(冒頭写真は、さまざまな抗菌薬。 朝日新聞記事より転載したもの。)
冒頭から、2024.12.23付朝日新聞ぶらっとラボより 「不適切処方しがちな診療所は」と題する記事の一部を、以下に引用しよう。
細菌をやっつける抗菌薬(抗生物質)は、ウィルス感染が原因となる一般的な風邪の患者に処方しても効果が無いうえ、効くはずだった薬が効かなくなる「薬物耐性」を最近につけてしまいやすい。 そんな「不適切処方」をしがちなのはどんな診療所か。 東大医学系研究科の某講師(医学政策学)らが診療所のデータベースを用いて調べ、米医学誌で報告した。
活用したのは、国内数千か所の診療所にいる医師の年齢や性別などの情報と受診した外来患者への診断や処方に関する情報を合わせた「JAMDAS」どいうデータベースで、企業が運営している。 このうち、2022年10月から23年9が月にかけて、非細菌性の急性呼吸器感染症、いわゆる風邪と診断された18~99
歳の患者に関するデータを分析した。 本来は、必要でないはずの抗菌薬処方が、17.5%にあたる約17万1500例あった。
分析の結果、抗菌薬が処方される割合は、院長の年齢が45歳未満の診療所に比べて、45~59歳だと2倍、60歳以上でも2,14倍高かった。 一日当たりの患者数の中央値が多めの診療所では、少なめの診療所に比べ、処方割合が1.47倍高かった。
院長の年齢が高めの診療所で処方割合が高い理由は分析中だが、「医学教育などを通して抗菌薬の訂正使用が提唱されるようになったのは、最近のこと。 年齢の高い医師はこうした教育を受ける機会が少ないのかもしれない」と推測している。 必要のないケースに抗菌薬を処方することは、抗菌薬の慢性的な不足を招き、本来必要とする人に薬が届かなくなることにもつながりやすいと指摘されている。
(以上、朝日新聞記事より一部を引用したもの。)
原左都子の私事と私見に入ろう。
この私が医学関係者であることをご存じの方々は、多いことであろう。
そうであるが故に、日頃より医療を避けて通っているとも言える程の「病院へ行かない主義」であるとも言える。
11月に郷里医学部同窓会に出席した際に、過去の医学仲間との談話の中で「病院通い」も話題として出た。
とりあえず、「病院へ行かない主義」の私としては、皆さんの談話の聞き役に回ったのだが。
これが、意外と病院を利用している(ほとんどの同窓生が病院勤めのため、安価でそれを利用できるのか??? 参考だが、私の医学勤務先は民間医学企業であったり理化学研究所であったりで、病院とは縁のない業務に励んだものだ。) その事実に驚かされたものだ!!
中には 糖尿病を患った人物もいて、その場合は病院依存は仕方ないとして。
何故これ程の医学部同級生が、日頃から病院通いに勤しんでいるのか??と首をかしげたくなったものだ。 (一見して、お元気そうな方々ばかりだったのだが…)
とにかく、あの場面では「聞かないふり」を貫いたものだが。
実際 この私、病院へ行く必要が事実用皆無の身だ! (いつも元気!ということです!!)
いえ、道路で激しく転んで左膝複雑骨折をした際には、救急医療のお世話になったのだけど。
普段は何らの身体的不具合が無い身であると、70代を目前に控えている今現在自己診断している。
そうそう 左膝複雑骨折入院時にも、担当整形外科医師先生(若い世代の医師先生でした)に「投薬は控えめに」とお願いしてそれを実行して頂いたものだ。
私自身が医学関係者である事実を直接話した訳でも無いのだが、その我が希望をきちんと聴き入れて下さったのは。 おそらく、私が同業者である事実を会話の内容等から推測いただいたものと判断している。
まさに、そのお陰で。
私は早期退院が叶ったと、今尚感謝申し上げている。😃
医学素人の皆さんには、担当医師との会話に於いて「抗菌薬(抗生物質)」の使用を拒むことは容易ではないのかもしれないが。
もしも、少し勇気がおありならば。 そんな話題を診察室で今後出されてみてはいかがでしょうか??