『ナマズのこと』(調べて・解かったこと)』
—世界最大はドニエプル河で捕獲、ヨーロッパオオナマズ長さ4.6m重さ336㎏―
髭故に、猫に似ているから、キャットフィッシュと呼ばれて・・・・・。
九十九里海岸の東端、飯岡町の海岸近くに実家がありました。 海岸から近くに住む、『海の子』達の遊び場は海でした。 近くの山と言えば関東ローム層の台地、海抜40-60mでした。 この台地を地元の人は『デー』と呼び、この近くに住む『山の子』達のナマズの捕え方・釣り方を聞くたびに、面白そうで、羨ましい限りでした。
それから、数十年後に米国のテネシーを訪れる機会があり、友人に『ナマズ釣り』に、小さな沼(直径100m位)に連れて行って頂きました。 まずは、近くの草ッパラで、餌のバッタの手づかみ、友人は、苗字(個人情報ですのであしからず)から言って、この餌、バッタの手づかみが、本当に上手でした。
この釣りは、釣り針を使ったどうかの記憶はありません。 その管理小屋は
歴代の大物釣果が張り出されていました。 確かトップは約60ポンド(27㎏)、
友人の釣果も、確かベスト5に入っていたような記憶で、26ポンド(12㎏)でした。
この小さな沼に、こんな大きなナマズがいるのに驚き、さすが米国と思うと同時に、本川達雄氏の『ゾウの時間ネズミの時間』にあった『動物は小さな島では大きくならず、大陸では大きくなる』と。 始めてみた米国の雀は、大きかったです。
ナマズは、魚として人類の重要な蛋白源であると同時に『ハレと、ケ=儀礼・祭りなど(非日常)と、普段の生活(日常)』両面で文化を培ってきたと言われています。
2007年のC・J・フェラリス著『ナマズ目チェックリスト』によれば36科3,093種に及び、今なお増加傾向とのことです。 この数は、全魚類の1割、淡水魚類の2割以上に当たる。 以下ナマズ雑記です。
❶世界最大のナマズ
記録にある、世界最大の大ナマズ、ドニエプル河で捕獲された、ヨーロッパオオナマズで、長さ4.6m、重さ336㎏。
➋鯰尾の兜
前田利長公、前田利家公、蒲生氏郷公が着用。
❸地震研究とナマズの予知能力
葛飾区水元公園の東京都水産試験場の、1978年~1992年の試験結果87例中、10日前に、異常行動があったものが27例で、確率3割1分(予知になる?)
❹食品としてのナマズ
タイ; 蒸して、ほぐして、揚げて野菜と
ミャンマー:麺料理の出し汁に
他の東南亜:水炊きのような鍋料理
南米: ぶつ切りステーキ
北米: フライ(テネシーで頂きました。バドワイザーで、最高・多謝)
❺ナマズの漁労と多様性
日本: 釣り19例、筌(うけ)14例、網11例
東南亜: 魚伏籠、筌(うけ)、柴漬け、釣り、網、ヤナ漁、突き漁
ニューギニア:魚毒、とげ筌(うけ)
アフリカ: はえなわ、かいぼり、魚毒
アメリカ: 釣り
最後に、ナマズよ、いつか、ウナギの代替になってください。
(20170226纏め、20190306追補、20210129追補、#086)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます