『サントリーニ島、ギリシャ(崖の上の街と歴史と)』
―サントリーニ島こそ、伝説のアトランティスだとの新説も―
サントリーニ島、ギリシャ
ウキペデイアより引用(中央が中央火口丘、周囲がカルデラの海、その外側が外輪山)
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ウエブ情報から引用(写真左側がカルデラの海、右側が外輪山と、外輪山上の街並み)
ウキペデイアから引用(写真右側がカルデラの海、左側が外輪山と、外輪山上の街並み)
サントリーニ・カルデラと呼ばれる、エーゲ海南部に存在するカルデラ。 大部分は海中に没しているが、外輪山に当たる部分としてサントリーニ島。 カルデラの規模は、南北12km、東西7km(日本の箱根カルデラ世界第6位、南北約11km、東西約8kmとほぼ同じ大きさ)。
まだ、世界には大きなカルデラがあります。トップ5;
❶南北約70km、東西約50km 米国のイエローストーンカルデラ
➋南北約100km、東西約32km インドネシアのトバカルデラ
❸南北約26km、東西約20km 日本の屈斜路カルデラ
❹南北約25km、東西約18km 日本の阿蘇山カルデラ
❺南北約20km、東西約20km 日本の姶良カルデラ
これらに続くのは、南北約11km、東西約8km日本の箱根カルデラです。
1956年7月9日に地震発生、震源はサントリーニ島からほど近い、アモルゴス島。 この時に記録したマグニチュード7.8は、20世紀ヨーロッパ最大の地震として記録されています。
周囲には、外輪山に相当する高さ200mから300mの崖がある。 三日月形のサントリーニ島は白い住居群が崖に沿って建てられており、その景観が観光資源の一つとなっている。 島民はサントリーニ諸島の火山と地震とはうまく共存できています。
サントリーニ島内の南部に、ミノア文明下の大規模な港湾都市遺跡・アクロティリ遺跡がある。 1956年、ギリシャの地震学者アンデロス・ガラノパウロスが、サントリーニ島こそアトランティスだとの新説をたてた。
日本の阿蘇山も箱根も、外輪山の中のカルデラに町があり、人々が住み、そこに生活があります。ギリシャのサントリーニ島にも、外輪山の稜線や斜面・崖に人々が住み、生活があります。 地球の時間の経過と、人間の時間の経過の時間軸は、異なるようで、上手く共存ができているようです。
(20201101纏め #239)