『自然の不思議・樹木のこと 10(樹木の樹形・枝張りのこと 2)』
『セコイアは、繰返す山火事でも生き残り、混生林から純林になった優れもの』
『地球上で最大の樹木「セコイア」vs 生きていた化石植物「メタセコイア」』
繰り返しになりますが、この歳、傘寿になって、早とちり的ですが、解かったことは、樹形は人間の手が及ばず、自由にのびのびと成長できれば、一般的には、温かい地方では広く・低い『洋傘形』と、寒い地方では、鋭く・高い『円錐形』に大別されるようです。 セコイアも、メタセコイアも、鋭く・高い『円錐形』です。
実生の植物の場合、『根』と『幹・枝』の量には相似比があると言えるそうですので、樹形の空中の枝張りと、地中の根張りは相似に近いと解ってきました。 根張りは、浅根型(メタセコイア・セコイア)と深根型(マツ)があるようです。
特にメタセコイアも浅根型ですので、津波対策の防潮林としては、最前線にマツ、二番線にはメタセコイアが、間には、潮風に強い、マテバシイの木などが、向いているようでは? と、ずぶ素人判断です。 セコイアもメタセコイアも、浅根型ですが驚くほど、樹間距離が小さくとれますし、成長が早いので、防潮林として最適かと思います。
セコイア(浅根型ですが驚くほど、樹間距離が小さい)
ウエブ情報から引用
常緑性の高木であり、大きなものは樹高60–115m、幹の直径 3–9m になる。 樹冠は若い木では円錐状、古くなると不規則になる。
メタセコイア(浅根型ですが驚くほど、樹間距離が小さい)
横浜市三ツ池公園のメタセコイア
イチョウとともに化石植物といわれる遺存種で、当初は日本を含む北半球で化石として発見されるのみで、絶滅した植物と考えられていたが、20世紀半ばに中国南西部で自生していることが確認された。
1949年に日本政府と皇室が、それぞれメタセコイアの挿し木と種子を譲り受け、全国各地の公園、並木道の街路樹、校庭などに植えられている(とにかく成長が早いのに驚かされる)。
発見地の中国では、各地に植栽が奨励されたが、道路の並木としてだけでなく、造林木としての伐採利用も期待された(北京国際空港から北京市内への高速道路の両側の並木)。
(記事投稿日:2023/04/07、#643)
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