知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『豪州海岸の絶景「12使徒」に成りそこねた日本旭市の屏風ヶ浦』 『東洋のドーバー「屏風ヶ浦」の「通蓮洞」は、江戸時代に海底へ』

2022-05-26 21:54:10 | 地球・火山・地震・津波

豪州海岸の絶景「12使徒」に成りそこねた日本旭市の屏風ヶ浦』

『東洋のドーバー「屏風ヶ浦」の「通蓮洞」は、江戸時代に海底へ』

 

オーストラリアのビクトリア州の海岸線に「トゥエルブ・アポストルズ(12使徒)」と呼ばれている石灰岩でできた海食柱が並ぶ。 キリストの12人の使徒を意味する名称だが、12本の柱はなく、現時点で7本が立つ。

最も高い柱は45m。 岩の根元は年間2~3cm侵食され続けているので、いつかは崩れ落ちる運命にある。 しかし海による侵食が続く限り、いずれ新たな柱が現れる可能性もある。 

 

しかし、千葉県旭市と銚子市の間の『東洋のドーバー、屏風ヶ浦』は異なる。 崖の浸食後退を防ぐために防波堤・遊歩道を築いたために、砂岩の海蝕柱は、期待できない。

 

海の上の十二使徒『トゥエルブ・アポストルズ』(現時点ではセブン

ウエブ情報から引用

 

グレートオーシャンロードの海岸線

(写真右上隅が『トゥエルブ・アポストルズ』(現時点ではセブン

ウエブ情報から引用

 

海の上の十二使徒の2柱

(半世紀前の屏風ヶ浦の通蓮洞の風景と比較)

ウエブ情報から引用

 

江戸時代の通蓮胴

ウエブ情報から引用

銚子と飯岡の境に洞穴が出来て、下の海水が見えるので通蓮洞と呼びました。絵の中央付近に人が洞を見ている姿が描かれています。 旅人は、屏風を立てたような関東ローム層の崖と洞穴・絶景の眺望に旅の疲れを癒したことでしょう。 しかし、地元民は怒濤押し寄せる浸食は、「延命姫の怒りだ」と伝説物語に加筆をしたりします。 やがて穴は広がり陸地と離れ島ができます。

この島は、ハイスピードの海岸後退で、既に存在しません。 

 

昭和40年の通蓮動洞付近

(すでに海岸から離れた「砂岩柱」)

ウエブ情報から引用

砂岩の屏風ヶ浦と、石灰岩の『海の上の十二使徒「トゥエルブ・アポストルズ」』

の硬度の差でしょうか、随分風景が違っています。 各々の圧縮強度は砂岩;450(kgf/c㎡)、石灰岩500(kgf/c㎡)と大差はないのですが。

(記事投稿日:2022/05/26、#535)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『北欧のフィンランドが世界... | トップ | 『ピクトグラム・絵単語・絵... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

地球・火山・地震・津波」カテゴリの最新記事