか3分前に着きましたが、裏通りの住宅地にあるためちょっとうろつきました。
『あ、ここ?』
と思った瞬間クローズの看板が出てしまいました。

お店の時計はどうだったか分かりませんが、自分たちの時計(正確なはず)はまだ時間になっていません。
一応頭を下げて顔を見せてみると、快く店内に招き入れてくれました。
ただパンケーキの生地が一人分しか無くなってしまったと。

『いいです、いいです。』
むしろちょろっと食べたいだけなので、その方が都合がよろしいです。
ところが、一人分3枚ですが4枚出来そうだと。
僕は珈琲とのセットで、女房はビール。
お味はブルーベリーヨーグルトとメープルシロップに分けてもらいました。
ふわふわの生地は軽くて美味しかったです。好みもあると思いますが、これはこれで美味しかったです。

そして何よりも、面倒くさがらずに時間ギリギリに招き入れてくれて、ゆっくりお話しながら対応してくれるその姿勢とキッチンにいたマスター(旦那様ですね)が裏で『4枚出来そうだけどお客様に伺ってみて』と好意的だったことがとても印象的でした。

こんな時、僕は感じたことをなるべくお店の方に伝えるようにしています。評価してもらえると嬉しいもので、これからも喜んでもらえる仕事をしようと思えるのです。
なんだかゆる~い感じのお若いご夫婦で、それでいてきっちりした仕事を心がけているように見えました。

僕たちもこんなふうにお客様と接することが出来るように、そしていつも変わらない態度で仕事が出来るようにしていきたいと思いました。

まだ一年ほどのお店ですが(どうやら居抜きで受け継いだようです)いつまでもこの感覚を失うことなく、お客様を受け入れていただきたいと思いました。
そして僕たちもそうありたいです。
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同級生と登る立山 その7

2017年08月10日 | Weblog
隣にテントを張ったおじさんたちが話しかけてきました。
明日の行程についてです。つまり右周りか左周りかですね。一ノ越から雄山までは混雑必至で渋滞するのではないかという予想からです。

僕らは新室堂乗越経由で登りましたが、雷鳥坂を直登するよりは距離があっても身体の負担は軽いと思いました。

おじさんたち、大汝山から富士ノ折立の岩場を下るのが恐そうだといっていましたが、
『そういうところは人間相当注意するものです。よっぽどの不運に見舞われない限り無茶しなければ大丈夫でしょう』
といって楽な気持ちになってもらいました。

さて、行きはなんとか担ぎ込んだ荷物も、帰りの階段は辛かったです。
目の前が真っ白になりM谷くんが先行しているかどうかもわからなくなりました。

ただただ下を向いて一段一段を確実に踏み込むだけです。
『こんにちはー』と言われても返す気力もないので、出来るだけ目を伏せて登ります。

ほとんどの人がスルーしてくれるので、自分に集中するだけです。
上でM谷くんが『大丈夫か?』と聞いてくれたような気がするけど、どうだったかな…。

テント場に戻ってきたM谷くんの足の親指の裏に大きなマメが出来て、それがズレて厚い皮膚が浮いていました。
そんなになるまで歩かせて悪いことしたな…。もう行きたくないなんて思われたら僕のせいだな。

そんなことをボンヤリ考えながら帰りの道を歩いていました。

やがて室堂ターミナルが見えてきました。すると今まで白黒に見えた景色が急にカラーになってきました。
人間て不思議ですね。
気分で変わるんですから。

来た時と反対に乗り物を乗り継いで扇沢に戻りました。
観光客と入り乱れて大混雑でした。座れたのは最初のトロリーバスだけで、あとはすべて立ちんぼでした。

扇沢でお土産を買います。
自分のものは山バッチか手ぬぐい程度ですが、女房にはいつも地ビールか日本酒を買って帰ります。
今回の黒部のビールは高かったけど、美味しいと言ってもらえました。

帰り道、近くの温泉「薬師の湯」で汗を流します。
蕎麦を食べてから帰りの運転350kmです。
なんだか体調がすぐれず、低山病になってしまったかのようです。つまり気圧が上がりすぎてついていけない…。
僕は時々あります。
M谷くんに心配されてしまい、必死になって運転しました。

M谷くんを無事送り届けると、M谷くんの奥さんが出て来て、僕の大好きな甘納豆を渡してくれました。
家に帰るとうちの女房が『これ奥さんが買っておいてくれたの?M谷さんいい人だよー。これけっこう高いハズだよ』と言ってました。
『M谷さん喜んでくれたの?』

… どうだろう。また来年も『行こうぜ』って言ってくれるかな?


