知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『世界の城郭 1-3(巨大要塞コンスタンティーノープルの地下貯水池・地下宮殿』 『1500年の時間差を感じさせない、巨大な地下貯水池・地下宮殿が東京にも存在』

2023-07-08 10:25:31 | 城・城郭・城塞・宮殿
『世界の城郭 1-3(巨大要塞コンスタンティーノープルの地下貯水 池・地下宮殿』
『1500年の時間差を感じさせない、巨大な地下貯水池・地下宮殿が東京にも存在』

コンスタンティーノープル(東ローマ帝国の首都であった都市で、現在のトルコの都市イスタンブールの前身)は、なぜかロマンの響きで良い呼び方ですが、一方『イスタンブール』に親しみを覚える世代の傘寿プラスです。 『飛んでイスタンブール』という曲も、快く聞こえたものです。 (この曲は庄野真代最大のヒット曲ですが、最初から彼女に用意されていた曲ではなく、野口五郎の為に作られた曲でした。 のっけから余談で恐縮です。) 古代に建設された、この巨大要塞はヨーロッパとアジアの接点で、千年以上も陥落しなかった。
  ウエブ情報の引用
この世界遺産に登録されているイスタンブール旧市街歴史地区には、地下貯水池が幾つか発見されていています。中でもアヤソフィアの西側、トラムの線路の反対側にはイスタンブールで最大かつ最も見事な貯水池「Yerebatan Sarayi(イェレバタン・サルヌチュ)」があります。 

地下貯水池(別称:地下宮殿)
ウエブ情報の引用
トルコ語で「Yerebatan」は“地に沈んだ”、「Sarnic」は“地下貯水池”という意味です。 水の中から突き出た無数の大理石の柱が宮殿のように見えることから「Yerebatan Sarayi(イェレバタン・サラユ)」=「地下宮殿」とも呼ばれています。 東ローマ帝国の皇帝ユスティニアヌスによって6世紀に建設された。

地下宮殿の地上入口から階段を降り一足中に踏み入れると、湿気と冷やりとした風が肌に触れ、薄暗中にライトアップされた柱が水面から何本も立つ姿は幻想的で正に別世界。 中世にタイムスリップし冒険をしている様な気分になります! また、貯水槽内は現在でも水が溜まっており、その中には多くの魚が静かに泳いでいるのがより一層不思議な雰囲気を醸し出しています。

ここが公開されたのは最近の1987年からで、それまではほとんどの部分が数メートルに及ぶ泥に埋まっており、数年間の修復が終わりやっと公開されるようになりました。 イスタンブールではこの他にも、いくつもの地下貯水池がありますが、地下宮殿(イェレバタン)が現存する東ローマ帝国の貯水池として最大の物です。

 
地下宮殿は古くからイスタンブールの水供給の役割を果たしていた。 現エユップ地区にある375年にローマ皇帝ヴァレンス帝によって造られたヴァレンス水道橋(ボズドアン水道橋)を通じて、水をコンスタンティノープル市内へ送り貯水をする目的に地下宮殿は建設されました。 

イスタンブールの北・黒海に近いベルグラードの森とその周辺の水資源から水を引き、ヴァレンス水道橋を通りコンスタンティノープル市内に配水していたとのことです。 ビザンティン時代だけでなくオスマン帝国時代もこの地下宮殿からトプカプ宮殿に水が引かれ宮殿の庭に水をもたらしていたとのことです。

水不足から造られたイスタンブール地下貯水池・地下宮殿はトルコの都市イスタンブール(コンスタンティノープル)にありました。 一方水の豊かな国の首都東京には正反対の目的、洪水対策で造られました。

首都圏外郭放水路(愛称:彩龍の川、メディアの呼称:地下神殿)
ウエブ情報から引用
地下トンネルから流れ込む水の勢いを調整するための調圧水槽は、長さ177m・幅78mの広さがあり、59本の巨大なコンクリート柱が林立している。 その貯水量はおよそ67万立方メートルで東京・池袋のサンシャイン60ビルの体積とほぼ同じである。 洪水防止のみを目的とすることから、通常時は水を取り込まず空堀で、人も立ち入れる巨大な地下空間となっている。 1993年3月に着工し、2002年6月に一部供用を開始した後、2006年)6月から全区間の完成と全川の供用が開始した。

二つの地下貯水池・地下宮殿は、建造時期こそ1500年も違いますが、同じような設計コンセプトになるものだ感心しております。
(記事投稿日:2023/07/08、♯669)   
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