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『月と地震と火山 (火山活動と地震に、スーパームーンは影響するか 2) 月の影響よりも温暖化の南極・北極の氷山融解の方が影響大?  記事1改』

2023-11-07 13:52:31 | 地球・火山・地震・津波
『月と地震と火山 (火山活動と地震に、スーパームーンは影響するか 2) 
 月の影響よりも温暖化の南極・北極の氷山融解の方が影響大?  記事1改』

『最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索がウェブでチェック可能!』

『地震と火山発生の観点からはスノーボールアース時代が安定していた?』

スーパームーン
 

スーパームーンとマイクロムーンの大きさの比較(NASAによるもの)

ウェブ情報から引用

2016年11月14日のスーパームーンは、1948年以降で最も月が近づくので、大地震が起こると報道され、実際ニュージランドでは前日の11月13日にM7.8の巨大地震(M7以上)(M8以上は超巨大地震)が発生しました。  

過去1,900年間余りの地震と火山噴火を調べると、スーパ―ムーンは、月自身は幾分大きくは見えますが、スーパームーン・満月・新月が地震を誘発するような傾向は、2016年末までのデータでは、無さそうです。 別の機会に『マグマだまり(氷河の下のマグマだまりは心配)』について調べたいと思いました。

『月はとっても大きい(青いからではなく)から・・・」などと歌いながらでも、ウェブでいろいろ調査できる便利な時代です。 最初の驚きは、西暦0001年からの月齢の検索、ウェブ検索が出来ます。 これで西暦0001年以降の地震と火山噴火発生日の『月齢』が解かりますので、発生日の記録がある地震・火山噴火については、スーパームーン・新月・満月の影響があったかどうか、ある程度統計的に推測できます。

地球の衛星・月は衛星としては、対地球重量比は約1.23%と、太陽系の他の惑星の衛星と比較して、異常に大きい。 因みに木星の最大の衛星カニデムの対木星重量比は約0.01%、火星の最大の衛星フォボスの対火星重量比は、ナント約0.00002%です。

『大きな衛星・月と地球』このコンビでの存在事実と、さらに、こんな大きな衛星を持ちながら、且つ、パンゲア大陸の分裂・移動等の巨大地殻変動を繰り返し、今後は巨大大陸に集中すると言われながら、存続している地球・水の星は、将に、『水』に救われてきた『奇跡の星』です。 

スノーボールアースと呼ばれ、地球全体が赤道付近も含め完全に氷床や海氷 に覆われた状態に時代があった。 スノーボールアース現象とも呼ばれ、日本語では 雪球地球、全球凍結、全地球凍結と表記される場合もあった。この時代の方が火山や地震には安全サイドであったハズです。

地球の月は、その大きさと美しさ故に、昔からロマンチックに詩歌・小説に、登場してきました。 この大きな衛星・月の地球への影響の研究・調査はこれからでしょうか。

スーパームーン関連絡みだけでなく、全ての地震・規模M6.0以上、火山噴火規模の場合は、VEI(Volcanic Explosivity Index 0~8)4.0以上の発生日記録のあるもので集計すると;

数値のとり方は、新月を中心に2日前・前日・新月・翌日・2日後の5日間と、満月の場合も同様に5日間、この合計10日間(対30日間の日数比では33.3%)
の発生件数比は、下記の通りです。
(調査期間西暦78年10月19日から、西暦2016年11月29日まで)

『地震の場合』:
❶新月・満月中心の10日間の発生件数: 343件 → 343÷1.023=33.5%
➋全発生件数:            1.023件 
日数比の33.3%と比較、ほとんど有意差はありません。
同様にスーパームーン中心の10日間の地震発生率は、 3÷23=13.0%

『火山噴火の場合』;
火山噴火については、発生日の記録のあるデータは少ないが同様の集計結果。
(西暦78年8月24日ヴェスビオ火山噴火から西暦2016年11月29日まで)。
❶新月・満月中心の10日間の発生件数: 33件 → 33÷121=27.3%
➋全発生件数:            121件 
こちらは、日数比の33.3%より少し小さい。 火山の場合は、記録が乏しく、特にアフリカのデータが少ない。
同様にスーパームーン中心の10日間の火山噴火発生は、 0÷23=0.0%

最近よく聞かれる、メガクライシスですが、台風・地震・津波も、原発事故の併発さえなく、現在科学の想定内であれば、ある程度耐えられる『術・すべ』を、人類は工夫できそうです。 地震では、地球規模の気候変動(氷河期)や歴史までが『激変』するほどの影響はないと考えられます。

メガクライシスの超巨大噴火は、これとは異なり、氷河期と大量絶滅・Mass extinctionを引き起した例が過去にあります。 

気象を変える超巨大噴火の怖さとは、噴火によって噴出した火山ガスは、成層圏(上空約10㎞)に達すると冷やされて液体となって、『エアロゾル』という小さな粒子となり、何年間も太陽光を遮り『火山の冬』となり、生物の絶滅の危機になる。 

これからの人類の研究は、超巨大火山噴火の原因となる『マグマだまりとマグマ生成』の査察・研究・対策が必要です。 氷河期を起させるほどの巨大火山噴火の痕跡・カルデラはあります。
トップ5;
❶南北約70km、東西約50km  米国のイエローストーンカルデラ
➋南北約100km、東西約32km  インドネシアのトバカルデラ 
❸南北約32km、東西約37km  日本大崩山カルデラ(コールドロン)
❹南北約26km、東西約20km  日本の屈斜路カルデラ
❺南北約25km、東西約18km  日本の阿蘇山カルデラ
これらに続くのは、南北約11km、東西約8km日本の箱根カルデラです。

これらの巨大カルデラ噴火でさえも、大陸移動開始時の、超巨大割れ目噴火には及びません。

新月・満月の引力が約15日間で、漸減・漸増するので、火山と地殻に、『ゆっくり、又は、突然』、どのように効くのか難しい判断です。 そのため研究者も新月・満月と火山・地震の発生時期との因果関係の立証は難しいのでしょう。

今後の課題、『火山の冬から氷河期』の原因になる超巨大噴火に直接関連する『プレートの動き・マグマ生成・マグマだまり』などを調べたいと思っています。
(記事投稿日:2023/11/07、#698) 
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