おしまい。
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同級生と登る立山 その6

2017年08月09日 | Weblog
画像は劔岳を前に絵を描く人です。
まだ描き始めなのですが、後ろから見ても絵になりますね。
こっそり撮らせてもらってごめんなさい。ここまで登って描くなんてカッコ良いですね(^^)

さて、もう一度剱御前小舎に戻っておばちゃんに挨拶して小屋のTシャツ買いました。やっぱり買いました。
苦しい思いして戻ってきた記念に買いました。5000円しました。
でもいいんです。

よーし、マッハで下るぞ。
はるか下にテント場が見えます。
テントはまだ裏返っていないように見えます。

ここはガレた急斜面で登るのも下るのも大変です。落石を起こさないようにしないといけません。

だいぶ下って来ました。
雷鳥坂の上で合う人はぐったりしていますが、だんだん下にいくほどすれ違う人の疲労度が軽くなるのが分かります。
ほぼほぼ下りきったところですれ違った若者3人組のはしゃいだ会話もこれからやってくる苦しさに、だんだんと口数も少なくなるのかな… なんて。

ふとテント場に目をやると、まだM谷くんは戻っていないようです。
僕が早いのかM谷くんがのんびりしているのか…。

最後の雪渓を下って沢を渡り、テント場に戻りました。
M谷くんはまだ到着していません。
少しでも早く片付けを済ませて、お昼ごはんを食べれるようにしておこう。
テントを崩し、荷物を出してシュラフやマットを干しておきます。

そうだ、M谷くんに冷たい飲み物を出してあげよう。僕のわがままで独りにさせてしまったから…。
残雪が残るところに飲み物を埋めておきます。
カラッカラの喉にキンキンした飲み物最高~ってね。

ところが、いつまでたっても帰って来ません。
心配になって電話してみます。
『もしもーし、どんな感じ?』
『道間違ったみたいだー』
『えーっ、ヤマップで確認したんだろ?』
『曲がるところがなかった』
そ、そんなはずはないと思うんだけど…。
『でもあと少しで着くから』
どうやらまたミクリガ池を回ったようです。やっちまったねー。

やっとのことで戻ってきたM谷くんは意外と元気に見えました。
さすがフルマラソンにあの食欲。
キミはすごいよ。

まずはお昼ごはんを食べようよ。
僕はカレーめしと辛みをつけたソーセージをフライパンで焼いたものとコーヒー。M谷くんは… なんだっけ?
冷たい飲み物を飲んで『うまいなぁこれ』と言ってくれました。

さあ荷物をまとめてザックに詰め込みます。M谷くんは適当に詰め込んだのか『入らねー』と言っていました。
分かるよ、その気持ち分かる。
行く前は用意も楽しいから丁寧だけど、帰りはもう野球でいえば敗戦処理のピッチャーみたいな気分だもんね。

さあ、最後のテント場からの階段地獄。頑張るぞ-。


その7に続きます。
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同級生と登る立山 その5

2017年08月08日 | Weblog
剱御前をあとにし、別山へ向かいます。
小屋のおばちゃんが『今日は別山からの劔岳の眺めが最高だよー』と言ってくれて、ガッツポーズしてくれました。

別山は南峰の奧に北峰があります。
北峰の方が高いし劔岳に近いので、もちろんそこまで行きます。
M谷くんとセルフタイマーで記念撮影していると、3人組のおじさんたちが到着です。
『すみません、ちょろっと押して頂けますか?』
快く引き受けて下さいました。おかげでいい写真が撮れました。

そこから見た劔岳は本当に素晴らしい姿でした。
実は僕、日本百名山の100座目に残しているのが劔岳なんです。今日目の前まで来て登らないなんてあり得ないような感じですが、いいのです。
100座目の劔岳は裏側の早月尾根と決めているから…。

ふと剱御前に目をやると、さっき登ったピークの先に2つのピークが見えました。おそるおそるGPSで確認すると山頂標識があったのは本当の剱御前とは言えなさそうです。
どうするか…。

山頂標識の先には三角点があり、そこから先は崩落による通行止めとなっています。
戻って登り直すか…。
でもM谷くんもいるし…。

言い出せないまま歩みを進めます。
別山から真砂岳までは一旦大きく下降します。登ってくる人はみんなツラそうです。
もし、戻るとすればここを登り返すのか…。
そうこうしてるうちに、真砂岳への登りに取り付きます。ここもそれなりに大変だなぁ。

