ねぐらはこの時期使われることがなくなった「チェーン脱着所」にしました。
本当の師匠の滑り。
トイレもあります。
難を言えば斜めです。
なんと9時間も寝てしまいました。
目覚まし鳴る前に起きました。
トイレの前で食事もなぁと思ったので少し移動しました。
前夜の食事はパリパリサラダと鶏ササミ&カニカマ入りの茶碗蒸し、さらにアメリカンドッグ(セブンイレブンのは生地が甘くて美味しい〜)、それにデザートのメイプルパンケーキでした。
お腹パンパンになっちまったですよ。
今朝は豚汁と筋子のおにぎり。そして昨夜のパンケーキの残りです。
うだうだしましたが、8時前にはスキー場に到着しました。
一番奥の一番遠いところに駐車しました。
遠いのは平気です。
それよりも孤独感の方が大切です。
ウエアはもうどうでもいいので、ビブのパンツに冬山登山の時に着ていた薄手のジャケットです。
ビブのパンツは転倒しまくっても平気なのが良いです。
サイドがフルオープンなのでお尻も出せます。
さて、リフトに乗ります。
何本か硬いバーンを滑って足を馴染ませます。
今日は何故か準備運動しました。っていつも軽くはするんですが、スクールの時にやる準備運動をそのまま真似てみました。
やっぱりやると身体の動きは良いですね。
そう言えばもう一人友達が来るって師匠が行ってました。
師匠の言うことには「本物の師匠」だそうです。
どんな強者が来るんだろう···。
4~5本滑って合流しました。
あまりにも想像していた人物像と一致してしまったので心の中でニヤついてしまいました。
ここから彼を「本当の師匠」と呼びましょう。
若様、師匠、本当の師匠、僕の4人での一日がスタートしました。
本当の師匠と自己紹介をし合って少しお話をすると『コブは練習中なんです』と。
え?師匠の師匠なんでしょ? と思いましたが、急に親近感湧きました。
自分で「平地キング」と言ってました(笑)。
師匠の師匠は理論派で研究熱心なところから「本当の師匠」だと師匠が言ったんでしょうね。
いろいろ知っていました。
いろいろアドバイスしてくれました。
そして僕の弱点も見抜いていて指摘してくれました。
試すと「なるほどそうだったんだ」と言う発見もありました。
ありがたやありがたや。
一方若様は昨日よりも良い滑りをしていました。
『内足にちゃんと乗れない』と言っていたので、僕が練習した方法を教えるのではなくそのまま伝えてみました。
出来てました。
滑りは僕より綺麗です。
今日もコブです。
本当の師匠に教えてもらった方法を試すと、けっこういい感じでコブを落とせました。
それから、一つ先が見えてきました。
上手くなると三つぐらい先を見るんだそうです。
先を見るのはつまり、その次の準備がしやすいからですね。
それと、自分なりの新しい発見がありました。なるほどそうだったのか。
本当の師匠の滑り。
本日のベストショットです。
お昼ご飯は僕だけ駐車場に戻りました。
食事だけは一緒にしない事にしています。
スキーはフェイスマスクしているから良いけど、食事はやっぱりね。
お客様商売の僕がスキー場に行くに当たって課した決め事です。
スキーさせてもらうだけでも有難く思います。
モモがパンパンになるほど滑って、もうちゃんとコブを滑れなくなりました。
最後はフリーランしてリフト終了です。
『今日はご一緒してくれてありがとうございました。とても楽しかったしタメになりました』と行ってサヨナラしました。
すると師匠から連絡があり『ストック忘れたでしょ』と。
ありゃりゃなんてこった。
まったく気付きませんでした。
老化現象でしょうか···。
わざわざ僕のところまで届けて下さり、感謝です。
滑っている時はお顔も分からないですけど、こうやって上がるとテレマークスキーやってるようには見えない普通の人間ですね。
つまり人は見かけによらずってことですね。
まさかこの人があのコブを滑るなんて誰も想像しないでしょうね。
人間って面白いですね。
師匠はまだまだ上達しようとしています。
たぶん上達するんだと思います。
人間先を目指すことがあるとこんなにもハツラツとし、キラキラするんだなと感じました。
僕も出来るかな?
ご一緒させていただいた皆さん、今回は僕にとってとても有意義な二日間でした。
またいつか何処かのスキー場でお会いしましょう。
本当にありがとうございました。
おしまい。