真砂岳の山頂に到着しました。
思い切ってM谷くんに話してみます。
『さっきの剱御前なんだけど、やっぱりあそこから奧にあるピークが本来の剱御前みたいなんだ。でさ、俺戻って登り直そうかと思うんだ』
『えーっ!マジで?』
『そこで相談なんだけど、M谷くんはすぐそこの大走りの下山コースでテントに戻るか、俺と一緒に来た道を戻るか、このまま尾根伝いに立山最高峰の大汝山と主峰の雄山を縦走してテントまで戻るか決めて欲しいんだ』
『戻るのは絶対いやだ。じゃ雄山に行ってみる』
そこから見える鳥居が雄山なのだと分かると、やはり主峰も登ってみたいですよね。さすがM谷くん。
『じゃテント場で落ち合おう。くれぐれも道を間違えないように』と念を押して別れます。
ちょっと不安だけど、立山自体が全体を見渡せるので間違ったとしても戻れないことはないでしょう。
それに、ヤマップのアプリも入れているし確認しながら来れば問題ないですよね。

M谷くんのルートで雷鳥沢キャンプ場に戻れるのが180分、僕が剱御前に登り返して雷鳥坂を下りキャンプ場に戻れるのが235分。
その差45分。
間違いなくM谷くんの方が早い到着になるはずです。

剱御前に取り付く前に電話してみました。
『もしもーし、今から剱御前に取り付きます。そちらは?』
『あと100mぐらいで小屋だよ』
おーさすが早い。
もう一ノ越か、どう考えてもM谷くんが早そうだぞ。
『じゃあさ、先に着いたらテントの裏出して乾かしておいて欲しいんだ』
『オッケー分かった』
電話を切って剱御前に向かいます。

ちくしょう頑張るぞ!
一人だけおじさまとすれ違いました。『素晴らしいですねー』と辺りを指さしてニッコリしてました。
その通りです。今日は夏山シーズンの中でも数少ない最高の日と言えるでしょう。

三角点に向かう岩場は気の抜けない道でした。これは危険度が高めだな。今日は風も無く天候が良いから問題ないけど、少々荒れた日だと滑落の危険性が高そうです。なるほど。
山頂標識を手前に持ってきた理由はこれかも…。

そこから先三角点までは先ほどのおじさまと思われる足跡一つだけでした。
劔岳の眺めと登山道を埋め尽くすお花畑が素晴らしい。おじさまの言葉が再び聞こえてきたような気がしました。

そして三角点に到達です。
久しぶりの爽やかな達成感。

さあM谷くんが待ってるぞ。
ゆっくりしている暇はないんだ。

画像は足もとを光らせて歩くM谷くんです。


その6へ続きます。
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同級生と登る立山 その4

2017年08月06日 | Weblog
『今日は真っ赤になるよー』
空が赤くなるには雲がないとだめなんです。今日は雨あがりの夕焼けってやつですね。

M谷くん、暗くなったらおにぎり作れないからと言って必死です。
梅干しおにぎり3個作ってました。明日の朝ごはんですね。

そして闇がやってきました。
山では暗くなったら寝るが基本です。今夜も寝袋に入ったのが18時すぎでした。
… そして僕はトイレに這い出したのが22時。それからしばらく星空鑑賞と上手くいかない天体の撮影をしました。
M谷くんは1時間おきに目が覚めたと言っていましたが、最初は僕もそうでした。今は山で寝れないときは無いです。

2日目の朝、3時にはムクムク起き出しスタートは3時40分となりました。
どうせならもうちょっと早く起きてご来光って手もあったけど、今回は時間をあまり気にしなくていい山行にしたいので、これで良しでしょう。

当初予定していた雷鳥沢の直登は残雪が硬く滑落の危険性があるので、尾根伝いに登ることにしました。
だんだんと辺りがあかるくなり、それと共に色づきが増してきました。
最高の一日になりそうです。

剱御前小舎に到着したのが6時40分、小屋のおばちゃんから山バッチを買って『自炊場をお借りしてよろしいですか?』と聞いてみたところ、『好きに使ってー』と快く言ってくれました。
外にテーブルが無かったので助かりました。

出発のときに僕がカロリーメイト2本、M谷くんはエナジーゼリーだけだったのでこの時を相当楽しみに登りました。
M谷くんの朝食はすでに握ってある梅干しおにぎり3個となめこの味噌汁です。
僕は昨日の残りの野菜に明太ポテトサラダをのせて、ベーコンとウインナーソーセージをパリッと焼いたものを添えました。それとフライパンで焼き目を入れたフランスパンにあんバターでカロリー摂取です。それとコーヒー。
サラダはM谷くんにも食べてもらいました。

それではいよいよ登頂開始です。
まずは剱御前2777mです。ここは手前に2792mのピークがあります。そこには山頂標識がありました。
あっという間に着いたのでおかしいな?と思いましたが山頂標識もあったのでここが剱御前のピークだと思っていました。
疑いもせずそのまま来た道を戻り別山へ向かいます。
実はその奧が三角点がある剱御前そのものだとは知らずに…。


その5へ続きます。
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同級生と登る立山 その3

2017年08月05日 | Weblog
そろそろ雨もやむ頃なんだけどなぁ。
たった1時間とはいえ全身にのしかかるザックの重みは、ちょっと押されただけで転んでしまいそうです。

そうこうしているうちに雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。
ここから見えるテントの数は比較的少なめです。やはり天気に左右されますね。
相変わらず雲が立ちこめていますが、高曇と雲海の間なのか自分たちのいる高度は雲がありません。

受付でテントの代金を支払います。
まだ少々の雨が降っていますが、テント設営に入ります。
そうこうしているうちに雨がやみました。時刻は午後3時です。
テント設営後、さっそく食事の支度に入ります。

テント泊の醍醐味のひとつは、この山飯と言えるでしょう。
今回はすべて自分の食事は自分で用意して自分で作ることになっています。
さてM谷くんは何を用意したのかな?

雷鳥沢キャンプ場の水場は蛇口出しっぱなしのたぶん沢水ですね。
一応塩素消毒はしてあると言っていますが、はたして。念のため煮沸してから飲んで下さいということです。
M谷くんは煮沸なんかしないまま飲んでいました。さすが獣。

ではここでM谷くんのメニューです。まずカニ雑炊(レトルトかな?)、さらにラーメン(辛いやつでむせてました)、さら~に、僕が作ったゴルゴンゾーラパスタ半分、さらにさら~にいわしのトマトソースパスタです。パスタはコリゴリのマカロニタイプを一袋すべて茹でてしまいました。
この男、喰うなあー。

フルマラソンするM谷くん、どうやら食べないと完走出来ないタイプらしいです。でも、本当に登山は食べた方がいいです。

一方僕はアルファ米にミックス野菜をのせて豚の角煮(レトルト)をかけたものと、M谷くんに半分あげたゴルゴンゾーラパスタです。そして大切に冷凍したペットボトルにくっつけて冷やして持ってきたリアルゴールドのミニ缶と、食後のコーヒーでした。
たぶんM谷くんの半分ぐらいですね。山だと食欲が落ちるのが僕の欠点です。

M谷くんは翌日のおにぎり作成に取りかかりました。僕があげたアルファ米で梅干しのおにぎりを作っています。
奥さんに梅干しと海苔を用意してもらったみたいです。具は何が良いか相談したようですね。旦那の遊びにまじめに返答してくれる奥さんはとても良い人です。

やることもなくなった頃、陽が沈みはじめました。山が下の方から黒くなっていきます。
僕は夢中になってカメラのシャッターを切っていました。
『今日は空が真っ赤になるよ』と僕が言っても、M谷くんはおにぎり作成に一生懸命で空を見上げようともしません。

やがて空は真っ赤に染まり、ほんの数分で闇が訪れました。


その4に続きます。
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同級生と登る立山 その2

2017年08月04日 | Weblog
室堂に着きました。
表に出ると雄大な景色が広がります。視界が開けていて良かった-。
今のところ雨は降っていません。雲海が広がっているので、ロープウェイでの真っ白けはその雲の中を抜けている時だったのでしょう。

M谷くんは45リットルパンパンのザック、僕は70リットルパンパンのザック。持ち上げるのがやっとのため、乗り物でいちいち降ろすのがつらかったです。

今回の行程はキャンプを楽しむために重量無視の装備重視です。
重くて当然です。でも、山岳部の学生たちはさらに一回り大きいザックを担いでいました。何が入っているんだか…。
ぱっと見90リットルはありそうですね。
みんな死にそうな顔してます。
山岳部の夏山合宿って地獄のサーキットトレーニングが延々続く感じなのでしょうね。

さて僕らはここからおよそ1時間かけて雷鳥沢キャンプ場を目指します。
室堂平に案内板があり、それを見に行くと何かの番組でしょうか?撮影中でした。
後ろから案内板を覗いた瞬間に声をかけられ、そこから10分ぐらいカメラが回りました。
あとから知りましたが、北日本放送の『かいこと』という番組だそうです。ホームページから見られるらしいので、編集が済んでアップされたらぜひ見て下さいと女子アナに説明されました。
思いがけず楽しい時間と演出に、良い旅になる予感がビンビンしました。
丁寧に挨拶して撮影クルーとお別れします。

ミクリガ池(画像)を越え足下の高山植物と地獄谷の噴煙を眺めながらのんびり歩いて行きます。
良い旅になるはずなのに、空の方は不機嫌さを隠しきれず遂には泣き出してしまいました。
ちょうど雷鳥荘の前だったので、テラスに避難させてもらいました。
しばらく待ってみましたが、雨が上がる気配もないのでここで温泉タイムにすることにしました。

雷鳥荘には映画『劔岳点の記』や『春を背負って』の役者さんたちのサインが入ったTシャツや写真が飾られていました。

ささっ、温泉温泉♪
もちろん硫黄臭ビンビンのお湯でした。M谷くんは山で温泉に入る計画を忘れていたらしく、タオルと着替が無いと言い出しました。
『タオル?そんなもん自然乾燥で大丈夫でしょ。山中で着替えはよっぽどのことがない限りしないしなぁ』
実際、僕もタオル無しで温泉は何度かあります。
M谷くんは結局受付で雷鳥荘のタオルを購入していました。
『記念になるしなー』

お昼前の時間だったので入浴する人もほとんどおらず、快適な時間となりました。
お風呂から上がっても雨がやむ様子はありません。お腹が空いてきたけどここは我慢。
すると先ほどの撮影クルーが来館です。『あっ!どうも』と声を掛けあいました。どうやらここでラーメンとカレーを食べるシーンを撮影するようです。
M谷くんが珈琲をご馳走してくれました。とても美味しく感じました。

食べるシーンはこうやって撮るのかぁ。湯気が上がるカレーをどこからすくってどう撮るか細かく相談しています。ライティングもバッチリですね。

そうこうしているうちに雨が小降りになって来ました。M谷くんは上だけカッパ、僕は下だけカッパに傘。
お互い思い思いのスタイルで再スタートします。
のんびりさせていただいた小屋の方と撮影クルーに挨拶して出発しました。


その3に続きます。
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同級生と登る立山 その1

2017年08月04日 | Weblog
去年、同級生の親友と白馬大雪渓を登り、雲上の鑓温泉に浸かった話をしましたが、あれから一年。
キツかったけどとても良かったので『今年も行こうぜ』となりました。
いろいろ考えてみましたが、観光地としても有名な黒部ダムからの立山登山を提案したところ、二つ返事でOKされました。

立山…
でもけっこう遠いんだよなぁ…。
剱御前や別山にも登りたいし、そこから見る剱岳にも興味あるし、ここは一丁頑張って運転することにしました。

同級生のM谷くんを迎えに行ってスタートするため、あらかじめ準備しておいた荷物を抱えて出勤します。
天気によっては行き先変更するかもしれないので、どこでも行ける用意もしていきます。
前日の夕方に発表される天気予報を参考に、最終決定しました。

去年の白馬も雷や雨に悩まされましたが、今年も台風と前線による天候の変化と気圧の谷の動きでとても予想が難しかったようです。
そして雨のち晴れの予報が出た立山に行くことに決めました。

片道約6時間の運転は、いつもながらに大変ですが助手席で寝ないで頑張っているM谷くんも大変だったでしょうね。
きっと奥さんに『あなた、隣で居眠りしないようにね』と言われたのでしょう。おかげでこちらも眠くならずに済みました。

順調に常磐道→首都高→外環道→関越道→上信越道→長野道をクリアし、高速道路を降りてから1時間一般道を走ります。
扇沢の無料駐車場はすでに8割方埋まっていました。

いつも始発に乗るため、早起きしなくちゃなりませんでしたが、今回はテントで過ごすことにしたため、9時の扇沢発のトロリーバスに乗ることにしました。

室堂まで往復のチケットを買います。約10000円…
無くさないようにしなくちゃね。

改札口に行くと、大勢の団体さんが並んでいました。半分は韓国人のツアー客でした。
あまりの行列にひとつ後のバスにすることにしました。
ところが… 次のバスもいっぱいになってしまいました。

黒部湖に着きました。
ここからケーブルカーに乗り換えるために黒部ダムの観光放水を見ながら歩きます。
そしてロープウェイ。
ロープウェイの中で車掌さんが『展望台があるのでぜひ立ち寄ってみて下さい。ここまで真っ白なのはそうないです』と言っていました。さらにツアーの添乗員さんが『私、何度も皆さんをご案内してますが、ここまで真っ白けなのは初めてです』とさらに盛り上げてました。もちろん今まで何度もあったと思いますけどね(笑)。
このぐらいの視界不良は山ではよくあることです。

さらにまたトロリーバスに乗り換えて、やっと立山室堂に到着します。


その2に続きます。
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